Dr.喜作のブログ

2018年3月 の記事一覧

  • 3月19日 森友問題の自民党の対応には 怒り心頭に発します

    私は 若い頃には「怒り心頭に達する」と誤った表現で記憶しておりました。統計によると 何と日本のほぼ三分の二の人が 同様の勘違いをしているのだそうです。似たような意味合いの表現としては「怒髪天を衝く」と言うのがあるみたいですが こちらの方がもっとマイナーな言い回しかもしれません。まあ何にしても意味合いとしては 心底怒り狂っている と言ったところでしょうか。
    政治家というのは 嘘をつくのが商売みたいな一面のある職業かもしれませんから 政治家が嘘をついていてもいちいちそのことに腹を立てていても致し方のない事かもしれません。勿論どんな仕事にも 嘘と言うか 仕事相手が知らない方がいい情報を隠してしまうようなことはあるように思います。例えば私の仕事でも 死にかけている状態で お預かりして 残念ながら死亡してしまう事は 時々あります。もしも亡くなる時に 七転八倒の苦しみの末に息絶えたとしても そんな事を正直に伝えても 飼い主さんの気持ちを余計に落ち込ませるだけですから 「安らかに眠るように息を引き取りました」と偽りの情報を流していまいます。飼い主さんに対して嘘をつくことになりますが まあこの類の嘘は許されるのではないでしょうか。
    「嘘も方便」と言う言葉がありますから 政治家が上手く政治を取り仕切っていく段階で 真実をあえて隠したり 相手が誤解してしまうような表現を強いて使ったりしても その事を逐一責任を追及しても無意味なように思います。政治家であれば 国民の為に 国民の利益につながる嘘ならついてもそれほど責められはしないと思います。しかし今回の一連の森友問題に関しては アベチャンがあまりに驕り高ぶって その奥さんまでもが勘違いをし過ぎて 私利私欲と言うか自己満足の為に しでかしてしまった悪事ですから 素直に認めて 関係者に謝って 罪を償うべきだと思います。大分前にアベチャンは 「もし自分に非があるのなら 直ちに内閣を総辞職する」と言った内容の発言をしていました。私は総辞職してくれる日を 一日千秋の思いで待ち続けております。
    この所 麻生のおっさんが 矢面に立ってマスコミとの対応にしゃしゃり出てきているのが目立ちます。このオッサンが今回の問題にどれだけ直接関与しているのか知らないけれど 単に自分が大臣を務めている財務省に関わる問題だから受け答えを担当しているのだとしても こんな機会にアベチャンに大きな貸しを作っておこう と言う意図があるのかもしれません。いざとなったら アベチャンへの責任追及を自分が大臣の座を降りる事で 回避できれば将来どれだけ自分の得になるのかだけを考えての行動の様にしか思えません。まあアベチャンが叩きのめされて 二度と表舞台に立てない位のダメージを受けてしまえば せっかく貸しを作っても返してもらえないのかもしれませんが。
    どうもアベチャンも麻生のおっさんも あくまで財務省の一官僚が勝手に忖度して引き起こした問題で 自分たちには一切かかわり合いのない出来事だ という方向に強引に決着をつけてしまおうとしているようです。不勉強で 政治についても殆ど何にも知らない私が 事の流れをぼんやりと眺めていてもそんな風に感じられますから 恐らく真実はそこら辺りにあるのではないでしょうか。最初に書いたように どんな仕事にも スムーズに運ぶためについてもいい嘘があるのかもしれません。政治家であれば 国会議員であれば 日本の為に 国民のプラスになる方向への嘘なら 幾らついてもいいのでしょうが 森友問題は 単にアベチャンが自分の権力をふるって 自分のお友達の利益につながるような悪事をしでかしておきながら 自分は一切その悪事に関わっていない と言う嘘をついていますから 政治家として と言うよりも人間として許されてはならない類の嘘だと思います。
    人間だれしも仕事をしていて 失敗をしでかしてしまう事はあります。一切ミスをしない人間なんて この世には存在しないでしょう。場合によっては 墓場まで持っていかなければならないような失敗を嘘をついて誤魔化さざるを得ないような 状況があるのかもしれません。でもそれ以外の嘘が もし周囲に感づかれてしまったら 素直に認めて謝罪して 罪を償うのが人としての道だと私は思います。殺人なんて 取り返しのつかない重大犯罪ですが キチンと裁きを受けて 決められた刑に服すれば 大手を振って世の中を歩けるのです。
    今回のアベチャンの様に 驕り高ぶってしまって 自分の権力の大きさと使い方を勘違いしてしまい その権力を乱用してしまったのなら 素直に認めて謝罪して 罪を償えばそれで済むのです。勿論政治家としては それで終わってしまうのかもしれませんが 名門阿部家の当主としては 別に死ぬまで食うに困ることはないでしょう。首相と言う 日本で一番大きな権力を握った立場の人間が 人間としてちゃんとした道を歩んでいかなければ 国民が幸せになることはありえないと思います。アベチャンだって初めて政治家を志した時には 国民の為に 日本と言う国の為に頑張ろうと 思っていたのではないでしょうか。それとも生まれた時から政治家になることを宿命づけられていた子供は 小さなころから 政治家の権力をいかに乱用して 上手い事やって 甘い汁を吸うか しか考えていなかったのでしょうか。
    アベチャンは 私が知っている政治家の中で 一番嫌いな政治家ですが ここ数年日本のトップに居座り続けているのですから 根っからの腐りきった人間ではない事を 心から願っております。

  • 3月18日 私は 静岡県が嫌いです

    このブログでは何度も何度も書いておりますが もうあと数年で仕事を引退して どこかのんびりできる田舎に移住して 優雅で楽しい老後を過ごしたいと計画しております。数年前までは 旅行で訪れた石垣島が非常に気に入りましたので 暖かな南の島へ移住するつもりでおりました。ただ私は ひたすらのんびりするのではなくて ちょっと豪華なキャンピングカーでも購入して 日本の隅々までせっせと観て回りたいう夢がありましたので 南の島へ移住してしまうと そちらの夢の生涯になることに気づきました。そこで移住先を 本州の中心に位置する長野県か静岡県辺りに絞って考え直しました。
    長野県も静岡県も 狭い大阪と違って凄く広大ですから 両県でも一体どのあたりが私にとって好都合な移住先なのか見当もつきませんでした。そこでネットで移住を考えるサイトを調べてみると 両県とも大阪梅田に 移住相談に乗ってくれる出張所みたいなものがありました。休診日の水曜日に 朝から出かけて 殆ど予備知識のない段階であることから 正直に話して相談にのってもらいました。長野県と言えば 高原で夏は涼しくて過ごしやすいイメージがあります。当然冬は 寒くて雪に埋もれて暮らすことが想像されます。私の短いサラリーマン時代に 石川 富山と言う北陸で過ごしましたので 雪に埋もれる生活の大変さを味わいましたから なるべく雪の少ない地域はないかと探してみました。
    すると南アルプスと中央アルプスに挟まれた地域を伊那谷と言うのですが ここ等辺りだと 夏はクーラーが無くても過ごせるぐらいに涼しいけれども 冬も雪が積もるのはほんの二三回 それも十センチ前後だけなのだそうです。ただ朝方には マイナス十度になるのが当たり前だそうですから 寒さの桁が大阪とは違うのが少々不安ですが 雪さえ積もっていなければ それ程日常生活では不便さを感じなくて済みそうです。田舎に住みたい希望はありますが 何しろ私は 心臓病と糖尿病と言う厄介な病気もちの身ですから そこそこしっかりとした病院が近所にあることは 最低条件になります。
    程よい規模の田舎町を幾つか調べて そこの役場の移住担当者に 数年後にそちらへの移住を検討しているので 相談に乗ってほしいとメールを送りました。伊那谷の辰野町と箕輪町から直ぐに 歓迎する旨のお返事を頂きましたので 丁度旅行する時期でしたから 昨年の秋に様子見がてら訪れてみました。移住の受け入れに積極的な自治体は 移住を検討するために その地を訪れる者の為に 無料の体験宿泊所を用意してくれています。勿論自炊することが前提ですが 調理器具や食器は一通りそろっていますから 近所のスーパーで食材を購入して持ち込めば 凄く安上がりで 食事と宿泊が出来てしまいますので有難いです。二つの町を駆け足で見学しましたが アクシデントが発生してしまい急遽途中で帰宅することになりましたけれども それなりに有意義な旅でした。
    静岡県は 気候も人柄も暖かくていかにものんびりできそうな土地柄だと思っていました。私は富士山が大好きなので 出来たら毎日富士山を見上げて暮らしたい と言う希望もありましたから 尚更静岡県には憧れがありました。富士山と言えば 山梨県も考えられますが 山梨県は 私のイメージで言うと関東地方に含まれているように感じてしまい 何となく関西人としては 敬遠する気持ちがあります。私は現役の学生の時に数ある国立二期校から 静岡大学工学部を受験しましたが その頃から何となく静岡県に好意を持っていたからだと思います。
    そこで富士山と言えばすぐ麓の富士市と富士宮市に 同様の移住希望の問い合わせメールを送りました。所が両市からの返事は凄く遅かったし 文面からも移住を歓迎する気持ちがあまり伝わってきませんでした。調べてみると 両市とも宿泊体験所などの施設も所有していないみたいで 訪れても自分でホテルを予約しなければならず 料金の補助なども全然ないみたいでした。両市とも人口が十万人前後ありますから 恐らく移住してくる人たちを歓迎する気持ちが薄いのかもしれません。たまたまメールを送った幾つかの自治体の対応で 両県に対する評価を下していいものかどうかは分りませんが やはり歓迎の意を表してくれた町に気持ちが傾くのは 致し方のない事のように思い ほぼ移住先を 伊那谷地方に絞って検討するようになりました。
    今年の二月にも 一番寒い時期を狙って 訪れてみました。あえて一番厳しいであろう時期のその地方の生活を見てみたかったからです。今年は数十年に一度の厳しい寒さに見舞われた年だったみたいで デカk瑠数日前までは 高速道路にもいろんな規制がかかっていて 走行中にチェーンを装着することも覚悟していましたが 日ごろの行いが良いせいか 丁度旅行中は天候に恵まれて 何とかノーマルタイヤで無事に走行できました。初めての町は それなりの違和感がありましたが やはり二回目ともなると 愛着がわいてくるような気がしておりました。食材を買い出しに行く店も 二回目でしたから 何となく買って知った瑠お店のような気がして 親しみを感じているような気がしました。
    このブログにも書きましたが 先日一つ目の大学時代のサークルの同窓会に参加しましたけれど その時に 静岡市出身の先輩とお話をしました。移住先として 静岡県か 長野県かで迷っていましたが 静岡県の自治体の方が歓迎してくれる気持ちが感じられなかったので 長野県に気持ちが傾いております と申し上げますと 富士市や富士宮市の事は知らないけれども 静岡市は人口が五十万人以上だけれども ここの所減少傾向にあるので 移住してくる人を歓迎すると思うので 一度静岡市にもアプローチしてみることを勧められました。
    私は正直な気持ち 最初南の島への移住を夢見ていたように 暖かい所へのあこがれが根強くありますし 先輩からのおすすめもありましたので こちらの事情や気持ちをメールにして静岡市の移住担当者に送ってみました。所が一週間を過ぎても 丸っきり反応がありません。完全に無視されてしまったようです。こちらとしては 静岡市を移住先として考えている気持を 一生懸命に訴えましたが 黙殺されてしまう と言う非常に残念な結果となりました。まあこれだけはっきりと拒絶された以上は 静岡県に対する未練の気持ちは 完全に消失しました。可愛さ余って憎さ百倍 と言う言葉がありますが 静岡県に対して思い入れが深かっただけに その冷たい対応への腹立たしさは 凄く強く感じてしまいます。はっきり申し上げますが 私は 移住者に対して冷たい対応をする 静岡県が嫌いです。
    辰野町と箕輪町の移住担当の方とは 二度お目にかかり 既に仲良くなっていますし 町の雰囲気もそれ相応に気に入っています。勿論いずれはどちらか一つを選ばねばなりませんが もう他の移住先を探す可能性は 凄く低いと思います。いずれにしても 今度建てる家は 終の棲家にするつもりですから くれぐれも慎重に 納得のいくところまで十分に調査して 決定しようと思います。正直な気持ち 現在の所 この二つの町は ほぼ五分五分で決めかねています。
    今後具体的に物件を探す活動に入ってくると思いますが 物件探しは結婚相手探しと同様に 御縁があれば掘り出し物がすぐに見つかるのかもしれませんし 運が悪いと凄く時間がかかるのかもしれません。まだ現実に移住するまでの 時間的な余裕はありますから 焦らずにじっくりと腰を据えて 捜してみようと思っております。友人は 担当者が歓迎してくれることを基準にして 移住先を考えていくことは如何なものかと言う意見を述べていました。でも 全く縁もゆかりも無い土地への移住ですから 移住を担当して直接面倒を見たくださる方に熱意を感じられなければ その街に対する愛着や信頼 と言う気持ちが湧いてきません。
    次に伊那谷を訪問するのは 夏の熱い時期に 本当にクーラーなしでも快適に過ごせるのかどうかを確認しに行こうと思っております。今後も移住先探しを頑張りますし その経過は逐一このブログで報告してまいりますので ご期待ください。

  • 3月17日  1959年の本日 「少年マガジン」と「少年サンデー」が創刊されたのだそうです

    このブログには もう何度も書きましたが 私は子供の頃には 結構な文学少年でした。別に誰の影響を受けたわけでもありませんが 文字の羅列された本 絵本や漫画とは異なる普通の本を読むことが大好きでした。子供の頃に 自分で購入した覚えはありませんから 父親に買い与えられていたのだと思いますから 父が読書好きになるように と意図したのかもしれませんが 見事にその作戦にはまってしまったのかもしれません。ハードカバーの結構な価格がしたはずの本をコンスタントに買い与えられて 何の疑問も持たずにその本を喜んで読破していきました。
    ほんの内容は 子供向けの名作と言われる小説が多かったと思いますし その他には偉人の伝記や ファーブル昆虫記 シートン動物記などがありました。シートン動物記は特に気に入りましたから 何度も何度も読み返しました。動物好きになったのは この本の影響も少なからずあるのかもしれませんから 私の将来の職業にまで 影響を与えたのかもしれません。学校の先生から 図書室で気に入った本があれば貸出されるから どんどん利用するようにと勧められましたので ドリトル先生シリーズなどは 全巻借りて読破しました。特に一作目の「アフリカ行き」は凄くお気に入りで 大人になってからまで 本屋さんで偶然に見かけて あまりに懐かしくて その場で購入して 読み直した記憶があります。
    そんな訳で 私は子供の頃から 文字がズラッと並んだ本を読むことが大好きでした。その為に私のブログもただひたすら文字が羅列されたものになってしまうのかもしれません。小学生の頃には 自分の誕生日にお誕生会と称して クラスの仲の良い友人たちを招いて お祝いするのが 恒例行事でした。招かれた側は 当然お誕生日のプレゼントを持参するのですが 小学生の男の子が喜びそうなものと言えば 当時はプラモデルとマンガ本が 定番でした。ただ私は他の友人たちとかぶりたくなかったのもありますが 自分がその頃に読んだ本で面白かったものを贈っては 恐らく嫌われていたのだろうと思います。
    別に 嫌われたいわけじゃないし せっかく招いてもらえたのですから それに対する感謝の気持ちを表現するために 自分が読んで一番感動した本を贈るのが 一番のプレゼントだと自然に考えたのだと思います。サンデーやマガジンの別冊や増刊号を贈っておけば 間違いなく喜ばれるのは分っていましたが 何とか読書の楽しさを その友人にも知ってほしかったのだと思います。そんな訳で サンデーもマガジンも 私の家には一冊もありませんでした。とは言っても 人気のあるマンガのキャラクターやストーリーを全く知らないと 友達との会話についていけませんから マンガを読んでおく必要性は感じておりました。当時香里団地に住んでおりましたが 隣の棟の同級生が 同じアパートに住んでいるぐらいですから 別にお金持ちでもなかったのでしょうが サンデーとマガジンを毎週買い与えられていました。その子と仲良くなって 一月に一回ぐらい お宅にお伺いして 二つの雑誌の興味のあるマンガだけですが 一月分ずつまとめて読んで楽しんでおりました。文字の並んだ本も好きでしたが 勿論子供でしたから マンガが面白くないわけはありません。
    月に一回ぐらい その子のうちを訪問するときには マンガ本をタダ読みさせてもらうので 手土産としてお菓子屋である母の実家から送ってくる お菓子を手土産として持参していました。一応子供なりに気を使っていたのだと思います。私はその類のお菓子は常に食卓の上に溢れていて 食べ飽きていましたが その友人には 結構喜ばれていたように思っています。中学、高校時代は 五木寛之や石坂洋二郎の小説ばかりを読みふけっていました。マンガを熱心に読み始めたのは むしろ大学生になってからかもしれません。大学生になると決して褒められた話ではありませんが 暇になるので 授業のない日などには 昼間から本屋さんのコミック売り場に入り浸って ドカベンやキャプテンなど主に野球漫画を読み漁っていました。
    サンデーもマガジンも 私は自分でお金を出して買った覚えがありませんが 確か小学生の頃には50~60円位で販売されていたように思います。私は 小学生の頃の小遣いは 確か学年数×百円位しかもらっていませんでしたので とても僅かの小遣いから マンガ雑誌代をひねり出そうとは思いもしませんでした。近所にタダ読みさせてくれる友人がいたからお金を出すのがもったいなかったこともあるかもしれませんが その友人は マンガ本ばかり読んでいる割には かなり学校の成績も優秀でしたから 漫画ばかり読んでいると馬鹿になる 等と言われていたことは見当違いだと思います。
    現在も少年サンデーやマガジンは 本屋さんで販売されているみたいです。現在の価格は300円近いのだそうですが 子供たちは自分の小遣いからその代金を捻出しているのでしょうか。それとも現在の子供は そんなに大金を小遣いとしてもらっているのでしょうか。子育てをしたことがない私には さっぱり見当がつきません。でも私が大学生の頃のアルバイトは 一時間600円ぐらいが関の山でしたが 現在は最低でも千円ぐらいは貰っているみたいです。大卒の初任給も私がもらった時よりは 何割増しかになっているみたいです。従って 子供の小遣いもそれなりに増額されているのでしょう。親戚の子供にお年玉を渡したことはありますが 確かに私たちがもらっていた金額より相場がずっと上がっていて驚いたように思います。そんなリッチな子ども達にすれば 好きな漫画雑誌の為なら 月に1,000円以上もの出費もそんなに辛くないのでしょう。創刊されてから60年近くも発行され続けている雑誌ですから 勿論どんどん愛読者の世代交代しているのでしょうが 少なからぬ愛読者を常に抱えているのですから 日本の漫画の魅力というか実力は 私が思っている以上にずっと大きいのでしょう。週刊雑誌でこれだけの年月と売上を誇っているものは 他にはなさそうに思いますから 取り敢えずはこの2つの雑誌にの誕生日に拍手を贈りたいと思います。

  • 3月16日 1977年の本日 柏原崇さんが生まれました

    柏原崇さんと言っても 今のお若い方ならご存知ない方が多いのかもしれません。私がこの俳優さんを初めて知ったのは 名作ドラマと言っていいと思います「白線流し」です。このドラマは酒井美紀さんと長瀬君が主役を務めた 学園ドラマです。白線流しとは 長野県のとある高校で卒業を記念する儀式として 学生帽の白線を級友たちがつなぎ合わせて 学校の傍を流れる川に流す と言うのが実際にあって 登場人物の若者たちが卒業までに色々あって自分たちの卒業の時にその友情の証として 白線流しを実行してみる と言った流れのドラマです。
    柏原崇君は 「あすなろ白書」の時の木村君の様に 男前で秀才なのに 主役の酒井さんに振られ続ける 一寸可哀想な役柄でした。女性に全くモテなかった私は 当然シンパシーを感じてしまい 柏原君の恋の行方をいつも応援していました。このドラマは確か木曜日の十時から連続ドラマとしてワンクール放送されて 卒業式後の白線流しまでが描かれました。ただその後の五人の行方と言うか成長が気になっておりましたら 数年後にスペシャルドラマとして 卒業からリアルタイムに経過した後 と言う設定でそれぞれの卒業後の行く末が 描かれました。
    その後数回にわたって スペシャルドラマが 放送されましたから あのもはや伝説と言っていいと思いますが かつての名作「北の国から」と同じように展開していきました。「北の国から」が「遺書」を最後の作品と言われて放送されてから 数十年が経過してしまいましたから 今後放送されることはないと諦めておりますが 「白線流し」も「夢見るころを過ぎても」が打ち止めと言われて放送されてから 十年以上たちますから やっぱり残念ながら今後放送されることはないと思います。
    かつて私が一つ目の大学に通っていたころに放送されていた「俺たちの旅」も連続ドラマとして放送されて 十年後 二十年後 三十年後と区切りの年にスペシャルドラマが放送されていましたが2003年に三十年後が描かれてから 十五年経ちますが その後放送されていませんから このシリーズも残念ながら 完全に終了してしまったようです。昔にみていたドラマのその後が描かれたスペシャルドラマは 何となくレギュラー放送されていたころが思い出されて 同窓会にでも参加したような気分になれて 凄く嬉しいのです。私がかつて毎週レギュラー放送されていた時代から 夢中になりその後のスペシャルドラマも凄く楽しみにしていたドラマシリーズが どれも完全に終了してしまったようで残念無念です。
    柏原君は 白線流しの最後のスペシャルドラマで 長年思い続けた酒井さんとやっと結ばれそうになったのに 最後の最後でまたまたふられてしまいましたから もてない男としてはその無念の気持ちが凄くよく分り 本当に泣けてしまいました。その後も他のドラマに ちょくちょく出演していました。そんなに演技力があるとは思いませんが 癖のない男前ですから 割とどんな役柄も当てはまり易い様に思って 将来に期待しておりました。
    所が 一時期から芸能界から干されてしまった と言うような噂を聞きました。そういわれてみれば 割とコンスタントにお見かけしていたのに 完全に忘れ去られてしまったような時期がありました。事の真相は 女優さんと結婚されたのですが その女優さんを芸能界のプロダクションの社長が何か知りませんが 相当な権力者がお気に入りだったみたいで そのオッサンが別れさせようと躍起になったのだそうですが 結局は結婚してしまいましたので 男のやきもちは醜いのですが 権力者が手を廻して日本の芸能界から 締め出されてしまったのだそうです。
    現在は 既に中年のオッサンになっているはずですが 所謂いい歳の取り方をしたみたいで 渋くてかっこいいオジサマに変身して 中国の芸能界で 俳優として活躍されているのだそうです。かなりの人気があるみたいで 役者として頑張っておられるそうです。男前なのに 振られ続ける役を演じられた柏原君の頃から 私は大好きでしたので 奥様とも早い時期に離婚されたのだそうですし 出来たら日本の芸能界にも復帰して またそのカッコいいお姿を拝見してみたいと願っております。
     

  • 3月15日 小泉新次郎の「自民党」と官僚のつながり 云々と言う発言は断じて見逃すべきではないと思います

    私が物心ついたころから 政権を担当する与党は自民党 単独であれ 連立であれその主役は常に自民党でした。私が生まれる二年前の1955年に自由党と民主党が合同して出来上がった政党なのだそうです。その後一時的には日本新党の細川さんや民主党の鳩山さんが政権を担当した時期がありましたが ほんの一瞬でまたすぐに自民党が与党に返り咲いてしまっております。結党以来70年以上たっていて その殆どを政権与党を務めていますから 現在生きている人間の大部分が生きている時間に匹敵する与党としての実績が自民党にあることは 厳然たる事実として認めざるを得ません。
    私は昔から不思議に思っていたのですが 日本のお役所の仕組みについてです。あんまりこんなことを書くと 還暦を迎えた爺さんの無知をさらけ出すようでお恥ずかしいのですが 日本の大事なお役所である各省のトップに何故か国会議員である大臣が座っている と言う事です。一般的なイメージとしては 大臣と言うのは 政権を担当する与党の派閥のトップたちが その力関係などによって 各省の大臣ポストを 持ち回りで担当しているように思えます。
    勿論各省のその下で働いておられるお役人さんたちは 国家公務員ですから 採用試験に合格したものしかなれません。昔は公務員試験は 上級(更に甲種と乙種に分類される)と中級、初級に分かれていました。現在はⅠ種、Ⅱ種、Ⅲ種と言う呼び方に変更されているのだそうです。かつての上級試験、現在のⅠ種試験に合格する事が 役人として登りつめていくためのパスポートと言われています。この試験の合格者はテストで良い点を取るのの得意な東大生が大部分を占めていると言われています。倍率も凄く高い難関で 東大以外の大学から合格者 ましてやトップでの合格者が出現すると ニュースで報道されるぐらいに稀な話みたいです。
    毎年トップで合格した者だけが 各省のお役人とトップの座である事務次官に登りつめる可能性があるのだそうです。お役人の世界は 本当にピラミッドのような縦社会なのだそうです。上からの指示は絶対で 一寸でも異なる意見を唱えたり ミスしてつまづいたりしたら 例えトップ合格者であってさえも 直ぐに関連する外郭団体に はじき出されてしまうのが相場なのだそうです。私はお役人になろうと思ったことがありませんし 全く興味がありませんから どうしても伝聞調の表現になってしまいます。
    昔なら大蔵省や通産省 現在なら財務省辺りが 特に人気のあるお役所みたいで 成績の良い人たちが集中しているのだそうです。そんな優秀な と言うかテストで良い点を取ることが凄くお得意な人たちが集まっているのが 現在森友問題で話題に上っている財務省のお役人さんたちなのだと思います。お役人さんたちが目指しているのは その役所で一つでも上のポジションに上がる事しかないように想像します。
    上のポジションに行かなければ 権限も出来る仕事も制約されてしまうのでしょうから 日々の仕事を無難にかつスムーズにこなして 失敗をくれぐれもしないことが階段を上り己のポジションを高める唯一であり確実な手段であるのだろうと お役人さんの実情を全く知らない私は勝手に想像しております。そんな優秀な頭脳を持った出世欲に凝り固まったお役人さんたちと 都合によりコロコロと首が挿げ替えられるとはいえ 所詮同じ穴のムジナである自民党議員が据わる各省のトップである大臣を輩出し続ける自民党が 結託するのは致し方のない事かもしれません。とにかくお役人さんは 自分よりも権限のある人間からの指示には 絶対服従なのでしょうから ある程度大臣や首相 若しくはその奥さんの希望に沿った内容の仕事を請け負うのは 絶対にあってはならない事ですが 現実的には日常茶飯事で行われているように思います。
    そんな風に世間が 行政府 内閣とお役人さんの関係に疑問を抱いている時期に 小泉のしんちゃんは どのような意図で 自民党と官僚にしっかりとしたつながりがあるような 発言をしたのでしょうか。お父さんが 自分の考えが実行できないのなら 自民党をぶっつぶすと発言していますから こんな腐った政党を根幹から潰してしまおうと考えてこのような発言をしたのでしょうか。だとしたら拍手を惜しみませんが 彼の現在のポジションや年齢 議員としての実績などを考えれば そんな事を意図しているとはとても考えられません。
    とにかくこんな時期に こんな取りようによっては 自民党を追い込んでしまうような発言を 次期総理として期待する人物としても人気の高い 小泉のしんちゃんがした意図が全然読めません。でも野党としたら 格好の攻撃材料を貰ったようなものですから 上手に効果的にアベチャンを追い詰めて欲しいものです。先日もこのブログで書きましたが 首相官邸前で アベチャンの退陣を求めるデモが行われていますが テレビなどの報道では ほとんど取り上げられていません。
    以前の原発反対のデモの時には こんなどうでもよいようなデモについては各局が面白おかしく取り上げていたように思いますが やはりほとんど一党独裁体制に近い自民党のアベチャンを攻撃するような報道は 忖度されてしまって 自粛してしまうのでしょうか。マスコミが 政治家の立場を忖度してしまうのでは 報道の正義はどこにあるのでしょうか。森友事件にしても お役人がアベチャンなのかその奥さんなのか知らないけれどもの気持ちを忖度してしまったがために 起こった凶悪な不正事件だと思います。マスコミも今こそ そんな卑劣な政治家たちを徹底的に叩きのめしてほしいのですが 現実には無理なのでしょうか。
    首相の気持ちと都合ばかりを忖度して 報道するのでは まるで第二次世界大戦中の大本営発表や 現在の北朝鮮の極端に制限された報道と似たり寄ったりで 日本と言う国が とても健全な民主国家とは言えないように思います。悪いものは悪い、罪を犯した者はキチンとその償いをする と言うごく当たり前の事が 普通に行われる国に日本がなってほしいと心から願っております。

  • 3月14日 城南宮に 梅の花を見に出かけました

    いいお天気だし ホワイトデーなので奥様にバレンタインデーのお返しをするために買い物に出かける必要がありましたので 朝から揃ってお出かけしました。昨夜突然奥様から 梅の花が見たいので どこかに連れて行けというリクエストが入りました。全く心の準備も 梅の名所についての情報もありませんでしたので 慌ててインターネットで梅が見ごろのスポットを探しました。京都にはかなりの梅の名所があるみたいですが 平日でも結構混み合っているようなので 何処にしようか迷っているうちに 段々面倒になってきましたので以前に一度やはり梅を見に出かけた城南宮に出かけることにしました。
    ここは京都の中心街よりも南に位置していますし 第二京阪の近所にありますので 側道を走っていくと 分り易くて 近いので有難いのです。前回訪れた時も 見事な梅の花が見物できましたので 奥様も新しい所に出かけて期待外れに終わる可能性もありましたから 了解して頂けました。勿論宮内に入るのには 入場料がかかりますが 駐車場が無料なのが大した金額ではありませんが嬉しいのです。こんなことを書くと本当に私がけちん坊な奴だと思われるかもしれませんが 人間の器が小さいのだとご理解ください。還暦になり開き直ってしまったのかもしれませんが 今更自分の本性を隠そうとは思いません。
    城南宮に到着すると 丁度運よく一台分だけ駐車場に空きスペースが見つかりましたので 直ぐにそこに停められましたが 私の次に到着した車は 空いているスペースが見つからず ウロウロされていましたから ラッキーでした。結構広い駐車場がほぼ満杯なのですから 結構な人出みたいです。こんな京都の中心地からはだいぶ外れた所にある観光スポットがにぎわっているのですから さすがは世界でも非常に人気が高い観光地 京都だと思いますし、そんな魅力的な観光地まで車で 直ぐに出かけられるところに住んでいることを感謝しなければならないように思います。
    かなりの人込みでしたが 皆がスマホやデジカメで写真を撮るのに夢中なので 人の流れが遅々として進まないので 多少もどかしく思いましたが 相変わらず私のブログには一枚の写真も登場しません。悪しからず。私はスマホを持っていませんから インスタグラムも出来ませんし ライン等とも一生縁がない生活だと思います。スマホにずっと噛り付いている人を良く見かけますが 私の様な人間から見れば何となく哀れな人々に思えてしまいます。
    私が使用している携帯電話は 依然としてガラケイのまんまですが仕事を辞めたら 携帯電話とは縁を切りますから 間違いなく一生スマホとも インスタともラインとも縁のない生活ですけれど 別に不安でもなければ 恐らく不自由は感じないだろうと思います。芸能人の誰だったかが 自分はブログもインスタもフェイスブックもツイッターもやっていないので 炎上するわけがないので 言いたい事が言い放題です、と発言していましたが非常に称賛したい意見だと思います。二十年位前までは スマホもインスタもラインも存在していませんから そのような物とは無縁の生活でしたが 世の中の誰も不自由だとは感じていなかったはずです。
    二十年前に 携帯電話はさすがに存在していたかもしれませんが それこそ三十年前には影や形はあったのかもしれませんが 世の中には全く普及していなかった時代だったはずです。色んなものが進化して便利な世の中になったことを否定するつもりはありませんが 人間が普通に生きていくためには なくても困らないものばかりだと思いますから そんなものの為に息苦しい生活をされている方たちが 私の目から見れば あわれで可哀想に思えてしまいます。
    話がすっかり横道にそれてしまいましたが 梅の花は丁度満開の時期みたいで凄く美しかったです。のんびりと梅の花を満喫してから 丁度お昼時になりましたので 帰り道沿いにあるじねんと食堂に立ち寄りお昼ご飯を頂きました。ここは やっぱり私の大好きなブッフェ形式のレストランですが 京野菜をふんだんに使ったお料理が揃っているらしくて 先月の横山由依ちゃんの番組で紹介されていましたので 訪れてみました。価格設定や野菜中心のメニューであることなど 私が近所でお気に入りで通っている露庵と よく似たお店です。只京都市内にあるお店ですから 枚方近辺のオバサンたちとは違って お上品な方が多かったのが嬉しかったです。味や品数は 露庵とほぼ同等でしたが 部屋が明るいし 静かで落ち着けましたから その分ポイントが高いような気がしました。
    私は炭水化物禁止令が出ている身ですので うっかり炭水化物をチョイスしないように注意して 野菜料理ばかりをそれでも量的には結構タップリと頂きました。美味しかったし 奥様も満足して頂けたようです。その後 ホワイトデーのプレゼントを買うためにショッピングセンターに出かけました。樟葉モールなども考えたのですが 遠くて回り道だと奥様が主張為されたので 近所の平和堂になってしまいました。私は奥様へのプレゼントなら別に何でも構わないので 直ぐに着られる春物の洋服でも 鞄でも靴でも何でも構わないから 一応予算としては三万円位まででと いう事でそれ以上に入った財布を奥様に渡してしまいました。予算の範囲内なら 別に一品ではなくても構わないので 好きなものを好きなだけ買っていいと申し上げたのですが 奥様は靴がボロボロになったので新しいものが欲しいという事でしたので 靴売り場へ向かいました。
    私が側にくっついていると 退屈そうな表情や欠伸などの早く決めてくれオーラを全開にするらしいので 少し離れた所で控えておりました。二種類の靴まで候補を絞ったのだそうですが どちらにするか迷っているので どちらがいいか参考にするので意見を述べよと仰るので 片一方の靴を指さしました。奥様も どちらかと言うとそちらに気持ちがあったみたいで 即決されました。所が残念ながらその靴は奥様の足のサイズにジャストフィットするサイズだけが売り切れていました。一つ小さくても 一つ大きくても 履き心地がお気に召さなかったみたいで 残念ながら靴の購入は諦めました。
    私は他の種類の物でも 例えばアクセサリーの類なんかどうかとも思いましたが 奥様は靴以外は欲しくないという事でしたので 買い物は諦めて帰りました。奥様は 私と同様に物欲があまりないのかもしれません。必要最低限度の身の回りの物が揃っていれば それ以上のものを望まれることは殆どありません。勿論プレゼントなんて 日ごろの奥様の言動や好みから判断して 私が選んで差し上げるのが 本筋なのかもしれません。でも私は 自分の服装や持ち物に全く拘りや好みがありませんので 所謂女性が貰って喜びそうなもの等見当もつきません。
    もし洋服やかばん アクセサリーなどを私が自分のセンスで 勝手に選んで差し上げたとしたら 一応マナーとして嬉しそうな表情は浮かべてくださるのでしょうが 奥様の好みにフィットするようなチョイスなど絶対にできないことは明白です。ですから ある意味無責任なやり方かもしれませんが お財布を渡してしまって 自分の好きなもの 欲しいものを選んでいただいた方が きっと奥様にご満足いただけると思い 何時もそのようなやり方になってしまうのです。
    私は 本当に器の小さな貧乏人ですから 自分のものを買物することは 正直興味が無くて どちらかと言うと 嫌いです。でも奥様に喜んでいただけるのなら 生活を圧迫しない限りは 全く金額にも拘りや制限をしたくありません。心底喜んでいただけたら 本望なのですが なかなか奥様に心ゆくまでお買い物をしていただけないのが 残念な事この上ありません。しょうがないので ホワイトデーのプレゼントは 時期が遅れてしまいますが また後日何か考えようと思います。結局は奥様も私と同様に食いしん坊なので 奥様の好物のちょっとした高級品でも探して差し上げるのが一番喜んでいただけるのかもしれませんが そのような品が上手く見つかるといいのですが あまり自信はありません。こんな風に女性心が上手く理解できないことが 見てくれの悪さと相まって女性に全然モテない原因かもしれないと落ち込みながら帰宅しました。

  • 3月13日 久し振りに けいはんな記念公園に遊びに出かけました

    この公園は うちから車で二十分以上かかりますから 結構遠いのですが お弁当を持って出かけるのには丁度いい公園なので 屋外でお弁当を食べられる時期には 昨年までも何度も通いました。今年も大分暖かくなってきましたし お天気もそこそこ良かったので 今年初めて お弁当を持って出かけてみました。お弁当と言っても 私は自分がまた病院に出かける一月前になってしまいましたので 炭水化物禁止令が出ていますから キュウリやキャベツ レタスなどの野菜にウィンナーソーセージを炒めたものと スクランブルエッグを加えて ダイエット効果には疑問符がつくパワフルなサラダを作りタッパーにつめました。奥様のお昼ご飯としては レンジでチンするスパゲティにキャベツとソーセージを加えて炒めて ケチャップで味付けした手抜きのナポリタンスパゲティを用意して やはりタッパーに詰め込みました。
    何時もの様に公園の近所にある酒屋さんの駐車場に車を停めました。駐車場を一時的にでもお借りするので 何時も飲み物とオヤツの為のお菓子を買います。公園にも駐車場はありますが 私たちの目的地である 公園内の有料区域「水景園」とは真反対の位置にありますから 凄く無駄にダラダラと歩かなければなりません。更には結構駐車料金が高いので 初めて来たときに停めて以来 利用していません。すごく遠いし高いのでは 利用されなくても致し方ないでしょう。勿論熱いお茶は水筒にタップリと用意してきていますが いつも奥様に水筒が大きすぎるし 重くて面倒だと文句を言われるので 私が肩にかけて運びます。
    水景園 と言う有料区域は 無料の地域が結構混み合っている時でも たかが二百円でも払わなければならないので 凄く人口密度が低くなり 静かで落ち着ける場所なのです。それに嬉しいのは 六十歳を超えると無料になるので 私は昨年の五月以降は無料で入場しています。高齢者割引が適用されることに 最初は嬉しいような 悲しいような気分でしたが 最近はだいぶ慣れてきました。本日は平日でしたが やっと暖かくなってきて 結構お天気が良かったせいか 老人たちが結構な数つどって訪れていました。何処かの老人ホームの遠出のお散歩かもしれません。私も引退したら どこぞの老人会に入るのかもしれません。恐らく最初は抵抗があるのでしょうが 同世代の友達が出来るのでしょうから 悪くはなさそうに思います。
    人通りの殆どない場所のベンチに腰かけて 持参したお弁当を食べ始めました。隣のベンチには 幼稚園前位の女の子を連れたお母さんがやってきました。女の子がよちよち歩きなのですが 結構活発に動き回るので お母さんも落ち着いてお弁当を食べるどころではないみたいです。子供は可愛いけれども ずっと育て上げていくのは 手間暇も 勿論かなりのお金もかかる大変な作業だと思います。私は子育てと言う 人類として子孫を残すための活動を放棄してしまいましたから 何となく後ろめたい気分になってしまいました。
    ご飯をポカポカとしたのんびりの雰囲気の中で ゆっくりと頂いてから 何時も行く池の傍に行きました。ここには人がやってくると 餌を求めて沢山の鯉たちが群がってきます。専用の餌を百円で販売していますが アイスクリームのコーンを砕いたような代物です。私はいつも 鯉たちの為に安売りの時に買いだめして冷凍庫に放り込んでおいた食パンを解凍して持参します。それからフードメーカからどっさりと送られてくるペットフードのサンプルをどっさりとリュックに詰め込んで持ち込みます。勿論鯉フードではないのですがバラまくと みんな争って食べてくれます。勿論食パンも大人気です。
    何時もは周囲に誰もいないので 遠慮なく持参した鯉たちの餌をばらまくのですが 本日は例の御老人たちがそこそこの数うろついておられます。一応看板があり「鯉には販売している餌しか与えないでください」と書かれていますので あまり大っぴらに餌をまくのはちょっと気が引けます。しばらく様子を見ていると 老人たちに集合の声がかかり 全員で移動していかれました。誰もいなくなりましたので 久し振りの鯉の餌やりを楽しみました。殆どの鯉が黒い普通の真鯉なのですが 一匹だけ白い鯉が混じっています。
    別に体表の色が他の子とは異なるだけなのですが 私も奥様もどうしてもその子を特別扱いしてしまいます。その白い鯉が 食べやすい様に餌を撒いてあげてしまうのです。所がこの白い子が凄く不器用ですぐ目の前に餌を撒いてあげても 上手に食べられないうちに他の鯉たちが群がってきて 横取りされてしまいます。出来の悪い子ほど 愛情が湧いてしまうようで ついついその白い鯉の目の前に餌を投げ入れてしまうのです。場合によってはわざと誰もいない所に餌を撒いて そこに他の鯉が群がっているうちに 白い鯉の目の前に餌を撒いたりしますが そんなに気を使ってあげているのに それでも上手に食べてくれません。
    鯉に餌を与える行為は 只持ってきたドッグフードのサンプルを池の水面にバラまくだけの事ですが 何だか自分が凄く偉くなったような気分に浸れるので この公園に来る度にタップリと餌を持参してせっせと撒いてしまいます。全てのフードをバラまいて 鯉の餌やりを堪能してから 別の場所に移動します。池の中の飛び石を渡って 池を横断してから 来た時とは別のルートで 水景園の出入り口にもどります。
    出入り口からメインの公園の広場に続く道のわきを小川が流れています。昨年まだ肌寒い時期には ここでザリガニ釣りを楽しみました。水景園の入り口の売店に ザリガニ釣り用の釣竿を貸し出していましたので ザリガニ釣りが楽しめることに気づきました。
    お金を出して借りればいいのですが ドケチな私は自分で釣竿と餌を用意してしまいます。針金製のハンガーを解体して その先に絹糸をむすびつけました。糸の先にクリップを装着して 餌としてスルメを取り付けて ザリガニのいそうなポイントに垂らしてみます。近所にザリガニがいれば 大抵二三分でザリガニが餌のスルメをハサミでがっちりと 挟んで結構な力で引っ張りますので ザリガニが食いついたことが 感知できますので そっと引き上げるとザリガニが釣れます。自分の家に池も水槽もありませんから 勿論持ち帰りませんが 岸まで釣り上げられると何とも言えぬ達成感があるのです。私は魚釣りは 子供の頃に池で小鮒を釣った経験しかありませんが このザリガニ釣りが凄く楽しいのです。この公園にやってくる二大楽しみは 鯉の餌やりとザリガニ釣りです。
    本日はまだ時期が早すぎて 小川のザリガニがいそうなポイントを覗き込みましたが ザリガニの影も形も見られませんでした。なるべく暖かくなってからの方が ザリガニが成長してきますから釣る楽しみも大きくなるのかもしれませんが 何しろこの小川は無料の地域にありますから ゴールデンウィークの頃には 網を持った子供たちが裸足になって 池の中を走り回り出します。そうなってしまうと 当然その小川にいるザリガニを根こそぎ取り尽くしてしまうのでしょうから その時期になるといくら釣竿を垂らしていてもサッパリ釣れません。
    昨年根こそぎ取り尽くされてしまったみたいなので 今年ザリガニの子孫がまた生まれてくれているのか 正直心配ですが 恐らく一昨年の春から夏にかけても 子供たちに取り尽くされたはずの小川にザリガニが発生してくれていましたから 今年も何とか頑張って生まれて育ってくれていることを期待します。奈良に住む大学時代の親友と この前会った時に この公園で合流して一緒に弁当をくって 鯉に餌をばらまいてから ザリガニ釣りバトルをしようと約束しましたから それが楽しみです。
    ただその親友は 夫婦ともに未だバリバリ働いているので なかなか忙しくしているようです。この夫婦は 幼馴染なので同い年で 既に還暦を迎えているはずですから もう少しのんびりすればいいのですが 勤勉な働き者夫婦みたいで 私がなるべく早く引退して のんびりしたいと言っても その気持ちを全然理解してくれません。彼は一流企業で勤め上げて 現在は再就職先も一流企業に勤めているよう。サラリーマンですから 厚生年金が相当に受け取れるはずだし 退職金もかなりもらっているはずです。
    私なら再就職などせずに 定年を迎えたのをいい機会に 直ぐにのんびりとした生活をスタートしたと思いますが やはりサラリーマンの習性として 毎月一定金額を受け取れないと 年金が受給できる65歳までの期間が心配みたいで せっせと再就職先に通っているらしいのです。人間死んでしまったら あの世にお金を持ってはいけないのだし、下手に遺産を残しても もめごとの種にしかならないのかもしれませんから さっさとのんびりした生活を始めて欲しいと願っております。
    そんな事を言っている私ですが 未だに父親が健在なので 仕事を辞めるにやめられない事情がありますし 病院を土地建物ともに売りに出すのですが 買い取ってくれる人が見つからないうちは 仕事を続けざるを得ませんから 本当にフリーになれる日がいつやってくるのか まだ見当がつかないのが正直な所なのです。ただ私がそんなに長生きできる自信がありませんから 真剣に仕事を辞めたいと考えているのは間違いありませんので その願いがかなう日が一日でも早く訪れてくれることを祈るばかりです。

  • 3月12日 森友問題で アベチャン夫婦に対する抗議デモが活発になってきています

    私自身大した人間ではありませんから偉そうに他人を批判したり攻撃したりするのはおこがましいと自覚しております。これまでに辞めて欲しくてたまらなかった政治家は数人いますが 夫婦二人ともに対して 不愉快極まりない感情を持った政治家は アベチャン夫婦だけです。私はアベチャンが一度目に首相の座に座った時には 私が小沢一郎の次に好きであり尊敬していた政治家 安倍晋太郎さんの息子でありますから お父さんはその悲願が果たせないまま亡くなられました事もあって 首相としての活躍に 大いに期待しておりました。
    所が 首相の座を無責任極まりない形で 投げ出した時から 期待が大きかっただけにその反動かもしれませんが 大嫌いな政治家の筆頭になってしまいました。それなのに 民主党政権が案の定 ズッコケてしまって自民党が大躍進した総選挙の時期に 運よく自民党総裁に返り咲いたのをいいことに 自民党の大勝は自分の功績だと勘違いでもしてしまったのでしょうか。国民が自民党の腐った体質に嫌気がさして 民主党に一時的に心変わりをして政権を託してみたわけです。民主党も自民党とは異なる形での政権を維持しようとそれなりに頑張ったことは凄く評価できると思いますが 結局は官僚に舐められて上手く行政を運営できませんでした。
    やはり日本は 官僚の力が強すぎるように思いますが 東大を優秀な成績で卒業した逸材たちが集中する 財務省などのエリート官僚をつけ刃の政治家がコントロールできなかったのは致し方のない事かもしれません。賢くて 先の読めるエリート官僚たちが 直ぐにズッコケるに決まっている臨時与党である民主党の政治家の言う事等聞く筈がなかったのだと思いますから 最初から民主党政権が挫折するのは 既定の事実だったと言えるのかもしれません。
    私は 日本新党の細川さんよりは 民主党の方が随分と政権与党として頑張ったと評価しています。ただ野田さんがアベチャンのつまらない挑発に乗ってしまったがために アベチャンの返り咲き 自民党の復活が より鮮やかに国民の目には映ってしまった事が残念で仕方ありません。もともと小選挙区制度を導入した時点から この選挙制度はキチンとした二つの政党が確立されている国でなければ 民意を選挙結果に反映されない事は明らかなのはわかり切っていたはずです。アメリカやイギリスの様に 二大政党がしっかりと確立されていないのに 小選挙区制度を採用してしまいましたから 日本の様に少数野党が林立する国では 一党支配に一方的に傾いてしまったのは 当然の結果です。
    別にアベチャンが圧倒的に支持されたから 自民党が絶対多数となる議席数を獲得したわけではなくて 誰が自民党総裁を務めていても同様の結果になっていたはずです。日本の政党事情とマッチしない選挙制度を採用してしまったがために起こった悲劇だと思います。そして自分たちに圧倒的に有利な選挙制度を 絶対多数の議席数を有する政権が手放すことは ほぼ永久にありえないことだと思います。
    アベチャンが見事だったのか 騙された国民が愚か過ぎたのかはわかりませんが 「アベノミクス」等と言う現在では死語になってしまっているクソ政策が 実しやかに有難がられている時代がありました。アベチャンを信じてついてゆけば 庶民の生活が楽になる 等と言う幻想に見事にだまくらかされて せっせと総選挙の度に自民党に投票してしまったがために 現在の様なひどい政治が横行しているのです。私はアベノミクス と言う言葉を初めて耳にした時から この政策の未来に 決して庶民の幸せなんか 待っていないことを何度も何度も叫びましたが こんなコンスタントに読んでくださる方が ほんの数人しかいないブログで叫んだところで 何の影響力もありませんでした。無念です。
    しかし今回の森友学園の問題でアベチャンのお友達にアベチャンが個人的に便宜を図るために画策した悪事が 現在やっと日の目を見る状況になっています。私には 官僚のややこしい組織や力関係はサッパリわからないし 興味もありませんが 官僚たちが今になって見苦しく責任逃れをしているらしいのが 凄く不愉快に感じます。正直にアベチャンの威光に従って 無理を通して 道理を引っ込めてしまったことを認めて欲しいと思います。エリート官僚たちにすれば 一政治家の御威光に従わざるをえなかったことを認めることは 己のプライドが許さないのでしょうか。
    国民の感情としては 一政治家の個人的な思惑に屈してしまった官僚に対して 軽蔑する気持ちは殆どないように思います。むしろ潔く真実を告白して 無論公文書に手を加えてしまったのなら それなりの罪に問われてしまうのかもしれません。エリート官僚の立場にすれば ひとたびついたマイナスポイントは 一生汚点として残ってしまうのかもしれませんが 逆に国民からの信頼と人気という大きな副産物があることに気づいて 少しでも早く真実を明らかにしてほしいです。そして夫婦ともどもに 驕り高ぶって暴挙をくりかえしたアベチャン夫妻が 一日も早く 日本の表舞台から消え去ってくれることを心底期待しております。

  • 3月11日 テンレックと言う初めて聞くネズミの治療をしました

    私の不勉強のせいだと思いますが 恥ずかしながら テンレックと言う動物名を耳にしても 一体どのような姿かたちの動物なのか見当がつきませんでした。ペットショップの方が電話をかけてきて 小動物が肛門から腸が食み出してきているので 治療してほしいという事でした。どのような大きさでどのような姿かたちの動物なのか見当がつきませんでしたので 正直にその旨を伝えて 教えを乞いました。トガリネズミの類だそうで 見た目はハリネズミに似ているのだそうです。ハリネズミなら何度も治療したことがありますので 対応させて頂くことにしました。
    見た目はトガリネズミの様に 顔がトンガっていて 口がつき出しているのが特徴のようです。ハリネズミに近い種類なのだそうで 確かに毛が固くて 素手で振れるとチクチク痛いぐらいでしたので 直ぐにタオルでくるんでから扱いました。今年になってすぐ位に生まれたのだそうで まだ成長段階なのでしょうから 体重が400グラムほどでした。目や耳 口の中などには問題もありませんし心音も正常でした。最後に問題の肛門を見ると 何と三重にトグロを巻いたように 肛門から真っ赤な腸が飛び出していました。伸ばしてみると全長10センチ位が飛び出していましたので驚きました。肛門から直腸が飛び出している状態の動物とはこれまでに何度も出くわしておりますが これほど長く飛び出した状態は 初めてでしたので 正直少し焦りました。
    只治療を始めた以上は 何とか飛び出している腸を肛門内に戻すしかありません。取り敢えずは 飛び出している腸が 汚れていたので 消毒液を掛けて 清潔な状態にしました。次に麻酔薬を含んだ潤滑剤を腸の表面にタップリとたらして 肛門の中に戻すために 指で静かに押し込んでみました。この作業は すんなりと簡単にすむ場合もありますが かなり難航する場合も少なくありません。この子の場合何しろ全長10センチも 突出してしまっていましたから 当然難航しました。
    指で一部分を肛門内に押し込んでも 更にその次の部分を押し込もうとしているうちに 最初に入れた腸がまだ飛び出してしまうのです。しょうがないので 綿棒にタップリと潤滑剤をまぶしたもので 一旦押し込んだ腸がまた飛び出さないように押さえながら その次の部分を押し込むやり方に切り替えてみました。この手順だと何とか順調に肛門内に腸を戻すことに成功しました。但し一旦肛門内に戻しても 肛門の括約筋が緩んでしまっているみたいなので 直ぐにまた腸が飛び出そうとしてきます。致し方がないので 医療用の瞬間接着剤で 肛門の二か所ほどを貼り付けてしまいました。完全に塞いでしまった方が 腸がまた飛び出さないためには確実ですが 肛門なので 排便するためにある程度の大きさの穴が必要だからです。
    瞬間接着剤と言うのは あくまで一時的に刈り止めをしておくためのものですから その接着作用が何時まで持ってくれるかわかりませんが 完全に塞いでしまって 糞詰まり状態になってしまったら 次の排便時に また直腸が飛び出してしまう可能性も高くなりますので 取り敢えずは腸が飛び出さないギリギリの状態で様子を見るしかない事を ペットショップの方に説明して 理解して頂きました。近所の方ならお預かりするところですが 遠方の方でしたので お返しせざるを得ませんでした。
    取り敢えずは飛び出した腸を肛門内に戻して 何とか落ち着いてくれたので 抗生剤と消炎剤を注射して 明日以降同じ内容の飲み薬をシロップで出して 内服させてもらう事にしてお返ししました。何とが無事に落ち着いてくれることを祈るばかりですが 何しろ飛び出していた腸の長さが 凄く長かったので かなり心配です。まあ 本人が至って平常を保っており 元気で食欲もあるそうなので 何とかいい状態に回復してくれることを期待します。
    それにしてもテンレックと言う小動物の事が どれだけ世間に認知されているのか 興味があります。私は 小動物の臨床に携わっておりますから 一般の方よりもたくさん勉強しておかなければならないのは 当然ですが 還暦を迎えた年よりですから あまり新しい知識が入ってきません。無理して詰め込もうとすると 昔にしまい込んだ知識を簡単に取り出せなくなってしまうのかもしれません。日本人にも 珍しい物好きな方 他人とかぶらない希少な動物をペットにしたい方が 結構いらっしゃるみたいで その需要のこたえるべく ペットショップさんが目新しい動物をどんどん輸入されて 販売されているみたいなので 時々全くその動物についての基礎知識が無くて焦ってしまう事があります。
    本日のテンレックも 生まれて初めてその名前を耳にして その姿を目にしましたが まあ何とか対応して治療は出来たように思います。今後なるべく新しい知識を導入するように心掛けるとともに 全く初めての種類の動物であっても 何とか私でお役にたてそうであったなら 果敢にチャレンジしていこうと思いました。 

  • 3月10日 トレビドラマ「隣の家族は青く見える」と「もみ消して冬」に 結構感動しています

    この春のクールに放送されているテレビドラマで 何となくおまかせ録画されている この二本のドラマが結構お気に入りになっています。どちらもコメディータッチで描かれていますから 最初は只のオチャラケタドラマだと思ってみていました。「隣の家族は青く見える」は 四家族が 一棟のマンションに住み始めた所から始まります。どの家族も一見幸せそうに見えていましたが 勿論それぞれに問題や悩み事を抱えていなければドラマになりません。
    主役の深田さん 松山君夫婦は 不妊症で悩んでおられます。私は子供が嫌いではありませんが 自分の子供を作るタイミングを逃してしまったために 子供がおりません。代々続いた林家が 私の代で途切れてしまう事に責任は感じておりますが 今更致し方のない事だと諦めております。でもごく普通の愛し合っているご夫婦なら 子供が欲しいと考えるのは自然な事だし 作ろうとしてできない場合のご夫婦の悩みの大きさが私には想像できません。でも二人の深刻に悩んでいる姿に 不妊症に悩むご夫婦が相当に辛いお気持ちなのだと分りました。何とか頑張って不妊治療に取り組んでおられます。
    ご夫婦と子供さん二人の典型的な幸せそうな家族にも ご主人が突然にリストラにあってしまったことから不幸が始まりました。ご主人の再就職はなかなか決まらず奥様は相当な見栄っ張りで 充実した生活を装うために友人を代行業者に頼んだり 子供を私立の学校に進学させたくて費用のかかる塾に通わせたりして 出費がかさみ かなり経済的にピンチです。子供は塾をサボってダンスに夢中で 公立の学校に進学を望んでいます。ご主人もリストラを切っ掛けに自分のやりがいを感じられる仕事を目指していて 大してお金にならない塾の講師と言う職を辛うじて見つけました。ご主人は 見栄っ張りの奥様との生活に見切りをつけて 離婚を考えているようです。
    そんなに若くないカップルは 子供を作らないことを前提に結婚するはずでした。所が男性は バツイチで息子を引き取っていた元妻が急死したために 子供を引き取ることで問題が発生しました。女性は子供の頃に 母親から虐待を受けていた過去があるので 子供を育てられる自信が無いので 子供を作らない人生プランを立てていて それに同意してくれた男性との結婚を考えていたのです。所が突然小学生の男の子が転がり込んできましたから 当然婚約解消の方向に話が進みます。しかしその女性も 子供嫌いと言う訳ではないので 一緒に暮らしだしてみると それなりの愛情が湧いてきてしまい 一緒に暮らしていく方向に話が進んでいるみたいです。
    更にはこのマンションの設計者が同居しているのですが この男性が実はゲイで 若者と付き合っていたのですが その子がマンションに転がり込んできたところから問題が起こります。わずか四世帯しかいないマンションですから かなり濃密なお付き合いが必然的になりますから 最初は親戚との同居と誤魔化していましたが 男同士のカップルであることが 徐々にばれていきます。見栄っ張りなお母さんにしたら 小学生の女の子の傍に同性愛者がいることに黙っているはずがありません。自分がゲイであることを親にも知らせていませんから そこにもかなりの摩擦が生じてしまいます。
    そんな訳で 一見幸せそうな四組の家族が それぞれに深刻な悩み事を抱えていながら 何とか皆自分たちの幸せに向かって頑張っていく姿が 描かれています。結局は皆いい人 と言う勧善懲悪的な結末が見えてきているのがすこし残念なきがします。私自身 現在の病院の仕事は 辛うじて潰れない程度ですが 何とか頑張っておりますし 少なくとも私にとっては人生のベストパートナーと思える奥様と巡り合えましたから それなりに幸せなような気がしますが 現実には奥様と一緒に暮らせていませんし 自分の親との関係も上手くいっているとは言えない状態かもしれません。
    結局 人間なんて幸せと不幸せがないまぜになっているのが当たり前 「人間万事塞翁が馬」と言うのは 真実かもしれません。子供の頃にならった話としては 飼っていた馬に逃げられてしまい 不幸な事だと思っていたら その逃げた馬が仲間を引き連れて戻ってきたので かえって幸せな結果になった と言うものだったとおもいます。人生悪い事があれば きっといい事もある訳で 真面目に一生懸命生きていけば それなりに満足できる人生になるのだと 信じたいです。
    「もみ消して冬」と言うドラマは ジャニーズの男前 山田君がお金持ちの家の末っ子で 東大出身のエリート警察官なのですが 家で起こった問題を解決するために汚れ仕事をさせられるつまんないコメディーかと思っていました。所が山田君が家族から冷たく扱われるのは 実は赤ちゃんの時に取り違えられた 他人の家の子だったからか と言う事が発覚してしまいました。実家に 一旦帰ってみると極普通の家庭でしたが そこで家族の暖かさを実感してそれなりの幸福感を味わっていました。人間の幸せなんて 別にお金持ちでなくても暖かな家族に囲まれていれば 十分に感じられるのかもしれません。今後どのような展開になるのかわかりませんが 私は男前好きなので 山田君が幸せになっていってほしいものだと思っております。
    この二本のドラマは いずれも人生の本質的な幸せについて描かれているようなので 興味が湧いたのかもしれません。私も人生の晩年に差し掛かってきましたから いかに後悔の残らないような 納得のいく人生の締めくくりが出来るかが 最大の関心事だからでしょう。この二本のドラマは 見始めた頃には さほど期待していませんでしたが ありきたりではない結末を迎えて欲しいと 大いに楽しみにしている所です。