Dr.喜作のブログ

2014年10月 の記事一覧

  • 10月20日 松島さんと小渕さんが大臣を辞めはりました。

    松島さんの「うちわ問題」と小渕さんの「観劇会問題」が原因で 二人とも大臣をお辞めになるのだそうです。松島さんの配ったうちわはには一応本人の名前と政策が印刷されているので 「お金を出して買う人はいないはずなので 価値は無い」と発言している関係者もいるそうですが うちわは暑い時期には 自力で効率的に風を作る 節電が叫ばれるこの時期に 有難い道具ですからうかつな発言を繰り返していると うちわの製造団体から苦情が来てもよいように思います。

    今どきうちわをお金を出して購入される機会は少ないのかもしれません。物品を購入したり お金を預けたりしたり 何らかの行動をした時に その景品のような形で お店なり金融機関から ピーアールを印刷されたうちわを 無料でもらって使用している場合が多いのかもしれません。現在は無くなりましたが以前は喫茶店でもらったマッチの様なものかもしれません。ところがうちわを購入しようとして価格を調べてみると そこそこの値段がついているのです。安いものでも百円前後 高級なものなら千円以上するのです。

    例え政治家の名前や政策が印刷されているからと言って通常に購入する価格の半値以下ならお金を出して購入する人はきっといるだろうと思います。わざわざお金を出して購入する機会が少ないし、宣伝もかねて無料で入手できるケースが多いうちわだから 選挙に立候補する人間がその選挙区の人間に無料で配布してもよいという訳ではないように思います。明らかに公職選挙法に違反している行為だと思います。

    小渕さんの支援者を観劇会にすごく割安で連れて行った件ですが これは恒例行事になっているみたいで 更に罪が重いのじゃないかと思います。そもそもお父さんは「平成おじさん」として親しまれていましたし、竹下派七奉行として「人気の橋本」「力の小沢」等と同様に「人柄の小渕」として長年にわたり活躍されて 最後には総理大臣にまで登り詰められましたから それなりに能力のある政治家さんだったと思います。

    そのお父さんが急にお亡くなりになられて その後を継ぐ形で 立候補さえすれば必ず当選することが約束されているぐらいに鉄板の後援会に担ぎ出されたのが とても政治家に向いていなさそうなお嬢様でした。まだ若くて女性なのにいろんな役職に就き大臣を歴任したのはお父さんの七光りもあるのかもしれませんが 絶対に落選しない鉄板の地盤を受け継いだからではないでしょうか。

    よく選挙の直後に選挙活動のスタッフが金品を選挙民に配布していたことが明るみに出て 公職選挙法違反で逮捕されていますが 今度のケースでは 松島さんと小渕さんがどの程度その事実と関わっていたかにもよりますが大臣を辞めただけで 責任を取ったことになるのでしょうか。この方たちは たまたま大臣の役職に就いていたから 足を引っ張られたのかもしれませんが もし大臣という役職に就いていない時期に今回の問題を取り上げられていたら、どうしたのでしょう。

    うちわ問題も観劇問題も公職選挙法に違反している行為であることは間違いないように思いますが 結局は秘書が独断でやったこと 本人のあずかり知らなかったことでトカゲの尻尾切りという形でお茶を濁してお終いになるのでしょうか。

    以前によくあったのが責任を取って自民党から離れるケースですが そんな事で何故責任を取ったことになるのでしょうか。 自民党を離れたら 次の選挙の時に党の公認を貰えなくなるわけですから 選挙戦が苦しくなることは間違いがないのでしょうが もし当選できれば それでみそぎは終わったとして ケロッとした顔で党に戻るケースが多いように思います。

    松島さんは何度も選挙に落選されていますから 今回のイメージダウンで 当分当選は難しいように思いますが 小渕さんの場合は何しろ総理大臣を輩出した鉄板の地盤ですから 苦戦はしても結局当選してしまい みそぎは終わってしまうのだと思います。

    私はこの二人の女性に特別な感情は持っていませんが 今回の様な揚げ足の取られ方は ご本人の政治力が足りないから起こったのだと思います。そんな政治力の足りない方が 政治家を続けられるのは不愉快だし 税金の無駄遣いになるようにも思いますから 早く政界から消えてなくなってほしいと思います。

     

  • 10月19日 パンツの穴事件が起こりました

    私が自分の服装に全く拘りを持たないことは このブログで何度も書きましたが それは人の目に触れる上着ばかりではなくて 勿論下着も同様です。私の履いているパンツはブリーフタイプです。入院している間などは病院からトランクスを履くようにすすめられましたのでトランクス型のパンツも持っていますが 何となく履き心地がよくないので どうしてもブリーフ型を選んでしまいます。

    色は勿論白オンリーです。白だとどうしてもパンツの前面が少しずつ黄色くなってくるのが目立ってしまうのですが 子供の頃からずっと白いブリーフばかり履いてきましたから 今更変えようがありません。私の履いているブリーフですから 勿論デザインなどに拘りはなくて 安くて丈夫なものを奥様が選んで買ってくれています。

    ブリーフも長年にわたって履いていると 徐々に古びてきます。昔はパンツのウエスト部分にゴム紐が通してあり古くなったらそのゴムが伸びてしまったり 切れてしまって新しいゴムを通し直さないといけなかったりもしました。所が現在のブリーフはウエストの部分に二センチ位の帯状のゴムが縫い付けてありますからゴムが切れたり伸びたりすることはありません。

    ただ私も年をとってきましたから どうしても体のあちこちが緩んできていて 慌てている時におしっこがパンツの中で先走ったり もう出終わったはずなのにぽたぽたと滴が垂れる現象が起こるようになってきました。年をとると男性は殆どの方に起こって来ることですが前立腺が肥大してきていることが原因だと思われます。

    その為にどうしても前面に黄色いしみが出来てしまうのです。奥様はあまり黄色く染まってくると 汚らしいから直ぐに捨てようとなさいますが 別に黄色く染まっていても 洗濯してあれば その匂いをまき散らしているわけではないので まだまだ十分に下着としての役割を果たしてくれていますから 捨てることを私が断固拒否します。

    所がブリーフを更に履き古して来ると 所々に小さな穴ができてきます。最初は小さな穴ですが幾つかが融合してさらに大きな穴になってきていました。この状態になってしまうと 奥様がまたそのパンツを捨てようとなさいます。所が私がまた拒否しました。男性のパンツのやくわりは男性のデリケートな部分、即ちお尻の穴とタマタマとおチンチンがズボンに直接触れたら 擦れたりして痛いのでその部分を覆ってくれていれば 十分にパンツとしての役割を果たしてくれているからです。

    別にパンツなんて 人に見せびらかすものではないのですから 古くなってもその役割を果たせているうちは 大事に使ってやるのがパンツの為だと私は思うのです。私は大体下着を七枚つまり一週間分常用しています。ほぼ決まって火曜日の昼に洗濯機を回して 一週間分の洗濯ものを洗って干しています。洗濯物は乾いてもたたまずに干しっぱなしになっています。いつも風呂上りに 干してある服をそのまま着ます。所がパンツの枚数が足りなくなってしまい不思議に思っているとどうも穴の開いていたパンツが行方不明になっている事に気付きました。

    奥様に尋ねると「知らない、自分で捨てたんじゃないの」とのご返事でした。私が無意識に捨てたのかもしれませんが 捨てるときには「長年頑張ってくれてありがとう」とお礼を言うはずなので覚えていると思うのですが 最近大事なことをよく忘れるようになっていますから確かに気付かぬうちに捨ててしまったのかもしれません。でも密かには奥様が御自分の判断で 捨ててしまわれたのではないかと思っています。思ってはいますがうっかりそんな事を口にすれば 日頃奥様に貯まっている鬱憤をいっぺんに晴らす機会を提供するだけですから ここは引き下がるしかありません。

    まあここは気持ちを切り替えることにします。私は大阪に住んでいますし 大好きなナーチャンも大阪出身ですから いつか偶然に巡り合って 突然に恋に落ちて ナーチャンとホテルに出かけることがあるかもしれません。もしそんなときに穴の開いたパンツを履いていたら 恥ずかしいから穴の開いたパンツが無くなってよかったと思う事にしました。

    万が一そんな事になっても ナーチャンと一緒のベッドに入ったとしても 私はナーチャンの事が大好きすぎて 多分指一本触れられないと思います。それ位 私にとってナーチャンは穢れのない存在なのです。そんな大切な大切な乃木坂46なのに サユリンゴの馬鹿やろうがおっさんとロチューなんかしやがって 清純なイメージで売っている乃木坂全体を汚すような行為で 非常に腹立たしいです。正直サユリンゴはとってもかわいいと思うし 乃木坂に欠かせない存在ではありますが 断固たる厳しい処分を秋元さんに下して欲しいと思います。

     

  • 10月18日 毎月18日は頭髪の日なのだそうです

    私は今年57歳になりました。自分でもいろんな意味合いでジジイになってきていることを認めざるを得ないようにも思います。奥様にいつも言われるのが 「以前はもっと髪の毛のボリュームがあったのに」とか「頭の輪郭がかなり透けて見えるよ」といった恐ろしい内容です。私は今更この歳になって 禿げるのが嫌だとはいいません。どうせ禿げるのなら正々堂々と正面から つまり額が拡大していく形で 禿げたいと思っています。そのほうが自分がどれだけ禿げているのか 正確に把握できるし 覚悟も決まって むしろ安心できるからです。

    私が絶対になりたくないのが頭頂部分 即ちつむじの辺りから薄くなっていく いわゆるテッペン禿げだけは断固拒否したいです。その部分は自分では確認しづらくて 鏡を二枚合わせなければ見えません。奥様が自分の目でどれだけ薄くなっているのか確認しなさいと二枚の鏡を手渡してきますが 私は恐ろしくてとても確認できません。

    手で触ってみても それなりに髪の毛の出触りがあるので 大丈夫だと信じ込もうとしていますが「大丈夫よ、例え禿げ散らかしても それを理由に離婚はしないから」なんて奥様に度々言われると 時々ごっそりと抜け落ちてしまう恐ろしい夢をみるようになってしまいました。私は高校生の頃から白髪がチラホラ存在していましたが 「将来は真っ白になるかもしれないけれど その分禿げないから安心だよ」と言ってくれた友人の言葉を心の支えに 毎日一生懸命生きています。

    高校生の頃には 友人が整髪料などに凝りだしました。私は当時も洒落っ気が全然なくて 自分で整髪料を買うのはお金がもったいないので 父親の整髪料を借りて使っていました。サラリーマン時代は一応毎日スーツを着ていましたし 身だしなみの為に必要に応じて購入して使っていました。病院を開業してからも 加齢臭が匂わないようにと思って お気に入りの柑橘系のさっぱりした香りのものを選んで使っていました。所がバイトに来ていた女子高生に「いかにもオジサンの香りですね」と言われてから ショックを受けて整髪料は使わなくなってしまいました。

    頭皮と毛髪の為には 育毛効果のある整髪料を使うべきなのかもしれませんが もし本当に育毛効果のある整髪料が開発されたらノーベル賞ものだと聞いたことがあるので あまりその効果は期待できないと思いますし 結構値段も高いので 結局最近は全然使っていません。まあ禿げるなら禿げても仕方がない事だし これまでも人生思い通りになった事なんて数えるほどしかなくて 殆どが自分の思い通りにはなっていません。禿げるのが運命なら 受け止めようと覚悟しました。でも指を指して笑うような非人道的な対応だけはしないでください。

  • 10月17日  本日は女優もたいまさこさんの62歳のお誕生日です

    女優さんと言えば普通は美人を思い浮かべますが もたいさんは個性的ではありますが 決してお美しくはないと思います。私にとって一番印象に残っているのは「やっぱり猫が好き」の恩田かやのさんの役です。もう20年以上も前に放送された「やっぱり猫が好き」というシチュエーションコメディをご存知ない方も 案外多いのかもしれませんが 私は大好きでした。

    脚本が主演の小林聡美さんの御主人でもあった三谷幸喜さんです。三谷さんの脚本のドラマで面白くなかったものは記憶にありません。このドラマは登場人物が もたいさん 小林さん 室井滋さんの三人と猫しかいません。殆どがマンションの一室で繰り広げられるコメディです。ストーリーも大雑把な所は決まっているみたいですが ある程度出演者のアドリブで細かい設定が決まっていったりしていました。

    私はこの一話完結のコメディに何とも言えないほのぼのとした温かさを感じてしまい 大好きでした。たまたまツタヤに行ったら 「やっぱり猫が好き」のビデオが一巻に二話ずつ録画されていましたが 恐らくレンタルされていたものが 古くなってきたからか 一巻300円で売りに出されているのを発見しました。私は売りに出されているビデオをかき集めて 全部で14巻ありましたが全て買い取りました。

    それからは 悲しい事や落ち込んだことがあった時にこのビデオを再生して 元気を取り戻していました。本当に三人の登場人物恩田三姉妹が大好きでした。はっきり言って三人とも決して美人でもなければ 可愛らしくもありませんが 何とも言えない人柄の良さにほれ込んでしまいました。初期の作品は 三谷さん以外の作家さんの脚本も少なからずありましたが 中盤以降人気が出てからは 殆どが三谷さんの脚本になり コメディとしての質が向上したように思います。

    もたいさんは 三姉妹の長女の役で かなり年上だったこともあって お母さん的な存在でもありました。ですから私はもたいさんが一番好きだったかもしれません。勿論 もたいさんはそれ以外のドラマや映画に数多く出演されていますが その殆どが落ち着いた頼りがいのある女性の役柄で 画面にもたいさんが写ると何故かホッとしてしまいます。最近はあまりお見かけしないみたいですが 大好きな女優さんなので もっともっと活躍して頂けたら嬉しいです。

  • 10月16日 1985年の本日阪神が21年ぶりに優勝しました

    私は関西人ですが根っからの中日ファンなので 阪神を応援する気持ちは微塵もありません。私は関西にある唯一のセリーグ球団だというだけの理由で人気のある阪神という球団が 組織としてはガタガタのイメージがあり 巨人の次に嫌いでした。所がその年は中日が調子が悪くて 早々と優勝争いから脱落して 結局五位に終わりましたので ペナントの行方には殆ど興味がありませんでした。但し一番嫌いな巨人が優勝しなければよいのだがと思っていたら まさかの阪神の快進撃が最後まで続き 殆ど独走で優勝してしまいました。

    当時私は岐阜大学に通っていたので 大阪の雰囲気はよく知りませんが カーネルサンダーの人形が道頓堀に落とされるのを見て 岐阜とは温度差がありすぎて 呆れていました。私の目が黒いうちは 阪神が優勝することはないだろうと確信していましたから 驚くとともに一旦ついてしまった勢いの恐ろしさを痛感しました。何しろ西武との日本シリーズにまで勝って 日本一になってしまったのです。

    個々の選手の成績を見ても生涯で一番活躍したのがこの年だった選手がたくさんいますから ある意味星の巡り合わせが良くてさらにそこに勢いまでついてしまった為に 優勝してしまいました。下馬評でも阪神の優勝を唱えたのは阪神OBだけだったと思います。別に吉田監督の采配が良かったから優勝したとは全然思えなくて バックスクリーンに三連発 なんて派手な花火が上がれば どんなに引っ込み思案の人間でも勢いづいてしまうでしょう

    私は小学生の時に中日ファンになってリーグ優勝するろことは何度も経験していましたが 何時も日本シリーズで敗れて最後の最後に悔しい思いをずっとしていましたから 阪神があっさりと日本一になってしまったのには 凄く驚くのと同時に非常に悔しい思いをしました。勢いと言えば今年のクライマックスシリーズでの阪神の勢いは尋常ではありません。ひょっとすると巨人に勝ってしまって日本シリーズへ進出するかもしれません。

    このブログで何度か書きましたが 今年の巨人は独走態勢で楽々優勝してしまいましたが 決して戦力は充実していません。レギュラー野手の誰一人として打撃ベストテンに入っていないし、先発投手で規定投球回数に到達しているのは 菅野と杉内だけです。それも終盤になって大黒柱の菅野が戦線を離脱していますから 阪神にとっては千載一遇のチャンスです。

    私としては 阪神が日本一になっても ちっとも嬉しくありませんが 関西が盛り上がってくれるのは嬉しいので どうせなら今年も勢いで阪神が日本一に輝いてほしいと思います。それにしても もう二年も中日がクライマックスシリーズに進出していないので この時期が手持無沙汰で困ります。谷繁が首にならないのはしょうがないけれど 来年こそは監督業に専念して せめてAクラスには入ってほしいです。

    何年か前に中日が二位で巨人が優勝した年に クライマックスシリーズで中日が勝って日本シリーズに進出してその勢いで日本一に輝いた年がありました。それまでもパリーグでは優勝チームが日本シリーズへ進出できないことはザラにありましたが優勝チームに何のアドバンテージもありませんでした。所が巨人が優勝したのに日本シリーズに立った一度進めなかっただけで その翌年からクライマックス第二ステージには優勝チームに一勝のアドバンテージが付くようになりました。

    今年それでも巨人が負けましたから 来年からはファーストステージで二位のチームに一勝、セカンドステージでは優勝したチームに二勝のアドバンテージを与えるような無茶苦茶なシステム変更だけは起こってほしくありません。世の中巨人を中心に回っているのではありませんから。

  • 10月15日 本日は枚方動物愛護デーでした

    このホームページでも少しだけ宣伝させていただきましたが 保健所さんの主催で 「枚方動物愛護デー」が開催されました。今年から始まった企画なので どのような雰囲気になるのか心配していましたが お天気には恵まれたみたいで そこそこの人が集まって頂けたのかもしれません。枚方市の獣医師会としては 協賛させていただき 健康相談という形で 協力させてもらいました。

    午前十時から午後四時まで開催されましたので 午前十時からは私が 午後一時からは小嶋先生にお願いして相談役を担当しました。今年が初めての試みで PRも不十分だったせいか 十時を過ぎてもなかなか人が来られなくて 尚更相談に来てくれる方もいらっしゃらなくて 寂しい思いをしておりました。

    結局十二時までに 二組の方が相談に来られました。二組とも普段かかっている病院で病気の治療をしているのですが 一向に回復しないけれどどうしたものか といった相談内容でした。出来るだけ客観的に判断して アドバイスを差し上げたつもりですが 参考にして頂ければ幸いです。私は男のくせに結構お喋りなので どなたでもよいから何らかの話題についてお喋りしていれば 時間が経つのも早く感じますが 二組の方と併せて30分以上はお話したと思いますが それ以外の待ち時間がかなり退屈でした。

    ましてや用意された席が 会場の一番入口の目立つ場所に座らされましたから 奥まった目立たない場所なら 欠伸をしようと鼻くそをほじろうと自由なのですが 目立つ場所に座らされた為に 緊張しながら座っていましたから 尚更時計の進むのがゆっくりに感じられました。午後の小嶋先生が担当する時にはもっと人出があって 相談の件数が多ければよいのに と思いながら帰りました。せっかく休診日の貴重な時間を割いて 参加していますから それなりに有意義な健康相談になってほしいと感じました。

    今年は初めてですから 保護されている動物や 里親さんに引き取られて幸せに暮らしている動物の写真の展示が主な催しでしたが 来年からは できたら実際に保護されている犬をみてもらい 触ってもらうような企画があれば もっともっと人はたくさん集まると思います。動物を登場させるとなると その準備や運営がかなり大変になるのでしょうが 盛り上げていくためには必要なのではないかと思いました。

    私が午前中で相談役を切り上げたのは 近所の杉中学から 職業体験実習の為に中学生に病院の仕事を見学させてほしいとの申し込みがあり 一時から見学に来る中学生が下見がてらやって来ることになっていたからです。一時少し前からシャッターを開けて待っていましたら 約束の時間の数分前に制服姿の女の子が二人尋ねてきました。

    二人とも真面目そうな中学生で きちんとはきはき挨拶ができたので好印象を持ちました。二人とも動物病院を実習場所に選ぶくらいなので 将来は動物に関わる仕事に就きたいと思っているみたいなので うちの仕事を見学して がっかりさせないようにこちらとしても頑張ろうと思いました。実際に見学に来るのは十一月になってからの事ですが それまでに病院の仕事についてや動物について いくつか質問を考えてくるように宿題を出しました。

    可愛い女の子が実習に来てくれるのは嬉しいのですが 我が母校 岐阜大学農学部獣医学科での男女比率ですが 私の学年は定員30名のうち5名が女の子でした。当時多くとも女の子は一桁だったそうですが 私が卒業する頃には 新入生では女の子が過半数を占めていたそうです。獣医さんは知識も大事ですが結構体力も必要な職業であり 内容によっては女の子がどんなに頑張っても難しい事も少なからずあります。女の子が多ければその辺りで困ったことが起こりそうだと先生方が心配されていました。現在の男女の比率は全く知りませんが もう少し男の子で動物に興味のある人が獣医学科を目指して欲しいと思います。

  • 10月14日 衣替えをしました

    日本には四季がありますから 春服 夏服 秋服 冬服と一応区別があるかと思いますが 私の場合は春夏仕様と秋冬仕様の二種類しかありません。それも根本的に着る物が変化するのではなくて 暖かい時期から暑い季節には 上半身は下着用のシャツの上にポロシャツを着ます。涼しい時期から寒い季節にはその上に更にトレーナーを着る ただそれだけです。そして来年の春に暖かくなってトレーナーを着ているのが辛くなったらトレーナーを着ないようにすることで また私の衣替えが終わります。勿論寒い時期に外出する場合は かなり厚めのウインドブレーカーを着用します。下半身は以前にも書きましたが ジーパンを履くだけで 裸足にサンダルで年がら年中通しています。

    ですから 私の衣服は下着用のシャツとパンツそれに何枚かのポロシャツとトレーナー、何本かのジーパンだけです。私は自分の見てくれの悪さを十分に自覚しているつもりなので ましてやこんな爺さんになってしまっていますから おしゃれには全く興味がありません。仕事柄 清潔感は大事なので着古していても 清潔なものを着用する事だけは心掛けています。

    私は自分の衣服には全く興味がありませんが 大切な奥様には それなりの服装をして頂きたいと思っております。奥様も もう五十代になられましたけれど 私の目から見ればそれなりに可愛らしくてとてもチャーミングな女性ですので 出来るだけ上等であり かつ可愛らしい服を身に着けて頂きたいと思っております。

    勿論男のおしゃれに全く興味がない私ですから 女性の服における今どきの流行についての情報や お洒落なセンスなどは 全く持ち合わせておりません。ですから ときどき奥様と洋服の買い物に出かけるときには お財布にたっぷりとお金を入れておいて お店に着いたら奥様に財布を預けてしまいます。私が傍にいると 欠伸ばかりしてしまって 奥様の御機嫌を損ねますので大抵お店の外で待っています。

    奥様が納得のいくお買い物をされて 満足そうに出ていらっしゃったら 帰りますし、不満そうであれば 次のお店にお付き合いします。そうして 奥様が十分に満足されたらおうちにお送りします。洋服や鞄などの小物を買った晩は それらを身に着けて 自分だけのファッションショーを開かれるのだそうですが 興味のない私にはさっぱり理解できません。

    乃木坂ではない本家のエリカ様が主演するドラマ「ファーストクラス」の続編が始まるそうです。最初のシリーズは女性向けの雑誌の編集部でエリカ様が奮闘されるストーリーでしたが 今度はファッション業界を舞台にしたストーリーなのだそうです。題材的には全く興味がそそられませんが 女子同士の勢力争いが凄まじくてなかなか面白かったので 今回のシリーズも楽しみにしています。

    それでは 大分肌寒くなってきましたので お風邪などひかれないようにご注意ください。

  • 10月13日 1805年の本日華岡青洲さんが全身麻酔をかけての手術に成功されました

    今から200年以上も前に 華岡青洲さんが世界で一番最初の全身麻酔をかけて 乳がんを切除する手術に成功されました。有吉佐和子さんの小説「華岡青洲の妻」によって華岡さんの名は世間に広まりましたが この方の功績は 当時から存在すればノーベル賞をもらって当然な位の大きな功績なのです。小説では華岡さんの奥さんとお母さんの確執という日本の家庭での永遠のテーマを中心に描かれていますが 実際に麻酔の人体実験に参加したのは奥さんとお母さんに限らず 一族がこぞって協力したものとされています。この実験で奥さんが失明しましたし、お母さんは帰らぬ人となりました。

    それだけ大きな犠牲を払って かなり安全な全身麻酔のかけ方を確立したのは 研究者の鑑と言えると思います。現在でも新しい薬が開発されると勿論まずはマウスやラットといった実験動物に投与されてその薬理効果や安全性がチェックされます。動物実験で安全性と有効性が確認できると 次に健康な人間に投与してその安全性を確認します。人間における安全性が確認されると 薬理作用のターゲットとなる病気の人間に投与して一定の値以上の有効性が確認されるとやっとその薬が人体薬として認められます。新薬を完成するのに 人体におけるテストは不可欠ですが 勇気ある協力者によってなんとか成立してきました。どうかその過程での重篤な事故が起こらないことを心から祈ります。

    全身麻酔と言えば私はこのブログでもかきましたが 昨年の十二月に自分で初めて体験しました。局部麻酔は抜歯や犬に噛まれた傷を縫う時に経験していましたが全身麻酔は当然ですが意識が無くなってしまいますから 経験する前は凄く怖かったです。しかし、実際に経験してみると 意識がなくなるわけですから怖いと感じることも無ければ 痛いと感じることも全くないうちに手術が無事終了してくれました。案ずるよりも産むが易し という事でした。

    私は職業柄 動物に全身麻酔をかけることは 日常茶飯事ですが 全身麻酔をかけている状態は 常に死と隣り合わせの状態である と教わりましたので 麻酔をかけている間は一瞬も気が抜けません。ですがこの全身麻酔のおかげで 動物の命を救うことが出来るわけですから 私のような獣医師の端くれであっても華岡さんの功績の恩恵にあずかっています。改めて華岡青洲さんに尊敬と感謝の気持ちを持ちました。

  • 10月12日 1492年の本日 コロンブスが新大陸を発見した日だそうです

    1492年という年号は 歴史の授業で必ず覚えるようにいろんな語呂合わせでコロンブスと新大陸をセットにして暗記したものです。けれどもこの新大陸という呼び方は 非常に一方的であり ヨーロッパ人の傲慢さがにじみ出た表現だと思います。コロンブスが大西洋を航海した時代には ヨーロッパでは地球が球体であることは一般常識だったようです。ヨーロッパから東に進むとユーラシア大陸は 地続きですから陸路によって東の果ては中国に行きつき南下すればインド辺りに行き当たることは 確認されていたはずです。

    コロンブスが大西洋を船出していきつく先は 中国かインド辺りと予測されていたろうと思います。そして思ったよりも早く感じたかどうかは知りませんでしたが アメリカ大陸に行きついたのです。当初その地をインド辺りと見当をつけていたので 原住民をインドに住む人 といった意味合いでインディアンと呼んだのだそうです。一般的にコロンブスと言えば新大陸を発見した立派な冒険家であるかのように錯覚しています。後にできた「コロンブスの卵」の逸話とともに 初めて物事に挑戦して成し遂げることの難しさから コロンブスを未知の大海にロマンを求めて乗り出した さも立派な人物だと勘違いしています。

    コロンブスはスペインの国王の船を借りて航海したのですが その時に国王とかわした契約では もし新しく植民地となる陸地を見つけた際には コロンブスがその地の支配者になることが それもその権利を世襲できるつまり自分の子孫に支配権を引き継がせることが出来るような契約を交わしていました。更にその航海で得た利益の一割をコロンブス個人が受け取れるような条件まで付いていました。

    ですからコロンブスはアメリカ大陸に到着した時に 基本的に原住民は歓迎する姿勢で対応してくれたのに 執拗に金銀財宝を要求しました。期待したほど金銀財宝が集められなかった時には 原住民を奴隷として本国に送りつけたり、世界史でもまれにみる原住民の虐殺を繰り返しました。それまで約800万人ぐらいいたと推測される原住民がほんの数十年で三分の一位に減少してしまったほどひどい虐殺ぶりだったのです。

    コロンブスについての日本での簡単な紹介の仕方だと 大西洋を初めて横断して新大陸を発見した勇気ある冒険家であるかのように紹介されがちですが 実際は私利私欲の為に航海に出て 本来の目的地とは全く異なるアメリカ大陸を偶然に発見して 歓迎してくれた原住民から金銀財宝を略奪して 世界史上でもまれなスケールで虐殺を繰り返した ある意味極悪非道な人物であるのです。

    私は子供の頃に偉人伝が割と好きでしたので コロンブスについての伝記も読んだ記憶があります。勿論子供向けの伝記ですから 財宝の略奪や原住民の虐殺については全く触れられていませんでした。どちらかというと勇気とロマンに溢れる尊敬すべき人物の様に表現されていたように覚えています。外国の童話が紹介される時にも 本来のストーリーでは結構シュールな結末を迎えるお話でも 最後の恐ろしいような結末は割愛されて さもハッピーエンドで終わるような紹介のされ方の場合が少なくないのだそうです。幼い子供の感情を考慮すると敢えてシュールな結末を子供の時点では知らなくてもよいのかもしれませんが 中学生、高校生ぐらいになったら 本当の結末とその意味合いを知らせるべきではないかと思います。

    コロンブスに関しても 新大陸を発見したこと自体は世界にとってプラスになる事かもしれませんが その動機と新大陸での実際の行動を ある程度物事が理解できる年齢になった時には 知ることが出来るようにすべきだと思います。

    最後になりましたが新大陸という呼び方について書きます。新大陸というのはあくまでヨーロッパ人の立場にたっての表現です。ヨーロッパ人からすればその存在すら予測していなかった大陸が存在したので新しく認識した大陸という意味で新大陸なのでしょうが アメリカ大陸にも勿論原住民がいました。ヨーロッパに比べて文化が遅れていたために大変な虐殺まで受けましたが 彼らにすればずっと昔から存在していた大陸なのですから 新大陸などと呼ばれても 不愉快な事この上ない表現だと思います。ヨーロッパ中心の表現はアジア人の私が耳にしてもあまり愉快にはきこえませんから もう少し適切な表現を考えるべきではないかと思います。

  • 10月11日 1915年のこの日にファーブルさんがお亡くなりになられました

    ファーブルさんというと私の小学生の頃の一番の愛読書である「ファーブル昆虫記」で知られる研究者でありますが 今のお若い方たちはどれくらいその名を御存知なのでしょう。99年前に92歳で亡くなられたわけですから お生まれになったのは殆ど200年近くも前の方なのです。

    一応「ファーブル昆虫記」でネットで検索してみると 今でも複数の出版社から 日本語に訳された本が出版されていますから 私が子供の頃と変わらずに人気があるのでしょうか。今どきの小学生があまり補虫網を持ってうろついているイメージはありませんが やはり昆虫は男の子にとって永遠の憧れの的なのかもしれません。

    私も小学校の頃の夏休みの日課は 昼過ぎの暑い盛りに 網を持って蝉取りに出かけることでした。今考えると蝉なんて可愛げのない虫を一生懸命に捕まえても 殆ど次の日には死んでいました。何年間も土の中で暮らして やっと這い出してきて 成虫でいられるのはほんの十日間あまりの間に 子孫を残すための活動を精一杯頑張っているのに そんな健気な虫のわずかな寿命を縮めるなんてあまりにひどい仕打ちだと思います。

    でも小学生だった私には 「蝉取りは夏しかできないのだから」と言って ほとんど毎日のように出かけていきました。ファーブル昆虫記には蜂やフンコロガシの事がよく書かれていました。残念ながらフンコロガシの類が私の身近にいるのかいないのかさえわかりませんでしたが動物のフンに集まって糞を餌として活動する虫にはあまり興味がそそられませんでした。

    そのような見たことも聞いたこともない虫たちよりも むしろ昆虫ではないけれどサソリの研究にはかなり興味がわきました。勿論サソリも私の身近には存在しないはずですが サソリの毒がよく効く虫と 全然効かない虫がいるのが不思議でした。サソリは二本のハサミで相手を捕まえて毒針を刺して相手を殺してしまいますが そんな虫の中では 無敵に近い存在ですが 小動物たちにつかまると 美味しい蛋白源に過ぎないのが 自然の世界の恐ろしさであり とても面白くも感じました。

    兎に角「ファーブル昆虫記」は 小学生の頃に何度も読み返した愛読書の一つでした。それから[シートン動物記]も愛読していました。こちらは研究の報告ではなくて 動物を主人公とする小説でしたが 好きな話はそれこそ繰り返し繰り返し読み返しました。担任の先生に勧められて愛読した本に 「ドリトル先生」があります。これはシリーズ化されていて全部で十二巻ありましたが 必ずしも時系列順ではないので 時々途惑いましたが 各巻ともに面白かったので 楽しく全巻を読破できました。大人になってから本屋さんで売っているのを見かけて 一巻目の「アフリカ行き」を買って読み直しましたが 大人になってもやはりワクワクして楽しめましたから 単なる子供向けの童話ではないように思います。

    この「アフリカ行き」の中での黒人の肌の色についての表現や のちのストーリーで出てくるインディアンの文化についての表現に問題がある 等と批判する人がいるらしいのですが この物語は動物の言葉が話せる獣医師さんがいろんな旅に出かけたり いろんな体験をしたりする楽しい童話であるのだから 細かい表現の揚げ足を取るような批判は控えて もっと素直にその夢にあふれた世界の楽しさを満喫出来ればそれで十分だと思います。

    ファーブルさんの残した昆虫記が今も子供たち と言っても女の子は読まないのでしょうから 男の子たちに読み継がれていることを知って ちょっぴり嬉しくなってしまいました。