Dr.喜作のブログ

2013年12月 の記事一覧

  • 12月21日 三連休の初日です

     世間では今年最後の三連休みたいです。ペットホテルはそれなりに賑わっていますから短期の旅行に出かけられる方もそこそこいらっしゃるみたいですが、うちの病院は全く連休とは無関係です。トリミングは年末に向けて予約が詰まっていてなんとかさばくのに懸命なようですが忙しいだけ有難いことだと思います。今年もあと十日ほどですからそろそろ大掃除も始めなければと毎年思っていますが結局バタバタしているうちに大晦日になってしまいます。まあ部屋が多少散らかっていても新年はやってきてくれます。

     私の実家では毎年かなりきっちりと大掃除をしていました。父親がきちんとした性格なので かなりきっちりとしたスケジュールを作りそこには私の手伝う作業もきっちり組み込まれていますから うっかり遊びに行く予定も立てられません。父の作ったスケジュールに従って 窓を拭いたり網戸を洗ったり 庭の枯葉の掃除とか主に外回りの寒くて辛い作業が私の担当でしたが若くて元気だったせいか風邪をひいたこともなかったみたいです。これがアルバイトならそれなりに収入を伴うのですが 自分の家の手伝いでは一銭にもなりませんが 年末はいつもそうだったので当然のようにせっせと大掃除を頑張っていました。

     まあ、頑張った分きれいになった我が家で新年を迎えられたので 嫌な気分ではありませんでした。所が大学生になって アルバイトをいろいろ経験すると 一日頑張れば高校の頃の一月分の小遣いぐらいは稼げることを知りました。大学一年生の冬休みは 夕方四時に入り一泊して朝の仕事が十時に終わる旅館の手伝いのバイトに明け暮れていました。そこそこの内容の夕食と朝食がついて確か一日四千円でした。主に大学生が働いていましたが年末になると帰省する学生が多くて 自宅生の私にできるだけ仕事に来てほしいと頼まれました。さすがに大晦日だけは断りましたが それ以外は殆ど働いたのでかなりまとまった収入になりました。たっぷりと稼いだので思いっきりスキーを楽しみました。家の大掃除を手伝わなかったので お詫びのつもりで両親にお土産を沢山買いました。

     大学にいる間はバイトにかこつけて自分の家の大掃除をサボりがちでしたが せめて自分の部屋位はいらないものをどんどん処分してすっきりときれいにして新年を迎えていました。今年の年末もどの道きっちりとした掃除が出来ないでしょうがせめて病院の蛍光灯を買い替えたり普段きっちりできない床掃除だけは頑張ろうと思っています。皆さんも自分の家の大掃除を頑張りましょう。

  • 12月19日 私の趣味

     自分の趣味はと 問われたら以前なら囲碁とゴルフと答えていました。囲碁は以前から興味があったのですがなかなか始めるきっかけが見つかりませんでした。 岐阜大学の獣医科の同級生の女の子で一人囲碁部に在籍している子がいました。特にその女の子と仲が良かったわけではありませんがさりげなく話を聞いて囲碁部が活動している場所を教えてもらい覗きに行ってみました。部屋の入り口から中の様子を窺っていると 「興味があるのでしたら初心者でも歓迎しますよ」と優しく声をかけてもらって 仲間に入れてもらいました。

     勿論体育会系みたいに厳しい縛りがあるわけではなくて いつもその場所は確保してあって碁盤や碁石が置いてあるので 自分の都合の良い時間だけ碁を打ちに行けばよいのでした。私は最低限のルールしか知らない初心者でしたが 囲碁部のメンバーはみんなめんどくさがらずに丁寧に教えてくれました。多少は上達して五級ぐらいの実力だろうと部の中で認定されました。囲碁部のメンバーには勿論五段六段の高段者もいれば私と五分五分の初心者の女の子もいました。

     岐阜大学に通っていたころは基本的にアルバイトで生活費から学費から稼いでいたので 授業の合間はかなりバイトに追われていましたが、囲碁部はアットホームな暖かい雰囲だったので時間の許す限り参加していました。結局二年間ぐらい在籍させてもらったのですが、すごく残念な結果がのこっています。二年間の間私は私なりに棋力を向上させようと努力したつもりでしたが 殆ど実際には向上しませんでした。なのに私と五分五分だった女の子は何時の間にか初段位の棋力になっていました。やはり二十歳前後の若者の頭脳と三十歳前後のオッサンの頭脳では 吸収力が段違いであることが痛感させられてがっくりきました。

     囲碁や将棋、柔道や剣道など実力を表すのに級位と段位のある競技の場合、やはり趣味として挙げるのなら少なくとも段位クラスの実力がないと恥ずかしいと思いますので 今後奇跡的に初段クラスまで棋力が向上しない限りは 私の趣味としては取り上げないことにしようと思います。

     ではゴルフの実力はどうかと問われれば 私の短いサラリーマン時代 塩野義製薬に勤めていた三年間のうち後半の一年半ぐらいはかなり一生懸命に練習しました。はじめてコースを回った時にはそれこそ二百近くたたきましたが 休みの日はゴルフの打ちっぱなしに殆ど入り浸って練習して なんとかもう少しで百を切れそうな所までは頑張りました。でも結局は百を切ったことはありません。現在は二三年悩まされた五十肩からは何とか回復しましたが まだフルスイングできる自信がないので再開のめどが立っていませんから やはりゴルフを趣味として挙げるわけにもいかないようです。

     結局現在の趣味は 奥様と病院が暇になると通うカラオケとアイドルしかないのかもしれません。私は男ですから 勿論子供の頃から女性の芸能人に憧れを持っていました。一番最初に好きになったのは五十嵐 淳ちゃんでした。後に中村雅俊と結婚した五十嵐淳子さんです。特に人気のあったドラマやヒット曲も全然ありませんでしたが 最高にチャーミングな女の子でした。その次に好きになったのが歌手の藤 圭子さんでした。歌っている曲のイメージの為にずっと暗い感じの女の子を演じていましたが 凄く綺麗な顔立ちだったと思います。勿論ご存知だと思いますが宇多田ヒカルのお母さんです。

     中学時代に好きになったのは浅田 美代子さんです。美代ちゃんの事は高校に通っていたころにも大好きだったので 私の中でアイドルとしては最長記録かもしれません。まさかあんなノーテンキなおばさんになってしまうとは思ってもいませんでした。その後もその時々に応じて一番好きな女性は変遷していきましたが ある時期にはさんまと同様浅倉 南が最高の女の子だった時代もかなり長期にわたって続きました。

     ここ十年に好きになった女性タレントもほぼ一年ともたずに変遷しました。思い出す順番にあげてみると綾瀬はるかさん、永倉奈々さん、田部未華子さん、小西真奈美さん、などであまり一般的には美人ではないかもしれないけれどそれなりに魅力的な女性だと思います。ここ数年はいわゆるアイドル歌手ばかりでここで名前を挙げるのも恥ずかしいのですが 一応あげておきます。

     数年前に検査のために一日入院することになりました。退屈しのぎにスポーツ新聞と週刊プレイボーイを入院室に持ち込みました。たまたまそのプレイボーイにAKBの総選挙の結果が紹介されていました。それまでAKBなんて全く興味のなかった私は初めて個々のメンバーの写真をじっくりとみました。そして板野友美ちゃんの事をいたく気に入ってしまいました。その他の女の子には全く興味がないけれど友美ちゃんだけが気になってしょうがなくなりました。

     それから数か月はAKBというよりも板野知美の大ファンになりました。それからユーチューブでAKBの番組ばかりを視聴するようになってしまいました。所が AKBの番組を見続けると各メンバーの個性が少しずつ分かってきました。すると私の好きな女の子は板野友美ではなくて 高橋みなみに変わってしまいました。たかみなほど優しくて純情で可愛らしい女の子はいないと思いました。しかし更にAKBの番組を見続けるとたかみながすんごくおバカな女の子であることが分かってきました。私は別に自分がそれほど賢い人間だとは思っていませんが おバカな人間は好きになれません。私が奥様を大好きなのは私よりも数段頭の回転が速く、記憶力にも優れ、全く私が足元にも及ばないくらいに賢い女性だからです。そこで他に好きになる女の子をAKBの中で探していて出会ったのが横山 由依ちゃんでした。

     それからどういうきっかけだったか覚えていないのだけれど何故か「乃木坂46」というグループに注目してしまい、その女の子たちがあまりに魅力的だったので由依ちゃん以外のAKBには全然興味がなくなってしまいました。乃木坂のメンバーの中でも特にお気に入りなのが最近のブログには頻繁に登場している高山 一実さんと西野 七瀬さんです。

     去年の暮れには由依ちゃんのカレンダーを予約して買いましたが 今年は乃木坂46のカレンダーを注文してしまいました。私の正直な気持ちとしては これからもカズミンとナーチャンの事をずっと好きだと思いますが 来年の今頃にはどうなっているのかさっぱり見当がつきません。本当に気持ちのコロコロ変わる人間だから信用できないと奥様に断言されてしまいますが、まあ芸能人は誰の事をこの先好きになるのか分かりません。 けれども奥様の事だけはこの世の中で一番大切に思っている気持は 絶対に変わりません。この気持ちだけは奥様に信じてもらいたいです。なんだかすごく恥ずかしいことを書いているみたいなので本日はこれで終わりにします。

  • 12月18日 今日は久しぶりにカラオケに行きました

     先日から風邪をひいていまして まだ治りきっていないので 思いっきり声を出せない状態ですが 今日行っておかないと今年中は無理みたいなので多少喉に負担をかけても と思って歌いまくりました。行きつけのシダックス大峰店です。夕方に市民病院へ行かねばならないので 開店の十一時に出かけてみました。普段は病院を閉めてからなので十二時すぎなので空いていますが 十一時少し前にお店に行くともうすでにおばちゃんや小さな子供を連れた若いお母さんなどがかなり行列を作っていましたのでちょっと驚きました。店員さんに聞くといつもよりも列が長かったそうです。そういえば水曜日はレディースデイで女性はワンオーダーで二時間室料が無料になりますから 尚更多かったのかもしれません。

     ある程度行列が短くなってから並びましたが十五分には入室できました。以前にも書きましたがカラオケの採点システムでトーナメント形式の採点法にずっとはまっています。入室すると直ぐにその採点法で歌い始めました。この採点法の良い所は過去に同じ採点法で歌った人の点数がリセットしなければそのまま見られます。当然過去の最高点が 当面の目標点になります。ところが今回はそれまでの履歴がクリアされていましたので自分たちの点数しかなくてちょっとがっかりしました。 

     この採点方法で歌い始めた頃は二万点台なら上出来でなかなか三万点にも到達しませんでした。しかし、何度も歌ううちに徐々にこの採点法で高い点数を出す要領が分かってくると四万点台がそこそこ出るようになりました。四万点台で自己満足に浸ってると、ある時に入室したら過去の履歴で五万点台を出している方がいらっしゃいました。

     悔しくて過去に高い点数を出した曲を 気合を入れなおして 意地になって連発で歌っていたらミーシャの「Everything]でやっとその部屋のハイスコアが出ました。一度五万点台が出たらあとは芋づる式に五万点台が連発できました。私は兎に角最大限のボリュームで歌う事で声量点を稼ぎまくる作戦です。勿論合唱団にも通算十年ぐらい所属していましたからそこそこ音程やリズムもあっているはずです。でも奥様がかなり正確に音程とリズムを合わせてそちら方面の点数を稼がれると 私のように必死こいてひたすら大声で歌っているのと変わらない点数を出されるのがかなり悔しいです。

     これまでの最高点数は六万点台を出した方がいらっしゃいました。私も奥様もいくら頑張っても頑張っても 五万点台後半まではいきますがどうしても六万点台は出せませんでした。そこでちょっとインチキなのですが二人で同時に歌う作戦を思いつきました。いきものがかりの「風が吹いている」を二人で一緒に歌うとやっと六万点台が出てハイスコアを出すことが出来ました。まあ、過去に六万点台を出された方も一人で歌ったのかどうかわからないのでこれで取りあえずは良しという事にしておきます。

     なんとか一人で歌って六万点台が出せるように頑張ろうと思っていますので応援してください。

  • 12月17日 寒い日が続きます

     もう十二月も後半なのだから 寒いのは当たり前かもしれません。でも例年なら 多少は暖かい日も挟まりながらだと思うのですが今年はひたすら寒い日が続く様な気がします。ひょっとして自分が風邪をひいているから 余計に寒さが身に染みているのかもしれません。しかし今一番寒くて辛い思いをしているのは 猪瀬直樹さんかもしれません。私も同じ直樹としては 多少同情したくもなりますが もう少し説得力のある言い訳をしてもらいたいものです。大体普段のものの言い方が 相当に偉そうなのに 今回議会でつつかれて答弁している時のしどろもどろの態度があまりに情けないと思います。

     東夷五輪を招致した時の 全て俺様のお陰だ と言わんばかりの傲慢さは何処へ行ってしまったのでしょうか。ちょっぴり残念です。ここまで醜態をさらしたら、よしんば今回の問題を奇跡的に上手く乗り切っても 今更傲慢な態度にはもう戻れないでしょうから 知事を止めざるを得ないと思います。本当にばかな金をうけとったものだと思います。都知事の持つ強大な権力さえ保持していれば 5000万円位のはした金は幾らでも懐に転がり込んでくるでしょうに。

     これまでに地道に頑張って作家活動により立派な賞を貰ったり、政府関係の諸々の委員会の委員を上手に務めたり、いろんな大学などの教授を務めたりした功績は 都知事をわけの分からん金を受け取った挙句に きちんとした弁明さえできずに辞めていくことで台無しにしてしまったようで可哀そうな人としか思えません。恐らくあの偉そうな口のきき方は普段からでしょうから 身近に誰も援護してくれたりアドバイスしてくれる人がいなかった結果だと思います。やはり、人間は偉くなっても一人ぼっちじゃ何も出来ないわけで 周囲への心遣いが大切だと思います。私もそのつもりはないのに つい言い方が偉そうに聞こえてしまう事が多いみたいなので十分に気をつけようと思います。

  • 12月16日久し振りに靴下を履きました

     以前にもこのブログで書きましたが私は年がら年中裸足にサンダルで生活をしています。靴下を履くのは基本的に靴を履くときだけです。具体的には狂犬病の集合注射に参加する時と旅行に出かける時、それと年に一回ぐらい風邪をひいて寒気がするときだけです。本日靴下を履いたのは寒気がして耐えられなかったからです。多分今日が風邪の症状のピークだと思います。明日からはもう少し症状が軽くなる筈で徐々に快方に向かうはずです。若い頃はと言っても四十代なら風邪をひいて三日目でピークに達して五日目には治っていましたが 五十代の現在は治るのに一週間もかかってしまいます。年はとりたくないものです。

     犬に噛まれた指と口の中の手術の経過は相変わらず順調だと思います。但し、指が一本動かないだけで ブログの打ち込みに間違いを頻発して普段の二倍以上時間がかかるのが不愉快です。今年ももう二週間あまりですが どうも先月から手術の事で頭が一杯だった時期が長すぎて いきなり年末になってしまった感があります。

     奥様にクリスマスのプレゼントをさしあげたいのですが何しろ一週間も病院を閉めていたし手術の費用が思っていたよりもかかったので 正直経済的にピンチです。さらに追い打ちをかけるように獣医師会から今年の会費がまだ納めていないと督促されました。やばいです、非常にピンチです。このブログをお読みになった方は どんな理由でも構いませんから 取り敢えず病院にやってきてこのピンチを御救いください。

     何とも情けないお願いをしてしまいましたが、やはり、風邪、手術、咬まれた怪我と体調不良が三つも重なってしまいさすがに肉体的にも精神的にも落ち込んでいるからだろうと思います。こんな時に私を一番元気づけてくれるのは、そうです、「乃木坂46」しかありません。写真集を開いたり、ユーチューブでカズミンやナーチャン、マイマイの笑顔を見て元気になろうと思います。奥様が私を元気づけようとして来年の乃木坂のカレンダーを注文してくださいました。情けない話ですが 私は自分では申し込むことが出来ませんでした。約一週間で届くでしょうから楽しみに待ちましょう。

     そういえば昨日「乃木坂ってどこ」の放送を録画されているはずなので二階に上がって繰り返し見ようと思います。乃木坂46の事をご存知ない方はまだまだ多いと思いますが 日曜日の夜12時からテレビ大阪で放送している「乃木坂ってどこ」という番組を一度ご覧になってください。はっきりいってAKBよりもずっとチャーミングな女の子ばかりですので直ぐにファンになられると思います。ぜひ私と一緒に乃木坂46を応援していきましょう。不思議なのですが乃木坂の事を書き出したら急に元気が出てきました。この調子でまずは風邪を治してしまいますので 明日以降のブログをご期待ください。

  • 12月15日 風邪までひいてしまいました

     昨日犬に指をかまれて左手を負傷しました。先日の手術の術後は順調ですが まだ当然口の中に少なからずの違和感があります。更に加えて本日は咳が止まらず鼻水もひっきりなしに出て 完全に風邪ひき状態になってしまいました。少なくともここ数年で最悪のコンディションです。熱があるのか寒気がしてだるくて 何もする気が起こりません。こんな悪コンディションの中ではさすがにブログの筆も進みませんので まことに簡単ではありますが本日はここまでとさせていただきます。申し訳ありません。

  • 12月14日 手術の最中に犬に噛まれました

     ブログを更新するのは 久しぶりです。タイトルにあるように手術をしていて するべきことは終了して 麻酔を切りました。気管チューブを抜くために犬歯にかけてある開口機を外しました。通常は 麻酔を切って二三分後に麻酔から覚めはじめてきて気管チューブを嫌がるようになるのでチューブを引きぬきます。所が本日手術した犬は 麻酔を切って開口機を外した瞬間に 思いっきり顎を閉じる動きをしたので 左手の中指をかなり強く咬まれてしまいました。

     勿論100%私の不注意であり 犬には何の責任もありません。丁度爪の真ん中を噛み砕かれました。私は自分の手術の時に大袈裟にいたがる腰抜け野郎と書きましたが 手術は予想していたよりも全然痛くありませんでした。所が本日噛まれた瞬間に目から火花が散るほどに すんごく痛くて先日の手術で味わった痛みよりもずっと強い痛みでした。指先ですから出血もかなりあり手術室の床がけっこう血だらけになってしまいました。しばらくは痛くて身動きも出来ませんでした。

     医者に行くことも考えましたが 爪が砕けて真ん中に穴が開いていましたが 指の腹の方は1センチほど切り裂かれた状態でした。冷静になって傷口のダメージをよく観察すると 幹部を化膿しないように清潔にして動かないようにきちんと固定しておけば少し時間はかかるけれども自力で治療できそうに思いました。そこで、まず消毒液をたっぷりと降りかけて十分に消毒すると 滅菌したガーゼ抗生剤の軟膏を塗りたくって患部に被せ包帯でしっかりと固定しました。

     痛みは時間の経過とともに和らぎましたが これから年末に向けてトリミングが忙しくなる時期に 負傷したことが残念です。まあ起こってしまったことは悔やんでも仕方がないので少しでも早く傷が治るように努力しようと思います。もし咬まれたのが第一関節であったとしたら ひょっとして障害が残ったかもしれませんから 爪が割れたくらいで済んでよかったと思います。

     ところで本日は赤穂浪士が吉良邸に討ち入りした日であり 以前ならそのたぐいの映画やドラマが放映されたものですが 最近はあまり興味をそそらないみたいでニュース番組でもほとんど話題にもなっていなかったように思います。別に赤穂浪士にあまり思い入れもありませんが 入院している時に読んだ雑誌で歴史は勝者によって作られる、というのがありました。

    例えば石田光成は関ヶ原で敗れた敗者であり徳川家康が勿論勝者です。われわれ現代人が認識している歴史観は 基本的に現存する歴史書からどうしても形成されてしまいます。現存する歴史書は殆どが勝者を主人公として描かれます。敗者の歴史書は抹殺されてしまうのです。勝者の歴史書は 当然勝者の立場から見た勝者に都合よく解釈された事実だけが描写されます。勝者にとって不都合な事実は徐々に隠蔽されていくのです。

     しかし、当然敗者には敗者の言い分もあるわけです。関ヶ原の戦いの原因は 秀吉の後継者として 当然秀吉は自分の息子の秀頼を立てたいわけだが 家康にすれば 当然自分が後継者になるべく行動したわけです。秀吉が生きているうちは 家康は秀頼をたてていくと約束していたわけで秀吉の死後に豹変して約束を一方的に破ったのは家康です。客観的にみたら立場が悪いのは家康の方かもしれません。今は亡き主君の願いに一番忠実であろうとしたのが光成だったのかもしれません。でも徳川家が政権を握るのに最後まで反抗した敵役として必要以上に悪者扱いをされてしまっていたのかもしれません。

     でも戦国時代には自分のしっかりとした後継者を作らないうちに死ねば 家臣にとってかわられるのは当然です。秀吉だって信長がなくなった時に自分がその後継者となったのだから しっかりとした後継者を作らぬうちに死ねば 家臣にとってかわられたのは至極当然の出来事だったのです。

     話が大分反れましたが赤穂浪士の討ち入りではいつも吉良さんが一方的に悪者扱いされていますが地元の愛知県吉良町では 名君として慕われていたみたいだし たまたま浅野内匠頭との相性が悪かった為に必要以上に摩擦が生じたのかもしれません。大体会社でもすごく意地の悪い上司なんて珍しくもないのに 勝手にブチ切れて喧嘩を吹っ掛けたのは浅野さんの方であって 吉良さんにすれば一方的な被害者なのです。武士の喧嘩は両成敗が常識なのかもしれませんが 吉良さんにすればいきなり吹っかけられた喧嘩に応じなければならない理由もないので 無抵抗だったわけでありそのことが武士としてあるまじき行為だったのかどうかは私には分かりません。

     いろんな文献によると吉良さんは確かにかなり底意地の悪い人物だったのは間違いないようですが 他の大名たちが出来た辛抱を浅野さんだけが出来なかったのなら やはり浅野さんの方に問題があったのではないでしょうか。それと浅野家の家臣のうち討ち入りに参加した家の人たちは忠臣の誉れの恩恵を相当に受けたけれど 逆に討ち入りに参加しなかった人たちは忠臣ならざる者としてかなり冷遇されたそうです。

     亡き主君の恨みを晴らすための討ち入りと言えば聞こえがいいけれど 客観的に見れば徒党を組んで他人の家に侵入し主君の敵かもしれないけれど無抵抗の老人一人を殺したわけで それほど末代までも褒め称えられることをしたのでしょうか?私はどうも物事を懐疑的に見過ぎるところがある事は自覚していますが 赤穂浪士の討ち入りについては どうも世間とは受け止め方が異なるようです。指が一本動かないので ブログの打ち込みにもかなりの余分な労力がかかりますので 今日はこのあたりで終わりにします。

  • 12月13日 本日は冨司純子さんのお誕生日だそうです

     私には藤純子さんと書いた方がしっくりくるのだけれど 六十八歳のお誕生日だそうです。私は若い頃に 東映のやくざ映画が大好きでした。特に、藤純子さんの「緋牡丹博徒」シリーズは一番好きだった映画かもしれません。ストーリーはどれもこれもワンパターンで 藤純子さんが旅の途中で立ち寄り、肩入れするやくざの組が 正しい筋を通そうとするのに対して 近所の筋を通さない組が 散々悪さをして 最後の最後にお竜さんの堪忍袋の緒が切れて単身相手の組へ切り込みに行く。必ずそこに鶴田浩二や高倉健、池辺良あたりが助っ人として加わる。切り込みの最中に必ずお竜さんの着物が破れて緋牡丹の入れ墨がちらりと見える。最後には悪者のやくざが全滅しておしまい。水戸黄門と同じで非常に分かりやすい勧善懲悪のストーリーです。まあやくざにいい人がいるのかどうかは ひとまず置いておきましょう。

     その時の矢野竜子さん 緋牡丹のお竜さんのイメージが強烈過ぎます。めちゃくちゃに強くて めちゃくちゃに綺麗で めちゃくちゃにカッコいいのです。高校生の頃にアイドルとしては浅田美代子さんの大ファンでしたが、それは表向きの仮の姿で 実は藤純子さんの熱烈なファンでした。あまりに緋牡丹のお竜さんのイメージが強烈だったので 結婚して引退されてから テレビのワイドショーの司会やドラマで普通のおばちゃんの役を演じられても私には白けるばかりであり 若い時の鮮烈なイメージをもっと大切にしてほしかったです。

     ちなみに同じ東映やくざ映画でも菅原文太や松方弘樹の出ていた「仁義なき戦い」等のシリーズは それなりにすごく面白いのだけれど 所謂義理、人情を中心に描いた路線とは根本的に異なり それほど好きにはなりませんでした。菅原文太はのちの「トラック野郎」シリーズのコミカルな演技の方が好きです。

     久しぶりに藤純子さんの事を思い出したので「緋牡丹シリーズ」を又見たくなりました。DVDかブルーレイで販売されていたら購入してゆっくりと鑑賞したいです。影響を受けやすい私ですからきっと奥様の事を しばらくは「あねさん」と呼ぶことになると思います。

  • 12月12日 手術の経過と今後の見込み

     本日退院してから初めて診察を受けに市民病院へ出かけました。 傷口に詰めてあったガーゼを取り出して 中を消毒しました。傷口の回復は至って順調の様なのをきいて安心しました。ただ傷口がかなりでっかい穴ぼこになっているので そこに食べ物が侵入しないように仮説のふたを作ってもらいました。一週間後にきちんとしたふたが出来上がるので取り敢えず仮説のふたで辛抱するように言われました。今後は傷口の穴ぼこが歯ぐきが盛り上がって平らになるまで待つことになりそうですが 完全に盛り上がるまでは数か月かかるだろうと言われて少しがっかりしました。

     私としては傷口の抜糸が終わればほぼ通常の生活に戻れるのだと自分勝手に思い込んでいたからです、まあ、今更焦ってもしょうがないのでのんびりと完治するのを待つつもりです。食べるときに傷口にふたをしなければならないのが面倒ですし 結構違和感があってあまり美味しく食べられませんが まあこれにも慣れるより仕方がないので少しずつ馴染んでいこうと思います。まあ術後の経過としては 非常に順調との事ですので そのことを素直に喜びたいです。

     今日は昼から腫瘍の摘出手術をしました。飼い主さんから電話で予約を受けて 以前と同じくらいの大きさだと言われていたのでそのつもりでいたら 実際に診たところ私が以前に診察した時の二倍くらいに大きくなっていました。カルテに腫瘍の直径を記録しあるので間違いがないのですが まあ毎日見ている飼い主さんにすれば殆ど大きさが変わらなく感じてもしょうがないのかもしれませんが 手術をする私としては 結構驚きました。少しぐらい大きくなっていても やることは同じなので 文句を言わずに頑張りました。腫瘍の手術の場合 もしその根っこを少しでも残してしまうと そこから又再発するので 時間をかけて丁寧に腫瘍を残らず取り除きました。まず同じ部分からの再発は起こらない自信があります。

     外来の診察で診察して治療をするのも 勿論私の仕事ですが 手術をするときは一瞬の油断が死に直結しているので その緊張感から仕事をやり遂げた充実感が味わえるので 緊張するし疲れるけれど 手術は結構好きです。でも、私の病院でこれまでに手術は千回以上行っていますが 麻酔をかけただけで死んでしまった子が二人いました。

     当院では麻酔をかける場合 例えば心臓に病気を抱えているとか高齢である場合は術前検査をしっかりとしますが 若くて健康な子の場合は 術前検査をいたしません。亡くなった二人の子はどちらも若くて元気な子だったので勿論術前検査をしていませんでした。胸のレントゲンを撮り 血液検査で肝機能と腎機能をチェックするとなると 約一万円位飼い主さんの負担が大きくなります。心配な子の場合は勿論検査してからしか手術を実施しませんが 一般的に若くて元気な子の場合には殆ど分かりきった結果の出る検査をすることは 今後もないと思います。勿論術前検査をしたからと言って 完璧に手術の危険性を示唆してくれるとは限りません。体質的に麻酔薬と相性の悪い子と言うのは 極稀にいることは否定できませんが より慎重に手術と取り組むことで 解決していくしかないと思います。

     私の仕事は手術に限らず常に動物の健康と命に関わる仕事をしていますから 真剣に取り組みうっかりしたミスを絶対にしないように心掛けようと改めて決意致しました。たまにはビシッとしたブログの締めくくりで終わりたいと思います。

  • 12月11日 ポスティングを頑張りました

     入院している間 特に手術後は ゴロゴロ寝ているしかなくて 身体が なまってしまったような気がしていますので 今日は午前中からチラシをポストに放り込むポスティングを頑張りました。普段ならひとまとまりを配ったら終わりにしますが 昼からもうひとまとまりまで頑張って配ってしまいました。昼からは小雨が降ったり 時にはあられの様な雪がちらついたりもしましたが 雨宿りをしながら頑張りました。一旦配り出すと区切りのつくところまでは 頑張らないと どうしても配り残しが出来てしまうからです。

     かなり寒い中を頑張ったので 風邪をひかなければよいのだが と思いながらもやり遂げました。配り終えると直ぐに病院に戻って暖かい風呂にゆっくりとつかって 生き返りました。私は普段はお風呂がどちらかというとめんどくさくて あまり入りたくない性分ですが 退院してからお風呂のありがたみを感じています。

     よくのんびりすることの表現として「温泉地を訪れてゆっくりとのんびり温泉三昧したい」と仰る方が多いのですが 普段の私には全く理解できません。あの温泉特有の硫黄の匂いが 一つ目の大学 立命館大学の化学科の実験室で散々かがされて アレルギーになっているからかもしれません。それと これは大きな声では言いたくないのですが 実は私は痔主です。つまり肛門の病気、痔の持ち主なのです。普通は温泉につかると皮膚病や痔には治療効果があるとされています。所が皮膚の軟弱な私の場合は 温泉に浸るとかえって肛門がヒリヒリして明らかに状態が悪化するのです。ですから私は温泉に浸ると上がり間際にシャワーでよくお尻を洗い流します。

     温泉旅館に泊まってゆっくりと温泉につかり 美味しい料理をおなか一杯に食べるのが最高に幸せだと仰る方はすくなからずいらいいらっしゃるかと思いますが 私にはその気持ちが理解できません。勿論食いしん坊の私ですから 美味しいものをおなか一杯食べたい、というのには賛成です。でもおいしいものを食べに行くなら、旅館の料理はどうでしょう?いっぺんに沢山の料理を作るので致し方ないのかもしれませんが 天ぷらはどうしても冷め切っていますし 刺身はおオーソドックスで人気のある冷凍のマグロや烏賊が殆どです。 酢の物なども子供さんの口にも合うようにかなり甘ったるく出来上がっている様に感じます。

     やはりおいしい天ぷらが食べたければ 天ぷらの専門店まで出かけていって 目の前で揚げてもらったものを直ぐに食べなければ本当の満足感は得られないように思います。本当に美味しいお刺身が食べたければ やはり漁港のある町まで出かけて行って 自分の食べたい魚を指定して注文しなければ満足感には浸れないと思います。

     以上のような理由で私は温泉旅館には泊まりたくありません。それならホテルにでも泊まって できるだけ地元色を出したフレンチのコースでも頼みます。ここまでかいた時に ゾクゾクっと寒気がしました。この時期に風邪をひいてしまうと厄介なので暖かくして早めに休もうと思いますので本日はこれで終わりにします。