Dr.喜作のブログ

2016年6月 の記事一覧

  • 6月7日 運の悪いワンちゃん

    一昨日の夜に入院した雌のチワワの治療が上手くいかず とても残念でした。事の発端は 中学生位の男の子が犬を抱っこしていて 腰ぐらいの高さから ゴザを敷いてあるフローリングの床に落下したのだそうです。近所の病院にすぐに出かけて レントゲンを撮ってもらったところ 脊髄への損傷がひどいので 恐らく下半身不随になるでしょう と言う診断をされて 抗生剤とステロイドの注射をされてそのまま返されたのだそうです。

    落下するという事故があった時 当然その犬は苦痛で泣きわめいて暴れたのだそうですが その直後から 下半身が全く動かなくなっていたのだそうです。後ろ足がだらんとして全く力が入らないし 後肢の指先に刺激を与えても全然反応しないので 恐らく痛覚もなくなっていたのだと思います。そんな状態ですから 翌日になっても 全く動けないのは同様だし 勿論食欲も全然ありません。

    そのような状態だったので 心配だから連れて行ってもいいのか と言う問い合わせの電話を頂きました。確認したら丸一日おしっこも全然出ていないのだそうです。全身状態が凄く悪くて 食欲がないのは仕方がないのかもしれませんが おしっこが全然出ていないことが心配でした。下半身不随なのだとしたら 意図的に排尿が出来ないのかもしれませんし、腎臓辺りにもダメージが大きくて おしっこを作れない状態だとしたら 生きていくこと自体が難しいのかもしれませんので 直ぐに来院してもらいました。

    犬種がチワワなのですし 負傷しているわけですから それなりに扱いにくいことも想定していましたが かなり大人しい性格の子みたいで 我慢強く診察させてくれました。まず驚いたのがその子の体が 真ん丸で凄い肥満体だったことです。これだけ肥満しているとまだ四歳の年齢でしたが 肥満からくる病気が心配されてしまいます。ただ逆にこれだけお肉にくるまれているのですし それほどの高さから落下したわけではないし 落ちたのがゴザを敷いたフローリングですから それほど重大なダメージを受けるとしたら よほど運の悪い条件が重なったとしか考えられません。

    診察台にのせられると ぺたんと伏せの状態で 殆ど動けない状態でした。前日にかかった病院でレントゲンを撮ってもらっただけで 予後として下半身不随を断言されたのですから よほど異常な状態が確認されたのだろうと思います。聴診器を当てると 相当に酷い状態の心雑音が確認できましたから 心臓弁膜症にかかっていることも確認できました。体温も39度以上に上がっていましたから 炎症が全身に及んでいることも心配されます。お腹を触診すると パンパンに膨らんだ膀胱が確認できましたから 体を浮かせて 膀胱を圧迫して排尿させました。

    ひょっとしたら自発的に排尿が出来ない可能性もありますから 飼い主さんに今後圧迫排尿のやり方を覚えてもらって 今後はずっと排尿を手伝ってあげてもらわなければならないのかもしれません。採取したおしっこを試験紙で検査すると 幸い血尿にはなっていませんでしたから 泌尿器系への損傷はなさそうですが 淡白と糖がスリー+でした。最初に直感したように この子はひどい肥満の為に 心臓弁膜症と糖尿病と言う非常に厄介な病気を 基礎疾患として抱えていることが分りました。

    続いて 採血して血液検査を行いました。当然ですが血糖値は高いし 丸一日排泄できていなかったので腎機能の値も上昇していました。白血球と総蛋白の値も高かったですから 細菌による感染症が心配されますから ステロイドの投与も慎重にしなければなりません。そんな風に 今回の事故による怪我のダメージも大きいですが もともとある基礎疾患も考え合わせると 今後の状況としては相当心配されました。

    とても自宅療養できる状態ではないと判断しましたので 入院して最善の治療をすることをおすすめしました。始めて来院された方でしたが 入院の必要性を理解位して頂けたみたいで 直ぐに入院させる事を決意されました。取り敢えずの治療としては 食べていない、飲んでいないの状態なので ブドウ糖を加えた点滴に炎症を抑える薬や 食欲と少しでも元気が回復するための薬を加えて 皮下に投与しました。

    熱もかなり高いので 涼しい犬舎に入院室を準備して 入ってもらいました。既に夜の九時を回っていましたから 先ずは病院を閉めてから 今後の治療方針を考えました。怪我をしてから 丸一日過ぎていますが まだこれから神経の損傷による症状が表面化する恐れがありますので 正直な所かなり心配な状況でした。何か起こる可能性があるので 夜中も二三時間ごとに様子を見ましたが 割とすやすやと眠っていましたので これから少しでも回復に向かってくれることを期待していました。

    所が一夜明けてみると その子の状態が残念ながら悪化していました。昨夜は意識もしっかりとしていましたが 今朝は目の焦点が合わないように ボンヤリとしていて 時々しゃっくりをするような短い引付を起こす様になってきていました。こちらが予測していた以上に 脳神経が受けたダメージが大きかったみたいです。相変わらずおしっこは出ていませんでしたから 又圧迫排尿させました。

    かなり美味しそうなご飯を口元に持って行っても 勿論食べる様子はありません。血圧を測定すると 弁膜症なので 高い目の数値が出るかと予想していましたが 収縮期血圧が110、拡張期血圧が62とかなり低い目の値でした。聴診してみると心音が弱弱しくなり 心拍数も低下していましたから 心機能が低下してきていて 昨夜よりも更に心配な状態になってしまっていました。

    丁度その時に 飼い主さんから連絡がありましたので 正直に現状をお知らせしました。かなりお忙しくお仕事をなさっている様子で 今夜様子を見に来れるかどうかわからないと言う事でした。一旦お預かりしたからには 飼い主さんが面会に来られるまでは 何とか少しでもいい状態に持っていきたかったのですが 申し訳ありませんが状態としては明らかに悪化しています。脳圧を下げる薬や 神経症状と炎症を鎮める薬を最大量で投与して 症状の改善を目指しました。

    然し昼ごろから 短かった引付が 数秒間続くようになってきて 神経症状が更に進行してしまっています。神経症状を改善する薬を 最大限に投与してみましたが 改善が認められませんでした。夕方にはだんだん引付が強くなり その度に心臓が止まりかけましたので 何とか心臓を刺激して動かすことが必要になってきましたが ついには心停止状態から回復できなくて 死亡してしまいました。

    飼い主さんに預かった犬が死亡したことを連絡しなければなりませんが 夕方が仕事が忙しいような話を伺っていましたので 夜になってから連絡しようと思いました。すると 飼い主さんが 「心配で早めに仕事を切り上げた」と言いながら入って来られました。取り敢えず 朝電話と貰ってからの経過と 結果的には五時頃に死亡してしまったことを お知らせしました。結局当院としては お預かりはしたものの 実質的には何のお役にも立てなかったのかもしれません。

    飼い主さんにしてみれば 昼間誰もいない自宅に置きっぱなしにしていて 死亡するよりは 病院で手を尽くしてもらえただけでもよかった と言ってもらえましたので 少しはホッとしました。まだ四歳と若い子だっただけに 残念な出来事でしたが この子は重度の心臓病と 糖尿病を患っていましたから 今回のアクシデントが無かったとしても 長生きは難しかったのかもしれませんけれども 普段かかっている病院ではそんなことは一言も言われたことがなかったそうなので 元々そんな病気であったことが分っただけでもよかった と言われて検査したことが無駄ではなかったと 思えました。

    心配なのは今回の事故の切っ掛けを作ってしまったような 息子さんが責任を感じて落ち込んでしまわないか ということです。ほんの一メートル足らずの高さから 割とやわらかめの床に落下した事故としては 非常に不幸な偶然が幾つも重なったとしか考えようのない甚大なダメージをその子が受けてしまったわけですから 抱いていた息子さんに責任を問う人はいないでしょう。自分にとっての運の悪いことをそのワンちゃんが沢山背負って 亡くなってくれたというように割り切って考えて欲しいのですが 中学生の男の子には 難しいかもしれません。時間が忘れさせてくれるのを待つしかないのかもしれません。ペットを愛する気持ちは大切にしてほしいのですが 早く元気に立ち直ってほしいものです。誰しも 不運が重なって ひどく落ち込むことは 経験すると思います。私も 今回のケースもそうですが 頑張って治療させて頂いたのに 飼い主さんを全然喜ばせることが出来なかったのですから 申し訳ないことはこの上ありません。でも なるべく早く気持ちを切り替えて 明るく元気に 前を向いて生きていきましょう。

     

  • 6月6日 本日は「おけいこの日」もしくは「楽器の日」と言われています

    昔から 習い事は六歳の六月六日から始めると上達すると言われているからなのだそうです。私は「666」と言う数字からイメージするのは 映画「オーメン」にまつわる不吉な出来事しか予感できないので いい印象はありませんし 習い事が上達する根拠としては 凄く希薄な気がします。年齢的には 小学校の一年生ぐらいでしょうから 楽器などを習い始める時期としては 丁度いい時期ではあるのかもしれません。

    私自身は 五歳の頃から何故か木琴を習い始めました。小学校に上がると マリンバと言って木琴の下に金属製のパイプがあり パイプのおかげでよく響く美しい音が出る楽器に変わりましたが 結局小学校の六年生まで続けました。小学校の音楽の時間に 皆で合奏をする場合は 勿論マリンバのスペシャリストとして 偉そうに演奏していたのを覚えています。他の皆が結構苦労しているけれど 合奏で担当するマリンバーのパートは 普段練習する曲に比べて 非常に簡単であり 殆ど初見でも弾けるぐらいのレベルだったからです。お蔭で 音楽の成績は 割と簡単に5を貰っていました。

    マリンバを小学生でやめた理由は 小学校の三年生からピアノも同時進行で習い始めたことにあります。二つ下の妹が 幼稚園の頃にオルガン教室に通い始めて 小学校に上がってからは 近所のピアノの先生の所へ通うようになりました。面白そうだったので 私もピアノを習い始めました。始めたのは妹よりも遅かったのですが 年上ですし マリンバの経験がありましたから 楽譜を読む力がそこそこありましたから それこそバイエルは一週間で卒業して すぐに妹を追い越しました。

    中学に上がる時に 部活動などもありますから 二つの楽器を習い続けることは 時間的にしんどくなりましたので 将来的にどちらの楽器を続けた方がいいのか考えて ピアノを選択しました。結局ピアノは 高校二年生まで続けましたが 当時は男なのにピアノを習っていることが 何となく恥ずかしくて 学校の友達たちに内緒にしていました。中学の時の部活がバレーボール部で 突き指しやすい種目でしたから 発表会の近い時期には ウッカリ負傷しないように慎重にプレーしていました。

    高校までピアノを続けましたし それなりに一生懸命頑張ってきましたので ピアノを続けるべきが 或いはあくまでも趣味の一つとして捉えて 大学受験勉強が忙しくなる高3になる時に 一旦お休みするかで それなりにじっくり考えました。ピアノをやっている人なら理解して頂けると思いますが 高校二年生の頃に チェルニーの練習曲集五十番の中ごろを弾いていましたから 一流でなければ音大のピアノ科を目指せないことはないぐらいのレベルでした。

    しかし 私は腰抜け野郎なので 単なる素人の発表会程度の演奏会でさえ ビビってしまって普段十回弾いたら九回上手く引ける部分を 殆ど演奏会の本番で失敗していました。妹は私と真逆で 普段十回に一回ぐらいしかきちんと弾けない部分を 本番で殆ど成功させていました。技術的な事は 練習を繰り返すことで克服できるように思いましたが 精神的な部分の弱さは 一生ピアノを続けるとしたら ネックになってくると思いました。

    それに私は男ですから 普通の大学に進学して 普通に就職して 一人前の男になる方が 将来的にも安心であるように判断して ピアノはあくまでも趣味の一つとして考えるようにしました。妹は結局ピアノを選択して 大阪音大のピアノ科に進みました。勿論演奏家にはなれませんでしたが 自宅でピアノ教室を開いて それなりに充実した人生を歩んだのだと思います。

    私も技術的には 妹よりも常に一歩先を進んでいましたから ピアノを選択すれば それなりの音大に潜り込んで 何とか卒業して それこそ音楽教室の先生位にはなれたのかもしれませんが 男の一生続ける職業としてはどうだったのか疑問です。但し一般の大学を目指したけれども 結局落ち着いたのが 立命館大学理工学部化学科 と言う中途半端なレベルの大学でした。まあ取り敢えずは進学しましたが 授業に興味が湧かなくてサボってばかりで サークル活動の合唱にばかり打ち込んだ四年間でした。

    四年の時の就職活動で 塩野義製薬 と言う一応は一流の企業に採用されましたが 仕事の内容に興味が持てず 熱意が湧かなくて結局は長続きしないで 数年で辞めてしまいもう一度大学に進むという大きな回り道をしてしまいました。結局は一年近く受験勉強をやり直して 岐阜大学農学部獣医学科に潜り込んで 現在に至っています。こんな大きな回り道をした人生が 結局のところよかったのか悪かったのか よくは分りません。でも今更やり直すこともできませんから 現在の延長線上で出来るだけ悔いの残らない人生の終末を迎えたいと考えています。

    人よりは回り道した分 それなりに損しているのかもしれませんが 二つも大学を卒業出来て それぞれから得られたものは少なくなかったように思います。それに何と言っても 現在の奥様と言う 私には勿体無すぎるくらいのベストパートナーと巡り合えたのですから 正直悪いことばかりの人生だったとは思いません。振り返って後悔ばかりするよりも 楽しい未来を見つめて生きていく方が幸せだと思いますので そのように心掛けて頑張りますから 皆さん今後ともよろしくお願い致します。

  • 6月5日 本日は中嶋朋子さんの45歳のお誕生日です

    中嶋さんは 最近はあまりテレビの番組では見かけませんが 映画や舞台には時々出演されているみたいです。結婚されて子供さんもいらっしゃるので 主婦として そしてお母さんとして 幸せに暮らしておられるのだろうと思います。テレビでの活動が少ないので 若い方は中嶋さんを御存知ない方や 顔と名前は知っていても どのような女優さんなのかピンとこない方も少なくないのかもしれません。

    ご存知の方は やはり「北の国から」の黒板蛍ちゃんのイメージが凄く強いのだと思います。純くん役の吉岡秀隆さんとともに 小学生の頃から成長して大人になるまでの過程をずっと目撃しているはずですから いつも一緒にいる訳じゃないけれど 何となくその成長の過程は知っている 親戚の子のような 何か特別な存在に感じられます。中嶋さんは 個性的ではありそれなりにチャーミングな女性ですが 女優さんとしてはそれほど美人ではないし可愛らしくもないように思います。でも私は 中島さんの声が特に好きで ナレーションの仕事なども上手にこなされているのは頷けます。

    連続ドラマで放送されている頃の まだあどけなかった蛍ちゃんの清純そのもののイメージが強いので 大人の女性に成長して 看護婦さんとしては一人前になったのかもしれないけれど 男性医師と不倫して 妊娠までしてしまう設定には 何となく納得がいきませんでした。このドラマの完結編である「遺書」で 正吉の所在を確認できた時に 息子を連れていって 正吉と一緒に暮らすことを決意した蛍ちゃんは 凄く凛々しくてとっても可愛らしかったので ホッとしました。でも個人的には このドラマの主役であるお兄ちゃんの純君を 健気にそしてさり気無く支える小学生の妹役の頃が 見ていて安心できるし 大好きでした。

    この「北の国から」と言うドラマは 最初にテレビで放送された時にはオンタイムでは見ていませんでした。大学に進んで 合唱団に入った時に 非常に可愛らしくて大好きになった女の子が脚本家の倉本さんの大ファンでした。その女の子に勧められてから テレビで再放送された「北の国から」をビデオに録画して 繰り返し見てから このドラマの大ファンになりました。

    その後は何年かごとに放送されるスペシャル版を凄く楽しみにするようになりました。その女の子からきいた話ですが 倉本さんは人間の老後をどのように過ごすかが このドラマテーマなのだそうです。ですから私としては 五郎さん役を演じる田中邦衛さんが御健在のうちは エンドレスでドラマが続けて描かれると信じていましたので 2002年に放送された「遺書」でこのドラマが完結してしまうと知った時には 凄く残念でした。倉本さんの気が変わって 突然その後の姿を描いたスペシャルドラマが放送されることをひそかに期待していますが 十年以上過ぎてしまいましたから もう無理なようで ようやく諦めました。

    連続ドラマが終了してから スペシャルドラマを数年おきに放送する形態は「白線流し」も同様でした。私は酒井美紀ちゃんが大好きでしたので 凄く楽しみにしていました。高校生だった主役の七人が 色んな道に進んでそれぞれに苦悩しながらも 成長していく姿が描かれていて これまたずっと続いてほしいドラマでしたが 2005年に「夢見るころを過ぎても」で 一応完結してしまいましたから こちらのドラマもその後の姿を描いたスペシャル版を期待していましたが やっぱり無理なようですね。

    他に続編のあったドラマとしては 「男女七人」が大好きでした。さんまさんとしのぶさんが結ばれるきっかけとなったドラマでしたし 私は「夏」よりも「秋」の本が個人的には好きでした。実生活においては結局は破局を迎えてしまった二人ですが ドラマでも二人の破局を描いた「春」が二時間位のスペシャル版でもいいので放送されることを凄く期待していましたが さすがに無理でした。まあ内容的に当然かもしれません。

    昔の映画やドラマをブログの題材として取り上げてしまうと 思い出してしまって 又見返そうとしてしまいます。連続ドラマもその後のスペシャル版も DVDを持っていますので やっぱり今夜あたり見直してみようと思います。

  • 6月28日 お隣さんとの隙間で子猫が亡くなっていました

    二三日前に 微かに子猫が鳴く声が 二階でくつろいでいる時などに聞えていました。動物病院と言う仕事柄 面倒をみてくれるであろうという安易な考えで 病院の前などに捨て猫などを置きっぱなしにされる事がよくあります。私も動物が好きでこの仕事を始めましたし 動物が元気で長生きしてくれるために頑張っているつもりですから 捨て猫などの動物を出来たら保護してあげたい気持ちはあります。しかし いちいち病院の近所に置き去りにされた動物を引き取って面倒をみていたら きりがありません。

    ですから原則として 病院の近所に置き去りにされた動物には 一切ノータッチに徹することにしています。朝病院のシャッターの前に子猫たちが置かれていたとしても 患者さんの出入りに邪魔になる場合は位置をずらしますが それ以外には一切手を触れないようにしています。結局その日の仕事終りにシャッターを閉めるまで 同じ状態のままです。置き去りにした人間が 時間外にどうなったのか確認に来る場合が殆どみたいで 一日たっても一切面倒をみてもらえていないことが分ったら 翌朝には 影も形もなくなっている場合が多いです。

    今回の鳴き声が聞こえていた子猫も 似たような状況なのかもしれない と私はあえて探そうとも 状況を確認しようともしませんでした。それでも一応気にはなっていましたから どこかに子猫が置き去りにされていないかと チェックはしてみました。しかし子猫の気配を感じられませんでしたので どこかにその子猫が自力で移動したのか 置き去りにした人が引き取ったのかしたのだと思っていました。

    所が 今朝奥様が表のシャッターを開けて 真ん中の支柱をお隣さんとの境の部分に立てかけようとしたときに 子猫が倒れたまま動かないのに 気が付きました。報告を受けた私が確認に行くと ハエがたかっていましたから 死後一日以上たっているような様子でした。放置すれば腐敗が進み 臭いもするし不衛生なので ビニールの袋にその子猫の遺体を入れて 段ボール箱に詰めました。市役所に連絡して 動物の遺体を引き取りん来てもらいました。

    その子猫が倒れたいた場所が お隣さんとの隙間のちょうど真ん中辺りでした。その為に病院の手前からも奥からも その子猫の気配を察知できなかったのだと思います。その子猫が病院の近所に置き去りにされたのか たまたま病院とお隣さんの隙間に紛れ込んできたのか 分りませんが その泣き声が聞こえていた日は雨が降っていましたから 家と家の隙間ですから それほどずぶ濡れにはなっていなかったのかもしれませんが まだ体重が一キロにも満たないような幼いネコでしたから 雨に濡れた寒さと空腹で力尽きたのだろうと思います。

    もしそのような状態にいる子猫を見たら さすがに私も放っておくことは出来ないで 取り敢えずは濡れた体を乾かしてあげて 栄養価の高い食べ物を与えて 元気が回復するまでは面倒をみて上げたろうと思います。病院ではこれまでに 特殊な事情で猫二匹と犬一匹を引き取って面倒をみました。いずれも大した病気もせずに老衰で亡くなるまで面倒をみました。もし亡くなる前に 遭遇してしまっていたら ひょっとしたらこの子猫を 久し振りに病院で面倒をみることになっていたのかもしれません。

    しかし残念ながら 出会ったのが亡くなった後だったので そのような関係には発展しませんでした。野良猫も 運が良ければ猫好きな人と巡り合えて 飼い猫としてのんびりとした人生を過ごせる子もいますし 今回無くなってしまった子猫みたいに たまたま見つかりにくい場所にいたために 亡くなってしまう子もいます。まあ人間の人生だって 何の努力もせずにぐうたらに生きている人が 宝くじにでも当たって 一生のんびりと楽ちんに生きていける場合もあるのかもしれませんし、頑張って勉強して 一生懸命に働いても 仕事が上手くいかなくて 借金まみれの惨めな生き方を余儀なくされる場合もあるのかもしれません。

    よく言われることですが 努力をしたからと言って 必ず成功するとは限らない。でも成功した人の殆どが それなりに人並みではない努力をしていたのだ と言う話です。私の人生も すでに終盤を迎えているのだと思いますが 勿論それほど成功した人生ではありませんでした。大学に二つも通って 人よりも相当に回り道をした人生でしたし 仕事が上手くいかなくて 死にたくなったことも何度もありました。

    まあ私の人生の最大のラッキーな出来事と言えば 奥様に巡り合えたことかもしれません。奥様はそれほど美人でもないし スタイルもいいとは言えないように思います。まあ見てくれの最悪な私とならべば それほど悪くはないのかもしれませんが 奥様はしっかり者ですし 頭の回転がすごく早くて 記憶力も抜群ですし しっかりとしたビジョンを持って 人生を歩んでおられます。私にはないものを沢山持っておられますから 奥様と一緒に死ぬまで過ごせれば それなりに幸せな人生だったと思える自信はあります。だから私はどちらかと言うと ラッキーな人生だったのではないかと思っています。

    亡くなってしまった子猫は 不運だったとしか言いようがありませんが もう少し見つかり易い場所にいてくれたら 恐らくは引き取って面倒をみていたような気がしますので とっても可哀そうに思いました。私の人生もこれからどんな不運に見舞われるかわかりませんから 一日一日感謝の気持ちを忘れずに 懸命に生きていこうと思います。

  • 6月4日 本日は語呂合わせで 虫歯予防デーなのだそうです

    私はきちんと歯磨きをしないので 虫歯にちょいちょい悩まされてきました。実は現在も 数か月前から右の下の歯が虫歯になっています。何もしなければ痛くはないのですがその歯で何かを噛もうとすると ズーンと痛みが走るのです。一刻も早く歯医者さんに行って治療を受けるべきであることは 十分すぎるほどに分り切っています。しかしその歯で噛まないように 口の左半分で 咀嚼すれば済んでしまいますから 歯医者さんに行って治療を受けていません。

    風邪をひいたり 擦り傷切り傷などは勿論 骨折でさえほったらかしにしていても自然に治癒する可能性がありますが こと虫歯に限っては自然に治癒することはありえなくて 悪化する一方であることが間違いないのはよーーく分っているつもりです。なのに歯医者さんに行かないのは 私が人間として腐っている証拠だと思います。いずれ何もしなくても痛みが発生するようになって 我慢が出来なくなるまで恐らく今回も辛抱してしまうのでしょう。

    歯医者さんでの治療は 昔に比べれば それほど痛くはありません。強い痛みを伴う治療の場合は麻酔をかけてくれるケースも多いし 多少は大人になって鈍感になったのかもしれません。なのに歯医者さんが怖いのです。でっかい図体をして もうすぐ還暦を迎える年齢になっていますが とにかく歯医者さんは怖いのです。歯医者さんが恐ろしいイメージの場所であることは 歯医者さん自体がよく理解していらっしゃるみたいで 先生自身は非常に人当たりが良くて 口調もやさしく接してくれます。なのですがやっぱり怖いのです。

    以前にも 虫歯の悩みを抱えている時に その事実を奥様に知られてしまったことがありました。奥様は 腰抜け野郎と私と違って 肝っ玉が据わりまくっていますから その五分後には歯医者さんに予約を取られてしまいました。予約を入れられた以上は 約束を破れない性質なので 予約された時間に歯医者さんに出かけました。勿論早く歯医者さんに行けば その時は痛い思いや怖い思いをしますが 治療が終われば 自分が楽になります。むしろ悩みを早期解決に導いてくださった奥様に感謝すべきことであるのは 重々分っていますが やっぱり やっぱり怖いのです。

    虫歯の悩みを抱えたままだと 何をしていても楽しくありません。美味しいものを味わうときには勿論 カラオケで大好きな曲を熱唱するときも やっぱり気になって歌いにくいし 大好きな欅坂の番組をみるときも 心から集中できません。ですから一大決心をして 奥様に虫歯の悩みを抱えていることを告白しようと思います。一時的に嫌な思いをしますが その後に再び平和な生活が訪れることを信じて 告白します。

    でも歯医者さんに行くときは それこそ死刑を執行される死刑囚のような気持になってしまいます。奥様に言わせれば たかが虫歯の治療位で 死にはしないわよ と気楽なことをおっしゃいますが どうして奥様だけでなく 女性はあんなに度胸があるのでしょうか。一般的に女性の方が体格も小さいし 腕力も男性に劣っているはずです。なのに 大抵のご夫婦の話を聞くと 奥さんよりもご主人の方が 気が弱くて怖がりであるように思います。

    まあよく言われるのが 大部分の女性が経験される 出産のときの痛みを男性が味わったら 耐えきれずに死んでしまうのだそうです。初体験の時の痛みで男性は悶絶するのだそうです。なのに女性は平気で何度でも出産されますし セックスも求められたら受け入れるのですから 女性の方が男性よりも 痛みや恐怖に対する免疫力がよっぽど強いのだと思います。きっと神様が 体格的にも 体力的にも劣る女性に 男性よりもずっと強い忍耐力と肝っ玉を備えさせたのだと思います。だけどもし生まれ変わるとしたら やっぱり男性に生まれたいです。但し もう少し見てくれが良くて 出来たらナーチャンのような可愛い女性を抱ける男に生まれ変わりたいです。

     

     

  • 6月3日 北海道で起き剤にされた男の子が可哀想です

    先ずは両親が最初に届けを出した時から 息子が行方不明になった 等と嘘をついていましたので 全ての言葉が信用できません。そもそも子供が家族で山菜取りに遊びにきたので 調子に乗りすぎて 悪さをしてしまったとしても 調子に乗りすぎた時に悪さをしでかしてしまうような 普段からの両親の子供へのしつけ自体に問題があるのだと思います。但し嘘つきの発言ですから 本当にその子が 何か調子に乗りすぎて悪さをしたのかどうかも 怪しいように感じてしまいます。

    子供を夕暮れ時の山の中に 置き去りにすることが どのような意味合いでその子に対するしつけになるのか 全く理解できません。悪いことをしたので ビンタするとかお尻を引っ叩くとかするのは やり方として適切かどうかは分りませんが 一般的なしつけの範疇に入りそうに思います。夕暮れ時に 人通りのほとんどなさそうな山中に置き去りにされたら 子供としては 何らかの悪さをしでかしてしまったことが事実だとしても その事を反省する気持ちよりも 両親に対する不信感や不満が募るばかりではないでしょうか。

    私は恥ずかしながら 子供を育てた経験がありませんから 子供に対するしつけの経験もありません。仕事柄 ペットに対するしつけについてはそれなりに経験がありますが まあここでは人間とペットを同じように考えるべきではないでしょう。ただペットのしつけでも厳しければいいわけではないし 勿論甘やかしたら 飼い主がなめられるだけです。人間の子供に対するしつけの方が数段複雑であり 繊細さが必要であり 難しいことだと思います。

    人は誰しも子供でありましたし 普通は両親から両親のやり方で躾けられることを経験しているはずです。私の父親は かなり厳しい人間だと思います。奥様に言わせると父は私と鏡に映したようにそっくりだと仰いますが 私はそんな自覚はあまりありません。父は男ばかりの四人兄弟の長男であり 早くに父親を亡くしていましたから 弟たちに対しても 直ぐに手が出るような人間だったそうです。私も子供の頃に 頻繁に引っ叩かれました。まあ自分がしでかした悪さを理解していましたから 甘んじてそんな体罰を受け入れていました。

    所が 高校生になった時に たまたま叱られたことに対して 自分なりの納得がいかなかったのだと思いますが そんな気持ちが叱られている時の態度に現れてしまったのだと思いますが 父が私を引っ叩こうとしました。高校生になっていましたから 当時は現在の様に太ってはいませんでしたが 身長も体重も父を上回っていました。叱られていた内容に納得がいっていなかったために 反射的に体が反応してしまって 父の手をつかんで思い切り押し返しました。そうしたら私も意外でしたけれど 父も同様だったのでしょうが 簡単に父を突き飛ばしたような形になってしまいました。

    私としても父を突き飛ばそうという気持ちは全くなかったのですが 体力的には私の方が完全に上回ってしまったことを 自覚してしまいました。勿論嬉しい気持ちなど微塵もありませんでしたが 父のちょっとさみしそうな表情が胸に突き刺さり 言葉で謝罪して 自分の部屋へ戻りました。それからも 父に叱られることは勿論度々ありましたが 引っ叩かれることはなくなりました。

    私は父のしつけの仕方が上手だったのか否かはよく分りませんが まあ私と言う人間が 時には周囲の人を非常に不愉快な気持ちにしてしまうような言動があることは認めますが まあなんとか辛うじてでも 普通に生きていられていますから ベストではなかったのでしょうが まあグッドだったのではなかったのかと思っています。この男の子は小学校二年生ですから 話せばわかる年齢ですし 勿論たまには引っ叩かれることが必要なのかもしれませんが その場で完結するしつけのやり方が幾らでもあったように考えてしまいます。

    いずれ嘘つき両親の普段からの言動や 山中に小さな子供を置き去りにする と言う非常識なしつけが日常的に行われていたのか など明らかになってくれば 「置き去りにして五分後に戻ったら 子供の影も形も見えなかった」なんていういかにも嘘くさい発言の信憑性もより明確になってくると思います。置き去りにされたという経験がないので本当の所はよく分りませんが いきなり一人ぼっちにされたら 取り敢えずは呆然としてその場を動けないのではないでしょうか。いずれ両親がまた迎えに来てくれることを期待するはずですから なるべくその場から動かないでいるのが普通だと思います。

    かなり大規模な そして徹底した捜索が行われていますが 全くその子がいた形跡が見つからないことからすると 本当にその場所に子供を置き去りにしたのがどうかさえ疑わしくなってきます。例えば全く異なる場所ですでに子供は両親によって殺害されている可能性さえ 頭をよぎるのは私だけでしょうか。法律には詳しくありませんが 人里離れた山中に子供を置き去りにした行為自体が 刑法上厳しく罰せられるべき行為だと思いますが如何でしょうか。

    血のつながった実の親子で こんな可哀そうな事件が起こってしまう事に この世の中がつまらなくて 魅力を感じられない世界に思えてしまいます。もし本当に山中に置き去りにされて行方不明になっているのであるのなら 現実的には水も食料も携帯していないのでしょうから 無事である可能性は極めて低いように思いますが、何とか何処かで無事に救出されて 両親に厳罰が下されることを期待します。

  • 6月2日 アベチャンの国民に対する嘘が止まりません

    悪い予感が的中したみたいで 案の定と言うか やっぱりと言うか 皆が心配していた通りに アベチャンが消費税の増税を再延期することを 正式に発表したみたいです。アベチャンは散々 リーマンショックや東北の大震災クラスのダメージが日本を襲った場合以外は再延期しないと発言していました。そもそも前回に増税を延期した時には 再延期は絶対にしない と宣言していました。

    嘘をつくことはいけないことだ 等と言う事は幼稚園に通う子供でも知っている 基本的な人間界のルールです。「新しい判断だ」等といけしゃあしゃあと開き直られたら 呆れ返るしかありません。消費税を増税することは 当然国民にとっては痛みを伴う事です。家計の苦しい中 毎日の買い物での出費が更にかさんでしまいます。しかしその痛みの代償として 福祉のある部分を充実させることができるわけだし たまりにたまった国の借金を少しでも減少させることが出来る可能性があったのです。アベチャンにしてみれば 福祉の充実など現実的には どうでもいいことでしょうし これまでの政権が貯めに貯めこんだ借金のほんの一部を返済したって 何のメリットも感じないのでしょう。

    消費税を上げなくても 福祉の充実を図れるのなら 何故消費税を十パーセントにあげることを決定したのでしょうか。増税が決まったのは確かに民主党政権の時であったのかもしれませんが 当時野党であった自民党も賛成票を投じましたから アベチャンも納得して賛成したはずの事なのです。何か前政権から受け継いでしまった負の遺産でもあるかのような態度に思えてしまいますが如何でしょう。

    そもそも消費税を導入した時には 消費税と言う税金は福祉を充実させるために使う目的税 と言った意味合いが強調されていたように思います。国民が日々の生活の中で直接痛みを伴う税金ですから 国民に直接跳ね返る福祉の充実の為 と言う旗印があったはずです。所が 国民が消費税を払う事が習慣になってきて 感覚がマヒしてくると次第に目的税的な意味合いが薄れてきてしまいました。

    アベチャンとしては 来る参院選を戦う前の現段階では 国民のために消費税の増税は見送ります。そしてマタマタ国民のために福祉の充実は足踏みをせずに実行いたしますなどと 見え見えの国民に対するおべんちゃらを並べ立てているのです。どっち道 参院選が終わってしまえば のど元過ぎれば熱さを忘れる式で またまた[新しい判断」と言う大嘘をついて 知らん顔をするつもりなのでしょう。

    アベノミクスについて 昨日ラジオで経済評論家みたいな輩が 効果は確実に目に見えてきている 等と分けの分らんことを言ってアベチャンに尻尾を振っていました。確かに円安誘導には成功しましたから 輸出産業が元気を取り戻しましたし それに付随してか 求人が増えて大学生の就活は楽になってきているかのようです。しかし我々庶民にとって一番大事なのは自分たちの生活が楽になってきているという実感を得られているのかどうか なのだと思いますが 残念ながら楽になっていると感じられる方がいらっしゃることは否定しませんが 大部分の方には実感できていないように感じます。

    好景気になれば 自然とインフレが進むはずなのに 現在も最悪の事態ではないのかもしれませんが 何となくデフレが進んでいるように思えるからです。アベチャンが 今回の消費税増税再延期を決めたのも デフレからしっかりと脱却できていない と言う資料によるものだと思います。アベチャンは 増税再延期を主張するのであれば その前提として ここ数年自分が展開してきたアベノミクスが所詮絵に描いた餅であって 実質を伴っていなかったことを 明確に認めて 国民にきちんと謝罪すべきだと私は思います。出来たら 国民に嘘ばかりついてごめんなさい と言う言葉を添えて。

  • 6月1日 自転車事故について考えました

    私はもう何十年も自転車に乗っていませんので 自転車に関することが身近に感じられないからだと思いますが 昨年の六月から自転車での危険行為(例えば信号無視や一時停止違反)を繰り返した者に対して 有料で講習を受けることが義務付けられたのだそうです。全くこのニュースを知りませんでした。この一年間に 全国の警察が確認した自転車の危険行為は1万件以上あるのだそうですが 講習を受けた人が全国で二十四人だったそうです。

    警察が確認した危険行為は 実際に行われている自転車の危険行為のほんの一部にすぎないように思います。現実に自転車事故が起こって 裁判沙汰になって 加害者が被害者に対して数千万円の賠償金の支払いを命じられたりしたことがマスコミで時々報道されています。基本的に自動車を運転する場合は自賠責保険への加入が義務付けられていますし 不十分な部分を補うために 任意保険に加入している人が大部分でしょう。ですから万が一事故を起こしても 損害賠償に対する経済的な負担は発生しないはずです。

    所が自転車を運転する場合 強制保険など勿論ありませんし 任意保険に加入している人は 最近増えてきているのだそうですが 現実には微々たるものだと思います。自転車と言えども法律的には軽車両に当たりますから 死亡事故や後遺症の残るような重大な事故を起こした場合には 勿論刑事的な責任も追及される場合がありますし 数千万円の賠償金を自分で支払うとなったら その方の人生はその事故で終わったようなものになるのかもしれません。

    自転車は 勿論免許など必要がありませんから 子供からお年寄りまで だれでも安易に利用する可能性があります。例え子供が起こした事故であっても その親に責任が及ぶのは当然と言えるのかもしれません。一旦事故を起こしてしまったら お金の問題が一番現実的なのかもしれませんが 人を死なせたり 後遺症が残るような事故の場合 その精神的なダメージは 計り知れないものがあると思います。

    私もほとんど毎日車を運転していますから 自転車の無茶苦茶な運転にはウンザリしています。信号無視する自転車を見かけない日は無いように思いますし 一時停止すべきところで きちんとした位置できちんと一時停止している自転車を見かけたことは殆ど記憶にありません。道路の右側の路側帯を通行することは はっきりと禁じられているのに右側通行をしている人 特におばちゃんに多いような気がしますが もかなりいます。

    警察がもっと頻繁に 自転車の危険行為を取り締まって 一件につき数万円の罰金を徴収したら簡単に減少すると思います。もうだいぶ昔の話ですが 駐車違反の罰金が大きく引き上げられた時に 違法駐車はかなり減少したように聞いています。中国人なんかと比較すると 日本人は基本的なルールを守ろうとする姿勢はずっと強いとは思いますが 守らなくても 誰からも注意されないし 勿論警察に見つからなければ 一切罰則もないようなルールは 殆ど守られていないのが 残念ながら実情のようです。

    最初に書きました 繰り返し危険行為をしたものは 有料で講習を受けることが義務付けられるようにはなったのでしょうが 恐らく受けなくても何の罰則もないのだと思います。期限を切って 期限以内に講習を受けなければ 結構高額の罰金を請求される 等の決まりを作れば 講習を受ける人間は飛躍的に増えるはずです。このブログにも何度も書いていますが スーパーなんかの駐車場で 前向き駐車を促している看板の真ん前に 堂々と後ろ向きしている人が多い昨今ですから こんなルールも徹底させようとすれば 違反している車から罰金を請求したら その日から前向き駐車は徹底されるように思います。但しそのスーパーの買い物客は確実に減少するでしょうから そんな事を実行するスーパーはありえませんが。

    駐車違反やシートベルトなどの基本的でありながらなかなか守られていなかったルールが 締め付けを厳しくすることによって 守られる率が高まりました。人間と言ういきものは 悲しいけれどもある程度厳しく締め付けられないと 自分を守るためにするシートベルトのような基本中の基本であるはずのルールですら 守れないのですから 自転車と言う非常に便利で有難い乗り物についても ある程度厳しく締め付けるべきだと私は思います。

    狂犬病の注射も 飼い主さんに義務付けられてはいますが 注射しなくても飼い主さんに一切の罰則はありません。その為になかなか注射をしている犬の割合が上がらないのかもしれませんから 何らかの罰則を設けては如何なものかと 思わないでもありませんが まあ現実的には難しいでしょう。