Dr.喜作のブログ

2014年7月 の記事一覧

  • 7月8日 午後から有馬温泉に出かけました

    午前中は普段通りに診察をしました。旅行に出かけるときには たいてい私が車中で食べるお弁当を作ります。もてない男は料理を作ってもらえる女性がなかなかできないので自然に料理が上手になるのだと思います。私はいわゆる家庭料理ならほとんど自分で作れる自信があります。

    早起きをしてご飯を炊いて まずはおにぎりを作りました。以前はしゃけやタラコの具を入れていましたが 出来あいのの具材をご飯に混ぜ込む方が簡単にできて美味しく思えてきたので 最近は混ぜ込みごはんでおにぎりを作ります。おにぎりには必ず海苔をたっぷりと巻きます。私はとろろ昆布が嫌いなので とろろ昆布は絶対に使いません。

    お弁当のオカズには必須アイテムだと思う玉子焼きをまず作りました。私は玉子に結構たっぷりのおだしと味醂をくわえて 結構味の濃い甘めの卵焼きが好きなので 自分好みの卵焼きを作ります。玉子焼きの味は 各家によって微妙に異なるようで 奥様には味が濃すぎてあまりお気に召されないようなので なるべくそのご要望にちかづけるように思っているのですが なかなか美味しいとは言ってもらえません。

    続いて冷凍の餃子とウインナーをオーブントースターで焼きました。健康のためになるべく油を使わないようにと配慮してフライパンは使いません。トースターで焼くとカリッと焼きあがりますから お弁当のおかずにはちょうどいいと思います。

    次に竹輪の穴にきゅうりとチーズを詰めたものを並べてみました。きゅうりはオカズで唯一の野菜なのでできるだけキチキチに詰めました。レトルトのウズラの卵を包み込んだ肉団子を一応加熱してから十分に冷やして詰め込んでお弁当が完成しました。もう少し時間があればオレンジなどのフルーツを切って詰めるのですが デザートにまでは手が回りませんでしたので ヨーグルトを買ってきました。。麦茶や紅茶は冷凍庫で半分凍らせて 保冷剤代わりに弁当と一緒にくるみました。夏なので弁当を冷やしてくれるし程よくのけて飲みごろになりました。

    十二時になるとすぐに病院を閉めて 奥様を迎えに上がり 旅行が始まりました。先ずは第二京阪に乗り 近畿自動車道から中国自動車道などを乗り換えて 約一時間で有馬温泉に到着しました。あっという間についてしまったのでお弁当が食べ切れなかったのでお風呂に持ち込みました。

    当初は有馬温泉の旅館かホテルに宿泊しようと思っていましたが どうも料理の内容や部屋の広さとかなり高い料金設定に納得がいきませんでした。そこでとりあえず有馬にある日帰りの温泉を探したら「太閤の湯」というスーパー銭湯が見つかりましたので とりあえずそこで温泉を楽しむことにしました。

    やはり有馬温泉にある銭湯なので かなり料金設定は高いのですが 諦めて入浴しました。かなりいろんな種類のお風呂があり蒸し風呂や無料で岩盤浴も楽しめました。食事をする場所も広いのでその隅っこで持ち込んだお弁当をこっそりと食べました。勿論お店に申し訳ないので かき氷とソフトクリームは注文して美味しくいただきました。

    夕方までゆっくりと温泉を楽しみ 寛いだので 再び車に乗り込みました。本日宿泊するのは車でほんの三十分で移動できる六甲山の山頂近くにある六甲スカイヴィラホテルです。温泉旅館の部屋で食べる懐石料理はまあ、それなりに見た目は豪華かもしれませんが おつゆや天麩羅は冷めているし 刺身はぬるくなっているし とても美味しいとは感じられそうにありません。作ってから部屋に運ばれて実際に食べるまでに相当な時間がたっているはずだからです。

    六甲山からの一千万ドルの夜景を楽しみながらのフルコース料理の方がずっと美味しいだろうと思いました。一番高い部屋を予約しましたが 一泊二食付いて二人で四万円でした。日ごろの行いが悪いからなのか 昼間温泉にいたころは露天風呂で日焼けしそうな位にいいお天気だったのに 雲に隠れて全く夜景が見えませんでした。近所の展望台まで出かけてみましたが 全く見えませんでした。たまたま居合わせた方が 「ほとんど毎日この展望台に来ていますがこれだけ雲に隠れて全く夜景が見えない日は逆にすごく珍しい」と仰ってました。

    残念ながら夜景は楽しめませんでしたが その料理は食いしん坊の私たちが満足するぐらいにボリュームがあり 凄く美味しかったです。メインは神戸牛のローストビーフでした。私はこれまでローストビーフをそれほど美味しく感じたことはありません。普通に焼いてステーキにしてくれた方がよほど美味しいのにと思っていました。所がここで出てきたローストビーフは ソースが一般的なグレービーソースではなくて 辛子をベースにしたソースで斬新であり凄く美味しかったです。正直これほど美味しいローストビーフに巡り合えただけで このホテルに宿泊してよかったと思いました。

    七夕の願いこととして 「カズミンと巡り合えること」と書きたいなどと申しましたが このローストビーフとの巡り合いにもすごく感動しました。お料理はデザートに至るまで 細やかな心遣いが感じられて 非常に美味しかったです。ただ返す返すも夜景を楽しみながらなら 更に感動できたのかもしれないと思いました。目の前にはただ白い霧が広がるばかりで どんどん視界が悪くなってきているみたいでした。

    部屋に戻ると ツインルームなのでベッドが二つ並んでいますがその一つの横幅が150センチ以上もあってすごく広いのです。私がダブルベッドと間違えたふりをして 奥様のベッドに潜り込もうとしたら 思いっきり蹴飛ばされてしまいました。そんなに真剣に蹴飛ばさなくてもいいのにと思いながら 自分のベッドにもぐりこむと疲れていたらしくてすぐにぐっすりと眠ってしまいました。

     

  • 7月7日 七夕祭りの日です

    あまり夜空を眺めて ロマンチックな気分に浸るような柄ではないので 正直なところ 七夕にまつわる行事にはあまり興味がありません。ただ数年前までは近所にある機物神社で毎年すごく立派な笹に山のように願い事を書かれた短冊ががぶら下がっているので それを見物にでかけていました。近所まで車で行って 住宅地の中の駐禁にひっからないような場所に駐車して 神社まで出かけていました。

    短冊に願い事を書くほど夢のある年齢ではないので さすがにそのような作業はしませんでしたが もし現在願い事をするとしたら 「カズミンとめぐり合えること」です。一応神社に参拝に出かけるのですから お参りの真似事ぐらいはしますが 興味はずらーっと並ぶ夜店の屋台です。かなり混み合っていますが浴衣を着た女子高生のにおいが嗅げるのでひと時幸せな気分に浸れます。

    殆ど具の入っていない焼きそばや エビ煎の上に目玉焼きや天かすをちりばめてあるしょうもないけれど結構な価格のお菓子を 喜んで買っては食べ歩きをします。絶対に当たるわけのない目玉賞品の並んだあてもんにも 毎回チャレンジしてはつまらないおもちゃをもらって喜びます。

    奥様と二人で 結構な金額を使わされて でもそこそこに楽しませてもらって 満足しながら帰っていました。ここ数年は天気がよくなかったりしてあまり出かけなくなってしまいました。近所の神社の夏祭りにも夜店目当てで出かけていましたが 蒸し暑い夜に人ごみをうろつくのが面倒になってしまい 出かけなくなってしまいました。

    やはり年を取ってくると だんだん出不精になってしまうのかもしれません。いずれ南の島に移住しようと思っているのですから 大阪あたりの蒸し暑さが億劫になっていてはだめだと思うのですが どうも精神的に疲れが溜まってきているみたいなので 気分を一新して若さを取り戻す努力をしてみようと思います。明日から 研修という名目ですが 実は奥様を有馬温泉にお連れする旅行に出かけますので 思い切り楽しんで来ようと思います。

    私は別にどこへ出かけても構いませんが 奥様のご機嫌が麗しくなって頂ければ満足です。預かっている動物の面倒は 申し訳ないけれど父親にお願いして のんびりしてこようと思います。台風が近づいてきていてお天気が心配ですが こればかりは運を天に任せるよりありません。ではこのブログもしばらくご無沙汰になってしまいますが また書き出したら宜しくお願い致します。

  • 7月6日 本日はパスツールが狂犬病ワクチンを開発した日です

    1885年の本日にパスツールが 狂犬病ワクチンを開発しました。パスツールと言えば パスツール瓶で生命の自然発生説を否定したことぐらいしか 知りませんでしたが「近代細菌学の開祖」と言われる人物で 病気の伝染に微生物が関与しているという当時としては画期的な概念を生み出した 大科学者の一人だそうです。

    狂犬病というのは 日本では数十年発生していません。現在現役で臨床を担当している獣医師で 狂犬病に罹った犬を国内で診察した経験のある方は皆無だと思います。ですから狂犬病を過去に消滅した病気のように勘違いされていらっしゃる方は少なくないと思います。

    しかし世界に視野を広げれば 毎年確認されているだけで数万の人間が狂犬病の被害を受けて亡くなっているのです。狂犬病の存在はエジプトの歴史書にも記載されていますから 紀元前からその存在を確認されています。この数千年の人類の歴史と狂犬病はずっと関わってきているのです。狂犬病で亡くなられた方の数は あるいはすべての死亡原因のうちでもトップクラスであると思います。

    確認されている狂犬病の一年間の死亡者数は インドの数万人がトップです。中国でも毎年数千人が確認されています。狂犬病による死者が確認されていない清浄国は日本をはじめニュージーランド、オーストラリア、イギリス、スカンジナビア半島などほんの数か国の島国及び半島にある国だけなのです。

    死亡者数として発表されているのは あくまで狂犬病と確定診断された数ですから実数はずっと多い可能性があります。特に中国などは 人口が多すぎて正確に死亡者数を把握できていない可能性は少なくないのかもしれません。日本人も外国旅行を頻繁にする時代ですから 狂犬病というものをもっと身近に感じて その恐ろしさを再確認する必要があると思います。

    日本はたまたま島国であり 国が決めた方針に忠実に従う国民性でしたから たまたま清浄国の仲間入りをしていますが 数十年前までは 狂犬病で結構な数の方が亡くなっておられたのです。それが最近では 狂犬病なんて日本では長いこと発生していない病気なのだから 予防注射をする必要がない などと馬鹿なことを言い出す人が結構増えています。

    日本はたまたま島国である地形的な条件によって 水際でその病気の侵入を防げているのと これまでのワクチン接種率の高さからうっかり狂犬病ウイルスが持ち込まれそうになっても その侵入を未然に防げていただけなのです。狂犬病には全ての哺乳類が罹りますから 犬と人間以外の動物にも伝染するのです。

    海外旅行に出かけて狂犬病の犬に噛まれて 狂犬病に罹る人が極まれにいらっしゃいます。狂犬病は発症する前にワクチンによって治療すれば無事に治る確率が高いのですが 一旦発症してしまえば致死率は100パーセントの恐ろしい病気なのです。種々の動物がペットとして日本に持ち込まれるような時代になりましたが 動物によって狂犬病に罹った時の症状が異なりますから 珍しい動物が狂犬病を日本に持ち込む可能性も少なからずあるのかもしれません。

    万が一狂犬病に罹った動物に噛まれた結果 人間が狂犬病に罹った場合の生前診断は現実的にはかなり難しいのが現状です。そこで発症前に ワクチンを治療のために接種しますが 事前にワクチンを接種している場合としていない場合で 体にかかる負担が全然異なりますから 狂犬病の発生している国へ旅行に出かける際には 必ず狂犬病のワクチンを接種すべきだと思います。

    兎に角 狂犬病という病気はたまたま日本では発生していませんが 犬のワクチン接種率が低下している現在 一旦その病気が持ち込まれた際には 簡単に広まってしまう危険性は高まっていますし、海外ではほとんどの国で 現在進行形の病気であることをよく認識すべきだと思います。

    そして約130年も昔に 狂犬病のワクチンを開発してくれたパスツールに少しだけでも感謝の気持ちを持ってもいいのではないでしょうか?

  • 7月5日 全く厄介な腫瘍摘出手術

    全身麻酔をかけて実施する手術は全て ある意味死と隣り合わせの状況で行いますから 当然細心の注意を払います。一旦手術を始めたら スムーズにやるべき処置をやり遂げて無事にその動物が麻酔から覚めることだけを目指します。病院の外来の仕事は こちらがどんなに張り切っても 緊張を要する治療の必要な患者さんが 来ない限りは 割とのんびりと仕事をしています。

    残念ながら うちの病院はいつも行列ができるほどに 流行っている病院ではないので 特にのんびりした雰囲気なのかもしれません。当然手術の予約も混みあって入る場合もあれば 暇で奥様とカラオケに出かける日もちょくちょくあるような状況です。普段が割とのんびりした雰囲気なので 尚更手術の時には 緊張感が高まります。一番数が多いのは 避妊と去勢の手術です。勿論やり慣れた手術でもその動物で手術するのは初めてですから 気を抜いて実施するようなことは絶対にありえません。

    とはいえ避妊と去勢の手術は 基本的に健康な動物であり 年齢的にも若いうちに実施する確率が高いので 安心して手術を始められる場合が多いです。私たちが正直申し上げてあんまりやりたくない手術が 腫瘍の摘出手術です。以前にも書きましたが 腫瘍というのは 体にとって厄介な困った存在であるはずなのに 何故か体からVIP待遇を受けてしまいます。体から出来るだけ多くの栄養や血液を送り込むために 太い血管が腫瘍の周囲には張り巡らされるのです。

    その腫瘍を摘出する手術はその張り巡らされた血管から 腫瘍を切り離すわけですから 当然少なからぬ量の出血を伴います。恐らく私だけではないと思いますが 獣医師も人間のお医者さんも 手術をする人は皆 出血が嫌いだとおもいます。腫瘍の手術をする場合は ある程度出血することを想定して 静脈点滴して血流量を維持しながら 場合によっては止血剤を投与しながら 手術をしますが とにかく出血が少ない事を願いながら 手術を進行します。

    本日手術した子は乳腺腫瘍で すでに鶏卵大になっていて 排膿が始まっている段階の腫瘍の摘出術でした。猫は犬に比べて 麻酔が安定してかかりやすいし犬よりは相対的に出血量の少ない動物ですが やはり相当に神経を使いました。二時間半位で手術が終わりましたが 肩から背中にかけて 鉄板のように固くなり 凝りまくってしまいました。今夜お風呂上りに愛用しているマッサージ器のお世話になると思います。

    手術は精神的にも 肉体的にもかなりしんどい仕事ですが その仕事に見合う分の料金を頂きますから 正直な気持ち 手術の予約が入ると張り切って元気になります。緊張感はありますが無事に手術を終えた時の達成感は やはり仕事を頑張った感がそこそこ味わえるます。しんどい手術を終えた時だけは奥様がいつもよりも優しくしてくれるような気がしますので尚更頑張ってしまいます。

    下手したら死んでしまう可能性のある手術を 私を信頼して任せて頂けることは 獣医師としてとても名誉なことだと思いますし 飼い主さんのそんな信頼を裏切らないように、今後も研さんを積み体調をベストに整えて 日々の仕事に取り組もうと思います。

  • 7月4日 自分の間抜けさに 泣きたくなってしまいました

    本日は昼から 時間が空いていたので六月分の狂犬病の書類を保健所さんへ提出に行きました。残念ながら枚方の犬に注射した頭数は少なくて 書類の枚数も少なくて間違いなく書類を揃えて提出書類を書き上げました。忘れ物のない事を十分に確認したつもりで 病院を出発しました。新しい往診車は新車の匂いがして 運転しやすいし エアコンをオンにしても快調に走ってくれます。しかし、二三分後にハッと思い出しました。今月は456月分の手数料の請求書も一緒に提出しなければならなかったことを思い出しました。慌てて病院へ戻りました。狂犬病のファイルから 本日提出すべき請求書を引っ張り出しました。

    鑑札発行手数料と 済み票発行手数料の二枚の請求書です。実は四月分の書類提出の時には登録申請書を忘れてしまいました。一応獣医師会の代表を務めておりますので 出来うる限り提出書類に不備が無いように十二分に注意をしていたつもりだったのに そのような失態を既に一回しでかしていました。落ち着いて書類に必要事項を書き込み請求書ですから 単価×頭数で金額を算出して 記入しました。役所に提出する数字ですから 勿論検算をして間違いのない事を確認したつもりでした。

    まだ時間的にはあわてる必要もないので 今度こそ忘れ物がない事をよく確認してから 再び病院を出発しました。まだ乗り慣れていない車なので とにかく安全運転を心がけて走り、保健所に到着しました。幸い駐車スペースが空いていましたので隅っこの邪魔にならない場所に駐車しました。書類を提出する係の所へ行くと 他に来客がないみたいで 顔なじみのお姉さんが直ぐに応対してくれました。「六月分の書類と三か月分の請求書を持ってきました」と言いながら 持参した書類を手渡ししました。

    今回は何の失敗もなく帰れるだろうと思って待っていますと お姉さんが上司の男性の所に相談に行っています。またなんか失敗をやらかしたのかと不安になりながら 様子を窺っていると まず言われたのが 「請求書の記入がテレコになっています」でした。病院に戻って別段慌てる必要は全然な方のですが やはり慌てていたのでしょう。登録手数料を記入すべき書類に済み票発行手数料の数値を書き込み、逆に済み票発行手数料の書類に登録手数料の数値を記入していました。

    新しい書類に記入し直そうかと思いましたが 項目を訂正してもらって 訂正印を押すことで済ませてもらう事になりました。おかげで私の書類だけが訂正印だらけの真っ赤になってしまいました。それだけでも凄く恥ずかしいのに 更に計算間違いまでしてしまっておりました。何度か検算して絶対に間違いのない数値を記入したつもりだったのに いったいどうしてしまったのでしょうか?

    あまりの情けなさに 本当に声をあげて泣き出したくなりました。なんだか悪い夢でも見ているような気持ちになりましたが 残念ながら現実でした。私は確かにうかつな人間だし、粗忽だし、不注意だし、ズボラだし、怠け者のどうしょうもない役立たずです。それは日頃の生活でも 何事もそつなく完璧になす奥様と全く違って 私はやることなす事失敗ばかりでなかなか思い通りに事が運びません。でありますが 私は私なりに一生懸命に生きているのです。なんとか物事が自分の思惑通りに運んで 満足できる日が来ることを待ち望んでいるのです。

    客観的に考えると 自分のやりたい仕事を失敗ばかり繰り返しながらも なんとか病院がつぶれないように運営できていますし、日頃から怒られてばっかり 文句を言われてばっかりですが 大切な奥様と巡り合えて 私としては仲良く暮らしているつもりです。それなりに遣り甲斐を感じられる仕事と 一生ともに暮らしたい女性の二つを手に入れていますから これ以上に望むことは のんびりした優雅な老後位のものです。リッチな老後の実現のために日々頑張っているつもりですが 日頃の私はあまりに思い通りに事が運ばなくて 泣きたくなることの連続です。

    正直な気持ち 目の前にある仕事全部を投げ出したくなり 本当にうんざりしていますが もう少し辛抱しなければ 優雅な老後がおくれませんので 歯を食いしばってでも あと数年このお仕事を頑張ろうと思っています。このブログを読んでいただいている方々も 私と奥様の優雅な老後の為に ご協力下さることを 期待致しております。どうぞよろしくお願いします。

     

  • 7月3日 野々村さんが大阪の議員でなくてよかったです

    よその県の議員さんの記者会見だから あくまで他人事として「吉兆」の会見以来の笑える会見に思えます。DVD化して「すべらない話」の隣に並べたら 結構売れるんじゃないでしょうか? それにしても 野々村さんはどのような目的であのような記者会見を開いたのでしょう。「目立ちたかったから」「印象に残りたかったから」というのであれば 大成功かもしれませんが、普通に考えてあの人の人生はもう御終いでしょう。本名と顔があれだけくっきりと印象付けられてしまったのでは 勿論今後議員として選挙で当選するの可能性は限りなくゼロに近いでしょう。それどころか 議員にあるまじき行為を責められて直ぐに議員を罷免されてしまうかもしれません。民間の会社に就職するにしても 余程奇抜な発想をする会社でなければ あれだけ滑稽な印象がついてしまった人物を採用しないでしょう。自分で会社を興しても あんなずさんな感覚でお金の管理をしている人間の起こした会社なんて 全く信用できませんから 上手くいくわけがありません

    今回の騒動で 一番の被害者は 西宮の市民の方かもしれません。あんな間抜けな人間を県議に選んでしまったことが 全国的にアピールされてしまったからです。選挙の時に橋下さんの「大阪維新の会」とは 縁もゆかりもないのに 勝手に「維新の会」を名乗り 市民の方の誤解を招くような選挙活動をしての 当選ですから 本来なら選挙違反でとっくに捕まっていても不思議のない人物なのかもしれません。野々村さんにすれば 全く縁もゆかりもない西宮という土地だから 己の間抜けさを全然知られていなくて選挙運動がしやすかったのかもしれません。

    まあ、わけもわからずに 「維新の会」というまぎらわしい名前に騙されて 投票してしまった西宮の方たちにも 全く責任がないわけではないのかもしれません。とばっちりを受けた被害者としては「大阪維新の会」の方たちもそうかもしれませんが、橋下さんと同様に 大阪府立北野高校の卒業生であることが紹介されていますから 北野高校のQBの皆さんも 恥ずかしい思いをされているのかもしれません。北野高校というのは 昔の大阪第一中学校であり 大阪の公立高校で一番の歴史と伝統のある高校です。ちなみに私の卒業した四条畷高校は第九中学校でした。

    それにしても 不思議なのは野々村さんの選挙活動での公約が「不正経理の追及」です。自分の政務活動費という名目での支出について 領収書は存在しない、具体的な活動は覚えていない、面会した人物は言えない でよくこれまで経費として認められてきたことが不思議です。不正経理の追及をすることを公約として掲げた人が 自分の政務活動費についていかにも不正経理で追及されようとしているのです。

    よく政治家が口にしますが 不適正であると判断したら全額返還します、という言葉の意味が分かりません。万引きをして見つかってしまったら 正規の代金を払いますから 御咎めなしにしてください と言っているようなものです。野々村さんも同様のことを口走っていますが そもそもそんな不正な経理を追及することを目標にして当選した議員が そんな不明朗な経費の使い方をしておいて 文句を言われるのなら返します等と 言語道断でしょう。政務活動費というのは 名のごとく議員が政治活動を行う上で必要な行動にかかるお金を予め定額議員に渡しておくものなのだそうです。使わなかった金額は年度末に返却するのだそうですから 今回の野々村さんの様なわけの分からないカラ出張の交通費として計上されてしまったのでしょう。

    私も自営業者ですから 決算する時には 諸々の経費を計上します。勿論経費に使うお金は自分で汗水たらして稼いだお金です。勿論すべてきっちりとした領収書を添付していますし、その経費の目的も問われれば明確に説明できます。自分で稼いだお金を経費にするのですら そこまできちんとしておかなければ 税務署は経費として認めてくれません。県会議員の給料がいくらくらいかは正確に走りませんが 少なくとも年間一千万円以上は貰っているはずです。そんな高額の給料をもらっておきながら 何故それとは別に政務活動費等という名目で数百万円もの金を渡す必要があるのでしょう。全てが市民の納めた税金からまかなわれているのです。尚更、その使い道は全ての住民に明らかにすべきではないでしょうか。

    野々村さんの政務活動費の報告はこれまでもずっとこんなずさんな報告でまかり通っていたのです。報告をする野々村さんにも勿論問題はありますが そんな不明朗で曖昧な報告を文句も言わずに黙って受け取っていた県側にも大きな問題があると思います。今回の騒動をきっかけにして国会議員は勿論ですが 地方議員のお金の使い方を徹底的に洗い直して欲しいと思います。

    ひょっとしたら ひょっとして野々村さんは自分の身を犠牲にして 議員の不正経理の追及のきっかけ作りをしてくれたのかもしれません。結果的には自分の掲げた公約が上手く果たされるのかもしれません。であるとしたら、あのお笑い記者会見にも 十分に意義のあるものだったのかもしれません。

  • 7月1日 今日から一年の後半がスタートです

    昨日で一年の半分が終わってしまいました、前半と後半を比べると 前半の方が病院の仕事の分量からすると 自分としては密度が濃いように思います。年が明けると直ぐに一年分のサボっていた伝票の整理から始まって 確定申告の作業を集中して片付けます。開業したての頃には 毎月売上帳や金銭出納帳をきちんとつけて 月ごとの集計を出していました。勿論当時は決算して確定申告をするのも全て自分で電卓で計算して記帳して必要な項目を自分で関連させて決算して 確定申告していました。

    私一人では無理なので 父親や父の知り合いの税理士さんにお願いして手伝って頂いて決算していました。決算書について殆ど知識のなかった私の代わりに父親が貸借対照表の左右の数字が なかなか一致しないで苦労していました。ある年に税理士さんが無料で訪ねてきて パソコンの会計ソフトを導入するように指導してくれました。それからは振替伝票だけ正確に作れば 後は地道にその伝票の情報をパソコンに入力すれば 必然的に決算が出来上がりその項目ごとの情報をプリントアウトすれば帳簿を一切自分で記帳しなくても 計算しなくても済んでしまうようになりました。

    非常に楽ちんになりましたが その為にズボラな私は日頃の伝票の記入や書類の整理もサボるようになってしまいました。一年サボった分は一月に二三週館頑張れば なんとかなってしまうのです。勿論奥様が伝票や領収書を月ごとに分類してくれている 内助の功のおかげです。一月に頑張った分 二月にたっぷりと旅行に出かけて遊ぶのが習慣になってしまいました。四月からは狂犬病の集合注射があり 病院としてもフィラリアの予防や混合ワクチンの数もピークを迎えますから 病院が一番忙しい時期になります。

    一年の後半も夏場は暑さでペットが体調を崩しやすいので ある程度患者さんがありますが 秋になるとペットは元気になってしまい病院は結構暇になってしまいます。だんだん寒くなってきたなあと思うと何時の間にか一年が終わってしまうので 殆ど何をしていたのか分からないうちに一年が過ぎ去って また一つ年をとってしまいます。情けない話ですが ここの所ずっとそのような年月がなんとなく過ぎて行っているように感じてしまいます。

    一年で老後の蓄えの目標額に達する貯蓄ができましたし まあそれで良しみたいなものです。でも私たちのような一般庶民にすれば 何とか健康で 自分のやりたい仕事を一生懸命に頑張ることができて 愛する奥様がそばにいてくだされば これ以上望むものはないほど幸せな日々なのかもしれません。昨年は 生まれて初めて全身麻酔をかけての手術を受けましたし、その前後に一週間も病院をお休みしました。手術で出費はかさんだし 病院をお休みして 収入は確実に減少しましたが 何とか老後の蓄えの目標額には達しましたから 結構頑張った一年だったのかもしれません。

    今年もまた何かあるかもしれませんが 冷静に対処して 仕事を頑張っていこうと思います。勿論、失敗も結構繰り返してはいますが 何とかその失敗を取り戻せるように心がけていこうと思っています。仕事を頑張るのはあと数年の事でしょうから 悔いを残さないように取り組もうと思っています。