Dr.喜作のブログ

2016年7月 の記事一覧

  • 7月9日 本日はジェットコースターの日なのだそうです

    1955年の本日 後楽園遊園地がオープンして ジェットコースターが日本に初めて登場したので そのように呼ばれているのだそうです。一般的な傾向として 男性よりも女性の方がいわゆる絶叫マシーンには強いように思います。私と奥様でも 勿論圧倒的に奥様の方が絶叫マシーンに強いと思います。以前に出かけたフジQハイランドでも 何とか「高飛車」と「フジヤマ」には対応できましたが ロケットスタートの「ドドンパ」で 気分が悪くなってしまったので 奥様が一番楽しみにされていた「ええじゃないか」には乗らずに帰る始末になり 当分の間奥様から文句を言われ続けました。

    「高飛車」の売り文句は90度以上の深い角度での落下でしたが これは思っていたほどの恐怖感はないし たった一度かなりゆっくりした速さで落ちるだけなので 想像以上に恐ろしくはありませんでした。「フジヤマ」も最高高度が79メートルとビルでいうと20階よりもずっと高いところから 滑り落ちる訳ですが これまでに乗ったジェットコースターの怖さを何割増しかにした程度で 何とか耐えられました。

    ですから「ドドンパ」のロケットスタートも十分に覚悟して臨めば 何とかなると予想していましたが その加速のすさまじさに ノックアウト状態になってしまいました。降りようとしたときふらついて 係りのお兄さんが駆け寄った位でした。お兄さんだったから何とか持ちこたえましたが お姉さんだったらそのまま倒れようかなどと考える余裕はありませんでした。

    続いて絶叫マシーンで印象に残っているのは ナガシマスパーランドのものです。スチールドラゴンと言うジェットコースターは 最高高度が97メートルとフジヤマよりもさらに二十メートル近くも高くて 殆どビルの30階位の高さです。その上 その乗り物がかなり体がむき出しになっていますから フジヤマよりも相当に恐ろしそうです。さすがの奥様も 積極的には乗りたいと仰いませんでしたので 当然私は喜んでパスしました。

    ホワイトサイクロン と言う木製のコースターは高さがスチールドラゴンの半分ほどですが レールが木製の土台の上に敷いてありますから その振動とガタガタと言った音が相当に迫力があって そこそこ楽しめました。アクロバットと言うアトラクションは 割と新しいのですが 乗り込むと動き出す前にいすが動いて 体が地面と平行な状態になります。下る時にはそれこそ頭から突っ込むような感覚になりますが そんなに恐ろしくなくて 空中を漂っている感覚が楽しめますから 初めて乗った時には続けてもう一度乗るぐらいに気に入りました。

    ナガシマスパーランドは オフシーズンの平日にしか出かけていないからかもしれませんが 殆どならばずに直ぐにアトラクションが楽しめますから 楽しさが倍増します。ディズニーランドのアトラクションも楽しいのですが 下手すると入園している時間の半分ぐらいが行列に並んでいるようなものなので 楽しさの中身がかなり薄くなっているのかもしれません。その上入場料がうなぎ上りに上がっていますから 仕事を引退して年間パスを買うまでは なるべく出かけないようにしようと思っています。

    ナガシマスパーランドは 三重県にあり日帰りでも十分楽しめますし ジェットコースターの類がかなりたくさんありますし 料金もリーズナブルなので 今後もちょくちょく楽しもうと考えています。ジェットコースターには 過激なものの場合年齢制限があるものもあります。私も来年には60歳になってしまいますから 本音を言うと怖いのであまり乗りたくない気持ちもないではありませんが 楽しめるうちに楽しんでおこうと考えています。

     

  • 7月8日 インターネットの中傷対策かなんかの会社から郵便が届きました

    なんだか聞いた事の無い怪しげなネーミングの会社から一通の封書が届きました。一応開封して読んでみると うちの病院について 悪口を並び立てているインターネット上の投書がプリントアウトしてあって特に汚い文調で当院の事を表現してある部分に ご丁寧にもアンダーラインがひいてありました。不愉快だったので 一応内容を確認したところで破り捨てましたので その文書が何時ごろどのような経緯で どんなサイトに投稿されたのかまでは知りませんが まあ他人事であっても気分が悪くなるぐらいに 汚くて 拙い 誤字だらけの文書でした。

    その会社の意図は お宅はインターネット上でこんな悪口を発表されていますが 有料でなんとかしますが 如何でしょうか と言ったところでしょうか。日本は資本主義社会ですし 自由経済ですから どんな形でお金を稼ごうと 他人に迷惑をかけていない限りは お構いなしなのでしょうが 何と情けない類の仕事なのでしょうか。別に動物病院を経営していることが そんなに立派な仕事だとは思いあがっているつもりはありませんが 人に尋ねられたら 胸を張って答えられる類の仕事だという自負はあります。

    封書のあて名に「喜作」と書いてありましたから 一応このブログの存在は知っていて 送ってきたのだと思いますが だとしたら何とも間抜けな差出人です。私はこのブログで中国や韓国の事を散々罵っていますし アベチャンの事もこき下ろしています。その筋の人が目にしたら ひょっとしたら目くじら立てられる心配があるのかもしれませんが 他人にどう評価されても構わないから 好き勝手なことを書きなぐっているのです。第一こんな私の書いているブログなんか 読んで頂いている方が 皆無だとは申しませんが ほんの数人しかいらっしゃらないと 自覚して書いています。

    そんな感覚でブログを書いている私ですから 病院の仕事でも 気にくわない飼い主に対しては 遠慮なく叱り飛ばしていますし 診療を拒否して追い返した飼い主も結構います。私は動物の命に尊厳の気持ちを持たない人間は 生理的に受け付けないのです。たとえどんなに小さくても 精一杯生きている命は尊いものだと私は思います。例えばハムスターなどのペットをまだ小さな子供におもちゃ代わりに与えて その子供が無茶苦茶な扱い方をしたので その子を叱り飛ばしたら 文句を言ってきたその子の親と大喧嘩をして追い返したりしたことがありました。

    また別の機会には やはり小さな生き物 例えばセキセイインコの治療に来た飼い主が 「この子は1500円で買ったので 治療費がそれ以上かかるのなら 新しく買い替えるから 治療する前に言ってくれ」と言われたので 私はカルテを作って簡単に診察をしましたから 診察料として1500円を請求しましたが 結局は踏み倒されてしまいました。ですからこの件については私は被害者だと思っています。

    私に対して文句があるのなら 正面切って堂々と自分なりの意見を述べればよいと思います。私の対応がもし本当に非合法なものであると思うのなら 裁判沙汰にでもすればよいのだと思います。所が 私に向っては何にも言わないで すごすごと引き下がっておきながら インターネット上で堂々と陰口を言いたい放題なのです。どっち道そんなサイトを運営している輩は 内容が過激であればあるほど 興味本位でそんなサイトを閲覧する馬鹿者たちが喜ぶので 陰口が過激な表現であればあるほど 歓迎するのでしょう。

    私は 自分がそんなに優秀な獣医師だとは思っていませんし うちの病院にある施設も 動物病院としては最低限度のものしかないと思っています。塩野義製薬 と言う一応は誰もが知っている一流企業を辞めて もう一度六年間も大学を生き直してまで 自分で開いた動物病院ですから 自分の信念に基づいて 言うべきことは言うし やるべきことはやる、逆に拒否するべきと判断したことは断固拒否する そういう考え方で病院を経営してきたつもりです。

    はっきりと歯に衣着せずに言いたいことを言ってきましたし これからも病院を閉めるその日まで言うつもりですが そんな私を快く思わない人が少なからずいることは 十分に自覚しています。しかしそんな私を信頼して通っていただける患者さんがそんなに多くはないけれどもいらっしゃることも事実です。ぶっちゃけた話 私の中では病院を閉める日までのカウントダウンは始まっています。

    そんな気持ちで仕事をしていることは このブログで何度も何度も書きましたが もうすぐ辞めるつもりの人間が インターネット上のつまらない中傷記事なんかの存在を気に留める訳がありません。そんな人間の病院に 全く無駄な内容の郵便物を送ってくるような間抜けな会社に 仕事を依頼するわけがありません。そんなくだらない会社はとっとと潰れてしまえばよいと思います。

    こんな表現をしてしまったらその会社の関係者から 又うちの病院の悪口を投稿されてしまうのかもしれませんが そんな事も一切気にするつもりはありませんから どうぞ好き勝手に投稿してください。

     

  • 7月7日 自信を喪失しました

    このブログでは何度も何度も書いていますが 私の奥様は非常に優秀な人物です。頭の回転は私よりも数段速いし 記憶力も段違いです。私よりもずっと度胸があって ピンチになっても全く動じることがありません。手先も凄く器用ですし 私の様に飽きっぽくなくて 根気よく仕事を完璧に全うされます。私よりもズットズット器が大きくて 凄く頼りがいのある方です。 そんな奥様ですから 私が下手に対抗心を燃やしても 返り討ちにあってショックを受ける事等分り切っていたつもりです。所が本日起こった出来事で 私の獣医師としてのプライドがズタズタに引き裂かれてしまいました。

    早朝に急患が来院されました。一昨日からおしっこが出ていないという雄猫でした。おしっこは三日でなければ 命に関わりますから かなり差し迫った状況です。 取り敢えず診察しましたが 膀胱はおしっこが溜まって かんかんの状態でした。まず必要な処置は麻酔をかけて おちんちんの先から膀胱まで尿道カテーテルを挿管して 溜まっているおしっこを出してあげる事です。他に選択の余地がないし のんびりしていたら命に関わりますから その辺りの状況を飼い主さんに説明して 猫を預かりました。

    麻酔はすんなりとかかってくれて 直ぐに安定した状態になりましたので 直ぐに作業に取り掛かりました。 猫をあおむけに寝かせて お尻の下にタオルを分厚く敷いて 四肢を固定しました。おちんちんの先をつまんで カテーテルを挿管しようとしましたがいきなり先端の部分からカチカチに石が詰まっていて 全くカテーテルが入りません。たまたまその前日私が診察中に犬に右手をかまれて 思うように右手が使えなかったので 余計に上手くいかなかったのかもしれません。 取り敢えずは おちんちんの先の部分でしたから 十分におちんちんをもみほぐしてやると カチカチに詰まっていた尿結石が粉々になったみたいで 辛うじてカテーテルの先端の部分が尿道に入りました。

    ホッとしたのもつかの間 約二センチほど入ったところでまた結石がカチカチに詰まってしまっているようでそこから先に進めません。カテーテルの反対側から生理食塩水を吸った注射ポンプを当てて 生食を押し込みました。強い水圧をかけて 何とか結石を突破しようと試みましたが 上手くいきません。 仕方がないので 普段は歯石取りに使っている超音波のスケーラーを準備することにしました。作業を始める前にスケーラーの準備をしておくこともありましたが 何しろ早朝の事なので準備できていませんでした。

    私が手術室から出てスケーラーの準備にかかっていると 奥様がその猫に近づいて何かしているみたいです。一分後ぐらいに奥様から 無事にカテーテルを膀胱まで挿管できたと報告されました。 一応私は右手を負傷しているハンディキャップはありましたが 懸命に試みて上手くいかないので 別の道具を準備している間に 獣医師でも何でもない奥様が 器用にカテーテルを挿管してしまったのです。正直な気持ち 奥様の方が私よりもズットズット手先が器用ですから 避妊の手術位なら 何度も何度も手術に立ち会って なすべき手順はすべて理解されているはずですから 私よりも奥様に手術して頂いた方が 上手くいくのではないかと思っていました。

    所が 今日現実に私がやってみて上手くいかなかった作業を 奥様がいとも簡単になさったので 何時かこのような日が来るだろうと覚悟はしていましたが 恐れていたことが現実となってしまいました。 一人の人間としての出来が あまりに奥様の方が上等にできていることを 思い知らされたみたいで打ちのめされてしまいました。元々獣医師として それほど優秀な人間だ等とは思いあがっていないつもりです。頭も悪いし 度胸もないし 凄く不器用だし、でも病気やケガで苦しんでいる動物のお役にたちたいという気持ちは しっかりと持って仕事をしているつもりでした。

    まさか飼い主さんに 私がやっても上手くいきませんでしたが 獣医師でも何でもない奥様が上手くやり遂げてくれました、などと説明するわけにもいきませんから かなり手こずりましたが 何とか必要と思われる処置はきちんとできたと思います、と神妙な顔をして話しました。勿論奥様がやってくれなくても 準備していたスケーラーを使用すれば 私でもカテーテルの挿管は出来たはずですが 奥様があまりに簡単に成し遂げられましたので 違いを見せつけられたようでショックでした。

    この仕事をしていて 自分の不勉強や力不足に泣きたくなることは しょっちゅうありますが 奥様が私よりも上手に治療をこなされたという 泣きたくなるような惨めさは久しぶりに味わいました。だからと言って奥様が威張り散らされるわけでもないし 時間とともにこの屈辱から立ち直るしかありません。気持ちを切り替えて明日からまた仕事に頑張ろうと思います。

  • 7月6日 1972年の本日 田中角栄さんが最年少で日本の首相になりました

    私よりも五歳の若い年齢で ある意味日本のトップに立ったのですから 凄い人物だったのでしょう。ちょうど私が中学三年生の時で それまでの長期政権であった佐藤栄作さんの後継者争いで初めてその名前を知りました。候補者四人の名前から「三角大福」と呼ばれていましたが どうして角栄さんだけが下の名前だったのか不思議でした。三木さん、福田さん、大平さんがいかにも政治家っぽい風貌だったのに 角栄さんだけがいかにも強持ての悪党面をしていたので 私は一番好感を持ちましたし 正直応援していました。

    この四人は後にすべて首相になるのですが 角栄さんの率いた田中派の影響力は絶大なものだったように思います。現在の自民党は当時の様に表立っての派閥争いはなさそうですが その時代は閣僚人事が派閥の力学によって決まっていくのは 凄く嫌な気分でした。私は大臣と言うポストは その部門の役所のトップに座るのですから ある程度はその役所についての知識と経験がある人こそが選ばれるべきものではないのかと思っていました。国会の答弁で 大臣が頓珍漢な受け答えをするのを見るたびにすごく腹立たしい気持ちでした。

    まあ角栄さんは中卒の学歴で 首相にまでもぼりつめましたから 「今太閤」ともてはやされて 凄い人気でした。「日本列島改造論」と言う本を本屋で買いはしませんでしたが山積みされているのを見かけた記憶があります。「小説吉田学校」と言う本が私の政治に対する興味の原点のようなものですが 角栄さんはその冒頭でいきなり登場して活躍していましたので その時から大好きな政治家になりました。佐藤さんや福田さんのような東大出の官僚出身のいかにもエリート政治家は どうしても好きになれません。

    ロッキード事件などがあり その晩年は残念な姿をさらしていましたが 私の知る限りの政治家では 一番大きな力を持っていた人物のように思いますから それなりに尊敬に値するのではないでしょうか。その後私が好きになった政治家は 小沢一郎さんですが 竹下派七奉行の一人ですから まあ角栄さんの孫のような存在かもしれません。小沢さんも 首相にこそなりませんでしたが 一時期は一番影響力のある政治家として君臨した時代もありましたから その能力はずば抜けていたのではないでしょうか。小沢さんも現在はかなり存在感が薄れていますし やっぱりお金の面で 褒められはしない行動があったのは間違いないようです。

    結局政治家には権力が伴いますから 甘い汁を吸おうとする人間が群がってくるのは 当然かもしれませんし 正常な倫理観が徐々に薄れていって いつの間にか非常識な行動をしてしまうのかもしれません。現在問題になっている政治資金問題は 額が小さいし誰しもがやっていることなので 個人攻撃を受けている人が少ないだけなのかもしれません。よく聞く結末としては 不正に着服していた政治資金が明らかになったが 既に返還しているし 現在は議員を辞めているから それでお咎めなし のような話です。泥棒をしても盗んだものを変換して 御免なさいと謝れば それですむ問題なのでしょうか。田中さんや小沢さんは 持っていた権力が絶大であったために 受け取ってしまった金額が大きいので 特に問題視されているのではないかと思います。

    国を背負うような人物と自分を比較して 悲しんでもあまり意味が無いように思いますから 私は私なりの人生を 後悔の無いように乗り切っていけばいいのだと 自分を慰めながら 本日は終了いたします。

    私はアベチャンのように 口先だけで国民をだまくらかして いけシャーシャーとしている政治家が大嫌いですが 今度の参院選でも結局は自民党が票を伸ばして 議席数を増やして アベチャンの天下が当分続きそうなので 不愉快極まりない気持ちです。角栄さんや小沢さんのような 強引だけれども 日本をしっかりと引っ張っていってくれる政治家が 一刻も早く表れてくれることを期待いたします。

  • 7月5日 関係ないけど 都知事選の候補者には興味があります

    舛添さんが辞意を表明した直後には 二代続けて自民党押しの都知事が 不祥事を起こして辞めたのだから 今回の都知事選は候補者擁立を見送ろうという 凄く真っ当な意見が聞こえていました。しかし都知事と言う大きなポストを黙って野党に手渡すことは ある意味予想通りではありましたが 出来ないみたいで 何人かの候補者の名前が盛んに上がっています。

    興味深いのは 自民党が擁立しようとしている候補者が別にいるのに 小池さんが強引に立候補しようとしていることです。小池さんも一時期は初の女性の首相候補として祭り上げられましたから 結構本人もその気になっていたのかもしれません。所が犬猿の仲のアベチャンが天下を取ってからは 注目もされなければ ろくなポストも与えられなくて 相当に不満が溜まっていたのだと思います。

    自民党の意向に背いてまで ある意味強引に立候補を表明するのであれば 取り敢えずは自民党を離党したうえで 衆議員である身分もきちんと返上したうえで 立候補を表明するのが筋なのだと思います。テレビの討論番組で 東国原元知事が発現していましたが ひょっとしたらあえて離党しないで 自民党から除名処分されるのを待っているのではないか と言う事です。日本人は判官びいきが多いので 小池さんは党を除名されてまで 都知事に立候補している と言う状況がいかにも同情票が集まりそうなので あえて除名されるのを期待して 自民党の神経を逆なでするような行為を繰り返している と言うかなり穿った見方なのです。

    小池さん位の役者になれば それ位の計算をしているのかもしれません。更に深読みをすると 衆議員の任期がどっち道年末までなので 例え都知事選に落選しても 数か月後の衆議院選挙で 又議員に返り咲けばよい と言う計算までしているのではないか と言う見方さえあります。私には直接関係のない選挙ですが そんな計算ずくでしか動かない人に 自分の地域の首長になってほしいとは絶対に思えません。

    大体公約の様にして掲げた 都知事としての初仕事は冒頭都議会解散 なんてさっぱり意味が分かりません。都議会を解散する手順としては 都議会が知事に対して不信任案が提出して その案が可決された場合に 民意を問うために行う解散です。大体都知事選を行うだけで数十億の税金が消えてしまうのだそうですが 更に都議会選挙まですれば合計で百億近い税金が露と消えるのだそうです。本当に都民の事を考えている政治家が そんな莫大なお金の無駄遣いを しても良いのでしょうか。そもそも今回の都知事選挙は 前任者が真っ当に任期を勤め上げていれば する必要のなかった選挙なのです。前任者が起こした不祥事のつけをどうして貴重な都民の税金から支払わねばならないのでしょうか。普通に考えたら 不祥事を起こして辞任した前都知事に少なくとも半額ぐらいは負担させてもよいのではないでしょうか。

    小池さんが本当に都議会を解散したい理由が 現在のままでは恐らくオール野党になりそうな都議会で 小池党を作り議会運営をスムーズに進めたいのであれば まだわからないでもありませんが 小池さんにそれほどの覚悟があるとはとても考えられません。とかく新しい首長になった人が 全てを一新してスタートを切りたい と言う形だけのパフォーマンスのように思えてなりません。

    まあ小池さんの話はこれぐらいにして 自民党から推薦を受けそうな増田寛也さんについて書きます。私はあまり東日本の政治家は知りませんが 以前「頑張らない宣言」をされていたので 多少は印象に残っています。日本人は何でもかんでもがんばれと応援しますが その為にプレッシャーに弱い日本人が国際大会で良い成績を納められないのではないかと昔から思っていました。頑張るのは その選手としては当然のことだと思いますし 日本の代表だからと言って無責任に頑張れと応援して 結果が思わしくなければ 本人を責めたりする日本の風潮が私は大嫌いです。

    岩手県知事時代には 非常に苦しい財政事情を改善するために かなり強引に予算を削ったので 支出は確実に減少して財政状態はある程度改善しましたが 勿論少なからず批判も浴びていたように思います。苦しい財政事情を改善しようとすれば ある程度の痛みを伴うのは致し方の無い事だと思いますから その実行力は政治家として能力が高いように思っていました。

    総務大臣時代に 地方交付税特別枠を実行しました。簡単に言うと潤っている大都会から削った分を 財政の苦しい地方へ回す保護政策だったように理解しています。苦しかった岩手県知事時代の経験からなのかもしれませんが 私は同じ日本国民が 住んでいる所によって 貧富の差があるのはおかしいと思いますから 至極真っ当な政策だと思っていました。ただし一番損をしたはずの東京都の知事になるのは 結構針のむしろに座る覚悟がいるのではないかとも思います。

    民進党としては 自民党が分裂選挙になるのであれば かなりのチャンスですから やはり知名度抜群の蓮舫さんを担ぎ出して 確実に勝ちたいのだと思っていましたが どうもそのようには話が進んでいないようです。そもそもいつの間にやら政党の名前が変わってしまうような安定性のない政党ですから 知名度のない候補者を立てても無意味ではないかと思います。

    他にも結構分けの分らない候補者の名前が乱立していますが 日本の首都の首長を選ぶのですから ある程度は品格のある選挙になってほしいし 十代の人たちが大いに関心を持って しっかりと考えて投票してほしいものです。自分にはほとんど関係のない選挙についてダラダラと書いてしまいました。こんな文章を読んで頂いている奇特な方が 多少なりともいらっしゃるみたいなので 改めてお礼を申し上げます。

  • 7月4日 もうすぐ参院選挙です

    今度の日曜日には 参議院選挙があります。ご存知だとは思いますが参議院議員は任期が六年で 衆議院のように解散することはありません。三年ごとの選挙で全議員の半数ずつが入れ替わります。ですから 今回の選挙だけで 政局が大きく転換することはないのかもしれません。散々アベチャンにたぶらかされてきた国民が 幾ら頭が悪くてもいい加減諸悪の根源であるアベノミクスに見切りをつけて 自民党に投票することには一考する段階ではないかと期待していますが 肝心の自民党に代わる受け皿となる政党がサッパリ見当たりません。

    テレビの自民党の宣伝を見ていると いかにもアベノミクスが有効で 国民の生活が改善されているかのような情報が流れています。まさかテレビで流す情報ですから 真っ赤な嘘ではないのでしょうが 数ある公的な数字から 多少は国民に耳触りのよさげな響きのある数字を探し出して 羅列しているだけでしょう。はっきり言って アベノミクスで確実に実行されたのは 円安に持って行っただけだと思います。それによって輸出関連の会社が息を吹き返しただけの事だと思います。所がこの所円高にスライドする気配が感じられますし イギリスがEUから離脱しましたから ポンドはほぼ間違いなく安くなるはずです。相対的に円の価値は上がりますから 表面的にアベノミクスを支えていた円安の効果は かなり薄れてしまうはずです。

    先日のテレビ討論会で アベチャンにアベノミクスの効果は如何に と言う質問が浴びせられて その返答は「未だ道半ば」と平然と答えていました。アベチャンを信じてついていけば 何時かは一般庶民の生活が楽になるはずだと期待するから バカみたいに自民党に投票したのでしょうが さすがに最終段階であるはずの第三の矢が放たれてから 凄く時間が経っていますが さっぱり自分たちの生活が楽になっていない事には 以下に鈍感極まりない国民も気づかざるを得ないでしょう。

    アベチャンの言い訳としては アベノミクスと言う政策がまだ途中の段階なので 庶民の生活が楽にはなっていませんが この政策が完結した暁には きっと明るい未来が待っていることを期待してほしいと言いたいのだと思います。円安によって 輸出業者は好い思いをしましたが 逆に輸入業者は凄く苦しくなっているはずです。食料のかなりの部分を輸入に頼っている現在の日本では 円安差損によって 輸入製品が値上がりしますから 毎日の買い物などで直接苦しさを痛感しているはずです。輸入製品が値上がりしたのはアベノミクスのせいなのです。

    消費税の引き上げをきちんとした理由もなく 国民への機嫌取りだけの為に 先延ばしした位では 庶民の生活は苦しくなる一方なのです。ここ数年 国民年金や国民健康保険の掛け金として納める金額は確実に上昇しています。それに対して 年金支給額はかなりの額が減少しているのです。税金にしても 数年前までは納めなくてもよかったのに 何らかの理由で条件が改悪されて納めなければならなくなってしまいました。年金や税金についての変更がアベノミクスとは直接関係ないのかもしれませんが アベチャンが首相として日本の政治のかじ取りをしている以上は 庶民の生活をより苦しくしている責任をもっと自覚すべきだと思います。

    我々庶民は 庶民の生活が少しでも楽になってくれるような政策を期待しますが まあ政治家の全てが庶民の方を向いて仕事をしているとは限りません。一部のお金持ちや権力者のほうを向いて政治をしている方々も沢山いらっしゃいます。アベチャンのお父さんは 福田派のプリンスと言われていて 結局首相にはなりませんでしたが そんな超サラブレッドを父に持つアベチャンが 一般庶民の感覚や苦しい生活など理解できるわけもないし 庶民のための政治をするわけなどありません。

    予想としては 結局自民党の一人勝ちに向っているようですが この選挙からは 十代の若い人にも選挙権が与えられましたから 若い方たちのフレッシュな思いが反映された選挙結果になってくれることだけを期待しております。

  • 7月3日  1928年の本日 アメリカで初めてテレビが発売されたのだそうです

    もう百年近くもの昔にアメリカでと言うのはもちろん世界で初めて と言う意味合いなのでしょうが テレビが一般向けに販売された日なのだと思います。私は恥ずかしながら テレビのない生活は相当に苦痛でした。子供の頃から 最初は勿論白黒テレビで 四隅が丸い画面の今考えればとても小さなテレビでしたが 生活の中でテレビはかなり重要な位置を占めていたように思います。

    子供ですから 主にアニメーションを中心に見ていたように思いますが 人気のあるアニメを見ていなければ 学校での話題についていけない様であったと思います。あまり良い習慣ではないのでしょうが 晩御飯はいつもテレビを見ながら食べていたように思います。これまでにテレビのない生活は 岐阜大学に通っていた最初の数年間だけだったと思います。岐阜大学は私としては二つ目に入学した大学でしたので 親からの経済的な援助は一切受けないで 生活していましたから 入学時にはテレビを買う余裕がありませんでした。六年間の学生生活のうち 後半の三年間は 卒業する先輩から譲り受けたテレビを見て生活していました。

    今のようにインターネットなどは一切存在していない時代ですから テレビがない生活は 外部の情報を得るために 必然的にラジオばかり聴いていました。岐阜は田舎なのでFM放送局も殆どなくて もっぱらAM放送ばかりを聴いていました。新聞を取る余裕もなかったので 図書館に通っては新聞を読んでいました。ラジオや新聞では 映像を伴わない情報ですから 色んな出来事を自分で勝手に想像しながら それはそれで結構楽しい生活だったのかもしれません。

    でもやっぱりテレビを手に入れてしまうと 情けないけれども 直ぐにテレビ中心の生活に舞い戻りました。特に一人で暮していると 凄く静かなので 何かしらの音が映像を伴って流れるテレビは 寂しさを紛らわせてくれる とてもありがたい存在でした。一人暮らしは 塩野義に努めているサラリーマン時代に数年経験しましたが 経済的にはかなり恵まれていましたし それなりに友達もいましたから それほど寂しさを感じませんでした。岐阜大学に通っていた時代も 同じ学科に友人はいないこともありませんでしたが 年齢が十くらい違いましたから なかなか心から打ち解けられなくて 寂しい思いをしていました。

    現在の様に薄型のテレビが登場してから もうかなりの年月が過ぎますから 若い人たちはブラウン管による凄く奥行きのあるテレビなんかもうご存知ないのかもしれません。今では大型のテレビのある家庭も珍しくありませんが 私が初めて大型のテレビを購入したのは日本でサッカーのワールドカップが開かれた時です。まだ現在のようなプラズマテレビなどの薄型タイプが発売される前の時代に プロジェクション型のテレビで70インチの大きさのものを購入しました。DVDの最新式のデッキやかなり大きめのスピーカーなどをおまけに付けてもらって 確か五十万円以上もかかったように思います。

    十六畳ある三階の寝室に置きましたが 階段から搬入できなかったので クレーンで釣り上げて ベランダから運び入れました。画面の美しさは相当なものでしたし 立派なスピーカーから出る音の迫力も凄かったので 映画のDVDを買い集めては 熱中してみていました。その後大型テレビは寿命が来て何度か買い換えましたが 最初にあまり大きなタイプを購入してしまったので 画面の大きさ的には全然感動しませんでした。現在は三十畳ある二階のリビングに置いているテレビを見ていますが60インチなので若干物足りなさを感じています。

    本来テレビなどと言う電化製品はなくても生活できるはずですし 本当のお金持のお宅には存在していないケースも多いと聞きます。まあ我々庶民は 庶民らしく低俗かもしれないテレビ番組をみて 喜ぶ生活をしていればよいのかもしれません。情けないけれども やっぱり私はテレビのない生活は出来そうにありません。お任せ録画で自動的にデッキのハードディスクに録画されていくテレビ番組を 見ては消す作業にいそしもうと思います。

  • 7月1日 欅坂46の 活動があまりに先走り過ぎているように感じます

    欅坂46が結成されたのは AKBグループのNGTとほぼ同時期で昨年の八月でした。なのに欅坂の冠番組「欅って書けない」が関東ローカルではありますが早々にスタートしました。残念ながら関西には放送されていませんから 放送日が日曜日の深夜なので 月曜日の朝にはユーチューブなどにアップされていますのを 仕方なくそれでチェックしています。そしてデビュー曲も かなり完成度の高い曲が用意されて 歴代女性歌手のデビューシングル発売一週間での売り上げ枚数の最高を記録する と言う華々しいデビューを果たしました。普通はデビュー曲が大当たりすると結構その曲で引っ張る場合が多いのに 直ぐに二曲目が発売されました。

    二曲目はセリフから始まるなど かなり斬新で画期的な曲でしたが メンバーの表現力が乏しいために 全然セリフの部分が聞こえてこなくて 恐らくセールス的にもかなりズッコケると思います。しかし七月からは主演のドラマも始まるようです。このドラマもまた残念ながら 関西では放送されないみたいなのでがっかりです。私の様に欅坂のファンは関西にも相当数いるはずなのに どうして関西では放送されないのか不思議です。

    そしてまた最近知ったのですが欅坂の二つ目の冠番組「けやビンゴ」が始まるのだそうです。「乃木ビンゴ」と同様にかなり過酷な内容のバラエティー番組になりそうですが 例によってまた関西では放送されないようで とっても残念です。欅坂にとっては おめでたい事なのかもしれませんが、あまりに仕事をこなすペースが速すぎるように思います。乃木坂が四年間かかってこなしてきた仕事を 欅坂は結成されてから一年にも満たない期間で 取り組まなければならないのです。

    私が客観的に見た所では 欅坂に比べて 乃木坂の方がはるかにアイドルとしての資質に恵まれたメンバーがそろっているように思います。欅坂のメンバーは初々しくてとてもチャーミングではありますが アイドルとしての実力的には いまだ素人に毛が生えた程度にしか見えません。乃木坂の場合は個々人でバラエティー番組に出演したり 色んなドラマやお芝居にキャスティングされて 徐々にバラエティ番組への対応力や 演技力を 個々のメンバーが少しずつ高めていきました。毎年行われていたプリンシパル と言う過酷な試練で 短期間にセリフや演技を身に着けるためのスキルを叩き込まれてきました。

    所が欅坂は そのような芸能人としての実力 と言うか応用力を殆ど見につけていない段階で 色んなジャンルの仕事が始まりますから 恐らくは消化不良を起こしてしまい 結局は欅坂の評判を貶めてしまい 直ぐに飽きられてしまいそうで 心配です。秋元さんにすれば アイドルなんて消耗品で売れる時に徹底的に売りまくって 寿命が来たらポイ と言う感覚なのかもしれませんが 私は栗太郎が ナーちゃんと同じぐらいにお気に入りなので その行く末がとても心配です。出来たら あまり先走らずにゆっくりとアイドルグループとしての実力を高めていって 寿命の長いグループに育てていってほしいです。