Dr.喜作のブログ

2017年4月 の記事一覧

  • 4月12日 アメリカのシリア攻撃には疑問を感じます

    私は ロシアのプーチンと言う男が アベチャンと同じくらいに大嫌いです。自分の権威を見せびらかしたいからだとは思いますが 各国の首脳との対談に 遅刻するような 器の小さな男だと思いますが その影響力が残念ながら非常に大きいのは 認めざるを得ませんから 凄く嫌いなのです。しかし アメリカがシリアを攻撃した時に 湾岸戦争の事を思い出したことが プーチンと同じ発想だったのには 何か複雑な気持ちになりました。
    湾岸戦争は そもそもイラクがクウェートに 一方的な私利私欲のために 侵略したことに始まります。それに対して アメリカを中心とした多国籍軍が イラクに制裁を加えるべくして始まった戦争を第一次湾岸戦争と呼んでいます。結果は勿論多国籍軍が一方的に勝利して終わりました。ここまでは 世界が落ち着いている現在は 表面的には秩序を保とうとする雰囲気が 醸し出されていますから イラクの働いた悪事に多国籍軍が 正義の鉄槌を下した と言う事で 一応は収まりがつく筈でした。
    所が イラクに大量破壊兵器を保持している疑いがかかり イラクが最後まで徹底して 査察を拒否したことから 第二次湾岸戦争が始まったようです。フセインは捕まり イラク軍は徹底的に叩きのめされましたが 結局 大量破壊兵器の存在は確認されないままでした。イラクが査察を徹底的に拒絶したのは フセインのある意味虚勢であったのかもしれませんが 現実には痛くはないのだけれども 腹を探られるだけでも 自らのプライドが許さなかったため 査察を受け入れられなかったのかもしれません。悲しくて とても虚しい 男としての意地の張りようだったように思えてしまいます。
    今回のトランプさんの取った シリア攻撃は ブッシュ大統領の勝手な憶測から 始まってしまった第二次湾岸戦争よりも 明らかにずっと浅慮であり 将来的な見通しが薄い行動だと思います。但しシリアの場合は トランプさんの無理難題に対して 効果的な反発手段を 有していないと予測されていますが 同様のいい加減な見通しとその場の勢いだけでの行動によって 北朝鮮に対してまで 攻撃的な態度を取ることが 心配です。残念ながら 北朝鮮は 少なくとも日本に大きなとばっちりが及ぶぐらいの 反発手段を持っていそうだからです。
    直接被害をこうむりそうな日本 中国とは 一応トランプさんは仲良くしていこうという態度で首脳会談に臨んでいますが いざとなったら アジアの国々の被る迷惑など 全く考慮せずに行動しそうなので その辺りが心配です。トランプさんの アメリカだけが一番大事だ と言う考え方は 一つの国のトップとしては 理解できないことはありません。アメリカ国内に向けてのとんでもない大統領令などは 影響が及ぶのが トランプさんを大統領に選んでしまったアメリカ国民に対してですから それほど大きな問題だとはおもいませんが アメリカと言う国が 世界に及ぼす影響力を 冷静に考えてから 外交的な判断を下してほしいと 切に望みます。兎に角日本にとばっちりが及ばない事だけを 望みます。

  • 4月11日 本日はガッツポーズの日なのだそうです

    1974年の本日 プロボクサーのガッツ石松さんが 試合に勝った時に取った腕を突き上げるポーズから その名がついたとされるので 本日がその記念日と言われています。一説によると ボーリングの雑誌で 一年以上も前に ストライクを取った時にポーズをガッツポーズと命名した とも言われていますが 日本中にそのポーズが名前とともに広まったのは このガッツさんの試合後のポーズからなので本日を記念日とする説が有力なのだそうです。
    私も以前 かなりボーリングにはまった時代がありました。私はストライクを取った後は 右手の拳を握り 腕を突き上げるよりも 肘を体にひきつけるような形で ガッツポーズを取っていたように記憶しています。最近でいうと カラオケの点数を加算していく採点法で 最初の頃は 四万点越えで大喜びしていましたが 他の人が五万点台 六万点台を出しているのを知り 頑張って自分でも何とかその辺りの点数が出せるようになりましたが 過去に二回だけ七万点越えを達成しました。さすがに七万点越えは これまで他の人でも達成されているのを見たことがありませんので その時には思わずボーリングの時と同じように握った拳を突き上げるのではなくて 肘を体にひきつける形で ガッツポーズを取りまくりました。ほんの数秒間ですが 点数が画面に表示されますので 奥様が携帯で写真にとって記録として残してくださいました。
    ガッツポーズは スポーツで見かけることが多いのかもしれませんが 種目によっては キチンと文章化されたり 暗黙の了解として ガッツポーズを禁じられている場合があります。柔道や剣道と言った特に礼儀を重んじる競技では 技が決まって 勝利が確定した時などに うっかりガッツポーズを取ってしまうと 技が決まったことや勝利が確定したこと自体が 取り消される場合もあるのだそうです。大相撲でも 優勝のかかった大一番で 勝利した力士が 思わず両手を突き上げたために 後になって厳重注意を受けたことがあるのだそうです。どうしても勝ちたい一番で頑張って勝利したのですから 思わず反射的に喜びのポーズを取ってしまったことですから 致し方の無い事のようにも思いますが やはり目の前に敗れた力士がいるわけですから 配慮に欠けた態度と注意されるのもしょうがないのでしょうか。プロ野球などで ホームランを打った後でも 打たれた投手の気持ちを考えてガッツポーズは遠慮するのが 暗黙の了解だそうです。高校野球などでは 指導者がはっきりとその類のポーズを取らないように指導しているそうです。
    個人競技であるゴルフで 昔凄く難しいロングパットが決まろ同時にその瞬間にその大会での優勝が決まった時に そのゴルファーが十秒ぐらいガッツポーズを取り続けているのを見た記憶があります。ゴルフの場合 ロングパットが決まって すごく嬉しいのは分りますが あまりに強烈なガッツポーズだったので 何処からも勿論お咎めはなかったそうですが その後しばしばそのポーズの話をゴルファー仲間から持ち出されて 茶化されて恥ずかしい思いをしたのだそうです。
    考えてみると 自分では この所殆どガッツポーズを取った覚えがありません。やはりこのポーズは 何かに打ち込んで 必死に頑張って 夢中になって成し遂げた時にだけ 許されるポーズの様に思いますから 最近はあまり一生懸命に生きていない事の証かもしれません。もうすぐ還暦を迎えてしまいますが 何か情熱をもって打ち込めることを見つけないと ただ何となくダラダラと時間だけが過ぎていき その分老いだけが確実に身についてきそうで心配です。小さなことでもいいから 何か打ち込めることを見つけようと 真剣に思いました。

  • 4月10日 ジャガイモ不足のために市販のポテトチップスが 減少しているのだそうです

    ポテトチップスと言えば 昔から人気のあるスナック菓子ですが 昨年普段は台風とは無縁のはずの北海道に 三つも大きな台風が上陸してしまったために 収穫量が激減してしまい これまでなんとか備蓄されていたジャガイモで ポテトチップスを製造していたお菓子メーカーが 続々と商品によっては 製造中止 もしくは当分製造休止を発表しているのだそうです。日本のジャガイモは何しろその出荷額の八割がたを北海道が占めているのだそうで 北海道に甚大な被害が出てしまったために 事態がかなり深刻なのだそうです。
    収穫高そのものが減少してしまいましたし ジャガイモは土の中に種イモを埋めて 育ててその小芋を収穫するのだそうですが 大切なその種イモ自体が 大きなダメージを受けてしまったために 畑が受けたダメージは直ぐに修復できるみたいですが 肝心の種イモが不足してしまって ジャガイモの栽培自体が難しい状態なのだそうです。私たちが普通に食べるジャガイモは 主に男爵イモかメークインですが ポテトチップス用のジャガイモは 油で揚げた時に焦げ付きにくいために 糖質の少ないポテトチップス用の品種なのだそうです。
    例年だと スーパーにそろそろ新じゃがが並ぶ時期なのですが 今年は新じゃがが あまり出回らないみたいです。勿論品薄の分お値段はかなり高くなりそうです。私は 新じゃがの小芋をたくさん買ってきて 皮が薄いので剥かないで皮ごと調理してしまいます。まずは芋をしっかりと洗って土屋ゴミをよく落としてから 油でかなりしっかりと揚げます。皮がバリバリするくらいに上がったら 後はいつもの肉じゃがを作る時と同様です。牛肉や玉ねぎ 糸こんにゃく等と 醤油に出汁の素 味醂を加えて好みの味にじっくりと煮込みます。皮がついたままなので 煮崩れしにくいので しっかりとジャガイモの食感が味わえます。私の中では わかめとタケノコの煮物とともに春を感じさせてくれる料理です。
    市販されているポテトチップスが 品薄になるのなら 自分でオリジナルのポテトチップスを作ってみればいいのではないでしょうか。取り敢えずは ジャガイモを購入して 皮を剥くか剥かないかは 個人のお好みに任せますが スライサーで薄くカットします。油で焦げつかないように注意しながら カラッと揚げたら出来上がりです。シンプルに塩味で楽しむのもよいし 青のりゴマやカレー粉を振りかけても 簡単に色んな味のチップスが美味しくいただけます。別に料理のテクニックなど全然必要がありませんから 料理慣れしていない男性にでも 結構上手に美味しく出来上がるはずですので 一度試してみられることをお勧めします。
    所で ジャガイモに限らず 野菜が全般的に値上がりしているのを感じます。キャベツやサニーレタスなど 昨年の秋ごろにかなり高騰していましたが 春になってようやくお手ごろ価格で販売されていたので 喜んでいましたが 四月になってからなのかわかりませんが 又野菜の価格が高騰しているように思います。安い野菜の代表格である もやしさえ値上がりしていました。私は来週の火曜日に自分の病院での血液検査がありますから この所野菜中心の生活をおくっていますので 一般男性では気づいておられない方が多いと思いますが 主婦感覚 それも貧乏性の主婦の気持ちなので 困っていますし 腹立ちを感じています。 取り敢えず野菜が品薄になる原因が思い当たりませんから ひょっとしたら価格をあげるために 出荷調整でも行われているのではないかと 疑心暗鬼になってしまっています。本当に私は ケチで貧乏性だと感じて 情けなく思います。
    健康の事を考えて 長生きがしたいのなら 病院の検査が終わってからも 極力炭水化物を控えて 野菜中心の食生活を考えていかねばなりませんから 訳の解からん野菜の高騰は さっさと治まってほしいと考えます。アベチャンも森友問題で政治家として ぽしゃってくれることを期待していましたが 森友さん自身のあまりの悪行三昧の為に 何時の間にやら萱の外に脱出したみたいですけれども アベノミクスで庶民の生活がきっと楽になる なんて国民に大ウソをついたのですから お詫びにこの野菜の高騰を早く鎮めるぐらいの働きはしてくれてもいいのじゃないかと 考えます。 

  • 4月9日 22歳のチワワが 来院しました

    犬の平均寿命は15歳と言われています。私の勝手なイメージとして 犬の15歳は 日本人の平均寿命80歳に該当すると考え 飼い主さんにもそのように説明しています。更に高齢の犬ついては一応の目安として20歳が同様に区切りのいいところで 人間なら100歳位に該当すると考え 飼い主さんにもそのように話しています。所で 私は 超肥満体ですし 心臓病と糖尿病を抱えていますから とても平均寿命である80歳までは生きられないであろうと 覚悟しています。
    そんなつもりがあるからか 少しでも早く仕事を引退して 老後を楽しみたいと考えてしまうのです。但し 私の父方の祖母は 103歳まで頑張って長生きしてくれました。かなりの御長寿さんだと思います。私の父も かなり若い頃から 心臓病を患っていました。そんなにきっちりと処方された薬を服用していたようには見えませんし 現在は禁煙していますが 働いている時代は かなりのヘビースモーカーだった様な記憶があります。三十代ぐらいまでは かなり酒が弱かったはずですが 五十代以降は かなり酒好きになり それに応じて自然に酒量も増えているように感じます。
    ハッキリ言って 父はそれほど健康に重きを置いた生活は してこなかったように思います。しかし 昨年ペースメーカーを装着しましたが 尚更元気になったみたいで 90歳を超えた今も 元気に一人暮らしをしています。母は 三十代から リュウマチ関節炎を患って その病気との戦いに明け暮れた人生だったように思いますが 若い頃から かなり強い薬を常用していたみたいだし 人工関節の手術を何度も経験していましたからか 77歳で他界しました。痛くて辛い人生だったと思いますが 何の不平も言わずに頑張りぬいた人生だったと思います。
    そんな両親から生まれた私ですが 現在の所 心臓病は 不整脈がなかなか治まってくれません。血圧は結構いい具合にコントロールできていますが 不整脈が治まってくれないと言う事は 心臓が不規則な動きをしてしまうために どうしても血栓が出来やすい状態になります。血栓が脳の血管に詰まってしまうのが いわゆる脳梗塞です。脳の血管が詰まってしまう事により 当然その血管の先に正常に血液が送れなくなってしまいますから その血管の先の部分の脳が正常に働かなくなってしまう恐れがあるのです。その為に 脳梗塞の後遺症としては 過去の記憶が欠落したり 上手くしゃべれなくなったり 文字が識別できにくくなってしまったりすることが心配されます。
    その為に現在 もう何年にもわたって ワーファリンという血液をサラサラにして 血栓ができにくくする薬を飲み続けています。もっと新しく同様の作用を持つ薬が開発されていますが 当然そちらの薬の方が高い薬価設定になっていますから 毎日の薬代が 高くつきます。別にワーファリンと言う薬の作用が古くなって弱まっているわけではありませんから 私は古くて薬価の安いワーファリンを飲み続けています。ただ ワーファリンの薬理作用は 血液の凝固する仕組みにビタミンKが関与していて その凝固作用に拮抗して働き 血液が固まりにくくするのです。ですから ビタミンK の接種を押さえる必要があります。その為にビタミンKを大量に含む食品である 納豆を食べることが禁じられています。納豆大好き人間の私でしたが ここ数年は一切納豆を食べていません。その事がちょっと辛いだけですから 恐らく私は一生ワーファリンをきちんと飲み続けるだろうと思います。
    糖尿病については 普段の血糖値が勿論 大切です。私の場合は 肥満体人生を数十年続けていますから 恐らく若いうちに膵臓を酷使しすぎて 現在では 血糖値を下げてくれるはずのインスリンが殆ど分泌されていないのだと思います。ですから血糖値の上がり易い食品 例えば炭水化物などを食べてしまうと 血糖値が急上昇してしまい なかなか下がってくれないのだろうと思います。その為に血糖値の過去の一か月ぐらいの平均値を示す ヘモグロビンA1cの値がなかなか下がってくれません。正常値は5.8位までと設定されています。いつも検査を受ける前一月間は 炭水化物をできるだけ食べないように気を付けて暮らしていますが 自分なりに頑張っているつもりなのですけれども 6.1~6.3辺りで落ち着いています。出来たら正常値の範囲に入りたいのですが かかりつけの先生からは 頑張って摂生されているので 糖尿病の進行はあまり心配ありません と言われています。
    そんなわけで 私は 大きな成人病を二つも抱えていますが 何とか逃げずに向かい合って対処していますので 出来れば80歳近くまでは 生きたいと考えております。話が自分の事ばかりになってしまいましたので 本題に戻ります。本日来院されたチワワの子は 22歳ですから それこそ人間でいうと110歳位にも相当しそうな 超ご高齢犬でした。数日前から徐々に腰が抜けたような状態になって歩けなくなってしまった と言う事で来院されました。普通に考えれば 110歳のお年寄りが 普通に歩けていたこと自体が信じられない出来事です。
    股関節を触診すると かなり正常な形からはかけ離れてしまっている変形が分りました。年齢の割に 大腿部の筋肉が発達していますから これまでは発達した筋肉で辛うじて体重を支えていられたのが 
    支えきれなくなってしまったのだろうと診断しました。これまで立ちあがれていたことが不思議な位の状態でしたから 今後もとのように立ち上がることは期待しない方がいい と説明しました。ただ本人が立ち上がりたくて もがくので苦しそうで可哀そうだと言われましたので 二枚のバスタオルを丸めて筒状にしたものの間にもたれかかるようにおいて上げれば 何とか体が起こせた状態でいられそうなので おうちでもそのような状態において上げることを勧めました。
    人間の場合は あおむけにごろんと寝転がった体勢が楽なのですが 犬の場合体を伏せた状態だと胸やお腹を圧迫されてしまい 呼吸がしづらくて 苦しい状態になってしまうのです。もたれかかってでも何とか体を起こしている方が楽なので そのような体勢になれるように指示しました。心臓は何時停止しても不思議が無いぐらいに 心雑音がひどいので 取り敢えずは呼吸を楽にするお薬と筋肉や関節にかなり負担をかけていましたから その辺りの炎症をやわらげる薬を注射して 内服薬でも一週間分出して様子を見てもらう事にしました。こんな状態でも食欲が衰えていない所が 長生きにつながっているのかもしれません。
    私もここまで長生きして 奥様にご迷惑をかけ続けるのは 本望ではございませんが 今後できるだけ長生きできるような努力だけは続けていこうと思いました。

  • 4月8日 一日中雨が降っていました

    一般的には 晴れた日を「いいお天気」と表現しますし 晴れから雨に天候が変化するとき 「お天気が下り坂になる」とも言いますから 雨の日は悪いお天気と表現できるのかもしれません。私も旅行に出かけたりして 屋外でその一日を過ごす予定の時には 勿論晴れたお天気を期待します。しかし 昔から 雨降りのお天気が嫌いではありません。私が子供の頃に大好きだった芸能人に五十嵐淳子さんと言う方が いらっしゃいます。この方は非常に美しいし可愛らしいし 滅茶苦茶にチャーミングな女性です。私の中では ナーちゃん、ユイポンと全く遜色がないぐらいに凄く魅力的な女性でした。
    若くして 中村雅俊さんと結婚されてしまい 一時期は芸能界を引退されていました。子育てなどが一段落されたからなのか 芸能界に復帰されました。私よりも五歳年長ですから 現在64歳のはずですが 全くその美しさは衰えておられません。万が一 その裸を拝見出来ましたら 精力が相当に減退している現在ですが 瞬間的に勃起してしまうであろうと思います。兎に角 お婆ちゃんと呼ばれても 致し方のない年齢になっても それ位に女性として魅力的な方ですから 二十歳前後で 女優さんであり 相当に下手糞でしたが 歌手活動もされていた頃には 本当に私の中で絶対的な存在でした。そんな五十嵐さんが 何かのインタビューで答えていたのですが 「雨の日は心が落ち着けるし 空気が澄んでいるような気がしますから 好きです」と答えておられましたので もろに影響を受けてしまって それ以来私も雨の日が結構好きになってしまいました。
    外出する必要がある時は 雨降りの場合は 傘をささねばなりませんし 足元も滑り易いし サンダルも濡れてしまいますから 面倒に感じます。でも今日の様に外出する予定の全然ない日には 子供の声もほとんど聞こえないし 静かで落ち着けて好きです。特にこの時期は 黄砂が飛来したりして 埃っぽさを実感する日もありますから 確かに空気が雨のしずくで洗われるような気がしますので 特に雨上がりには 深呼吸をしたくなってしまいます。
    子供の頃には 特に外で遊ぶことが 好きでした。寒い冬をのぞいて 春になり少しでも暖かくなると 田んぼや川に入ってザリガニ取りを始めていました。夏には勿論網を持って 蝉取りに明け暮れていました。今考えると 蝉は長い事土の中で過ごして ようやく外の世界に出てきて そこからの寿命はごく限られているのに 捕まえて虫かごに入れて 特にその生態を観察するわけでもなく 死んでしまったら 土に埋めて供養してやることもなく ゴミ箱に直行していました。今から考えると 可愛そうなことをしてしまったと反省しますが 当時は網を上手に使って蝉達と 格闘しているような気分で何ともそのドキドキ感に興奮していました。秋になると コオロギなどの鳴き声の奇麗な秋の虫を 夢中で捕獲していました。コオロギなんかは 石の下など暗い所に隠れていますから 団地のベランダの下などに潜り込み クモの糸や埃にまみれながらも 必死で頑張りました。
    とにかく生き物が大好きでしたが 犬を飼う事が許されない家庭事情がありましたので 虫取りに明け暮れていた子供時代でした。その為に 当然雨降りの日は出かけられませんから 大嫌いでしたが 小学校の高学年の時に 五十嵐さんが雨降りの日が落ち着けて好きと言う事を知ってからは 雨降りの日も悪くないな と言う風に気持ちが変化しました。それ以来五十年ぐらいずっと 雨の日が結構好きな状態が続いています。そんなわけで 本日は 静かで穏やかで 特にブログに取り上げるほどの事件は起こっていない無事な一日でしたが それなりに充実していたようにも感じますし 自分なりに楽しい一日でした。
     

  • 4月7日 今年初めてゴキブリを見かけました

    本日は 二階に上がっても炬燵のスイッチを入れませんでした。昨日までは二階に上がってベッドに腰掛けて 炬燵に足を突っ込んで 何時もの寛ぐ体勢になった時 何も考えずに炬燵のスイッチをオンにしていました。所が 今日は暖かかったからだと思いますが 何も意識していなかったのですが 特に寒さを感じなかったので 炬燵で暖まろうとはしなかったのだと思います。炬燵の布団を片付けてしまうのは もう少し先の話になるだろうとは思いましたが そこはかとなく春の到来を感じたような気がしていました。
    今年の冬は 例年だと一度位 風邪をひくだけで済んでいたのに 今年は初冬に普通の風邪をひいて 更にインフルエンザにまでかかってしまったし その後も風邪気味になったことがありましたから やっと暖かくなってくれた事には 正直な気持ちホッとしていました。所が 暖かくなったことを感じさせる 凄く嫌な存在であるゴキブリを目撃してしまったのです。それもかなり体が大きかったから 成虫になって 何とか冬を乗り切った奴だと思います。
    テレビを見ていたら 視界の端っこの方を 何か黒い物体が横切るのを確認してしまったのです。見たくはありませんが 見たくなくても くっきりと視界をゴキブリが横切ってくれたのです。勿論冬場にも生き残ったゴキブリは少なからずいるのでしょうが 幸いなことに寒い時期にはその姿を見かけずに暮らせます。それがやっと今年も暖かくなってきたと実感するや否やの登場には いささか腹立ちを押さえきれませんでした。普段使っていないテーブルの上に 昨年の秋まで使っていた噴射式の殺虫剤がありましたので それを手元に置きました。次にそのゴキブリを見かけた時が そいつの運のつきにしてやろうと思いました。
    それから五分後ぐらいに 奴はまた床の上に這い出してきました。私は殺虫剤を片手にそっと忍び寄りました。引き金を引こうとした寸前に ゴキブリは殺気を感じたのかソファーの下に潜り込もうとしましたが 一瞬遅くて殺虫剤を浴びてしまい ひっくり返って死に絶えました。その場ではホッとしましたが また今年も奴らとの戦いが始まるのかと思うとテンションが下がります。引退したら 南の島へ移住しようと考えていますが 南の島では ひょっとしたら年がら年中ゴキブリが活動しているのかもしれません。更には大阪のゴキブリよりもデカくて生命力も強そうで心配です。本日はテンションが下がってしまったので 本来なら ゴキブリとの奮闘記もいくつか笑えるエピソードがありますから それらを紹介したりするはずですが 止めておきます。お休みなさい。

  • 4月6日 本日はコンビーフの日なのだそうです

    百年以上も昔に アメリカであの独特の体をしたコンビーフの缶詰が 特許を取った日にちなんでいるのだそうです。コンビーフと言う食べ物を私は子供の頃には食べたことがありませんでした。理由は単純で 恐らく私の母親がコンビーフを食べる習慣がなかったためだと思います。牡蠣も食べたことがありませんでしたが これは母親が若い頃に 牡蠣に当たってひどい目にあった経験があるらしくて それ以来二度と食べたくなかったために うちの食卓では全くお目にかかれませんでした。大学に入ってから 友人が美味しそうにカキフライを食べているのを見て 分けてもらって初めて食べてから 大好きになりました。
    お母さんの好き嫌いや 体質的に合わなかったりしたことが原因で その子供までが 食べたことがなかったり 悪いイメージを持ってしまって 食わず嫌いになるのは とても不幸な事だと思います。うちの中にコンビーフの缶詰自体が存在していませんでしたから そのような食べ物の存在すら知りませんでした。初めてその缶詰の独特の形を目にしたのは 「傷だらけの天使」というテレビドラマのオープニングで ショーケンがかぶりついているのを見た時でした。初めてみるので その缶詰がどの様な材料からできていて 一体どんな味の食品なのか さっぱり見当がつきませんでしたが 直感的に凄く美味しい食べ物に違いないと 思いました。
    今の時代なら コンビーフと検索すれば それがどの様な素材からできている食べ物なのか とか 何故缶詰なのに台形と言う特殊な形をしているのか とか どんな料理に使われているのか 等あっと言う間に調べがついてしまいますが その当時は ショーケンがかじっている缶詰の名前からして 学校の友達に教えてもらうまで 結構時間がかかりました。しかしコンビーフを使った料理と言うのは 少なくとも私のおふくろの味には 存在しませんが 一般的にはどの程度食材として使われているのでしょうか。
    缶詰のメーカーのホームページをみると かなりたくさんの種類の料理のレシピが紹介されています。シーチキンと同じように マヨネーズや好みで醤油をかけてそのまま食べるのが 一番シンプルないただき方の様です。他にも 簡単にキャベツや玉ねぎと炒めると かなり美味しい野菜炒めが出来上がるのだそうです。玉子やジャガイモとも相性がいいみたいなので これらに火を通してやはりマヨネーズなどの調味料と合えても美味しいそうです。勿論サラダの材料として キュウリやレタスなどと合わせて 好みのドレッシングをかければ ワングレード上のサラダが直ぐにできるのだそうです。餃子や焼売の皮にくるんで カラッと揚げれば これまでの餃子焼売とは一味違った一品になるのだそうです。
    料理の紹介が 全部伝聞系なのは 自分が作ったことがない料理ばかりだからです。コンビーフの缶詰自体は 素材が牛肉ですから 結構値が張る そこそこの高級食材だと思います。でも自分の家では勿論 友人宅や 親戚宅で ご飯を御馳走になったことは度々ありますが あまりコンビーフ料理はお目にかかったことがありませんから 他の家でも それほど頻繁に食材として登場するわけではないのでしょうか。缶詰ですから保存がききますし 開けるのにも独特の鍵のようなもので 缶の一部分を帯状にまきとっていけば簡単に開封できますから 料理の食材としては 重宝されやすいものなのに あまり日本人の食習慣に馴染んでいないのでしょうか。
    塩野義に勤めていた時の先輩に 一人だけコンビーフにはまってしまっていて 毎日のように色んな食べ方で楽しんでいる と言う方が一人いらっしゃいましたが あまり好きな食べ物としても コンビーフをあげられる方は少ないと思います。私は自分がいろんな料理を作りますので コンビーフ料理のレシピを見たら どれも凄く簡単であり 美味しそうに見えましたが 結構いい値段がするので 頻繁に食材として利用することは 無さそうに思います。私が貧乏性名だけかもしれませんが 私はシーチキンでも 上等の塊肉が入っている分は もう長い事購入したことがありません。買うといたらフレーク状になっているもので 少量の缶詰四個パックになっているのが 安売りをしている時だけです。私は そこそこお金を持っている部類の人間かもしれませんが 本当に けつの穴が小さいのです。
    でも久し振りにコンビーフの事を思い出しましたので 自分なりのジャーマンポテトでも作ってみようと思います。私が個人的に炭水化物禁止令が出ている時期ですから ジャガイモ二個ぐらいを適当な大きさに切って くし形に切った玉ねぎ二個分と塩ゆでします。一般的なジャーマンポテトは ベーコンやソーセージを使うと思いますが 私はこれにコンビーフと鶏のモモにをよく炒めて カレー粉をたっぷりと振り掛けます。ジャガイモと玉ねぎにコンビーフと鶏肉を混ぜ合わせて出来上がりなのですが 私は最後にマヨネーズと醤油を混ぜたものを少しかけた方が 味が引き締まるようで好きです。こんなことをしているから太るのだとは 分っているけれども どうせ食べるのなら少しでもおいしくしてから食べたいので 恐らく一生この習慣は変わらないと思います。私のデブも一生解消されないままでしょう。 

  • 4月5日 けいはんな記念公園にお弁当を持って出かけてみました。

    本日は休診日で お天気は曇りみたいですがとても暖かそうな天気予報でしたので 奥様が以前から一度出かけてみたいと仰っていた 京都府の精華町にある けいはんな記念公園を訪れてみました。近所の桜もやっとチラホラ咲き始めているみたいです。その公園の桜も ホームページによると ようやく咲き始めたらしいので昨日今日の暖かさで 幾らかでも咲いていてくれれば お花見が出来るかもしれないと思ったので 出かけてみました。病院から 車で三十分位の所にあります。
    車を駐車場に停めましたが 有料です。私は二百円ぐらいだろうと思っていましたが 帰りがけの料金を払うときに 四百円と知りました。思ったよりも高かったので 次回からは 恐らく隣にあるホームセンターかショッピングセンターの駐車場 こちらは勿論無料なので そちらに停めることになると思います。何しろ広い公園なので 駐車場に停めてから かなりの距離を歩きました。手前には 無料で遊べる公園の部分が続いていました。
    平日の昼間ですが 芝生の上を歩いていると そこかしこに桜の木が散在していて まだほんの咲き始め 恐らく一分咲きか二分咲き位だとは思いますが ビニールのシートをひいて お母さんたちがお昼を食べながら 寛いでいました。芝生の上には小学生ぐらいの年齢の子供たちが それこそ小学校の運動場の休み時間か と言うぐらいの混み具合で押し合いへし合いしながら遊んでしました。鬼ごっごの様に追いかけっこをしている子もいれば サッカーボールを蹴っ飛ばしている子、バドミントンを楽しんでいる子もいました。
    平日の昼間ですが 春休み中の子供には 関係ないみたいだし 明日明後日は 小雨が降りそうな天気予報でしたから お母さんとしても本日何とか公園に子供たちを連れて行こうと決意されたのが 重なってしまって こんなに混み合っていたのかもしれません。公園の奥に 水景園と言う二百円ですが入場料のかかるスペースがあります。そちらだともう少しすいているかもしれないと考えて そちらに行ってみました。入園ゲートの所に六十歳以上は無料と書いてありました。後二月足らずで六十歳になってしまいますから 恐らく次回こちらを訪問するときには 無料で入場できてしまうのでしょう。嬉しいような 残念なような複雑な気持ちです。
    有料のスペースになると 予想通りかなり人通りがまばらになりました。まずは観月橋といって 建物でいえば恐らく三~四階位の高い所に渡してある橋を渡りました。朝起きた時には 肌寒い風が吹いていましたが 気温が恐らく二十度ぐらいに上がっているらしくて 汗ばむぐらいの暖かさです。橋を渡っていると適度に風が吹いてくれて 心地よかったです。観月楼と言う建物がありました。土日はギャラリーなどを見学できるみたいでしたが 平日なので閉まっていました。階段を下りて 池に張り出しているベランダみたいなところが階段状になっていましたので そこに腰かけて お弁当を食べました。
    勿論私の手作り弁当ですが 私の病院での検査が二週間後に控えていますので 炭水化物は一切入っていません。メインは 淡路の玉ねぎが芽を出してきましたので 急いで食べなければならないので 昨夜スライスにして水にさらしておいたものを主体にしたサラダです。じゃがいもは炭水化物ですが 一個だけ使いました。三分の二位は 適当な大きさに切って塩ゆでして加えました。ここに ミックスベジタブルにマーガリンをのせてチンしたものとツナ缶 フィッシュソーセージを加えて 胡麻ドレッシングで和えました。手抜きサラダの完成です。
    じゃがいもの残りの三分の一は棒状に切って 同じ鍋でゆでて 更にアスパラとブロッコリーもゆでました。これらを全部棒状に形を整えてから ベーコンで巻いて 楊枝で止めて 塩コショウをかけて オーブントースターで焼きました。次に卵を四個割って溶いてから 出汁の素と味醂を加えて 中華鍋でオムレツの様に焼き固めました。普段はちゃんと玉子焼き器で丁寧に玉子焼きを作りますが 今回はおにぎりの入らない簡単弁当ですから 時間もありませんので 手抜きの卵焼きを作りました。以上の三品だけですが タッパーにつめて 手抜きお弁当が完成しました。
    私たちが そのベランダでお弁当を頂きだしたころには 他には誰もいませんでしたが しばらくしたら小学生の女の子が二人やってきて 鯉に餌を与えながら夢中になって写真を撮っていました。続いて女子大生ぐらいの女性が三人でやって来て すぐ隣に座ってお弁当を食べながら 賑やかにおしゃべりを始めました。これが オバハンだと煩くて 話している内容も下品ですから 不愉快極まりないのですが いい臭いのしそうなお姉ちゃん ナーちゃんと同い年ぐらいの女性でしたから 全然不快な気持ちにはなりませんでした。気が付けば そのベランダには 他にもいろんな人たちが沢山腰かけて食べたり飲んだりしながら かなり賑やかになってきました。
    私たちは 手抜きで作ったお弁当でしたが それなりに美味しかったし お腹も満たされましたので おやつに持ってきたお菓子をつまみだしました。お煎餅の詰め合わせみたいなお菓子でしたので 私は一種類を一個だけと決めて頂きました。後は自分が食べたつもりで 池の鯉に投げてやりました。殆どが一メートル近くある大きな黒い真鯉でしたが 一匹だけ体も小さめの白い鯉がいましたので その子に食べさせようとして その子の近所にお煎餅の欠片を投げるのだけれども その鯉が結構どんくさいのか 周りの鯉が貪欲なのか分りませんが なかなかその白い鯉に食べてもらえません。
    そこで お煎餅を細かく砕いてそれを撒き餌にして 黒い真鯉を集めて置いて 小さな白い鯉の目の前にお煎餅を落としてやるとやっと食べてくれたのでホッとしました。そろそろ立ち上がって後片付けをして歩き出しました。大きな池をぐるっと一周回ってみるつもりでしたが 長いこと座っていたので お尻が痛くなったのもありましたが かなり疲れていることを自覚しましたので 引き返すことにしました。帰りは橋の下にある道をテクテク歩いて戻りました。巨石群の小道で 巨石の形は勿論千差万別だし 随所に滝があったりして 変化に富んでいるので楽しく歩けました。
    駐車場までの道のりは 行はワクワクしながらなので それほど遠く感じませんでしたが 帰り道はダラダラと上り坂が続くのもあってか かなりしんどかったです。パンフレットをみると 蛍の鑑賞会などかなり面白そうな企画が沢山ありそうなので 是非又訪れてみたくなりました。初めて出かけたのですが いい運動にもなったし 予想以上の人出には ちょっと戸惑いましたが 普段はもっと静かで落ち着ける公園なのだろうと思います。車で三十分位と 程々の近さなので いずれ又訪れたいと思います。その時には 手抜きの弁当ではなくて 全力をかけて美味しいお弁当を作りたいと思いました。

  • 4月4日 自らシッポを食いちぎった犬が来院しました。

    人間でも 自らの体を傷つけてしまう精神的に不安定な方がいらっしゃいますが 犬にも似たような精神的に異常をきたしているために 問題行動を起こしてしまう子がたまにいます。数人からなるご家族で飼っておられるワンちゃんなのですが 一人の方が一応犬係みたいな立場で 主に面倒をみておられるのだそうです。その方が春から就職活動を始めて それまでよりもかなり多忙になってしまったみたいなのです。忙しいので どうしても犬の面倒をみる と言うか相手をしてあげる時間が短くなってしまったのだそうです。
    この犬は かなり寂しがりの子みたいで 以前にもやはりしばらくほったらかしにされた時に 同様の自傷行為 つまりシッポの先を食いちぎった事件が起こしたことがあるのだそうです。その時もシッポの先を縫い合わせる手術をして 精神的に弱い子の場合なかなかその症状は改善しないので 出来るだけこまめに面倒をみてあげるようにと指示されていたのだそうです。しかし犬係の方も 就職活動は ある意味自分の一生がかかっている重要な活動ですから 懸命に頑張っていて つい犬の相手をするのがおろそかになってしまったら 二日前からまたシッポを咬みだして 先程気が付いたらまたシッポを食いちぎっていて 出血が止まらないのだそうです。
    朝まで放っておけない と言う事なので来院してもらいました。診察するとミニチュアダックスフントで 興奮しているのかと思ったら 本人は至って落ち着いていて 凄く大人しくて自傷行為等と言う激しい行動を取る犬には全然見えませんでした。食いちぎられた尻尾をみると 予想していたよりもずっと根元に近い辺りから食いちぎられていました。今回が二回目であるのは分っていましたが 恐らくシッポ全体の三分の一位が無くなっているみたいです。
    自らが食いちぎった後ですから 皮膚は勿論引きちぎられたような状態でしたし 肉もギザギザしか残っていなくて 真ん中の骨も少しですが突出している状態でした。出血が続いていましたから 直ぐに預かって 止血して傷口を縫合する手術が必要です。飼い主さんとしても 二回目の経験ですし 今回の方が当然シッポのより太い部分から食いちぎっているので 手術せざるを得ない状況は 理解しておられましたので 速やかに預かって 手術の準備を始めました。
    時間外の事ですから 先ずは奥様に呼び出しの電話をかけて 招集しました。手術に使う鉗子や把針器、ハサミなどを手術がに使えるように十分に消毒して シッポの手術用の覆い布や 術野を清潔にするためのアルコール、術野用消毒薬 等を準備しました。導入麻酔薬を吸入している時に奥様が到着されましたので 出血の続いている状態ですから 早速手術を始めました。取り敢えずは麻酔をかけました。十二歳とある程度高齢の子なので 慎重に麻酔を維持しながら 術野となるシッポの状態を確認しました。
    何しろ自分で食いちぎっているのでギザギザでとてもそのままでは縫合できないので 先ずは皮膚の部分のトリミングをしました。かなり突っ張って縫合することになるでしょうから しっかりとした皮膚が残っている部分まで 切除しました。次に骨切ばさみで 突出している骨を切断しました。骨の周囲の筋肉部分を 皮膚内に収まる大きさと形に整形しました。なんだか似たような作業をつい最近やったように感じていましたら カメの足をイタチか何かの動物に食いちぎられた手術を一週間ぐらい前にしたのを思い出しました。
    大きな静脈からの出血がなかなか止まってくれないので 筋肉組織を吸収性の糸でまずは十文字にかなりきつめに縫合しました。おかげでなんとか出血が殆ど治まりましたので 皮膚をナイロンの糸でこれもかなりしっかりと縫い合わせました。少しでも気を抜くと内側の筋肉がはみ出しそうになるので 奥様がシッポを保持してくれながら 上手に細いピンセットで糸をかけた部分の内側に筋肉を収めてくださいましたので かなりうまい具合に皮膚同士を合わせて縫合できました。直径が五ミリぐらいのシッポなので 縫い合わせた傷口は八ミリ位でしたが 何とか丁寧に五針縫いましたから 恐らくきれいにくっ付いてくれるだろうと思います。
    手術が終わりましたが 傷口に口が届かないようにエリカラーを装着しました。体重六キログラムのダックスフントでしたが 胴体が長いしシッポの先に傷口がありますから 小型犬ですが 大型犬用のエリカラーを装着しました。初めに中型犬用のものを当ててみましたが 体を曲げると簡単に口が傷口に届いてしまいました。大型犬用でも下手をしたら 届きそうな状態でしたが これ以上大きなエリカラーがありませんので 装着しました。但しすっぽねけそうだったので 引っ張っても抜けないぐらいのきつめに首輪を装着して それにひもでくくってエリカラーを固定して 絶対にはずれないように工夫してみました。
    この子は預かってからも 非常に大人しい性格のように見えていますが 一旦パニック状態になってしまったら 恐らく普段とは性格も行動も全く一変してしまうのでしょうから 十分すぎるほどにその対策をたてました。取り敢えずは傷の回復を優先するために 傷口の消毒と薬剤の塗布を毎日してもらいます。更には化膿どめの抗生剤や痛みを和らげる薬も内服で一週間投薬してもらおうと思います。
    傷口の治療も重要ですが この子の非常にデリケートな性格に対するフォローも重要だと思います。
    預かってからの様子だと 取り敢えずは人がそばにいて 自分の存在を意識してくれていれば 恐らく落ち着いていられるのではないかと思います。ですから 飼い主さんのご家族は 恐らく数人いらっしゃるみたいなので 世話係担当の方以外も出来るだけこの子をかまってあげて 一人ぼっちにしないように心掛けて頂くしかしょうがないのかもしれません。勿論家族全員がお出かけになって この子が独りぼっちになることがあるかもしれませんが そんな状態が長時間続くときには 今回使用したエリカラーを再活用して頂いて この子の首に装着して頂くことをお勧めしてみようと思います。まあベストの対策とは言い難いのかもしれませんが 又自分で食いちぎってしまうようなことを繰り返すことは防げるのかもしれません。
    人間の場合 精神的な不安定さからくる異常な行動は カウンセリングなどによって軽減されるのかもしれませんが 人間と犬の関係においては 言葉で細かい気持ちの動きについて話し合う事が出来ませんから より難しいのかもしれません。でもこの子は見た目もすごく可愛らしいし 普段の性格はとても穏やかで扱いやすい子ですから 出来るだけの愛情を注いでやれれば 殆どの異常な行動は未然に防げると思いますから 精一杯可愛がってあげて欲しいと思います。
    人間も犬も寂しさには 弱いものだと思います。私は見てくれもよくありませんが 性格にも問題があるみたいで 友達が非常に少ないので 普段から寂しい思いをしています。いつも一緒にいてくださる奥様がおられるから 何とかまともに生きていけているような状態です。万が一 奥様が私のもとを去ってしまったら 恐らく私は生きていくことに目標を失ってしまって 取り敢えずは仕事をしなくなると思います。怠け者の私が 何とか毎日病院を開けて 仕事をしているのは 奥様と二人で優雅でちょっとリッチな老後を過ごすためでしかありません。
    その奥様がいなくなってしまったら 全ての事にやる気をなくしてしまって 臆病者ですから自殺はようせんと思いますが 仕事を辞めてしまって 直ぐにこの病院を売りに出します。実家にでも帰って 食っちゃねの生活になると思います。外出するとしたら 乃木坂や欅坂のコンサートや握手会ぐらいのものでしょう。暗くて惨めな一人暮らししか 私には残っていないと思います。ディズニーランドは この世の楽園で 非常に楽しい場所だと思います。でもそれは奥様と一緒に出掛けているからで もし一人でその場所にいても 私は恐らくすわり心地のいい場所を見つけたら そこで閉園までじっとしていそうな気がします。この寂しくて 自らのシッポを咬み切ってしまった子にとっても 私と同じようにいつも一緒にいて 心を癒してくれるかけがえのない存在が見つかればいいのに と思ってしまいました。

  • 4月3日 テレビで 島田紳介の映像を久し振りに見ました

    私は芸能人に限ったことではないけれども スキャンダラスなニュースは嫌いなので紳介がどういう理由で芸能界を引退したのか あんまり詳しくは知りません。何でもヤクザそれもかなりの偉いさんとの 結構親密な関係が発覚してしまったらしい ということぐらいは 知っています。まあ芸能人がその類の人たちとうっかり一緒に酒を飲んでしまった なんていうのは地方に営業に出かけて そこの有力者辺りに飲みに誘われたら その場にその類の人がいたりして そうとは知らずに笑顔で一緒に写真に納まってしまった 位の事は よく聞く話です。
    ただ紳介のケースは そのお付き合いの程度がかなり親密であったらしい と言う事と 超人気タレントであったことから 世の中への影響の大きさを考えて あえて厳しいペナルティが課されたのかもしれません。私は紳介は サンマと同じくらいにお笑いタレントとしての才能に恵まれた人物だったと思いますから 引退してしまうのは何とも残念な事だと思っていました。彼をメインに据えていた番組は 何本かはすぐに打ち切られましたが かなりの数の番組は 他のタレントがそのポジションについて 継続されました。けれども明らかに紳介が仕切っていたころよりも 面白さはなくなっていました。
    今日見た番組では 実際に紳介に出会ったレポーターが 映像とともに紳介の近況を報告していました。誕生日のバーティーに数十人の友人が集まったのだそうですが お笑いタレントは一人もいなかったのだそうです。既に芸能界を引退して六年もたつ紳介が 現役のタレントよりも面白かったら立場がないから 参加者がいなかったのだろうと レポーターはコメントしていました。それ位に挨拶のスピーチは面白すぎたのだそうです。確かに 紳介の番組は殆どが東京で制作されていました。関西と違って 東京ではバラエティ番組でも 丁寧に読みあわせ、打ち合わせ迄するのが普通なのだそうですが 紳介の番組は 打ち合わせなど殆どなくて 勿論流れと言うか設定は決まっていますが 紳介がその場の雰囲気を読み切って進行し 殆どアドリブで笑わせていたのだそうです。
    現在は全く仕事をしていないので そういう意味では無収入なのだそうですが その貯蓄額を訪ねたら 実に小さな県の年間予算にも匹敵するぐらいにあったのだそうです。昔紳介がラジオで話していましたが 例えば宝くじで一億円が当たったとする。普通の人なら その一億円で豪邸でも建てて 優雅に暮らすだけで 終わってしまう。しかし自分ならまずは一億円を銀行に預ける。その預金を担保にして銀行から融資を受ける。融資を受けた金で 例えば商業ビルを建てる。家賃収入で銀行への返済がまかなえれば 一億円の預金を手元に置きながら 返済が終われば ビルの分だけ自分の財産がふえる。このようにして上手に自分の財産を増やしていけるから 金持ちは何時まで経っても 幾らお金を使っても 金持ちでいる。貧乏人は宝くじで一億円が当選しても 使い切ってしまうから 確かに豪華な家は手に入るけれどもずっと貧乏な生活が続く と言った話をしていました。
    私には そんな度胸も商才もありませんから スズメの涙ほどの利息しか付かない銀行預金に預けるのが関の山ですが 賢い紳介なら 超低金利のこの時代でも 上手に財産が減らない工夫をしている事と思います。現在はゴルフ三昧で 草野球をしたり スポーツジムに通ったりして 体を鍛えているのだそうですが 羨ましい限りです。私もある程度は蓄えがありますが 紳介とはけた違いに少ないし 増やしたい気持ちがないではありませんが それなりにリスクを伴いますから これまで通り安全で確実 と言うか馬鹿みたいに堅実な道を歩んでいこうと思っています。
    ゴルフは 数年前にしばらくの間 先生についてレッスンを受けたりして きちんとした形で始めましたが 飛距離では当然かもしれませんが 奥様よりも圧倒的に飛ばせます。しかし 結局上がった時のスコアでは 奥様の方が間違いなく上回っているのです。私は塩野義時代にも かなりゴルフには夢中になった時期があり それなりの経験者のつもりでした。奥様は生まれて初めてレッスンの時にクラブを握った 初心者なのです。私の方が握力も 腕力も 体力的には全ての面で上回っているはずなのに 結果的には奥様に敵わないのです。馬鹿らしくなって 直ぐにやめてしまいました。
    しかし仕事を引退したら 今度はスコアなど気にしないで 元気に歩き回る事だけを目指して 又始めてみようと思っています。恐らく 結局間違いなくスコアでは奥様に負け続けるでしょうが。少し前に始めてやはり続かないでやめてしまった合唱などもそうです。私はなんだかんだで十年近くのキャリアがあり 符読みの速さや 声量や響きなど合唱のための歌声としては かなり自信を持っていました。奥様は 全く合唱経験がないのに始めて一年足らずで わたしよりも上手になってしまい カラオケで採点してもらっても 殆ど歯がたちません。とにかく奥様は 何をやらえても非常に飲み込みと上達が速くて あらゆる面で私を凌駕するので困ってしまいます。
    話が何時ものように 横道にそれてしまいましたが とにかく紳介の様に お笑い芸人としての才能にもすごく恵まれていたからこそ 沢山のギャラを手に入れていたし お金を増やす才覚にも恵まれていたのでしょうから そんな人物を羨んでも どうしょうもないので 自分は自分と気を取り直して 今後も地道な人生を 地味にトボトボと歩んでいきたいと思いました。