Dr.喜作のブログ

2015年7月 の記事一覧

  • 7月20日 本日は「海の日」なのだそうです

    「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」事を趣旨として祝日に制定されたのだそうです。最初は7月20日に決まっていたのだそうですが ハッピーマンデー法により7月の第三月曜日に変更されたのだそうです。今年は偶然20日になりましたが おかげで子供たちの夏休みの始まりが だいぶ前倒しされたようなので 子供たちにしたらかなり得した気分だったと思います。

    1995年に制定されたのだそうですが どうも自分が大人になってから、というか病院の仕事を始めてからは祝日も関係なく仕事をしているので 実質的に全然関わり合いがないので 本日が祝日と言われても殆どピンときません。一昔前なら 祝日には日の丸を掲げているおうちを割と頻繁にお見かけしましたが 最近はそのような景色もあまり見かけません。徐々に国民の祝日に対する国民の意識も薄れていて 単純にカレンダーの赤字の日 一般的に仕事のお休みの日 という意識しかなくなってきているのかもしれません。

    仕事にかかわりないと書きましたが 今回の連休は夏休みのしょっぱなであり 旅行に出かけられる方が割とおられたみたいで ペットホテルの方が賑やかになり 有難いことでした。これから夏休みの期間は 普段よりも旅行に出かけられる方が増えますから ホテルの需要が高まりますから 面倒をみるだけで入金がありますから助かります。

    話を元に戻しますが 本日を海の日と意識して過ごす方が 全国的に見てもほとんどおられないと思いますが如何でしょう。現在の天皇誕生日など12月23日ですが 大部分のお仕事をされている方にとっては 年末の書き入れ時に祝日が入ってしまい ありがた迷惑なはずです。やっぱり私たち昭和生まれの人間にとって天皇誕生日はゴールデンウィークにある方がしっくりと落ち着きます。

    現在の皇太子のお誕生日は2月23日ですから 即位されたらその日が天皇誕生日になります。三月の年度末ではない分まだましなのかもしれませんが まだまだ寒くて出かけるのには不向きな季節ですから 微妙であり中途半端な時期の祝日になるので 国民がそれほど有難くない頃なのかもしれません。何にしても 大人になってからできた祝日は繰り返しになりますが ピンとこないし 全然ありがたみを感じません。

    祝日も関係なく仕事をしている現在も 仕事をリタイヤしたら毎日が日曜日になりますから やはり祝日はほとんど無意味なものになってしまいそうです。せめて本日は海の日であることを認識して過ごそうと思います。

  • 7月19日 国立競技場の建設予定が白紙の状態に戻ってしまったようです

    建設のための費用が当初の見込みを大幅に上回ることになってしまったので 一旦白紙に戻して再び最初からやり直す、という事なのだそうです。安倍首相がゼロベースという言葉を使っていますが どういう意味なのでしょうか。これまでにデザインを広く建築家から求めて 大々的なコンペを開いて 今回のかなり特異なデザインの設計に決まったのでしょう。その特異なデザインの為に 建設費用が予的額を大幅に上回ってしまったために やっぱりやめとこうか と白紙撤回をしてふんぞり返っている安倍ちゃんを見ると またまた胸糞が悪くなります。

    これまでにかかった時間と費用という無駄は かなり莫大なものになっていると思いますが それを全て投げ出すわけですから ゼロベースといっている安倍ちゃんは 何にも責任を感じていないのでしょうか。安倍ちゃんやその上にふんぞり返っている森元総理は 何らかの責任を追及されると 民主党政権の時代にゴーサインを出したことだから 自分たちには全く責任がないような立場で発言していますが、果たしてそうでしょうか。

    オリンピック招致のプレゼンの演説で アジアにこれまで見られない画期的なデザインの競技場を作り、その財源は保証されていると断言したのは 安倍ちゃん自身ではありませんか。財源についてはもう一人の無責任男猪瀬前都知事が絡んできていますから 話が単純ではありませんが 何にしても 今回の大失態の責任を誰一人として背負う気配を感じられる発言は見受けられません。凄く情けなくて恥ずかしいことだと悲しくなってしまいます。

    まだ実際のオリンピックはずっと先の話なので それほど誰も焦りを感じていないのかもしれませんが 今回の失態で無駄にした時間のつけが直前になって響いてこなければよいと思いますが、如何でしょう。安倍ちゃんにしたら 安保法案の強行採決による自民党のイメージダウンを救う起死回生のファインプレーとして 白紙撤回を持ち出してきたのでしょうが 私には安倍ちゃんの無責任さをより強調しているだけの様にしか感じられません。

    今後の展開としてはデザインのコンペなどは行わない予定なのだそうですが だとしたらデザインを誰がどの様な権限で決定するのでしょうか。斬新なデザインでなければ 安倍ちゃんはやっぱり世界に向かってまたまた大ウソをついたことになってしまいますが その辺りについてはどのように感じているのでしょうか。

    安倍ちゃんは福島の原発問題で 汚染水が漏出していることはありません 等と大嘘を重ねてきましたから 今更オリンピック招致での演説が大ウソになっても 何にも感じないのかもしれませんが 同じ日本人としてはとても恥ずかしいことだと思います。それもこれも選挙でみんなが馬鹿みたいに自民党に投票して 自民党に巨大な議席数を与えてしまったことに起因していると思います。早く国民が目を覚まして 自民党へのばかみたいな投票を辞めることが先決だと思います。いくら馬鹿な庶民でも アベノミクスで自分たちの生活が全く潤わなかったことは さすがに今となっては身に染みているはずです。

    安倍ちゃんの代わりにだれが良いのかと問われたら お答えすることができないのが残念ですが 少なくとも安倍ちゃんは日本を代表するような人物ではないことに 一刻も早く国民の皆さんが気づいていただけることを期待します。

  • 7月18日 子供たちは本日から夏休みに入ったみたいです

    昨日昼前に小学生や中学生が幸せそうな笑顔で帰宅していましたから 恐らく終業式だったのでしょう。私は毎年このブログで触れてしまいますが 長い長い夏休みが羨ましいです。まあ、誰にも平等に子供時代はあるのだし 今の子供を羨んでも仕方がないことは重々承知しています。それに自慢ではありませんが 私は大学に十年も通いましたから 実質二か月間の夏休みを十回も経験しているのです。ですからそんな私に小中学生の四十日前後の夏休みをやっかむ資格は全然ありませんが でも羨ましいものは羨ましいのです。

    そんな幸せそうに帰宅する子供たちの顔を見ていると 少しでも早く病院の仕事をリタイヤして のんびりした老後を過ごしたくなります。但し 私の場合は回り道をした分 国民年金なんてもらえる額は ほんのお小遣い程度です。ですから優雅な老後を過ごすためには しっかりと十分に蓄えておかなければなりません。その為には目標額に貯金が到達するまであと数年は頑張らざるを得ませんので あと数年お仕事に励みたいと考えていますので ユーアイ動物病院をよろしくお願い致します。

    夏休みといえば 付き物が宿題だと思いますが、私は国語や算数は得意でしたが 図工が大の苦手科目でした。ですから 算数の計算問題や漢字の書き取りなんかは殆ど最初の二三日で終わらせていましたが いつも最後まで残って苦労するのは 絵画や工作などの提出物でした。夏休みの最初に一応宿題を楽々とやり遂げる予定表を作ります。いわゆるお勉強の宿題は殆ど初めの頃に終えてしまいますが、絵をかいたり工作を作る宿題が かなり余裕をもって予定を立てているにもかかわらず きちんと消化できなくて結局休みの終りまで残ってしまいます。

    私は本当に絵をかいたり 工作を作るのが苦手です。私の父は 現在も油絵を描くのが 長年続いている唯一の趣味であり コンスタントにコンクールで入賞していますし 手先が器用で物を作り上げることも凄く上手です。私が宿題が出来上がらなくて困っていると 父が少しだけ手伝ってくれる時もありましたが ただあまりにレベルが違いすぎるので 例えば十人の人を描いたときに 一人だけ父に手伝ってもらうと 明らかに他の九人と次元が違うので 少なくとも先生には手伝ってもらったことがバレバレだったと思います。

    大学の時の宿題は レポートを提出する形式の宿題が多かったのですが サークルの先輩などから 出来るだけ幅広く情報を収集して 複数のレポートを入手して 上手くブレンドしてまとめ上げて オリジナリティを感じさせられるレポートを作成して提出していました。立命館大学に通っていたころには 自宅通学でしたから 割と経済的にも余裕がありましたから のんびり過ごしていましたが 岐阜大学時代はアルバイトで生計を立てていましたから 夏休みは稼ぎ時で凄くアルバイトに励んでいました。主に割と大規模な塾で国語の先生をしていましたからそれこそ夏季講習で朝から夕方まで 同じ授業を繰り返していました。

    おかげで夏休みの終わりには かなりの金額を稼げていましたから 少しだけリッチな生活をしていました。但し普段の生活は大学のサンドイッチ売り場のお姉さんと仲良くなって 食パンの端っこの切り落とした部分をまとめておいてもらって 只で分けてもらって 主食にする侘しい生活でした。肉なんてほとんど買ったことがなくて 牛の解剖をしたときなんかに 実習の終わった部分のお肉をもらって帰ったりしました。大きな肉の塊を持って帰れましたが 解剖室に保管されているために消毒薬の臭いが凄くきついので しっかりと煮込んだり 香辛料をたっぷりと使って 臭いが気にならないような調理法を工夫しなければなりませんでした。

    岐阜大学の下の学年のうちは夏休みといえばアルバイトに明け暮れていましたが 卒業を控えた学年になると 夏休みには毎日の授業のあった普段以上に卒業研究のための実験に追われて 殆どアルバイトが出来なかったために かなり困窮した生活をおくっていた覚えがあります。九月になって授業が始まってからの方がまだアルバイトが出来ましたからホッとしました。

    私の最後の夏休みはかなり苦しかった思い出しかありませんが 今思い起こせばそれなりに充実した日々だったので楽しかったと思えます。今思い返せば一週間を千円足らずのお金で過ごしたこともありました。仕事をリタイヤしてからは 毎日が夏休みになりますから いざリタイヤしてしまうと 逆に退屈して仕事がしたくなってしまうのかもしれません。まあ、そんなことがないように毎日の遊びを充実させようと思っています。

    夏休みの始まりにはいつも子供たちが羨ましいのですが 夏休みの終わりには 子供たちにざまあみろと思ってしまう 人間の器の小ささを少しでも改善できればと思いますが 人間の性根の部分はほとんど変われないので そんな私のけつの穴の小ささは あんまり改善できることは期待できないでしょう。

  • 7月17日 1987年の本日石原裕次郎さんがお亡くなりになられました

    52歳と私よりもずっと若い年齢でお亡くなりになられてしまいました。石原さんの晩年の貫録は 私と比較すること自体が失礼にあたるのでしょうが 桁違いでした。リアルタイムで石原さんが出演された作品と接したのは「太陽にほえろ」からの刑事ドラマです。それまでは あまり刑事ドラマというジャンルの番組を見ていなかったような気がしますが この番組だけは何故かかなり熱心に見ていたように思います。一人一人の刑事が個性的に描かれていて 殺人事件を絶妙なチームワークで解決していく姿を毎週見ていると 刑事という職業に憧れた時期もありました。まあ、あんなしんどそうな仕事ですから直ぐにやっぱりやめとこうとは思いましたけれど。

    それと織田裕二の出演した「踊る大捜査線」で描かれていたように 殺人事件をその地域の所轄の刑事だけで担当することなどなくて本庁のエリート軍団が事件を担当して、所轄の刑事はそのお手伝いしかさせてもらえない という現実が描かれてしまうと あの七曲署の刑事たちの大活躍は一体なんだったのかと 虚しくなってしまったことがありました。

    若い頃の石原さんは 私が物心つく前の時代に 出演された映画でそのご活躍を拝見しました。私の好きな石坂洋二郎の小説を映画化した作品によく出演されていました。勿論主役のカッコよくて正義感のあふれる青年の役柄ばかりです。あまりに男前でさわやかな風貌ですから 悪ものの役は似合わなかったのかもしれませんが 恐らく生涯一度も敵役を演じられたことはないのではないでしょうか。その点では 高倉健さんに類似しているのかもしれません。まあ、健さんが数えきれないぐらいに何度も演じられた ヤクザ自体が 常識的な一般社会から見れば 文句なく敵役なのかもしれませんが、 健さんの演じるヤクザは ヤクザとはいえ絶対に正義の味方でしたから いわゆる悪者 敵役ではなかったように思います。

    どこから見てもさわやかな容貌であり その上足が長くてスタイルも良かったですから 女性には大変おもてになったのは 間違いないようです。まあ、石原さんは当時の芸能界では絶対的な存在でしたから 現代のように関係のあった女性がその事実を素っ破抜くなんてことはありえなかったのだと思います。

    若くして亡くなられた原因も 表向きは癌と言われていますが 実は性病で亡くなられた という噂がかなり大っぴらに流れています。まあ、お亡くなりになられてから数十年が過ぎても 石原軍団の芸能界に占める位置は小さくないので 悪評がそれほど表立つことはないのかもしれません。

    まあ、同じ男として生まれたからには あれほどの男前に生まれて 女性にもてまくってみたかったと思わないでもありませんが 私の人生には 楽しくて充実した奥様との老後が待っているはずですから そこで不細工な容貌に生まれて女性に全くモテなかった寂しい人生の埋め合わせをしようと思っています。その為には元気で長生きしなければなりませんから 食事に気を付けて摂生を心掛けようと思っております。

     

     

     

  • 7月16日 本日は駅弁の日だそうです

    1885年の本日 宇都宮駅で日本で初めて駅弁が売り出されたことにちなんでいるのだそうです。握り飯に沢庵というごくシンプルなお弁当だったそうですが 電車の中で景色を見ながら食べる食事は 美味しかったことと思います。私の父は運転免許を持っていませんでしたから 当然自家用車はないので 旅行に出かけるときにはいつも鉄道を利用していました。

    両親の出身が九州でしたから 小学生の頃に夏休みに両親の実家に帰る時 いつも山陽本線を利用していました。当時は新幹線などありませんでしたから 特急に乗っても 朝大坂を出発して 博多駅に着くのは夕方でした。ですからいつも駅弁を買って食べるお昼ご飯が とても楽しみでした。

    私はその地方の特産品を使った地方色の強いお弁当よりも いつも決まりきった内容ですが それが逆に懐かしい気分にさせてくれるオーソドックスな幕の内弁当の方が好きでした。幕の内弁当の名前の由来は 観劇するときにその幕間に食べた弁当だからだそうですが 今ではごく一般的なお弁当の代名詞のようになっているみたいです。

    幕の内弁当の三種の神器と言われるオカズがあるのは割と有名だと思います。「卵焼き」「焼き魚」「かまぼこ」の三品の事だそうです。少なくともこの三品を入れておけば 彩的にも美しいからかもしれませんし 誰でも好きなオカズだからかもしれません。

    但し玉子焼きについてはいろいろと個人により好みが分かれる一品かもしれません。関西ではお出汁のきいた甘くない玉子焼き いわゆるだし巻き卵が一般的かもしれません。私の母は福岡が出身なのでと 子供向けに意図的に甘くしてあったのかもしれませんが 味醂のたっぷりと入った甘めの卵焼きでしたので、今でもやはり甘い目の卵焼きの方が好きです。

    焼き魚としてはお弁当なら鮭がポピュラーなのかもしれませんが 私はお弁当のおかずとしてでなくても 焼き魚の中で鯖の塩焼きが一番好きです。お寿司でも鯖寿司はとても好きですから 鯖というと女性にはあまり人気がないのかもしれませんが 私はとても好きな魚です。

    蒲鉾は私は練り物のうちでいうとあまり好きではありません。魚のすり身を加工した食品でいうと 油で揚げた例えばごぼう天のような天ぷらの類の方が好きです。上等の蒲鉾は相当にしこしことした噛みごたえがありますが 私はあまりしこしこした食感が好きではないので 蒲鉾が好きになれないのかもしれません。

    仕事の関係で富山で暫く暮らしたことがありましたが 富山名物のマス寿司は駅弁というよりも一つの料理として 大好きです。百貨店などで 駅弁フェアーの様な企画があると マス寿司はほぼ間違いなくおいてありますから 殆ど無条件で買って帰ります。一人で切り分けて 全部食べてしまうときに幸せを感じます。わずか千数百円で手に入る幸せですから 安上がりで助かります。

    一時期 時刻表マニアになって JTBの大判の時刻表を毎月のように購入しては 仮想鉄道旅行を楽しんでいました。例えば一週間とかまとまった休みが取れたとしたら 旅行する方面を取り敢えず決めて 周遊券や青春18キップをいかに上手に活用して 楽しくて充実した旅行が楽しめるか シミュレーションして楽しむのです。朝何時ごろに家を出て どんな特急列車に乗って どのあたりでどんなご当地の特産物を使った弁当を食べて どんなホテル若しくは旅館に宿泊して その時に旬の食材の料理を頂くかまで 細かくスケジュールを立てるのです。勿論かかる料金もすべて計算して その金額と充実度の高さで 自分のたてた旅行プランを比較検討して 自分なりにいちばん有意義な旅行を選びます。

    そして実際に休みが取れた時に その旅行を実行に移すつもりなのですが 殆ど実現したことはありません。現在はちっぽけな車しか所有していませんが それでも私と奥様の両方がそこそこ運転できるので 大抵の場所には車で出かけてしまいます。それで猶更鉄道はりようしなくなってしまい 必然的に駅弁とも縁遠くなってしまいました。

    でも実は私も奥様も 密かに鉄道好きなので 病院の仕事を辞めて 時間にすごく余裕が出来たらそれこそ各停列車で のんびりと旅を楽しみながら ご当地の弁当三昧の旅行を楽しもうと予定だけは立てています。この予定だけは是非実行に移したいと思っていますが どうなる事かは分りません。

  • 7月15日 乃木坂の映画「悲しみの忘れ方」を観てきました

    残念なのは 乃木坂の認知度の低さが 浮き彫りにされたかのような上映されている映画館の数の少なさでした。関西では京都で一か所、大阪で二か所、兵庫で一か所の 全部でたった四か所でしか上映されていない事です。遅かれ早かれAKBグループの各団体も似たような内容のドキュメンタリー映画が公開されるはずです。その上映されている映画館の数で ある程度客観的な各団体の認知度が測れるのかもしれません。

    本家のAKBを上映する映画館は相当数に上ると思いますし、NMBも一応地元ですから そこそこの映画館で上映されるのかもしれません。ただしSKEやHKTが乃木坂よりも多くの映画館で上映されていたら 少なからずショックを受けるように思います。

    私は京都の二条城の近所にあるシネコンに出かけました。車で出かけましたが 駐車場代が一日700円でしたので 少なくともバスや電車を利用して出かけるよりもずっと安上がりでした。朝八時前に出発して第一回目の上映、9時20分からの分を観に出かけました。朝早い方が到着までの時間も短いでしょうし お客さんも少ないでしょうからゆったりとした気分で見られることを期待したからです。

    水曜日の朝一の上映なんて 私たち以外にお客さんがいないかもしれないと予想して入室しましたが 予想に反して既に数十人のお客さんが座っていました。もしも奥様と二人きりなら 一番後ろの席を指定しましたから すきを見て奥様にキスをしようと計画していましたが すぐ近所にまで結構人がいましたので 私の野望は遂げられませんでした。

    こんな時間帯だし まだ夏休みにも入っていない時期でしたから 座っているお客さんの年齢層はかなり高めになるのは致し方のないことかもしれませんが いわゆるおじさんとかおばさんが多かったのには驚きました。乃木坂のコンサートでは半分近くが女性客ですから アイドルグループとはいえ 女性のお客さんが多いのは不思議に思いませんが こんなにたくさんの人がいたのには正直驚きました。まあ上映館の数が少ないので 私たちもわざわざ枚方から遠征したように 皆さん結構遠方から集まってこられたのかもしれません。

    主要メンバーのお母さんのコメントがナレーション代わりに使われていましたが 女優の西田尚美さんが吹き替えをしていました。出来たらお母さんご本人の声だったら ずっと感動的だったのかもしれませんが お母さんは素人さんなのですから無理な注文かもしれません。

    生駒里奈、白石麻衣、生田絵梨花、西野七瀬、橋本奈々未この五人の主要メンバーのお母さんのコメントから本人が紹介されて それぞれに乃木坂に入る前に抱えていた問題が明らかにされます。乃木坂というアイドルグループでも 特に人気のある五人の事ですから それぞれに学校で人気の的であり チヤホヤされてきたのかと思いきや 苛めにあったり 不登校状態に陥ったり、自分の将来の方向性を見つけられずに立ち止まり途惑いまくっていたりと 意外にもごく普通の高校生が悩むようなことで落ち込み 挫けそうになっていたのは 予想外でしたが反って親近感がわきました。

    この五人については家族も登場したりして 結構深く掘り下げられていましたが その他のメンバーについては カズミンやマイマイは一応名前が紹介されていましたが 殆ど掘り下げられてはいませんでしたし、二期生に至っては最後の最後で堀が少しだけいじられていた位でしたから 物足りなさを感じました。

    松村のスキャンダルについては 一応正面から取り扱われていましたが 今考えても松村の処分は軽すぎると思います。というよりも選抜落ちもせず ただ二列目から三列目にポジションが下がっただけでは処分とは言えない扱いでしょう。AKBのさしこが 昔付き合った男に暴露ネタをばらまかれた事件は AKBに入る前に完結しているいわば過去完了の事件です。なのに一応さしこが九州出身であるとはいえ 出来たばっかりのHKTに左遷されたのです。

    私はさしこは非常に不細工で アイドルを名乗っていること自体が腹立たしいぐらいに思っていますが 左遷されたことに腐らずにHKTで地道な努力を続けたことで とんでもない大量得票によって二度もセンターに選出されたし、HKTは後発なのにNMBよりも選挙でずっと優秀な成績を収めたのは さしこの功績が非常に大きいと評価しています。

    話を松村に戻すと 乃木坂の場合は左遷するにも他に系列グループがないから無理ですが せめて世間がスキャンダル事件を忘れてしまうまでは 選抜から外す処置は取るべきだったように思います。私は松村の起こした事件の方が 現在進行形であったわけで さしこよりもずっとずっと責任が重いと考えるからです。AKBグループでも乃木坂でも問題を起こして 除名処分されたケースも少なからずありますから どうして松村の場合だけ異例に処分が軽いのか納得がいきません。映画の中で生駒が発言していましたが 「乃木坂という純白なイメージのグループに 黒い混ざりものが生じてグレーになってしまいました。これからどんなに努力して黒い混ざりものを取り除いても 元の純白には戻れない」という言葉は凄く正しいと思います。

    奥様と二人で夫婦割引で2200円でこの映画を鑑賞しましたが 一応それ位の値打はあったように思います。乃木坂の事をあまりご存知のない方が見ても それなりに楽しめる内容だとは思いますので 京都なら二条城、大阪なら梅田と難波 上映館が少ないのは難点ですが 是非一度ご覧いただいて 乃木坂のファンになっていただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願い致します。

     

  • 7月13日 最近始まったドラマが面白いと思います

    七月から始まったテレビドラマで 何となく初回の放送をみて 印象に残ったドラマが何本かありましたので 紹介しようと思います。まず一本目は「コンシェルジェ」という何日か前に紹介した西内まりやさんという非常にチャーミングな女性の主演ドラマです。西内さん演じる新米コンシェルジェが一人前に成長していく過程を描いたドラマだと思います。第一回目の放送ではちょっとワザとらしい展開もあり そんなに手放しではお勧めできませんが 取り敢えずは西内さんの新鮮さが 味わえるだけでも 一見の価値はある作品だと思います。

    二本目は 「探偵の探偵」です。北川景子さん主演です。自分の妹がストーカーに殺されたのですが 妹さんの行動パターンなどを調べ上げてストーカーに報告した探偵に ある意味逆恨みして その妹さんを調査した探偵を見つけるために 自分が探偵事務所に所属しているという設定です。

    私は美しい女性は勿論大好きですが 北川さんはナーちゃんと違って きつい顔立ちで怖そうなので 正直好きじゃありません。これまでの出演ドラマでは「謎解きはディナーの後で」以外はあまり拝見していませんでした。所がこのドラマでは かなりのハードアクションに挑戦されていて アクションシーンだけでも見ていてスカッとします。ドラマの他の方のセリフ「探偵は目立ってはいけないので あなたは探偵に向いていない」と言うのがありましたが 非常に的を得たセリフだと思います。探偵は印象に残ってはいけないので外見的には平凡で目立たないのが最良とされているはずです。

    なのに北川さんは凄い美人なので 男なら一度見たら少なくともその日は忘れないぐらいに印象に残りすぎるはずですから 探偵という役柄設定自体に問題があるように思ってみましたが 「自分は探偵が嫌いだから探偵になりたいわけではないが探偵の事を知りたいので探偵について学びたい」と言うセリフになんとなく説得力を感じてしまいました。

    昔、山Pが演じた「クロサギ」と言うドラマを思い出しました。主演の山Pが詐欺の被害にあった過去があり、素人をだます詐欺師を「シロサギ」と言うのに対して詐欺師をひっかける詐欺師を「クロサギ」と表現していて かなりスリリングなドラマでした。この「探偵の探偵」は同様のスリリングで楽しめるドラマになりそうなので 二回目の放送を楽しみにしています。

    三本目が「エイジハラスメント」という武井咲さん主演のドラマです。いまやセクハラ、モラハラ、パワハラ等とハラスメントという言葉が氾濫していますが エイジハラスメントという言葉はあまり馴染がありませんでした。第一回目を見た感想としては 総務部の女性だけがなぜ制服を着用しているのか不思議な気がしましたし、郵便物を配ったり、蛍光灯を取り替えたり、トイレットペーパーを補充したりなんて仕事は 以前にヒットした「ショムニ」では庶務課がしていた仕事だと思います。会議のお茶出しなんかは秘書課のお仕事ではないのでしょうか。今どき会議中に喉が渇くのなら 各自がペットボトルで好きな飲み物を用意したら 事足りのではないか 等と思ってみてしまいました。

    このドラマでは 武井さんが若くてきれいすぎるので どうしても男性社員から注目され 親切にされることに対しての 先輩社員からの嫉妬ややっかみを中心に描かれているように感じましたが 本来のエイジハラスメントとは もっと上のベテランと言われている人たちに対して 高年齢であることを貶めたときに使われるのではないかと思います。

    まあ何にしても武井さんは ナーちゃん、マイマイに匹敵するぐらいチャーミングな女の子なので そんな女の子が苛められながらも 頑張って成長していくのでしょうから 武井さんの健気で可愛らしい姿は絶対に一見の価値があると思います。但し「五寸釘・・・」という決め台詞は 武井さんには絶対に似合わないと思いますし そもそも五寸釘自体が世の中にあまり認知されていないのではないかと思いますから 残念ながら 流行語大賞には選ばれないと思います。

    以上が七月から始まったドラマのおすすめポイントでした。

    それから乃木坂初主演ドラマも始まりましたが このドラマについて語ると長くなりますので 日を改めようと思います。

     

  • 7月11日 1917年の本日 ユルブリンナーが生まれました

    頭がスキンヘッドのかなり個性的な俳優さんです。俳優として初期の作品「王様と私」でアカデミー主演男優賞を受賞してしまいました。普通なら 大当たりした役柄を引きずりたくなくてイメージチェンジをはかる場合が多いと思いますが 彼の場合はそのあたり役がスキンヘッドだったので そのままの姿で役者を続けられたのだそうです。別に松山千春さんや武宮正樹さんの様に 頭髪が薄くなったのをごまかすためにスキンヘッドを継続されたわけではないようです。

    いきなりアカデミー主演男優賞を受賞されて 一流の役者さんになってしまった方ですから かなりの数の舞台や映画に主役クラスで出演されていますが 私が印象に残っているのは「王様と私」そして[荒野の七人」の二本だけです。どちらもとてもいい人の設定でしたから 私はユルブリンナーさんと 勿論お会いしたこともあるはずがありませんが とても良い人である印象を持っています。

    役者さんと言うのは 一つの当たり役と巡り合うことは勿論幸せなことだと思います。多くの役者さんが生涯でたった一つの当たり役とも巡り合えずに 人々の記憶に全く残らないで消えていくのだと思います。歌手でも一発屋と言われる方がいらっしゃいますが 例え一曲でも世の中に大きなインパクトを与えた曲と巡り合えた方は とても幸せだと思います。全く当たらないままに消えていく歌手の方が殆どだと思いますから。

    話を元に戻すと 「フーテンの寅さん」という超当たり役は 勿論渥美清さんが演じましたし 日本人で「寅さん」を知らない人は恐らく存在しないぐらい浸透していると思います。とある映画に 渥美さんが出演された時 渥美さんの顔がアップでスクリーンに映し出された時 観客は一斉にその笑顔を見て笑ってしまいました。その映画の初めてのシーンで どんな人物設定の役柄なのか観客の誰も知らないはずなのに 渥美さんの笑顔を見ただけで とてもいい人柄の方が きっと面白いことをしゃべってくれると確信して 笑ってしまったのだと思います。

    案の定 渥美さんの演じた役柄は とても明るくて 親切で優しい面白みのある人柄の方を演じておられました。観客の誰もが 渥美さんの顔を見た時に「寅さん」をイメージしてしまい 面白くて親切で優しい人物を想像していて その想像通りの役柄だったので 安心できたのだと思います。

    渥美さんは 生涯「寅さん」を演じ続けて 勿論すごくつらくて大変なご苦労もなさったのかもしれませんが 凄く幸せな役者人生だったのではないでしょうか。但し あまりに顔が売れすぎていましたから うっかりと悪いことも恥ずかしいこともできなくて一般人には想像しがたい 辛いことも想像以上にあったに違いありません。

    例えば 渥美さんだって男性ですから たまには性風俗のお世話になりたかったかもしれません。でも相手をしてくれた女性に絶対にばれてしまうのでしょうから なかなかその方面のサービスを受け辛かったのかもしれません。男なら立小便の経験位は必ずあるはずですが 渥美さん位の超有名人になると 立小便だってきっと難しかったと思います。ネット社会ですから もしそんな場面を目撃されて 写真でも取られたら 瞬間的に世の中に広められてしまいます。

    話を最初に戻しますと ユルブリンナーさんも 私としてはとてもいい人 と言うイメージが強いので 後になって 悪者キャラを演じられても 素直に受け入れられなくて 印象に残っていないのかもしれません。芸能人は顔が売れて得することも多いと思いますが 損することもきっと多いのでしょうから 私はその方面のチャンスに恵まれても 芸能人になりたいとは思いません。

     

     

  • 7月10日 本日は語呂合わせで納豆の日だそうです

    少し前までは関西の人は 殆ど納豆を食べられないと言われていました。でもスーパーではたくさんの種類の納豆を売っていますから最近では納豆がかなり関西人にも受け入れられてきたのでしょうか。私の両親は二人とも九州人ですから 子供の頃からよく朝食がご飯の時には 納豆をご飯にかけて美味しそうに食べていました。

    納豆を始めて食べた人のチャレンジ精神には拍手を送りたくなります。細菌によって食品が変化を起こすときに 人間にとって不利益な形に変化するときには 腐敗と呼びます。人間にとって有益な変化の場合を発酵と呼びます。納豆の作り方は大豆を加熱して 藁にくるみ 藁に常在する納豆菌によって大豆を発酵させたものが 納豆です。

    納豆は見た目にはまめが腐ってしまって 如何ともしがたい状況になってしまったとしか 思えません。昔から食べ物と認識されていますし 特に関東の朝ごはんには欠かせない一品の様ですから 辛うじて食べ物としてその存在を受け入れてはいますが 糸を引く嫌なにおいのする物体を 初めて食べてみた方はいったいどのような気持ちで食したのでしょう。

    私の両親は朝ご飯の時にかなりの頻度で納豆を それも美味しそうに食べていました。小学生だった私は その様子を見てきっとおいしいに違いないと期待して 自分のご飯にも少しだけ納豆をかけて 恐る恐る食べてみました。まずはそのドロドロねばねばの食感に嫌悪感が先立ちます。味も苦くて 臭くてとても子供には美味しい食べ物とはとうてい認識できませんでした。

    でも両親の美味しそうに食べる様子に 何度も自分のご飯に納豆を少しだけかけるチャレンジをしているうちに 徐々にその美味しさが理解できるようになってきました。やがて中学生になることには どちらかと言えば納豆は好物の食べ物になっていました。私は朝はトーストとコーヒーよりも 味噌汁とごはんの方が好みだったので 納豆はほとんど毎日食べるくらいの好物になっていました。

    好物になってくると納豆の食べ方にも拘りが出てきました。まずは納豆をかき混ぜる器に入れたら 何も加えずによくかき混ぜて十分に糸を引かせます。ここで十分にかき混ぜて糸を沢山引かせた方が 美味しくなるように思います。それから薬味として刻みネギやもみ海苔、臭みを和らげるために辛子をたっぷりとくわえた方が美味しいと思います。玉子の黄身だけを加えると 味がまろやかになってさらに美味しくて豪華になると思います。薬味をたっぷりとくわえて アツアツのご飯にたっぷりとのせた納豆はそれだけでご馳走だと思います。但し口が粘つきますから 濃いめの味噌汁がお供として必需品でしょう。

    さてそのように私は 納豆大好き人間でしたが ここ数年一切納豆を食べていません。数年前に心不全を起こして倒れてしまってからはやはり長生きしたいので きちんと循環器の優秀な先生に診てもらっています。私の場合は 細かい不整脈がなかなかなくならず 将来的に脳梗塞が心配される状態です。要は血栓が脳の血管に詰まって不具合を起こす可能性があります。そこでワーファリンと言う血液をサラサラにして血栓ができにくくする薬を恐らく死ぬまで飲み続けねばならないと思います。

    納豆にはビタミンKが大量に含まれていますが このビタミンKがワーファリンの効果を弱めてしまう働きをするのです。ですからワーファリンを飲んでいる人にとってはビタミンKをたくさん含む食品 例えば納豆とか青汁は 禁止されているのです。ですからここ何年間も大好きな納豆を食べていません。

    数年前に新薬ができて ワーファリンと同等の効果があるけれど ビタミンKの影響を受けないので 新薬に切り替えれば納豆を食べてよくなります と先生に言われました。正直な所納豆が解禁になれば 暫くは納豆三昧の生活をするかもしれません。でも納豆をたくさん食べれば必然的に白ごはんもたくさん食べてしまうので 血糖値がぐんぐん上昇してしまいます。私は恥ずかしながら 心臓にも病気を抱えていますが 糖尿病の心配もしなければなりません。ですから 納豆を食べたい気持ちはやまやまありますが あえて新薬に切り替えないでワーファリンを飲み続けています。

    それこそ死ぬ間際になったと感じたら 思いっきり納豆を食べてやろうと思っていますので 死ぬ間際が少しだけ楽しみでもあります。

  • 7月9日 合唱が楽しくなってきました

    先日 一般の合唱団で枚方混声合唱団「ハーモニー」に奥様と一緒に入団したことを書きました。土曜日の昼から樟葉西小学校での二時間の練習に毎回参加しています。何十年ぶりかに見た楽譜での符読み、音取りに 以前に比べてずっと時間がかかることと 少し時間がたつとついさっき符読みして頭に入れたはずのメロディーが 頭からすっかり消え去っている記憶力の衰えにがっかりする毎日でした。

    私は事情があって二十歳前後と三十歳前後に大学生活を送りました 大学生活には当然試験がつきものです。大学生の試験勉強と言えば一夜漬けが基本だと思います。試験前夜までに十分な情報収集をして これだけ覚えておけばなんとか合格点が取れるだろうと 覚えるべき内容を自分なりに整理してまとめて 後はそれをひたすら暗記することに勤めます。試験時間が過ぎたら忘れてもいいから 取り敢えず一時的な記憶でもよいと思いながら ひたすら覚えることに専念しました。

    一つ目の大学が立命館大学理工学部化学科高分子化学研究室でした。二つ目の大学が岐阜大学農学部獣医学科薬理学研究室でした。通っていた年齢に十歳ほど違いがありましたが この十歳の年齢の違いが 一夜漬けの瞬間的記憶力に大きな違いを感じました。つまり一つ目の大学生の頃は 一夜漬けで覚えた知識が少なくとも試験時間中は消失しませんでした。所が二つ目の大学生の頃には十歳余計に年を取っているので 一夜漬けの瞬間的な記憶力が明らかに二十歳前後の頃に比べて衰えているのを感じました。

    別に獣医学科の試験の方がレベルが高かったわけではないと思うのですが 試験開始時にまず全問に目を通した時に 十分に準備できていることにホッとしましたが 最初の問題から解答しているうちに徐々に記憶が消失していって 最後の問題に取り組む頃にはその問題の答えを忘れてしまっていることがしばしばあったのです。

    そのために恥ずかしながら 獣医学科の試験ではちょくちょく追試を受けて 辛うじて単位を獲得した科目が幾つもありました。獣医師になるためには 国家試験に合格せねばなりませんから 学校の試験の準備をしっかりとすることが そのまま国家試験対策にもつながりますから 出来るだけ一夜漬けではなくて準備期間を長めにとるように心がけたつもりでしたが 当時親からの援助を受けずに頑張っていましたので 授業料や教科書代 それに生活費を稼ぐために どうしてもアルバイトにも精を出していましたから 言い訳をするわけではありませんが 追試を受ける率の高い学生であったことをよく自覚しています。

    二十歳前後と三十歳前後でさえ 記憶力に衰えを感じていましたから もうすぐ還暦と言う年齢になって 記憶力の衰えを嘆いても仕方がないのかもしれませんが 衰えを実感するとやはり結構ショックです。奥様と頻繁にカラオケに通って さんざん大声で歌っているので のどの調子、声の響き方などは それほど衰えを実感せずに済んでいますが 以前ならずっと楽器をやってきました経験から 楽譜を見た時自然に音程が取れる、と言うかメロディーが浮かんできたのに 今では情けないことに楽譜の下にまずは階名を書きこまなければ 音が取れません。まあ符読みについては徐々に勘が戻ってきたら もう少しすんなりと音取りができるようになってくると思いますが 以前なら一度符読みのできた曲は ある程度の間隔を置いても頭に入ったメロディーを忘れてしまう事があんまり経験していませんでしたが 今回久しぶりに符読みをしていると ほんの昨日しっかりと頭に入れたつもりのメロディーが翌日になると殆ど楽譜を初めて見るような感覚に戻ってしまっているのには 相当にショックを受けて落ち込みます。

    でも繰り返し符読みを続けていると ほんの少しずつですが記憶が蓄積されていっているようで 大変ゆっくりとですが曲を覚えていけているような気がしてきました。指揮者の先生が日本語をとても大切にして 歌詞の内容が聴いている人に伝わるように表現しようと努力されていますから 取り敢えずはなるべく早くメロディーをしっかりと頭に入れて 歌詞の内容を理解して上手に表現することを意識して歌えるレベルにまでなれば 練習がより楽しくなると思って 暇があれば楽譜を見て自主練習をしています。

    指揮者の先生の指導は丁寧で分かり易いし 団員の方々もそれに答えようと頑張って練習に取り組まれているみたいなので いい合唱団に入団できたようで嬉しいです。たまには奥様のパートがアルトですが一緒に練習しています。奥様は少なくともカラオケでは私よりも上手だと思いますが 合唱は全くの初めてなので 多少戸惑いもあったみたいですが 何事にも素早く順応される奥様ですから すぐに合唱でも私よりも上手になられるだろうと思います。

    これまで暇な時間はダラダラと過ごしていましたが これからは合唱の個人練習に取り組んで 有意義に過ごしていこうと思っている今日この頃です。