Dr.喜作のブログ

2014年11月 の記事一覧

  • 11月11日  本日はジュエリーデーなのだそうです

    1909年ですから今から百年以上も前に 宝石の国際重量単位としてカラッと(=0.2g)が制定されたのだそうです。私は男ですから 勿論宝石なんかには一切興味がありません。奥様は女性なので人並みに宝石やアクセサリー指輪やネックレスの類に興味がおありなのだそうです。「たまには指輪位プレゼントしなさいよ」と言われますが その存在価値が理解できないし、そこそこ高価なものですから 恐らくプレゼントすることは無いように思います。

    女性の喜ぶプレゼントで男性に理解ができないもう一つのものが花束です。まだ宝石はその価値がきちんと保管すれば永続しますが 花束はどんなに上手に扱っても数日で枯れてしまいます。女性に言わせるとほんの数日で枯れてしまうものをプレゼントされるから余計に嬉しいのだとおっしゃいますが 全然理解できません。でもまあ私も奥様と出会ったばかりの頃には 奥様の気を引こうとしてせっせと花束をプレゼントしました。今でも奥様の御機嫌をひどく損ねてしまったときには プレゼントします。

    宝石に興味はありませんが それらの写真などを見ると 確かにキラキラして美しいとは思いますが どうしてそんなものに大きな価値が付加するのか全く理解できません。きらきらと美しいからと言って 人間の生活に実質的に役立つことは全くないのです。それからもうひとつ不思議に思う事があります。

    金の価値についてです。金は昔から日本でも富の象徴のような存在でした。アジアでもヨーロッパでもアメリカでも同様だったみたいです。私から見れば 宝石と同じで ただキラキラしている融点が低くて加工しやすいだけの金属にすぎないと思います。昔から人類は金を貨幣として用いてきました。紙幣とはもともとは同等の価値を持つ金と交換できるから 即ち兌換紙幣であったからこそその存在意義が認められていました。残念ながら現在は不換紙幣になってしまっていますけれど。

    洋の東西を問わず昔から金の存在をめぐって争いやいさかいが起こってきました。私も確かに金閣寺を見れば その美しさと荘厳さに目を奪われますが 住まいとしては銀閣寺の方が落ち着きと安らぎを感じます。ですから昔から 高価な宝石や巨大な金塊をめぐって人が争うのが不思議でしょうがありません。

    人間五体満足でありさえして 一生懸命に働けば 自分と家族を養っていけるぐらいの稼ぎは得られるはずです。人は自分の背丈にあった生活をすべきだと思いますし、それ以上を望んでもろくなことは無いと思いますから 地道に着実に生きていくことを考えることが賢明な生き方だと思います。

  • 11月10日 1989年の本日ベルリンの壁が崩壊しました

    つい最近の出来事のように思っていましたが 25年も前に起こっていました。ベルリンの壁とは 第二次世界大戦に敗れたドイツがソ連という社会主義国とアメリカ、イギリス、フランスという資本主義国によって分割統治されたことによってそれぞれ東ドイツと西ドイツに分割されたことから建設された西ベルリンを取り囲む形の壁です。

    米、英、仏の三国がドイツのおよその西半分を統治したのに対して ソ連がベルリンを含む東半分を統治しました。ベルリンはドイツの首都であったため ベルリンという都市の西半分は米英仏の三国が統治して 東半分をソ連が統治しました。つまり西ベルリンは東ドイツの中に西ドイツの飛び地として存在しました。分割統治が始まると資本主義国によって統治された西ドイツでは勿論資本主義経済が展開されましたが、東ドイツではソ連によって統治されましたから 当然社会種国が誕生してしまいました。

    ドイツ国民にすればこれまでが資本主義社会で生きてきましたから 当然社会主義によって統治される国家には馴染み難くて当然西ベルリンを経由して西ドイツへ亡命する国民が相次ぎました。その為に西ベルリンをぐるっと囲む形で壁が建設されてしまいました。そして検問所を通らなければ行き来ができない状態になってしまいました。この壁はのちに東西冷戦の象徴となりました。

    その後社会主義の本家であるソ連でも社会主義の限界と突きつけられた形で徐々に改革が進んでいきました。ゴルバチョフ大統領がすすめたペレストロイカ政策によってソ連および東欧諸国の民主化への道は進みました。所が当時のドイツ社会主義統一党のトップであったホーネッカーは民主化へ向けた改革に全く背を向けていましたので ゴルバチョフを失望させました。それを見た他の党幹部たちがホーネッカーを失脚させて東ドイツの国民が自由に国外に出ることを認めることを11月の9日に発表しました。その為にベルリンの壁の存在意義がなくなったという事で 翌日である10日から一斉に壁が取り壊されました。これがいわゆるベルリンの壁の崩壊の顛末です。

    日本もドイツと同様に第二次世界大戦の敗戦国となりましたが 幸いなことに日本全体をアメリカが統治しましたから何も問題は起きませんでしたが もしソ連がしゃしゃり出て来て 北海道だけはソ連が統治することにでもなれば それこそ南日本と北日本に分裂する可能性もあったのかもしれません。ソ連がしゃしゃり出てこなくてよかったですね。

     

  • 11月9日  衆院議員の解散選挙が迫っているのだそうです

    わざわざ衆議院を解散して 国民に真意を問うのなら それなりに明確な争点が必要だと思います。少なくとも数週間は衆議院議員が存在しない状態になるわけだし 選挙に使われる我々の税金は 数百億円とも言われています。個々の立候補者が選挙運動に注ぎ込むお金も半端な金額ではないはずです。つまり任期が満了する前に選挙をすることは 非常に無駄なお金がかかる事を前倒しにする事なのです。

    勿論与党と野党の主張が対立してしまって 国会のスムーズな運営が難しい状態になれば 解散総選挙は必然的だと思いますが 現在の国会の状態は与党と野党の主張がそれほど深刻に対立しているようには思えません。自民党にすれば というか安倍ちゃんの思惑としては 前回の選挙で絶対多数の議席を貰った以上は 自分の思い通りの政策がスムーズに推し進められるはずだと思っていました。憲法の改革なども簡単に実現できると思っていたのに 予想に反して難しくていつの間にか尻すぼみで終わってしまっています。

    国民が簡単にアベノミクスのマジックに引っ掛かってくれていたから 消費税を8%にあげても それほど国民の反感を買うとは予想していなかったのです。所が消費税を増税してから 予想以上に経済が停滞してしまいました。政府が発表する景気に関する数値は明るい未来を予想させるものばかりですが 実際に我々庶民がアベノミクスの恩恵を被って 給料が上がり どんどん消費に回せるほどの余裕は さっぱり実感できないことに さすがに鈍感な国民も少しずつ気づき始めています。

    ここで来年のうちに 更に2パーセント消費税を引き上げることは じり貧の内閣支持率低下に拍車をかけることになりそうなので 引き上げる時期を先延ばしにしようと安倍ちゃんは考えました。自分の判断で引き上げを先延ばしにしたら きっと国民は自分を見直してくれると考えたのかもしれません。なんて目の前の小さな問題にとらわれてしまい日本の抱えている大きな問題と直面する勇気を持てない首相なのでしょう。

    日本の将来を考えた時に必要と判断して消費税の引き上げ率とその時期を国会で決議したはずです。国会で正式に決議されたことが首相の自分勝手な思惑で勝手に変更できる可能性があることが不思議に思えます。国会とは日本の最高の決議機関ではないのでしょうか。

    野党の主張も 消費税引き上げは既に国会で決まった事であり首相の国民への引き上げ先延ばしという形のパフォーマンスに対しての反対であって しっかりとした自分たちの主張といった熱いものが感じられません。私は今度の選挙も結局いつもブレない共産党に投票することになると思います。

    総選挙の結果は 前回が民主党への失望から自民党が議席数を増やし過ぎていますから 多少揺り戻して それでも自民党の安定多数は揺るがないで 結局安倍ちゃんが国民から信任してもらったという形で 結構長期政権に向けての地盤固めが進んでしまうのではないかと心配です。

    自民党が駄目で野党第一党の民主党も勿論駄目だし、大阪維新の会も全然勢いがなくなってしまっているし、私がいつも投票する共産党が政権を取ったら日本はひっくり返ってしまうでしょうし、結局自分の生活は自分で何とかするしかしょうがないのだと思います。とにかく健康に気をつけて 真面目に一生懸命に自分の仕事に取り組むしかないのだと思います。私も自分の貯蓄の目標額に到達するまで あと数年だとは思いますが 真剣に仕事を頑張ろうと思います。皆さん当院をどうぞ宜しくお願い致します。

  • 11月8日 1935年の本日アランドロンが生まれました

    私が子供の頃の男前の代名詞と言えば アランドロンでした。私はこのブログに何度も書きましたが 自分の外見にすごくコンプレックスがありますので好きな芸能人は 男性の場合顔立ちの整った いわゆる美男子が好きです。日本人で言えばキムタクや福山君です。外国人で言うと アランドロンやロバートレッドフォードなんかが大好きでした。今ではおじいさんになってしまいましたが。

    少し前のブログでチャールズブロンソンや原田芳雄さんという 凄く渋くて男臭い俳優さんが好きだと書きましたが 基本的には美しい顔立ちの男性が好きです。所が逆に女性はいわゆる美人 顔立ちのととのいすぎた方は全然好きになりません。私の主観で申し上げると日本の現在の芸能人で最も顔立ちが整った女優さんは 新垣結衣さんと桐谷美鈴さんだと思います。凄く美しい方たちだとは思いますが 全然好きにはなりません。乃木坂のメンバーでもマイヤン、イクチャン、ナナミンあたりが美形トップ3かと思いますが私の好きなベスト3、カズミン、ナーチャン、マイマイとは全然かぶりません。

    話をアランドロンに戻します。子供の頃から家庭環境に恵まれず 十代から二十代にかけては外人部隊に所属して戦場に赴いたりもしていました。但し,そのズバぬけた美貌で映画界に入ることを周囲から勧められていました。「太陽がいっぱい」で主演して世界的に大ヒットしてからは 俳優としてはトントン拍子だったのかもしれませんが、結婚しての私生活は上手くいかず大人になってからも家庭には恵まれていなかったのかもしれません。

    俳優としては出演映画に恵まれていたと思います。「地下室のメロディー」「冒険者たち」「シシリアン」「ボルサリーノ」なんかめちゃくちゃカッコよかったと思います。数ある主演映画の中で「ボルサリーノ2」でアル中から復活してのし上がっていく姿が一番カッコよかったと思います。

    「冒険者たち」は私が好きな映画を三本あげるときに必ずあげる映画です。ちなみにほかの二本は「フィールドオブドリームズ」と「野のユリ」だと思います。「フィールドオブドリームズ」では 最後にお父さんが戻ってきたシーンは正直初めて見た時には理解できませんでしたが 何度も見直していくうちに意味が分かった時には涙が止まりませんでした。「野のユリ」でも最後にホーマーが尼さんたちの下手糞な合唱をききながら去っていく場面は泣けます。

    「冒険者」の中で流れる「レティーシアのテーマ」は映画音楽の中で一番好きな一曲かもしれません。三人がそれぞれに挫折してから宝探しに出かけようと立ち直るシーンは元気が出てくるので好きです。最後のシーンでアランドロンが撃たれて リノバンチュラが手りゅう弾を雨のように投下する場面は 涙が止まりません。

    私が卒業した立命館大学の近くにあるピエールという喫茶店では アランドロンが京都を訪問した時に来店したらしくて 座った席がそのまま保存してありました。勿論一般のお客さんは坐らせてもらえませんし、コーヒー一杯が600円もするので二度といきませんでした。

    アランドロン位の男前になると 年をとってもやっぱりカッコよくて 渋さにも品があって魅力的です。私もジジイになってきていますので 汚らしいジジイにだけはならないように気をつけるようにと頑張りたいと思います。

     

  • 11月7日 中学生の職業体験学習二日目です

    昨日に続いて 体験学習の二日目が始まりました。まずは昨日の手術をした子を返す準備をしました。飼い主さんに渡す内用薬と外用薬を説明して準備してもらい 薬袋の記入もお願いしました。狂犬病の注射をして登録しますので 申請書に記入してもらい鑑札など飼い主さんに渡すものを用意してもらいました。最後にカルテを見ながら計算書の記入の仕方を説明して 計算書を書いてもらいました。

    次に外来で患者さんが三人来られたので その対応を見学してもらいました。一人目は検査をして結果を説明して注射をして薬を渡してお帰り頂きました。中学生には 薬の準備と薬袋の記入 計算書の作成までお願いしましたが 割とスムーズにやってくれました。二人目はワクチンを射ちに来られましたので ワクチンを注射ポンプに吸うのを手伝ってもらいました。簡単に診察してワクチンを射ちました。ワクチンの証明書と計算書を手分けして書いてもらいました。三人目はフィラリア予防とノミ予防の薬を求めてこられましたので 体重を測定してお渡ししました。中学生にはまた薬袋と計算書の記入をお願いしました。二人とも回数をこなしたので 徐々に素早く対応できるようになってくれました。

    次に昨日の手術の道具や蔽い布の片づけを手伝ってもらいました。丁度お昼になったので 弁当を持って 近所の見晴らしの良い公園まで出かけました。お天気が良くて 風も殆ど無かったので 寒くはありませんでした。のんびりとお弁当を食べて おやつに持って行ったお菓子を食べながら 暫く談笑してから 午後から予約の入ったトリミングの犬を迎えに行きました。20キロ位ある結構大きな雑種犬ですが 優しい大人しい子なので 中学生二人でシャンプーをしてもらいました。二人とも動物好きな女の子だったので 奥さまが傍で様子をみていましたが 手を貸すことなく上手に洗い上がりました。よくタオルで拭いてから ドライヤーで解かしながら乾かしました。これも中学生に要領を教えると割と上手に乾かしてくれました。カットが簡単に済む子だったので カットのやり方を見学してもらいました。最後に足裏や陰部にバリカンをあてたり 爪を切ったりするのを手伝ってもらいました。

    その子のシャンプーカットが終わったところで 時間が来たので 体験学習を終わりにしました。最後に質問を受けて それにお答えして終了しました。二日間無事に終われてホッとしました。中学生の二人も普段は経験できないことを体験できて それなりに勉強になってくれたのではないかと期待しています。今年は女の子二人で それぞれに可愛らしくてよかったのですが 来年は獣医師志望の男の子がやってきてくれることを楽しみにしたいと思います。

  • 11月6日 近所の杉中の女の子が職業体験学習にやってきました

    今日と明日の二日間 杉中の二年生が二人 職業体験学習にやってきました。当院としては以前に津田中から同様の問い合わせがあった時に 電話を受けたアルバイトの子が曖昧な返事をしたために 結果的にはお断りしてしまったので 中学生の子が訪問してくれるのは 初めてでした。

    動物病院にやって来る子たちですから 動物好きなのは間違いないと思いますが、特に女の子ですから 怪我をさせないように気を使いました。九時前に病院にやってきたので まずは掃除機とモップをかけてもらいました。それから医局に座って二日間のだいたいのスケジュールを説明しました。

    次にペットドックの予約が入っていましたので その犬の採血を手伝ってもらい 検査のやり方を見てもらいました。更にその子を散歩に出して便と尿をとり その検査をしました。その結果の意味合いを説明しながらコンピューターに入力して 最後に総合所見を書き込みました。飼い主さんに渡す為にプリントアウトしてペットドックの仕事を終わりました。

    次に昼から犬の避妊の手術の予約が入っていましたから 手術の準備を始めました。まずは高圧滅菌機のスイッチを入れて予熱を始め 手術に使う器具の使い方を説明しながら滅菌するための容器に入れました。その容器を滅菌器に入れて 滅菌を始めました。手術に使う糸やメス刃を準備し 術野を清潔にするための消毒液やバリカンを用意しました。

    お昼になったので取り敢えずお弁当を食べてもらい 手術を始めました。見学者がいるのでいつも以上にスムーズに手順をすすめたかったのですが 犬が凄く小さなパピヨンだったので 結構てこずりました。最初に導入麻酔を前肢の静脈に注入するのですが 暴れてしまって 一度目は失敗してしまいました。二度目で何とか注入して 次に気管チューブを挿入する手順ですが 呼吸が停止してしまいスムーズに行きません。

    呼吸が戻るまでしばらく待ってから やっと挿入して麻酔が安定してから四肢を紐で手術台に括りつけました。ここからは奥さんの出番ですが 術野の毛をバリカンで刈ってから 消毒液などを使って 術野になる部分を消毒してもらいました。その間に私は帽子をかぶりマスクをつけて 手を洗い 滅菌した手袋を装着しました。始める段階では手こずりましたが その後は麻酔が安定してかかってくれて 手術自体はスムーズに終了しました。

    最後に中学生が考えてきた質問に答えて 一日目は無事終了しました。初めてお腹を開ける手術を見たのに 二人とも全然平気だったみたいで やっぱり女の子は神経が図太いなあと思いました。

  • 11月4日 1980年の本日 王貞治さんが引退されました

    私はこのブログで何度も書いていますが 巨人が心の底から大嫌いです。巨人関係者で一番嫌いなのは ナベツネですが その次にきらいなのが長嶋です。選手としても大嫌いでしたが 監督としてもそれ以上に嫌いでした。選手としてのプレイ一つ一つが嫌いでした。三振した後の悔しがり方も嫌いなら そんなにうまくもないのにカッコばかりつけた守備も不愉快でした。ホームランを打った後のしぐさも気に入らなければ 試合後のコメントも理解できなくて不愉快極まりなかったです。

    そんな大嫌いな巨人関係者の中で 唯一結構好きであり 尊敬しているのが王さんです。大嫌いな長嶋とほぼ同時期に活躍して屈辱の巨人V9に貢献されましたが 不思議と王さんが打つホームランにはあまり腹が立ちませんでした。独特の一本足打法から生み出される美しいアーチは芸術のように感じてしまい 悔しさを忘れてしまいました。

    私が王さんを尊敬するのは あれだけの大選手であるのに野球に対して謙虚な姿勢で取り組んでおられて 道具を大事にされるし コメントにも知性と品格が感じられるように思いました。「今年の目標はやはり本塁打50本ですか?」という質問に対して 「毎年シーズン当初は一本も打てないのではないかと不安でしょうがありません。一本ずつ無心に積み重ねていってやっとそれに近い数字になるのです」と答えておられました。

    王選手は私が野球に興味を持ち始めたころには V9の途中でしたが 既に一シーズン40本以上ホームランを打つのが当たり前になっていましたが 凄く謙虚な発言だと思い感動しました。そして晩年になってから「一シーズンに30本ホームランが打てないと自分で判断したら引退します」と発言されており、事実四年間ホームラン数が減少してきて1980年に30本なった時に誠に潔く引退されました。カッコ良すぎる引き際だと思います。

    ウィキペディアなどを読むと 一本足打法という特殊な打ち方を習得するまでの荒川コーチとの凄まじい練習の積み重ねにも頭が下がります。王さんの持ち合わせた天賦の才能に 常人ではできない鍛錬を積み重ねて 世界で最多の本塁打が生み出されたのだと思います。長嶋の「バッティングなんて来た球をパーンと打ち返してやればいいだけですよ」といった殆ど感覚的なものとしかとらえていないお気楽さがこれまた不愉快の極みです。

    王さんも相当なご高齢になられましたので 健やかに一日でも長生きされることを心よりお祈りいたします。

  • 11月3日 1921年の本日チャールズブロンソンさんが誕生しました

    残念ながら2003年に81歳でお亡くなりになられていますから 若い方なら全然ご存知ない方も多いのかもしれません。独特の風貌で「荒野の七人」や「大脱走」での渋い控えめな演技が凄くカッコよかったと思います。私は自分の見てくれにコンプレックスを持っていますので、あまり男前ではないのに 映画に出演されて頑張っておられますから 密かに凄く応援していました。

    出演された映画で一番好きなのはアランドロンと共演した「さらば友よ」です。世界で一番男前のアランドロンと共演しても一歩も引けを取っていませんでしたから 本当に渋くてかっこいいと思いました。見てくれがそんなによくなくても アランドロンに負けていないブロンソンに心酔していました。最後の警察署でのシーンは何度見ても涙が止まりません。

    ブロンソンを日本で有名にしたのは 「マンダム」のコマーシャルのお陰かもしれません。私が中学生の頃で 男性向けの化粧品のコマーシャルでしたが 流れていた音楽とともに大ヒットしていたように覚えています。そもそも化粧品のコマーシャルに登場するのは 中世的ないわゆる綺麗な顔立ちの俳優さんに限定されていました。所がブロンソンの男くささを前面に出したコマーシャルは 素晴らしかったと思います。残念ながらその商品は使ってみたことがありませんが 化粧品屋さんにわざわざ見に行ったことは覚えています。

    日本の俳優さんでも 男前よりも渋くて男臭い人が好きでした。一人だけ例を挙げると お亡くなりになられた原田芳雄さんなんかすごくカッコいいと思いました。さり気無い仕草やポーズが素晴らしくて 似合いもしないのに真似てみたりしました。原田さんは渋い声で 歌手としても活躍されていましたが 残念ながら音楽面でのご活躍に接する機会はありませんでした。

    お二人とも 正統派の男前とは異なりますが 勿論女性にも人気はあったと思います。でも 心から憧れている男性は凄く沢山いたと思います。文末にはなりましたが 心よりお二人のご冥福をお祈りいたします。

  • 11月2日 1973年の本日突然トイレットペーパー買占め事件が起きました

    約40年前に発生した 愚かな群集心理が起こしたばかばかしい事件の事です。事の発端はオイルショックです。十月の初めに産油国が第四次中東戦争が始まったのを理由として一方的に原油の輸出価格をこれまでの七割高位に設定したのです。当然石油輸入国である日本は打撃を受けました。19日に中曽根通産大臣が製紙業は紙を乾燥するのに大量の重油を用いるので 「紙節約」を国民に訴えました。

    この大臣の訴えをどこの馬鹿がどのようなバカぶりを発揮して考えたのか分かりませんが 風が吹けば桶屋が儲かるの話のように原油価格が上がるとトイレットペーパーが不足するという全く根拠のないめちゃくちゃな結論に到達したのだと思います。11月1日に大阪千里のスーパーマーケットでその一人の大馬鹿者がトイレットペーパーを大量に買い込んだのです。その大馬鹿者が黙って家に帰ればいのに 周りの人にトイレットペーパーが必ず不足するからと買い溜めすることをすすめたのだと思います。

    バカの周りにはバカばっかりが集まっているらしくて そんな全く根拠のない大嘘話を信じ込んでしまい大量にトイレットペーパーを買い込む主婦が続出しました。更にその周囲にいるバカたちが つられてその騒ぎに巻き込まれたのです。事がここで終わっていればほんの一地域の馬鹿者たちの馬鹿騒ぎですんでいたはずです。

    ところがその翌日即ち二日に 運悪く大した事件が起こらず この馬鹿騒ぎが全国版のニュースで流れてしまったのです。所がそのニュースを流したキャスターが また運の悪い事に馬鹿野郎だったらしくて 馬鹿が馬鹿騒ぎを起こしました、チャンチャン位の調子で放送すればよかったのに トイレットペーパーが不足するという事は何の根拠もない馬鹿話として伝わらず それを見た愚かな人たちが トイレットペーパーが不足するという間違った情報だけを頭に入れてしまいましたから そのおバカさんたちが一斉に全国のスーパーへ駈け込んで大量にトイレットペーパーを買い込みだしたのが39年前の本日だったという事です。

    本当に日本人は 中国人よりは大分ましだとは思いますが 愚かな人たちが多いと思います。数日で現実にトイレットペーパーは何処の売り場にもおいていなくなりました。当然でしょう。トイレットペーパーなんてそんなに価格が上下するものではありませんし、かさばりますから普段からそれほど大量に買い置きする人は殆どいないはずです。ですから 小売店も大体普段の売り上げから在庫量を割り出すのでしょうが当然かさばるものですから売れたら売れた分だけ補充する形で仕入れていたはずです。

    それが突然売り場に出したらその場で売り切れるわけですから あっという間に在庫がなくなるはずです。どこの小売店も一斉に注文を出すのでしょうがそんな注文が大量に押し寄せた問屋も直ぐに在庫がなくなるはずですから 小売店の注文に応じられません。店頭に商品が無くなったことでトイレットペーパーが不足するという嘘の情報の信ぴょう性がより高まってしまったのでしょう。尚更トイレットペーパーを求めて馬鹿高い価格が付いた商品に飛びつくような愚かな行動が繰り返されたのだと思います。製紙工場は大臣から生産を抑えるように指示が出ていますから急に増産することも出来なくて 品薄の状態が結構長く続いたのだとおもいます。

    事の発端はただ一人の大馬鹿者が間違った情報を流して その周りの馬鹿者たちが巻き込まれただけの話です。運悪く全国版のニュースで流れたために 更にそのバカ騒ぎが全国的に広がっただけの話なのです。その騒ぎの渦中にいた馬鹿にしてみれば 現実にトイレットペーパーが無くなってしまったというのかもしれませんが 現実にその人たちのおうちでトイレをした時のペーパーがなくて不自由な思いをした人がいたのでしょうか。

    1973年と言えば私が高校生の時ですが トイレの紙がなくて困ったことは記憶にありません。百歩譲ってもしトイレットペーパが無くなったおうちがあったとしても少なくとも新聞紙なら山ほどあったはずですから 使いやすい大きさに切りそろえておいておけば それほど不自由はしないはずです。勿論新聞紙は使い心地は落ちるけれど十分に代用できるはずです。

    現実に売り場からトイレットペーパーが消えたのは 取り敢えず買い込んでおけば自分の家さえ不自由をしなければよい という愚かな自分勝手が招いた現象です。みんなが普段以上に在庫を抱えなければ 決して売場からトイレットペーパーが消えることはなかったはずです。

    この現象が再現されたのが 1993年から翌年にかけての米騒動です。1993年は冷夏となりコメの生産量が普段の7割程度に落ち込みました。落ち込んだとは言っても7割は米が収穫できたのです。普通に考えればそれだけのコメの収穫があればコメ不足なんて起こるはずがありません。例年通りに米が収穫できた年には必ず売れ残る分があって古米となるのですから現実の国民が食べる量から考えたら足りないのはほんの少しだけのはずです。

    なのに自分のうちだけはコメが不足する状態になりたくない という愚かな考え方の人間が大量にいたから 普段よりも大量に在庫を抱えようとするので収穫量が少ないうえに販売量が増加してしまい スーパーにも米屋さんにもコメが売っていない状態になってしまいました。なんて日本人は愚かなのでしょう。オイルショックの時のトイレットペーパーが無くなってしまったのと全く同じことを繰り返しています。結局は自分さえよければそれでいい という考え方の人間が多すぎるのだと思います。

    コメが無くなった時には普段見向きもされない品種や古米などが ビックリする位の高価格で売り出され 飛ぶように売れていました。本当に馬鹿じゃないのかとその人たちに言いたかったです。自分さえよければと考える愚か者が 普段なら二束三文で流通しているようなくず米に有難がって飛びつくさまは 地獄の餓鬼そのものに見えました。

    冷静になって考えれば 毎年日本は米を作っているのです。たまたまそのとしだけが悪天候のおかげで普段よりも三割ほど収穫量が減っただけなのです、現在の日本には 米以外にも主食になるものは幾らでもあります。パンや麺類だけを食いつないでも 大阪人ならお好み焼きもありますから それほど辛くはないと思います。一口に麺類と言ってもうどんや蕎麦といった和食から ラーメンなどの中華、パスタなどのイタリアンとかなりバリエーションがあります。うどんや蕎麦でもお出しを味噌仕立てにしてみたり、のせる具材に工夫すれば何日か続いても全然飽きがこないでしょう。ラーメンだって醤油味、味噌味、とんこつ味などスープを変えれば雰囲気が異なります。パスタだって市販されているソースを工夫して選べばいくらでも趣を変えることが出来ます。

    私は普段10キロ入りの袋でコメを買っています。それが残り少なくなってきましたが 全く不安ではありませんでした。ただうちの両親と当時の初代奥さんの実家が 私が全然コメの買い置きをしていないことを告げると 心配して10キロ入りのコメを送ってきましたので 突っ返すのも大人げないと思い頂きました。結局はうちの実家も奥さんの実家も愚か者だったという事で情けなくなりました。

    本当に不必要な分まで買い溜めるから市場に出回らなくなるという単純な仕組みを理解できない愚かな人が多いのは残念で仕方がありません。オイルショックの時のペーパー不足とその後の米騒動で日本人は全く同じことを繰り返しましたから 今後も同じように何か物が不足しそうな状態になった時には全く同じことを繰り返すのでしょうか。自分さえよければそれでいい という利己的な考え方を捨てられれば 決してこの様な愚かな行動は繰り返さないと思いますが まあ無理なのでしょう。残念ながら。

  • 11月1日  本日は浜田朱里さんの52歳の誕生日です

    浜田朱里さんと言っても ご存知の方はあまり多くないとは思いますが 私は大好きなアイドルの一人でした。「さよなら好き」という曲でデビューしましたが 私はデビュー当時から注目していました。同期デビューに松田聖子や河合奈保子、三原順子、柏原芳江等の大物がいたのでそれほど目立つ存在ではなかったし 曲にも恵まれなかったみたいで 残念ながら殆どヒット曲はありません。ただルックス的には非常に清楚なサッドフェイスで松田聖子よりもずっとチャーミングだと思っていました。あまり活躍できないうちに 芸能界を引退されたのだと思いますが 現在は幸せなご結婚をされて 素敵な淑女になっておられることと期待しています

    私は昔からあまり表立って人気のあるアイドルは好きになりません。一番最初に好きになったのが 五十嵐じゅんちゃんで あっという間に中村雅俊と結婚していまいました。現在も時々テレビに登場されますが 凄くお美しい女性です。次に好きになったのが これはかなりの大物に成長してしまいましたが 藤圭子さんです。ご存知だと思いますが宇多田ヒカルさんのお母さんです。デビュー当時から すごく暗そうな雰囲気が好きでした。まさかレコード大賞まで受賞するほどの大物に成長するとは思ってもいませんでした。芸能人としても成功をおさめられていたし経済的にも非常に恵まれていたと思いますから 自殺された時は 少なくともその時点で幸せではなかったという事なので 凄く残念でした

    それから三木聖子さんも大好きでした。名曲「まちぶせ」の歌詞は聖子さんの実体験をもとにユーミンが作曲されたのだそうです。ですから「まちぶせ」は絶対に聖子さんのものです。その後石川ひとみがカバーしましたがあんなとろとろしたアレンジは 絶対に曲のイメージからしたら間違っていると思います。聖子さんもこの歌を歌ってレコード大賞新人賞を獲得していますが 残念ながら石川ひとみの方が後発であり ヒットしてしまい 紅白でも歌われてしまったので 「まちぶせ」と言えば石川ひとみの曲と思われていることが 非常に不愉快です。

    次に好きになったのが 菊池桃子ちゃんですが この方は最初から非常に人気がありましたし、現在も凄くチャーミングな女性になっておられるので嬉しいです。

    続いて好きになったのが岡田有希子さんです。この方の場合はアイドルとして活躍されている最中に自殺されてしまいましたので 当時はかなりショックを受けました。この子も非常にチャーミングなルックスをしているように思っていましたが あまり人気は出ませんでした。残念です。

    それからしばらくは芸能人にあまり興味ない時代が続いていましたが カレンダーとしては長澤まさみさんとか綾瀬はるかさんのものを購入していました。久しぶりに好きになったのがAKBの板野友美さんでした。何気なく買った週刊誌の写真を見て瞬間的に好きになりました。好きになった時にはAKBというグループにも全く興味がなかったので トモチンの外見だけを見て好きになってしまいました。ところがその後AKBに興味を持って出演する番組などをインターネットで熱中してみるようになると どうもトモチンは性格的に私が好きになるような女の子ではないことが分かり直ぐに好きではなくなりました。AKBで一番性格の良い子は 間違いなくたかみなだと思います。そこでたかみなを大好きになったのですが 残念ながらたかみなは九九も言えないほどのおバカでした。私はおバカは好きになれないので 他の子を探していたら見つかったのが 横山由依ちゃんでした。

    由依ちゃんは 顔立ちもスタイルもアイドルとしてはあまりぱっとしませんがその性格が凄く気に入ってしまい二年間はカレンダーを買い求めました。現在も別に由依ちゃんを嫌いになったわけではありませんが AKBの公式ライバルである乃木坂の方が大好きになってしまいました。乃木坂の方が好きになった理由はAKBは知らない人が少ない位の存在になってしまいましたが 乃木坂はまだ結構マイナーな存在だからかもしれません。今年こそは紅白に出場してほしいし 出場すべきところまで来ているようには思いますが 客観的にはどうなのでしょう。

    大好きなカズミンやナーチャン、マイマイなどがあまりメジャーな人気者にはなってほしくない気持ちもありますが 再来年位には この三人には個人としてのカレンダーが作られるぐらいには人気者になってほしいと思います。もし三人とも個人カレンダーができたら私は絶対に三人とも買ってしまいます。例年今月の末に紅白の出場歌手が発表されますが ここ何年も紅白をみていなかったので 全く興味ありませんでしたが 今年はワクワクしながら乃木坂の初出場の吉報を待ちたいと思います。

    浜田さんのお誕生日から文章を書き始めましたが 結局は乃木坂の事で終わってしまいました。申し訳ありません。