Dr.喜作のブログ

2013年11月 の記事一覧

  • 11月9日 不愉快なオバはんがやってきました

     午後の診察時間に患者さんが二三人やってきて治療が終わりひと段落したころに そのオバはんはやってきました。野良猫が目を怪我しているので薬を出してほしいとの要件でした。「これが一週間前の写真」、「これが昨日の写真」と携帯電話の画面で写真を見せられました。「今がどんな状態でどんな治療が必要か診断してくれ」と言われました携帯電話の小さな画面に全身が写っているピンボケです。とても目の状態を診断できる訳がありません。私が正直に診断できませんと答えると 「二枚も写真を見せたのに何故診断ができないのか」と 問われました。「あんたは本当に獣医か」とも問われました。「その小さな不鮮明な写真ではとても目の状態について自信を持ってお応えできることはありません」と答えました。しょうがないので口頭でその猫の目の状態について尋ねました。「多分一週間ぐらい前に喧嘩をして怪我をして 掻き毟ったのでひどくなったようだ」とオバはんは答えました。「掻き毟っているのなら まず掻き毟らないようにその猫にエリカラーを装着することが必要でしょう。その後目薬をかなり頻繁にさせば治るかもしれません」と私は答えました。「一日に少なくとも二十回以上目薬を差すことが必要だと思いますが それだけ面倒をみらえますか」と私が訪ねると「私は猫を飼ったことがないし 自宅も猫は飼えない。ラーメン屋さんの前に何時もいるから ラーメン屋さんに目薬を渡してさしてもらう」とオバはん答えました。
     私は呆れ果てて もう答えるのも面倒になり 「目薬を自分でさすつもりなら渡しましょうか」というと「自分では面倒を見れないと言っているやろ。写真を見て診断できないようなやぶ医者にはようはない」と言ってオバはんは出ていきました。若い頃なら「死ね糞婆」と大声で怒鳴っていたでしょうが かろうじて我慢しました。
     全く不愉快なオバはんでした。大体携帯電話の小さなピンボケ写真で正確な診断ができるわけがありません。もしそんな診断材料で自信を持って診断ができるとしたら 神様か大ぼら吹きでしょう。そんなもんで診断ができるのならわざわざ病院まで出かける人は殆どいなくなります。獣医師であることを疑われるような発言までされましたが 動物病院の看板を掲げている獣医師だからこそ 十分に診断できる材料のない場合 診断できないと答えることが誠意のある回答だと思うのですが 残念ながらこのオバはんには理解してもらえませんでした。そもそも動物病院で診断を仰ぐならそれ相当の費用が発生するのですがそのあたりをオバはんはどのように考えているのでしょう。無論野良猫に善意で治療を施したい方には 病院としてもそれなりに配慮はしますから 責任を持って面倒をみられると判断した人には殆ど無償で治療のお手伝いをさせて頂きます。
     このオバはんは 何時もラーメン屋さんの前で野良猫に餌を与えているらしいのですが この行為はその近辺で生活されている方々に非常に迷惑をかけています。動物は食事をすれば排便、排尿するのです。餌を与えている人たちは野良猫の窮地を救ってやっている英雄気取りで 自己満足に浸っているだけでしょうが 自分たちが与えた餌が排泄物となってそこかしこにばらまかれて そのご近所さんに迷惑をかけている事実をどのように受け止めているのでしょうか。
     オバはんは目薬をラーメン屋さんに預けてさしてもらうつもりでいますが ラーメン屋さんは飲食店であり 野良猫が集まるだけでも不衛生なイメージがあるのに 近所に排泄されて相当な被害を受けているはずですから 自分の代わりに目薬を差してあげてほしいと頼んでも了解してくれるはずがないでしょう。
     これだけ 独りよがりで 無責任で 自己中のオバはんとは久しぶりに会いました。最後にもう一度「死ね、くそばばあ」と書いて終わりにします。

  • 11月8日 枚方市民病院へ出かけました

     本日はやはり昼から紹介状を持って枚方市民病院へ出かけてきました。こちらの病院は昨日の病院よりも受付事務がスムーズで 待たされることが少ないだけでもありがたかったです。まずは診察台で先生と対面して状況を説明し やはりレントゲンとCTの撮影をまず先に済ませました。レントゲンとCTの画像を見ながら「かなり大きいので多少は苦労しそうだけれど手術できます」とのお言葉を頂き凄くホッとしました。但し、私の場合は不整脈の治療中なので全身麻酔をかけての手術が可能かどうかの確認がまず必要であるとの事で その先生から心臓の治療を受けている先生に手紙を書いて頂き 私が預かり公済会病院へ持っていきました。手術が可能なら来週の水曜日の夕方から 手術の内容を説明し手術の日程を決めることになりました。手術自体は恐ろしくてたまりませんが現在左の奥歯が咬むと痛いので食べるときには顎の右半分で咬んで食べています。これでは食べ物のおいしさも半減してしまいます。ですから 可能な限り早い日程で手術をお願いしようと思っています。連日の病院通いで 今日は大分ホッとできましたが やはり疲れ果てたので この辺で終わりにします。

  • 11月7日 厚生年金病院へ出かけました

     昨日 近所の歯医者さんであごの骨にできた嚢胞を除去する手術をすべく紹介された星丘にある厚生年金病院へ昼から出かけました。診察台に座り状況を簡単に説明するとまずレントゲンを撮ることになりました。出来上がったレントゲンの画像を見て先生の第一声が「こんなに大きい嚢胞は よう手術せんわ」と言う信じられない言葉でした。こちらは紹介状をもらって訪ねてきて 具体的にどのような手術をするのか説明を受けて それをきくことは凄く恐ろしいけれどある程度手術の概要が理解できればそれなりに覚悟が決まるだろうと思っていたのに 私の手術が手に余ると言われては 更に不安が増大しただけです。とりあえず炎症の具合を確認するために血液検査をされました。私がもう少し落ち着いていれば手術が手に余るような病院で検査を受けても無意味なことは明白なので 断ったのでしょうが 頭が混乱しているうちに 採血されて検査をされてしまいました。検査の結果が出て 治療や投薬の話をされそうになりましたが その頃には少しは冷静さを取り戻していたので 断って帰ってきました。
     全くなんて無神経な能力の低い医者でしょう。こちらは ただでさえあごの骨の中にできた嚢胞なんてわけの分からない病気を抱えて不安で爆発しそうなのに 紹介状を書いてもらった病院で手に余ると言われれば どれだけこちらの不安がさらに増大するのか分からないのでしょうか。例え手術の下手糞な無能な医者であっても 紹介状を持って訪ねてきている患者の気持ちを考えたら 例えば手術をするのに人員が不足しているとか 手術に必要な設備が整っていない など嘘も方便で 患者の不安を煽らないような理由で手術を断るのであれば まだしも 「ようせんわ」と言われてしまったら 私の手術ができる医者ははたして見つかるのかどうかと また不安な問題点が増えてしまいました。慌てて 近所の歯医者さんにもう一度お願いして別の病院を紹介してもらいました。今度は枚方市民病院です。こちらの病院は先生の人数も設備も厚生年金病院よりは充実しているから 恐らく手術してもらえるでしょう、と言われて少しだけホッとしました。今日はもう疲れ果てたので 日記もこれまでとさせて頂きます。

  • 11月6日 午前中歯医者さん 午後から市役所さん保健所さんとの会談でした

     本日10時から 数日前に書いたように虫歯でほっぺたが腫れたので近所の歯医者さんに出かけました。現在の口の中のダメージから奥歯を抜かれることは覚悟の上で伺いました。所がレントゲンを撮ってもらうと こちらの想像をはるかに超えた恐ろしい事態になっていることが判明しました。十年ぐらい前にやはりこの歯医者さんでレントゲンを撮ってもらった時に 右の奥の下あごの骨に妙な陰影が写っているので これが将来的には問題になるかもしれないと言われていたのですが その影があごの骨の中にできた嚢胞らしいのですが どうも悪さをしているみたいなので 摘出する手術が必要です、との診断でした。勿論大きな手術になるので開業医では無理なので紹介状を書いてもらって大きな病院への転院を薦められました。
     恐らく全身麻酔をかけての手術になるだろうし場合によっては入院も必要かもしれないと言われて ひっくり返りそうになるぐらいに驚きました。私は自慢じゃありませんが 人一倍気が小さくて根性なしの腰抜け野郎なのです。この歳になるまで全身麻酔を必要とするような手術を受けたこともありません。恐ろしくて恐ろしくて死刑を宣告されたような気分になりました。昼からお役所との会合の予定があったので ショックで寝込む暇もありませんでした。
     お役所との約束の時間に間にあうように近所の小嶋先生と待ち合わせをして 市役所まで出かけました。枚方市は来年度から中核都市になるので 諸々のお役所の形態も変化するそうです。その為にこれまで 市役所さんが主導で行われていた狂犬病の集合注射が来年度からは枚方市の保健所さん主導に切り替わるのだそうです。お役所と言うのはどうも我々民間人の感覚とは仕事に取り組む姿勢が根本的に異なるので凄く驚かされることが頻繁にあります。
     例年狂犬病の集合注射は年度初めの四月二日から始まります。私たち獣医師も一年ぶりの作業ですし 集合注射は普段の仕事とは全然かけ離れているので一週間ぐらい前から必要なはんこや書類を揃えて仕事をシュミレーションして 出来るだけこちらの受け持つ作業がスムーズにいくように準備を始めます。以前には獣医師会として学生アルバイトを雇っていましたが そのアルバイトに対する仕事の指導は当然三月中に余裕を持って行っていました。
     市役所さんも人員削減で 集合注射の現場に出せる人数が足りないので毎年アルバイトを雇っています。年度初めからすぐに集合注射が始まるのですからそのアルバイトへの仕事の研修は当然三月中から始めるのが普通の感覚ですが お役所としては 新年度の仕事の為に雇うバイトの教育は新年度になってからでなければ始められないのだそうです。即ちアルバイトの人員を確保はしているらしいのですがそのバイトの人たちへの仕事の指導は前年度である三月中は一切行えないのだそうなのです。さっぱり意味が分かりません。
     そのために四月一日から仕事の指導を始めるので集合注射のスタートが二日からになってしまいました。以前は一日から集合注射をスタートしていましたが さすがにそれでは仕事に支障が出るという事で集合注射のスタートを一日遅らせたのです。以前は一日に三か所で注射をしていたので結構短期間で集合注射が終わっていたのですが最近は役所から出せる人数が減ったので一日二か所に注射会場の数が減り そのためにダラダラと長い期間集合注射を終えるのにかかるようになってしまいました。まあ、枚方市の財政状態は全国的に見てもかなり危ないランクなのだそうで 人員削減は致し方のないことかもしれません。
     本日の市役所さん、保健所さんとの会談で 解ったことはある程度予想はしていましたが 人事異動についてはっきりするのは三月の末末、集合注射の始まる二三日前だそうです。市役所さんが年度末に保健所さんで集合注射に関わる可能性のある人たちに 集合注射のやり方についてのレクチャーをするそうですが まあ自分が担当する確証のない仕事についてのレクチャーでは ましてや年度末のバタバタした時期ですから 受ける側としてもあまり身が入らないことだと思います。注射会場は結構ややこしくて分かり辛い場合もありますから 本来なら担当する人は全会場の下見が必要だと思いますが時間的にまず無理でしょう。天候が悪ければテントを設営しなければなりません。今あるテントはかなり組み立てが簡単ですが ある程度慣れていないとスムーズに設営できるとは限りません。書類を忘れてくる飼い主さんが毎年そこそこの数いますが そのたびに分厚い台帳から登録番号などを確認する作業がありますが ある程度その台帳に慣れ親しんでいないとなかなかスムーズにはいかないでしょうけれど 慣れ親しむ余裕は恐らくないでしょう。
     ほぼこちらの予想通りのお役所的な通り一遍の引き継ぎ作業だと思いました。残念ながら恐らく来年の集合注射はかなりのトラブルが発生することが予想されます。一応お役所さん主導で集合注射は行われますが その会場の総合責任者は担当する獣医師なのです。自分の担当する会場ではなるべくトラブルが少ないことを祈るしかないのかもしれません。この日記を読んでいただいている飼い主さんは なるべく集合注射会場よりも お近くの動物病院で狂犬病の予防をされることをおすすめします。
     以上で 休診日の水曜日ですが 結構ハードに過ぎていきました。明日紹介状を貰った病院へ出かけねばならず 気の重い日々が続きます。

  • 11月5日 テータムオニールの誕生日だそうです

     本日はテータムオニールさんの誕生日だそうです。もう四十代後半でしょうから かなりのおばさんになっているはずですので現在のお姿はあまり拝見したくありません。最初に見た映画は勿論「ペーパームーン」でした。映画自体もかなりよく出来ていたと思いますし 彼女の演技もとても九歳とは思えない出来栄えであり 最年少でアカデミー助演女優賞を獲得したのは決してフロックではなかったように思います。
     その後数年で公開された「がんばれベアーズ」や「ニッケルオデオン」「インターナショナルベルベット」までは見ましたがそれぞれに良く出来た映画だったと思います。特に「インターナショナルベルベット」は かのエリザベステーラーが演じた映画のリメイク版ですから 当時としては相当にその将来が期待されていたのだと思います。
     所がその後は良い映画と巡り合えなかったみたいで いつの間にかマッケンローと結婚してしまい 当然のように離婚してからは すっかり忘れてしまった女優さんでした。やっぱり最初の作品であまりにあたってしまい大きな賞を貰ってしまうと周囲の期待も大きいし ましてや名優の娘という事で恵まれているけれど凡人には理解し難いプレッシャーが大きくて 女優さんとして順調に成長するのは難しかったのかもしれません。期待されながら大きく羽ばたけなかった 残念な女優さんの一人だと思います。
     テイタムのそばかすの多い顔を見ると 全然似てはいませんがサンドラブロックを思い出します。二人ともあまり美人じゃないけれどそばかすが結構沢山あって如何にもヤンキー娘らしい雰囲気な所が好きでした。過去形になっているのはどうしても自分が爺になっていることを自覚できていないので 若い女優さんやアイドルばかりを好きになってしまうからです。
     でも、吉永小百合さんだけは別格です。もう七十歳に近いご年齢だと思いますが もしさゆりさんと一緒のお布団に入ることが出来れば私のあそこはビンビンに元気になると思います。一昔前なら 八千草薫さんがかなりの御高齢になっても 一緒にお布団に入れば戦闘準備が整う自信がありましたが さすがに昨今のお姿では無理です。吉永さんの十代の頃の映像を拝見すると 本当にこの世のものとは思えないぐらい清純でチャーミングでした。この方は恐らくお亡くなりになられるまで 私の戦闘態勢は整うだろうと思います。
     でも現在は かずみんが一番好きです。ガンバレかずみん。次回のCDではなんとか八福神に復帰されることを心から期待しています。
     

  • 11月4日 連休の夜は忙しい

     本日は世間では三連休の最終日です。連休の最終日の夜は結構外来の患者さんが多い傾向にあると思います。連休の間に当然泊りがけや日帰りの旅行に出かけられる飼い主さんが多いみたいです。旅行のお供としてペットを連れて行ったり お留守番をしたり 預けたりして 普段とペットの環境が変わることが多いので どうしてもペットが体調を崩すことは少なくありません。人間でも旅行に出かけている間は楽しいので体調が崩れている事に気付かないけれど 家に帰ってきてその変化に気付くことがあります。ペットも同様で出かけている間は普段と環境が違うので普段はしないような仕草をしていても気付かないのだけれども 家に帰ったらおかしいことにやっと気づいてあげられることは多いみたいです。
     人間だって旅行に出かけると すごく楽しいけれどかなり疲労を蓄積するし どうしても頑張りすぎて体調を崩すことはよくあります。ましてやペットにすれば旅行に出かけることは 勿論飼い主さんと一緒なら楽しいことも多いかもしれませんが 肉体的にも精神的にも人間が想像する以上に大きなストレスがかかることであるのは知っておかれるべきだと思います。
     最近では高速道路のサービスエリアに犬を遊ばせる施設が増えているし ペット同伴で宿泊できるホテルもかなり増えているみたいです。目的地でペットを預かってくれるケースも少なくないみたいです。それによってペットを連れて旅行に出かけられる方が増えるのは当然かもしれませんが 人間でも数時間のドライブはかなり疲れるわけで ましてやペットにかかるストレスは人間よりもずっと大きいと考えた方が間違いは少なくないと思います。
     ですから。連れて行くことが可能になったからと言って ペットを旅行に連れて行かれるのはあまり賢明なやり方だとは思いません。人間でも転勤や転校によって環境がガラッと変わってもすぐに順応できる人もいればなかなか馴染めなくて苦労する人がいるようにペットも環境の変化が凄く楽しく受け取れる子もいるかもしれませんが 大きなストレスにしかならない子もいるのです。普段の生活でもアウトドア派の人は屋外での活動で元気が出ますが 逆にインドア派の人は屋外にいても全然楽しくなくて疲れるだけかもしれません。ペットにもいろんな性格、体質の子がいますから 旅行に連れて行けるから、とか連れて行って一緒にいたほうが自分が楽しいからと言って むやみに旅行に連れだすのではなくて 普段から安心して預かってもらえる施設や 面倒をみてもらえるご近所さんを確保しておくことも 賢い飼い主さんとして必要な要素のひとつかもしれません。
     せっかく楽しい旅行から帰ったとたんにペットの異状に気付いて病院を探すのでは 楽しい旅行が台無しになってしまうのかもしれません。ペットが体調を崩して来院されることは病院としては売り上げが上がって助かりますが せっかくの楽しい旅行の締めくくりで残念な思い出が付け加えられない事の方がずっと大切だと思いますので 旅行に出かけるときにペットを連れて行くべきか おいていくべきか賢明に判断されることを希望します。

  • 11月3日 虫歯が痛くなりほっぺたが腫れてしまいました

     じつは一月ぐらい前から 夜になると左側の奥の下の歯がしくしく痛み始めました。何時も辛抱できなくなるまでほったらかしにしておいてから 歯医者さんに駆け込みます。少し痛むときにすぐに歯医者さんにけば それほどひどい目に合わなくても済むことはこれまでの経験からも分かり切っています。でも 夜は痛みがあって明日にでも歯医者さんに予約の電話をいれようと思っているのですが 不思議と朝にはその痛みがすかっり無くなっているのです。ですからああ昨日の夜の痛みは幻想だったのだと思ってしまい自ら予約の電話をかけられずに ほったらかしにしていました。所が本日から虫歯特有のしくしくとした痛みはないのだけれど その歯で咬もうとすると歯茎が悲鳴を上げるようになり左のほっぺたが明らかに晴れ上がりました。
     さすがにこのような事態になれば 奥様にその状況がすぐにばれてしまい なんでいつももっと早い段階で歯医者さんのお世話にならないのかと 何時ものようにおしかりの言葉を頂きながら 五日歯医者さんが診療を始めたら一番で予約を取っていただくことになりました。「なんでもっと早い段階で来院しなかったの?」私が飼い主さんに良くかける言葉がそのままわが身に降りかかってきました。
     解ってはいるのです。これまでさんざん後悔してきたことを全く生かせずに何時ものように惨めで情けなくてつらい思いをしながら歯医者さんに出かけねばなりません。デッカイ図体をしていて恥ずかしいのですがやっぱり歯医者さんは怖いのです。近所の北村歯科に何時もかかっています。先生はいつも優しいし 上手に治療していただけるのは分かっていますが やっぱり怖いものは怖いのです。虫歯が悪化してほっぺたが晴れ上がったのは初めての経験なので、その歯がすでにぐらついていることもあり 抜かれることは覚悟が出来ています。怖くてたまりませんが放っておいてもまったっく解決には向かわないし 何を食べても美味しくないので いやいやながらも治療に行こうと思います。
     いつも思うのだけれどいざとなると男性よりも女性の方が断然肝が据わっているというか 恐怖に強いというか 勿論体力的には男性の方が勝っているはずですが 精神的には全く男性は女性にかないません。家庭の中での立場も昔は亭主関白のおうちの比率が高かったのかもしれませんが 現在では病院に来られるご夫婦を観察したところ殆ど主導権は奥様が握っていらっしゃるお宅が多いように思います。
     私の実家では父がかなりの短気な性格で凄く威張っているように見えましたし母は若い頃からリューマチを患って日常の生活にも多少影響が出るくらいでしたから体力的には圧倒的に父の方が強い立場にありました。でもだから尚更 父は母をとても大切に扱っていましたし、表面的には父が威張り散らしているように見えて じつは母の掌の上で父が転がされていたのだなあと大人になってから分かってきたような気がします。
     勿論私の家庭でも じつは父以上に短気な私が 奥様にえらそうな口をきいていることもしばしばありますが でもでも実質的な権力は圧倒的に奥様が握っていらっしゃいます。まあ、客観的にみるとどう考えても奥様の方がしっかり者だし、私は実は気が弱くて怖がりな腰抜け野郎なので 奥様が実権を握ってくれて全ての決定権も所有しておられる方が私としても 実は安心だったりもします。
     まあ、そんな奥様に虫歯事件がばれてしまって 実は私としても少しほっとしているのが正直な気持ちです。

  • 11月2日 乃木坂46の写真集を買いました

     やっとの事で乃木坂46のファースト写真集「乃木坂派」を入手しました。勿論自分で本屋さんに買いに行くのは恥ずかしいし、照れ臭いので奥様に頼み込んで頼み込んでやっと買いに行ってもらえました。非常に感謝しております。来年のカレンダーはまた横山由依ちゃんにしようか 乃木坂46のものにしようか悩んでいます。勿論かずみん(高山一実)個人のがあれば絶対にかずみんのにするのだけれど残念ながら乃木坂で個人のカレンダーを出せるのは恐らくマイヤン(白石)かナナミン(橋本)ぐらいのものでしょう。いずれにしても確実に入手するには 本屋さんに予約をしなければならず またまた奥様のお世話にならねばならないので 当分は奥様の機嫌を損ねないように気をつけねばなりません。
     写真集は乃木坂の一期生が二泊ぐらいの日程でどこか海岸のある観光地に出かけての 恐らく修学旅行のような雰囲気の中での楽しげな表情が うつしだされていて 思わずにっこりしながら眺めてしまいました。ただ、私の二番目にお気に入りのなーちゃん(西野七瀬)のワンショットは何枚もあるのに かずみんのワンショットが全然ないのは やはり人気の差なのか ちょっと悔しかったです。
     かずみんは私から見ると現在の所 世界で一番チャーミングな女の子だと思いますが まいやん、ななみん、なーちゃん エリカ様(生田)さゆりん(松村)たちと比べるとやはり残念ながらちょっぴりルックス的には劣っているのかもしれません。私は昔から 女子のグループで好きになる女の子は 割と地味で大人しめの女の子ばかりです。キャンディーズではキミちゃんだったし、ウィンクならさっちんの方だし、AKBでも断然結依ちゃんが好きです。にゃんにゃん(小嶋)の方が段違いに美人だし 可愛らしさでいえばまゆゆ(渡辺)とは大差があると思いますが どうしても結依ちゃんしか押す気にはなりません。
     乃木坂でも綺麗なのは断トツでまいやんだと思うし、可愛らしさでのトップはみなみちゃん(星野)だと思いますが 私が一番好きなのはどうしてもかずみんです。世の中の客観的な判断を知りたいので できればAKBの総選挙の様なシステムが導入されたら嬉しいのですが 秋元さんとしては乃木坂は明らかにAKBグループとは差別化するおつもりの様なので 実現は難しいでしょう。
     あんまりアイドルについて熱く語ると時々患者さんから「日記読んでいます」とか言われて結構恥ずかしい気持ちになるので 結依ちゃんやカズミンニついては幾らでも語れますが 今日はこの辺でやめておきます。

  • 11月1日 毎月一日は映画の料金割引の日です

     昔は確か映画の日である12月1日だけが料金割引の日でしたが いつの間にか毎月一日に料金が割引されるようになりました。一人の料金が確か1000円になるのだと思いますが 今は私が50歳を過ぎたので高齢者割引で奥様と二人でいけば常に1000円で見られるので 全然ありがたみがありません。以前はロードショー公開されている映画を見るためには 梅田界隈まで出かけるのが一般的でした。二人で出かければ 交通費だけでも結構かかるし、食事をしたりすると映画のチケット代も含めるとかなりの出費でした。車で出かけるてもありますが 駐車場代が梅田ですから馬鹿になりません。
     最近はシネコンが枚方と久御山にできたので、車で二三十分で行けるし駐車場代もかからないので 主にそちらに出かけます。どちらのシネコンも私が五十代なので奥様と一緒なら一人千円で鑑賞できます。最初はこのような割引を受けるのが恥ずかしかったのですが今では平気になりました。ちょっと寂しいけれど 現実的には有難いことです。
     若い頃なら 映画を見ている最中に居眠りするなんてありえなかったのに 最近ではつまらない映画だとほとんど毎回居眠りをして 奥様に迷惑をかけます。静かに居眠りするならまだしも結構大きな鼾をかいてしまうからです。そんな時には奥様からの容赦のない蹴りが入って起こしていただきます。出会ったばかりの頃なら もっと優しく接してくれたと思うのですが 女性はどんどん変貌を遂げる生き物です。
     これから見たい映画としては「清州会議」があります。この映画は大好きな三谷 幸喜さんの作品です。三谷さんは「やっぱり猫が好き」と言うシチュエーションドラマ」が最高にお気に入りでした。恩田三姉妹しか出てこなくて 舞台はマンションの一部屋だけで描かれるのに ストーリーは毎回バラエティーに富んでいて最高に楽しかったです。このような形態のドラマを見たことが無かったので 非常に興味深く よくこんな展開を思いつくものだといつも感動しました。
     普通のドラマの「振り返れば奴がいる」、「王様のレストラン」、「警部補古畑任三郎」等も大好きで 再放送があれば大抵欠かさずに見てしまいます。でも一番好きな「やっぱり猫が好き」は全然再放送してくれません。何故なのでしょうか。以前にビデオのレンタルショップが店じまいセールをやっている時にたまたま訪れて「やっぱり猫が好き」のビデオが一巻三百円だったので その場にあるだけ15巻ほどまとめ買いをしました。一巻に二話ずつ録画されているので 30話分のドラマを繰り返し繰り返し見たものです。ただ現在はビデオの再生する装置がないので見ることが出来ません。他にもビデオの作品でどうしてもみたいものがあるので ビデオからDVDにダビングする装置を購入しようと思っています。
     最近はあまり映画館で映画を見なくなって 年間5~6本ぐらいかもしれません。私の人生で一番沢山映画を見たのは立命館大学の四年生の頃だと思います。祇園会館と言って八坂神社の近所にある映画館で 三本立ての映画を見に通いました。四年生なので土曜日は授業も実験もなかったので朝から弁当持参で乗り込みます。映画の内容は戦争映画ばかりの三本であったり。アクション映画やミュージカル映画であったりジャンルを統一した映画が三本集めて週替わりでかかっていましたので 特に用事が無ければ 殆ど毎週通っていました。料金は学生で800円位だったと思います。おそらく30回以上通ったと思いますから一年間で百本以上の映画を見たことになると思います。
     たまには恋愛映画など興味が無く退屈したこともありましたが 毎週土曜日は朝から映画館に入りびたりでした。三本見終わると夕方になっているので それから所属していた混声合唱団の練習に参加したものです。今思うと凄く幸せな日々でした。祇園会館は二三年前までは 現役の映画館として活躍していたそうですが 近所に「よしもと祇園花月」が出来てから客足が衰えて閉館したそうです。卒業してからは一度も訪れたことが無かったのですが 寂しいことだと思います。
     映画のことを書くと好きな映画ベストスリーやがっかりした映画ワーストスリーなどをあげたくなってしまいますが そんなことを始めるとまた膨大な量になるので今日はやめておきます