Dr.喜作のブログ

2018年6月 の記事一覧

  • 6月16日 ペットの異状に気づいたら 少しでも早く病院に駆けつけましょう

    一昨日の深夜 急患で来られたウサギと猫が 両方とも病院に到着した時にはすでに呼吸が停止していました。どちらも 停止したのがほんの数分前だったので 聴診器をあてると 微弱な心音が聴き取れましたので 手術台に乗せて 酸素を送り込んでいるマスクを顔にあて 心臓をマッサージしてみました。心音の回復が感じられませんでしたので 心臓の動きを活性化する薬を直接心臓に注射で投与して 心臓マッサージを繰り返してみました。何とか息を吹き返してもらおうと 懸命に頑張りましたが 二人とも残念ながら こちらの世界に戻って来てくれませんでした。 
    ウサギさんは 年齢が七歳と かなりのご高齢ですから 飼い主さんもある程度 いつ何時 何かあることを覚悟されていたみたいです。それにしても 朝から食欲元気がないのに 様子を見ていたので 来院するのが遅れてしまった と言い訳めいたことを仰っていましたが 高齢であることを分っているのなら もともとの体力が低下してしまっているのですから 尚更異常に気づいたら 早目に対処することを考えて頂きたかったです。朝から具合が悪かったのですから あと三十分早く来院して頂けていれば 元の様に回復したかどうかは 分りませんが せめて容体が急変した原因がどの様なものであったのかは説明できたのかもしれません。
    亡くなった猫ちゃんの方は まだ三歳と若かったので 飼い主さんがご夫婦で見えたのですが 奥さんの方が息を引き取ったと伝えた時に その場にへたり込んで 泣き崩れたのは 見ていて辛かったです。この子の異状に気付いたのは 何と昨夜の事だったそうです。昨夜から食欲が殆どなかったのだそうですが この猫ちゃんは夜に殆ど食べなくても翌朝にはケロッとして 食欲が盛り返す事が多いので 様子を見ていたのだそうです。とは言え今朝になっても 食欲元気ともに戻らなかったのだそうで 遅くともその日の夕方には 病院へ連れて行ってあげるべきだったように思います。
    奥さんが猫を抱いて車で連れてこられたのですが 途中で呼吸が止まってしまったことに気づかれたようで 大きな声でわめきながら 病院に入って来られたので 嫌な予感はしていましたが 案の定泣きながら帰って行かれましたので こちらも落ち込んでしまいました。只そんなに大事に飼っているネコちゃんなら もう少し早く病院へ行くという行動を始めて頂きたかったです。まだ若い子でしたから もう少し早く治療を始めていれば 元気に回復してくれる可能性も少なからずあったように思います。
    そんな残念な出来事が二件続いて 気持ちが落ち込んでいたのに 更に今夜もまた時間外に電話がかかってきて 今度は十六歳の猫ちゃんが 眠っていたのに急に起き出してぜーぜー咳き込んで息苦しそうにしているので直ぐに診て欲しいという事でした。年齢的にもすぐに治療を始めないと危ないと思いましたので すぐに来院してもらう事にしました。病院に降りて 血液検査の機械のスイッチを入れて 注射ポンプなど検査の準備をしていたら さっきと同じ番号から電話がかかってきました。
    嫌な予感がしながら 受話器を取ると 家を出る前に呼吸が止まり 胸に手を当ててみても 心臓も動いてる気配がない と言う事でした。寝る前から 普段はおとなしいのに ウロウロと歩き回り 心配していたのだそうですから 年齢を考慮したら 普段と違う様子に気づいた時にすぐに病院へきていれば 少なくとも死亡した原因位は 明らかになったのかもしれません。亡くなるにしても どのような理由で命を落としたのか 分っていた方が 飼い主さんとしても気持ちの整理がつきやすいのではないでしょうか。 
    二日間で三例も 来院が遅れたために 残念な結末になってしまった患者さんが続きましたので 流石に堪えました。動物は言葉で 病状を飼い主さんに訴えられませんから 飼い主さんが普段との違いから読み取ってあげるしかありません。取り返しのつかない状態なのか 様子を見ていれば治まってしまうような状態なのか 判断は難しい場合も多いと思いますが もし自分の事で 不安を抱えたら 病院へ駆け込む方は多いと思いますから 大切なペットの事も同様に対応してあげて頂きたいものです。

  • 6月15日 本日は暑中見舞いの日なのだそうです

    1950年の本日 初めて郵便局で 暑中見舞い用のはがきが発売されたので その事にちなんでいるのだそうです。年賀はがきは 毎年40億枚以上売り上げているのに対して 暑中見舞い用のはがきは その二十分の一位しか売れていないのだそうです。年賀状も毎年貰えるとうれしいものですが 暑中見舞いは まず貰える数が少ないし 意外な時期に届きますので 結構喜ばれているのだそうですし 存在感を示し 好感度を上げるのには 洒落た暑中見舞いを出してみるのもいい事かもしれません。
    私もずいぶん昔には 極一部の親戚や友人に出していた時期がありましたが 別に出しても 年賀状のように出しても 返事をもらえる訳でもない場合が多かったので いつの間にか出さなくなってしまいました。ただし 年賀状なんて大半が元日にまとまって届くので それほど一枚を手に取ってジックリと見る訳ではないし 取り敢えずは だしてもらえたことを確認すると安心してしまい 細かい部分まで読み返したりすることもありません。でもめったにもらえない暑中見舞いを受け取ると かなり印象に残るし その一枚をジックリと見てもらえるのかもしれません。
    ですから 勿論大事な友人や 親戚筋に年賀状はだしますが 存在感をアピールするのには 暑中見舞いを出してみる方がかえって 効果的なのかもしれませんから 今年はカモメールハガキを購入して 暑中見舞いはがきを出してみようかという気持ちにもなっております。顔を見るのも不愉快な相手以外から 暑中見舞いを貰ったら 恐らく悪い気がする人はいないのでしょうから 一枚52円のはがきで 好感度アップが期待できるのなら パソコンのはがき作成ソフトに 暑中見舞い用のパターンもあるみたいなので そんなに手間暇はかからないのでしょうから 出してみるのもいいんじゃないでしょうか。
    六月の現在でも時々30度を超す 真夏日がありますから 七月になって本格的な夏を迎えた頃に 今年は思い切って暑中見舞いを親戚筋や友人たちに出してみようと思います。恐らくお返しの暑中見舞いは帰ってこないでしょうが メールでのお返し位は 帰ってくると思いますし 意外なルートでつながってみるのも 面白いと思います。何時ごろからカモメールが販売されるのかも全然知りませんが 調べてみて 余裕を持ってじっくりと腰を据えて 暑中見舞いはがきを作成してみようと思います。年賀状は何時も年末の慌ただしい時期に 取り敢えず元旦に届いてくれることだけを考えて やっつけ仕事で片づけておりますが 七月は 病院の仕事も割と落ち着いている時期だと思いますから 腰を据えてハガキの文面を考えてみようと思います。
    本日のブログを書くまでは 今年の夏に暑中見舞いを出そうなんて 思ってもおりませんでしたが もう私も還暦を突破してしまいましたから 思いついたことは なるべくそのまま実行していかないと 何時最期の時を迎えてしまうかわかりません。その時に暑中見舞いを出しておけばよかったなどと後悔したくないので 今年から何としても暑中見舞いを出すことを習慣づけてみようと たった今決意いたしました。まあ飽きっぽい性格の私ですから 来年以降も継続できる自信はございませんが 少なくとも今年の夏には 出せると思います。もしこのブログを読んでいる方で 私から年賀状を受け取っている方がおられたら 暑中見舞いが届くことを ご期待ください。 

  • 6月14日 久し振りにお弁当を持って けいはんな記念公園に遊びに出かけました 

    今年は梅雨入りしてから 殆ど雨が降っていないので 空梅雨 従って水不足や まとまって降る大雨による災害などが心配されますが 本日は取り敢えずお天気が良かったので 京都の精華町にある京阪奈記念公園に お弁当を持って出かけてみました。この公園は無料で遊べるスペースと 水景園と言う有料のスペースがあります。有料と言っても一人二百円ですし 六十歳以上は無料ですから 私は只で入れるので 何時も水景園の中に入ります。
    車で出かけますが その公園の駐車場は 有料ですし 水景園とは正反対の場所にありますので 凄く長い距離を歩かなければなりませんから 最初に一度だけ利用しましたが その後は公園の近所にある酒屋さんの駐車場に 停めさせてもらっています。勿論何も買わないのは 申し訳ないので 一旦お店に立ち寄り お菓子を少しだけ購入して 一応お客さんと言う形で 駐車させてもらいます。ここからだと水景園まで 歩いて五分もかかりませんから 楽ちんです。
    水景園の中には大きな池の上を渡っている橋があります。眺めが良いので その橋を渡って 建物と池に張り出したテラスのある場所に向います。建物には 喫茶店があるみたいですが 土日しか営業していないようなので 入ったことはありません。一階には 精華町に伝わる織物の機織り機や布が展示してあるスペースがあります。二度ほど中に入って 見学しましたが 全く内容が変わっていなかったので それ以来覗いていません。いつもテラスのベンチや 階段部分でお弁当を広げて お昼ご飯を頂きます。
    お弁当と言っても 私が午前中の仕事の合間に チャチャット作ったサラダをタッパーに詰め込んだものです。本日のサラダは サニーレタスを手でちぎったものに キュウリをスライスしたものを混ぜました。市販されているゴボウサラダをドレッシング代わりに混ぜ込みました。玉子とウィンナーソーセージをフライバンで焼いて トッピングとして上から降りかけました。ほんの十分位で作りましたが そこそこ食べ応えがあって 美味しく出来上がっていました。水筒に氷を入れた麦茶をつめて 飲み物は出来上がりです。リュックサックに 弁当と水筒を入れました。他にドッグフードの試供品を山ほど詰め込んでお出かけ準備は完了しました。
    307号線から 左折して けいはんな公園へは 直進できる道が最近開通しましたので 距離的にも時間的にも 割と簡単に到着できるようになりました。何時もの様に酒屋さんに車を停めて 柿ピー等のおやつを強いれて 公園に入りました。何時もはテラスの階段の所に腰かけて食べるのですが 日差しがきつかったので 日陰にあるベンチに座ってお弁当とおやつを頂きました。日陰だと水辺で涼しい風が吹いていてくれましたので 過ごし易かったです。
    お弁当は 有り合わせで作ったサラダだけですから 大しておいしくもありませんが ダイエットを考えて 炭水化物を取らないように考えていますので そこそこお腹が満たされれば 材料費もほんのわずかしかかかっていませんから まあ良しとしておきましょう。奥様は 私が昨晩スーパーで買っておいた菓子パンをかじられて 私のサラダを少しつつかれただけの昼食でしたが それで十分だと仰っていましたから まあいいとしましょう。
    食べ終わってから 池の端の手すりにもたれて ドッグフードを鯉たちに与えました。いちおう 決められた鯉の餌しか与えないでくださいと 看板がありますが そこで販売している餌も どう見てもドッグフードらしき代物ですし 何よりも鯉たちが 争ってさも美味しそうに食べてくれますから 問題はないのだろうと思います。有料で販売している鯉の餌は 手のひらに乗る位の量を百円で売っているのですから 殆ど丸儲けなわけで せこい商売をしているなと思ってしまいます。
    鯉に餌を与える行為は 別に美味しそうに餌に群がる鯉たちを見ていても それ程嬉しくも楽しくもありませんが 何となく偉くなった気分に浸れるので この公園に行くたびに フードメーカーから送られてきて正直持て余し気味の試供品を 鯉たちの餌として大量に池にばらまいています。ここの池は三つのブロックに仕切られていますが そのブロックにより鯉たちの食欲に違いがあります。凄くがっついて
    食べてくれるエリアもあれば 同じ餌を投げ込んでいるのに それほど興味を示さないエリアもあります。そのエリアの鯉たちは 何時でもほとんどがっついて食べませんから ここだけ係員にタップリと餌を貰っているのではないかと思ってしまいます。
    もう一つの子の公園の池での楽しみは ザリガニ釣りです。公園事務所でザリガニ釣り用の餌月釣り竿を貸し出しています。以前に子供連れのお父さんが 子供をほったらかしにして夢中になってザリガニ釣りをしていました。面白そうなので 針金でできたハンガーを解体して その先に糸を結び付けて その糸の先にくりっぶを結び付け 餌としてするめをクリップに挟んで 釣り糸を垂れてみました。しばらくすると まだ小さなザリガニが釣れました。
    勿論持ち帰るつもりはありませんが取り敢えずは陸上にまで釣り上げたら 満足できます。中には 用心深くて 水面よりも上に持ち上げると 直ぐに餌を放してしまい なかなか釣り上げられないのもいますが 何度かチャレンジしていると やっと陸地に釣り上げる事が出来ましたので 思わずガッツポーズを取ってしまいました。本日は釣竿を持っていきませんでしたが 水中を覗くと かなり大きく成長しているザリガニの姿が 確認できましたので 次回は釣竿を持参して ザリガニ釣りも楽しもうと思いました。
    本日は天気が良くて かなり日向では暑かったので 屋外に遊びに出るのは 日焼けと暑さに覚悟が必要ですが やはり私は 屋外で遊ぶことが 子供の頃から大好きでしたので 爺さんになった今でも 全然変わりません。早く仕事を引退して 屋外で子供の様に色んなことをして遊びながら暮らしたいと考えるのは 私の成長が足りないからなのでしょうか。それとも子供心を無くしていないのは まだ若さが残っているからなのでしょうか。正直肉体的な衰えは 色んなときに痛感させられますし 大好きなナーチャンを眺めていても 全然嫌らしい気持が湧いてきませんから 性欲の衰えも痛感しますが 気持ちだけは老け込みたくありません。自分が果たして 幾つまで生きられるのか 見当もつきませんが 最後の日まで人生を楽しく過ごそうとする気持ちだけはなくしたくないと思っております。

  • 6月12日 本日は日記の日なのだそうです

    由来は ご存知の方も多いと思いますが アンネフランクが 誕生日のプレゼントとして 父から日記帳をもらい 所謂[アンネの日記」を書き始めた日なのだそうです。私は このブログを書き始めてかなりの年月が過ぎました。ブログ自体は かなり昔に 始めた病院のホームページでも 書いておりましたが 一旦そのホームページが凍結してしまって 数年後に 所謂スマホに対応する形のホームページを 業者に依頼して 作り直した時から「ドクター喜作の気まぐれ日記」という現在の形のブログをスタートして 出来るだけ毎日書いております。
    一般的なブログと言うのは 絵文字やイラスト 写真などで 見た目も鮮やかなものかと思いますが 私は他人のブログを殆ど読んだ経験がないので 実際の所は知りません。本来日記と言うのは 自分だけが読む者で その日の出来事や感じたことを書き留めておくためのものだと思います。昔妹が持っていた日記帳には カギがついておりましたから 原則として他人には 一切見せないことを前提にしたもののように思います。人には言えないデリケートな感情や 他人の悪口などがあったりするのかもしれません。
    そういう意味で考えると どうもブログと言うのは 簡単に日記と捉えていましたが ネット上で公開されて 誰でも読める形になっている と言うよりも他人に読んでもらう事を前提として書かれているのですから「日記」と言うよりもむしろ「日誌」と呼んだ方が 適切な表現になるように思います。もう長年 「気まぐれ日記」というタイトルで続けてきましたから 今更「日誌」と言うようにタイトルを変更する気はありませんが 私も書くときに どうせこんな文字をダラダラと羅列しただけの つまらなくて長ったらしい文章を 読んでくれるような奇特な人は 世の中にほんの数人しかいらっしゃらないだろうと 思いながら書いております。
    まあ正直大嫌いな人間 アベチャンや秋元真夏などは 実名を挙げて 非難したりしておりますが まあ政治家やアイドルなんて 大好きな人 無条件に支持する人が沢山いるのと同時に 大嫌いな人が存在するのも当然だと思いますから 取り上げられただけでもラッキーなのではないでしょうか。どうせこんな読んでいる人が 殆ど存在しないブログ上で けなされたとしても ご本人に実害が及ぶような事は 全くあり得ません。勿論大好きなナーチャンの事を ほめたたえる文章をいくら書き綴ったとしても それがご本人に届くとも思ってはおりません。
    まあこんな影響力の殆どないであろうと思って 気楽に書きなぐっているブログを読んで 文句をつけてくる輩もそこそこいたりします。私は嫌いなものは嫌い 駄目なものは駄目だと 結構偉そうに決めつけたような表現で 書いてしまいますから 当然私と考え方の異なる方が読むと ムカッと来るのかもしれませんが 他人のブログを勝手に読んでおいて 文句をつけてくる人間の気持ちが全く理解できません。わたしは 一種の趣味みたいなものとして このブログを書いております。物書きのプロではございませんので ひょっとしたら文法的に間違いがあるかもしれませんし 言葉の意味を取り違えているような事も頻繁にあるのかもしれません。
    しかし 嫌いなものを正直に嫌いだと書く事 駄目だと思う事を駄目だと表現することは 自分の正直な気持ちを表しているだけで 別に他人を誹謗中傷するような目的で書いたことは一度もありません。ブログはオープンな状態ですから 別に何方が読まれても 勿論ウェルカムな気持ちですが 読むのはその人間の意思で自発的に読んだのではないでしょうか。自分が読みたくてよんで その内容にむかついたからと言って 文句をつけるのは 筋違いではないでしょうか。別に私がそいつに読んでください 出来たら感想を聞かせてください とお願いしたわけではないのです。
    別に私に喧嘩を売るなとは 申しません。但し 私は名前も住所も職業も オープンにしている土俵で喧嘩を売るのなら 少なくとも自分の住所と名前と職業を明らかにして 正々堂々と喧嘩を売ってきてほしいと思います。筋の通った言い分だと判断したら お互いに納得のいくところまで 意見の交換をしましょう。一方的に 自分の身分を一切明かさずに 言いたい事だけを送ってきて それだけで気が済むのだったら こちらはそのくだらないメールを削除する手間が面倒なので 出来たら送って来ないでいただきたいのです。まあ世間には そんな卑怯で下劣な輩が多いからでしょうか 時たまそんなご意見を頂戴致します事に 辟易としている所でございます。

  • 6月11日 中学 高校の頃に憧れていた女の子から メールを頂き 舞い上がっております

    四月に 四条畷高校の還暦同窓会が開かれました。私は体重が高校生の頃よりも三十キロ近く増加していて 恥ずかしかったのですが 同じ高校の友人で 交流があるのは一つ目の大学で参加していた混声合唱団で一緒に歌っていた 女の子が一人だけです。なので高校時代をともに過ごした友人たちが 現在どのように活躍しているのか若しくは 変わり果ててしまったのかを確認したくて 参加してみました。その時にやっぱり話題になったのが 我が学年で飛び抜けた秀才の 永長直人君でした。
    二三年生になると実施されていた校内模試がありましたが 五教科二百点満点で合計千点満点の試験でした。平均点が四百点前後で 私は平均点を取るのに 四苦八苦しておりました。恥ずかしながら 一度も一科目も 半分の百点の大台に乗ったことがありませんでした。所が かの秀才永長君は 数学で毎回二百点満点を獲得しておられたのだそうです。私だって 公立の小学校 中学校では クラスで一番とは申しませんが 二番目か三番目位の成績をキープしていたつもりです。なのに半分の百点も獲得できないテストで 楽々と満点を続けていたのですから 常人とは次元の違う所にいらっしゃったのだと思います。今年の春には紫綬褒章という学術の業績が著しい人に贈られる褒章を 東大理学部物理学科の教授として受賞されたのだそうですが 彼の目標は 小学生の頃からノーベル賞でしたから ほんの通過点に過ぎないのかもしれません。褒章というのは 我々凡人が どんなに努力しても 頂けるような代物ではなさそうです。
    こんな風に 別に親戚でも 親友でもないのに 只の小学生の頃からの知り合いに過ぎないのですが 永長君の自慢話を このブログで書いたことが何度もありました。そこで 私が中学 高校の頃に密かに憧れていた女性が 永長直人という項目で検索した所 偶然に私のブログがヒットしたのだそうです。そしてこのブログのタイトルであるドクター喜作 と言うのが一体どのような人物なのか 興味を持たれたみたいで 問い合わせのメールを頂いたのです。
    その子と私は 不思議な縁があるのかもしれません。中学に入学したのは 二人とも枚方市立第四中学校でした。私は中一の終わりに 家を交野市に引っ越して 中二の始めから 交野中学に転校しました。その女の子は 何と中三の恐らく頭から やはり交野中学に転校してきたのです。男子は 公立の中学の場合 何処でも同じありきたりの学生服ですが 女子は学校によってセーラー服であったり ブレザーであったりと まちまちです。四中はセーラー服でしたが 交中はブレザーでした。皆がブレザーの中に セーラー服の女の子がポツンといると それだけで凄く目立つのです。
    特にその子は 人目を引くような飛び切りの美少女でしたから 余計に目立っていましたので 私は彼女が転校してきたことをクラスは違いましたが 直ぐに察知しました。勿論彼女からすれば 私なんて その他大勢の中の一人に過ぎませんから 記憶に残っているわけがありません。ただ彼女はお勉強もかなりできる子だったので 同じ四条畷高校に進学しました。残念ながら 彼女とは 中学高校と五年間も同じ学校に通いましたが 一度も同じクラスにならなかったので 互いに名乗ることも 言葉を交わすことも一切ありませんでした。
    私が初めて彼女を見たのは 中一になったばかりで ようやく違う小学校の連中とも話をするようになった時期です。隣のクラスに 凄く可愛い女の子がいるので 見に行こう と言うツアーが企画されて 当時の私はフットワークが軽かったようで のこのことその連中にくっついて 隣の教室まで出かけて見かけたのが 彼女でした。その時に勿論名前も知りましたし 顔もはっきりと覚えました。勿論完全な一方通行で 彼女が私を知るはずがありません。全くコンタクトのないままに 高校を卒業して 勿論それから彼女がどの様な人生を歩んできたのかなど 全く知りません。
    そんな密かに憧れを抱いていただけの存在であった 彼女から 突然メールを頂きましたので 凄く驚きましたが 落ち着いてみると凄く嬉しくて 張り切ってお返事メールを送りました。取り敢えずは 卒業した時のクラスと名前をお知らせしました。卒業アルバムを持っていたら 当時の私の顔かたちは分ってもらえるでしょう。そして高校を出てからの 私の結構波乱万丈の人生を 説明しました。現在動物病院を経営していることは ホームページをご覧になっているはずですからお分かりだと思いますが そこに辿り着くまでの紆余曲折を ダラダラと書いて お知らせしました。
    最後に 彼女は気づいていないと思いますが 私たちは 同じ中学校に入学して 同じ中学校を卒業した 唯一の間柄であることを説明しました。そして永長君と言う秀才が とりもってくれた御縁で メールを頂きましたが これから茶飲み友達 というか 時々メールのやり取りをするメル友になりませんか と提案しました。正直な気持ち 返事が返ってくる可能性は 極めて低い事を覚悟しておりましたが しばらくしたら 彼女の 卒業後の歩んだ道を丁寧に綴ったお返事メールを頂きました。私はまた 喜び勇んで 近況や 老後についてのプランなどを ダラダラとした長文メールで返しました。
    それから何度か メールのやり取りをしています。彼女は現在 関東にお住まいなので 当面実際にお会いするようなことはないように思います。引退してから 時間を持て余したら 関東地方を訪ねた時に運が良ければお目にかかれるかもしれない位の気持ちでおります。私としては お互いに何かトピカルな事が起こった時に 報告し合えるような 昔でいう所の ペンフレンドみたいな関係になれれば 嬉しいと考えております。
    取り敢えずは 自分で決めたルールとして 彼女からメールを頂いたら そのお返事を返すに留めようと思っております。返信がないのに 何度もメールを送ったりしたら 重荷に感じられてしまい 彼女との縁が切れてしまいそうだからです。勿論お互いに還暦を過ぎた年齢ですから 幾ら彼女が美少女であっても 現在はおそらくおまごさんもおられるでしょうし お婆ちゃんと呼ばれても仕方のない状況だと思いますから 今更男女の仲になろうなどとは 夢にも考えておりません。只中学高校と青春の真っ盛りに 同じ学校に通い 還暦になって初めてお互いの存在を意識して メールのやり取りが始まった御縁を大切にしたいとだけ思っております。
    まあこのメールのやり取りの関係が 何時まで続くのかは 彼女しだいですが 出来れば長く続いてほしいとだけ願っております。 

  • 6月10日 一つ目の大学時代のサークルの仲間で 食事会を開きました

    一昨年の秋に 立命館大学の混声合唱団の OBがたまたま枚方に数人集まっているので ご飯でも一緒に食べましょう と私が言いだしっぺになって 日曜日のお昼に 五人で集まりました。そしてその第二回目の食事会を 企画して人集めをして 本日めでたく開催されました。今回は 枚方に住んでいるメンバーに拘らず 近所に住んでる人をかき集めて もう少し多い人数で盛り上がることを目標にして 勧誘を頑張りました。ちなみに 一回目の幹事は 言いだしっぺの私が勤めましたが 二回目以降は面倒な幹事役は持ち回りにしたいので 次の方を指名しておいたのですが その方がお仕事がお忙しいという事で 慢性的に暇を持て余している私が またしゃしゃり出て 幹事役を務めました。
    一回目のお店は 枚方で一番有名であり格式もある「仙亭」と言う料亭にしました。個室を取りたかったのですが 近所でたまたま何かの催し物があったみたいで 個室は全て押さえられていましたので レストランの一角みたいな場所で行いました。仙亭は 枚方では有名な高級なお店ですが 一品一品がお上品すぎるぐらい ボリュームに欠けるので 食べたりないうちに食事が終わってしまうようなイメージがありますが 予想に反して 結構食べ応えがありました。
    飲み物は 日曜日の昼間からの食事ですから みんな大して飲まないだろうと予想して 必要に応じて注文する事にしておきました。獣医師会でも 狂犬病集合注射の後 打ち上げを土曜日の昼間に行いますが 夜に仕事を控えている人も少なくないし 同業者が集まっているので それほど親しい間柄ではないから 遠慮があったのかもしれませんが みんな大してお酒を飲みませんでした。私は勿論夜に新サルがありますし 車でそのお店まで出かけいますから ウーロン茶ばかりを頂いておりました。だから合唱団のOBの食事会でも みんながそんなにお酒を飲まないであろうと予想して 必要に応じて注文するようにしたのです。
    今回は 沖縄料理のお店で「あっぱりしゃん」と言う所にしました。念のため 奥様と二人で一度試食に出かけてみました。女子会コース と言うのが 女性は四千円+消費税男性が五千円+消費税 と言う料金で なかなか魅力的な沖縄料理が出てくるみたいなので 注文してみましたが どれも美味しくてそこそこ食べ応えがあるし 女子向けの料理と言う事で 野菜を中心にヘルシーなメニューが多かったので 参加者は 女性の方が多かったので 喜ばれるのではないかと判断しました。最後にブルーシールアイスクリームの食べ放題まで付いていましたので 流石女子会コースだと思いました。
    食事会は十二時半にスタート予定でしたので 私も十二時ジャストに 病院をスタートしてお店に駆けつけました。到着した時には 男性四名女性七名全員集合しておられましたので 直ぐに最年長の女性から一言ご挨拶を頂き 男性最年長の方に乾杯の御発声をお願いして 楽しい食事が始まりました。沖縄料理には少し癖のあるものもありますが 女子会コースの為 女性が好まれる料理ばかりが 立て続けにでてきます。皆久し振りの再会で あちらでもこちらでも 笑い声と話し声が絶えませんでしたが 皆さんの食べるペースと 飲むペースが凄く早いのには驚きました。恐らく平均年齢は還暦を超えているはずですが お酒のお代りの声が あちらこちらからかかって 店員さんは大忙しでした。
    沖縄料理の店なので 泡盛などの種類も豊富で みんな強い酒をロックでガンガン飲んでいましたから 正直びっくりしました。昼ご飯を食べに集まっただけなので みんなが本気で酒を飲むとは思っていませんでした。帰りがけには 二三人がヘロヘロになるまで 酔っぱらっていましたが まあ心底楽しくて お酒がおいしく飲めたのでしたら 食事会を企画したものとしても ホッとしました。一回目の食事会の時は 必要に応じて注文しますと 最初に話したので みんな遠慮してしまって 十分に楽しめなかったのではないかと 反省しました。
    たのしい時間は あっと言う間に終わり お店が一応三時までだったのですが お店を出た時には三時半を回っていました。本当なら 二次会まで準備した方がよかったのかもしれませんが 私が五時から仕事なので そちらまでは気が回りませんでした。取り敢えずは 頑張ってメンバーを勧誘した甲斐があって 予想以上の十一名が参加して 盛り上がりましたので大成功の食事会だったように思います。この食事会を毎年開こうと 嬉しい提案がなされて 皆さんが参政されたみたいでしたが 幹事役は 引き続き私が指名されてしまいましたので まああてにしていただけるだけ幸せな事だと思って来年以降も頑張ろうと思います。それにしても 結構な年寄りの集まりなのに みんな元気に食べたり飲んだり喋ったりで 元気に仲良く出来ることが一番ありがたい事だと感じた一日でした。

  • 6月8日 世の中暇な方が多いみたいですね

    私がこのブログを書き始めてから かなりの年月が過ぎました。写真を掲載したのがほんの数枚で 後は全てダラダラと文字ばかりを羅列している 華やかさとかインパクトとは 全く無縁のブログです。基本的には 書こうとパソコンの前に座った時に思い付いたことを あまり深く突き詰めないままに書き始めてしまいますから 話に落ちがついて 一応完結した形の文章の場合もありますし 疲れてしまったり 時間が無くて 尻切れトンボで終わってしまっている日も結構あるみたいです。
    新聞からネタを拾ったりした場合は 社会ネタや政治ネタのそこそこお堅い内容の場合もあります。まあ正直申し上げて 私は新聞を購読していませんので テレビのニュース番組ネットニュースをさらっと見るぐらいの浅くて かたよりのあるかもしれない記事をもとに 更には私の非常に偏りのある判断によって 感じたことを書きなぐっておりますので 客観的には 間違っていたり 一般的なルールから逸脱しているかもしれない内容を 偉そうな表現で 堂々と書いてしまっています。私が一番大嫌いな政治家アベチャンをあんまりこき下ろすので 大学の後輩が あまり過激な表現を使っていると 右翼の団体辺りから 嫌がらせ受けるかもしれませんよ と忠告されたことがあります。
    まあ私のつまらないブログを読んでいる物好きな人なんて 世の中にほんの数人しかいないと思って書いておりますので 右翼の人たちも こんな影響力のないブログなんか まともに相手にするはずがないと思って そのような忠告はありがたいですが あえて無視して好き勝手なこを書いております。勿論大嫌いなアベチャンを非難するような表現は 繰り返していますが 根拠のない誹謗中傷するような内容は 絶対に書かないように心掛けているつもりですから あくまで表現の自由の範囲内には 納まっているのではないかと考えております。
    その次に頻度の高い内容と言えば 来院された患者さんの事を 報告がてら取り上げることも多いのかもしれません。珍しい動物や 変わった症例についてだとか 珍しくはないけれどもたまたま同じ症例が重なった時などに書いているようです。獣医師のブログを読んでくださる方なら 珍しい動物や めったにない病気の治療などは 興味を持っていただけるかなと考えて 勿論飼い主さんのプライバシーには気を使って 表現しています。
    その他にブログで良く取り上げているネタと言えば やはり私がアイドル大好きジジイなので 乃木坂や 欅坂 けやき坂そして現在は殆ど興味が薄れていますがAKBの事等色々と書き綴っております。いい歳して 恥ずかしくないわけではありませんが やっぱりナーチャンは大好きだし 小林由依の出ている番組は どうしてもチェックしてしまいます。仕事を引退したら 握手会やコンサートにも一度ぐらいは 行ってみたいと思っております。まあコンサートは その熱気と雰囲気にとてもついていけないだろうから 一度で懲りるでしょうが 握手会なら ほんの数秒でも握手してもらえて 生の声が聞けるのですから ひょっとしたら病み付きになってしまうかもしれません。
    その他 その時に社会で問題になっていることについて 興味が湧いたら ネットで仕入れた 底の浅い知識で 薄っぺらい内容のない文章をダラダラと書いてしまう事もよくあるのかもしれません。
    そんな風に 私としては 単にダラダラ文章を書くことが好きな人間が 好き勝手なことを書くのがブログと言いうものだと理解しておりますので 本当に誰に遠慮もなく書きたい様に書いております。どのような方が どのような気持ちで受け取られるかなど 全く気にしておりません。ブログを掲載しているホームページでは メールを受け付けておりますので 時々メールを頂戴することがあります。患者さんから 受診の予告や 病気や治療法についての問い合わせもあります。しかし中にはブログの内容についての批判や 私に対する中傷のような内容のものも 時々あります。
    ブログと言うのは ホームページの一コーナーで オープンにしているものですから 興味のある方が読んでくださることは 歓迎しますが 私のかいた内容を不愉快に感じられる方がいらっしゃったって当然だと思います。ただ私のブログを勝手に覗いて 読んでその内容が気にくわなければ その後二度と読まなければいいと思うのですが 私の文章の内容の揚げ足取りをしつこくしてきてみたり 中には脅しのような内容のものもあります。世間知らずの馬鹿は 私のブログがセクハラやパワハラの内容ばかりなので そのうちにマスコミに取り上げられて批判にさらされるだろう等と 頓珍漢な警鐘を鳴らしてくれています。笑止千万 こんなちんけなブログがマスコミに取り上げられるような事があるわけないではありませんか。
    中には 私の病院の事が 悪口ばかり書き並べられている下劣なサイトで 炎上しているので 読みなさいと わざわざアドレスのコピーまで貼り付けて送ってくる間抜けな人間もいたりします。私は ブログで はっきりと嫌いな人物の名前をあげたりしていますが 別に私が大嫌いだと宣言する事ぐらいで その人物が傷ついたりダメージを受けたりするほどの 影響力を全く持っていない事を自覚しています。逆に好きな人をたたえる表現の方が多いでしょうが 嫌いなものに対して単に嫌いだと表現している事はそれほど問題ではないように思います。
    中には 私が動物を診察した内容を簡単に紹介した文章を読んで 私には 爬虫類を診察する知識も治療する技術もないから 今後二度と爬虫類を診察しないように 等と偉そうなことを言ってくる輩もいます。私がブログで来院した動物の病状などについてや その対処法などを 大雑把に書くことはありますが その表現から その動物の詳しい病状などが分るような細かい描写は絶対にしていません。私の対応が 勿論ベストの治療法を選択できてはいない事はあるのかもしれませんが うちの病院にある器具や薬を使って その動物に対して最もよいであろうと判断した対処法を実施しているだけです。そんな浅はかな内容のメールを送ってくるのですから そやつは勿論獣医師ではないのでしょうが 私の対処法を批判するのなら その動物に対してどのような検査を実施して その結果から 病状をどのように判断して どのような治療を行うのが適当であるのか 具体的に分るような内容のメールを送ってきてほしいものです。
    私の仕事は動物病院の経営ですから その仕事の目的 と言うかやりがいは 表向きには 病気やけがで苦しんでいる動物たちの苦痛を和らげるために 少しでもお役にたちたい と言ったことかもしれません。でも私にとっては 選んだ仕事がたまたま開業獣医師だったという事なので その仕事によって生活費や 将来の蓄えをするためにお金を稼ぐことが シンプルな仕事の目的です。自分の病院ですから やることなすこと全て自分に責任が発生することは自覚しています。治療中の言動や このブログの内容についても 不快に感じる人がいたとしたら やはりその批判にさらされるのも私自身です。
    悪口ばかりを書き並べている下劣なサイトを見て 私の病院を敬遠する人がいても全然かまいません。幾らそのような下品なサイトで うちの病院が炎上しようと 全く気にしません。悪口ばかりを書き並べるサイトは 言いたい放題したい人が集まって 一方的に自分の言い分を書き並べているだけです。批判されている立場の意見が全く反映されていないのです。殺人事件の裁判などで 検察側が死刑を求刑するのに対して 弁護側は無罪放免を主張することもあるように 物事の受け取り方には裏と表があるのです。立場が変われば 全く同じ現象の捉え方が まるっきり違う事なんて珍しくもないのです。
    幾らネット上で うちの病院が炎上しようと 私が全く気にしておりませんので どうぞお好きなように頑張ってくださいと申し上げるだけです。現実に病院の建物に放火でもされたら エライ事になりますが 十分に火災保険をかけておりますので よしんば現実に放火されても かえって火事太り出来るかもしれませんが 私の身に危険が及ぶかもしれませんので ご遠慮願いたいものです。それに放火は 誘拐と並ぶ重大な犯罪ですから もし捕まったら一生を棒に振ることになりますから 損得勘定が普通にできる人間なら まずやらないと思っております。そんな下劣なサイトを運営する人間に 公平性なんて求めること自体がナンセンスですが 何が楽しくて そんなくだらない何の生産性のないサイトを運営しているのか 全く理解できません。
    結局のところ何が言いたいかと言えば 私の言動が気にくわないのなら どうぞ正々堂々と 面と向かって喧嘩を売ってほしい と言う事です。実際に病院に来院して 私の応対が気にくわなければ 面と向かって私に対して 文句を言いなさい と言う事です。私のブログの内容に物申すことがあるのなら 少なくとも私は ホームページを公開して 自分の名前や住所 勿論職業まで明らかにしている 土俵上で 文章と言う形で自分の考えを表現しているのですから それに対して文句を言うのなら 少なくとも自分の住所と名前と職業位は申告してから 喧嘩を売ってください。そんなきっちりとした形で 喧嘩を売ってくださるのなら 私は喜んで売られた喧嘩を買わせて頂きます。私に面と向かって文句を言えずに 悪口サイトで言いたい放題をしていても 私には何にも響きませんから しこしことオナニーを繰り返しているだけのようなものです。まあそんな事しか出来ないような下劣な人間に こんなことを言っても無駄なので 本日はこれで終りにします。

  • 6月7日 まだお若い飼い主さんが 急死されたという 悲報が入りました

    五月のとある水曜日に 私は休診日なので 外出しておりましたが お昼過ぎに病院への電話が携帯に転送されてきたので お話ししました。同じ枚方でもかなり遠方の方で 初めてお話ししましたが 一時間位前から 急に飼い犬が足を四本ともプルプルと振るわせてしまって 立てない 歩けない状態でハーハー言って苦しそうにしている と言う事でした。年齢はまだ五歳と若いのに そのような症状が出ているのは 反って心配かも知れないと思いましたので 外出先から 十五分程度で病院に戻れるところにいましたので 直ぐに来院してもらう事にしました。
    車で慌てて 病院に戻り 緊急患者を受け入れる準備をしているうちに 来院されました。呼吸の状態や舌の色を見て 心臓から来る病気だと直感しましたが 始めてみる患者さんなので 取り敢えずはカルテを作り 年齢や食事の与え方 生活習慣などを確認しました。ハーハーゼーゼーと言う状態は 割と普段から見られるのだそうです。心配だったので 近所の病院で診てもらったが その時には ハーハーゼーゼーの症状が見られなかったので 簡単な診察をして 心配する必要はないと言われたのだそうです。
    診察台に上がってもらい 体重を量ったり検温したりしてから 目の状態や耳の状態 口の中の歯の様子などを診てみました。特に変わったところはありませんでした。聴診器で心音をきいてみると 明らかにはっきりとした心雑音が確認されました。飼い主さんんに聴診の意味合いや 正常の場合に聞こえる音が何なのか 現在聞えている心雑音が心臓がどの様な状態になっているから 発生しているのかなどを 図に書いて 出来るだけ分り易く説明しました。
    この子の病名としては 僧房弁の閉鎖不全症 と言う事になるかと思います。心臓が四つの部屋かな出来ていることは祖存知の方が多いと思いますが 各部屋を血液がスムーズに一方通行するように 各部屋の血液の出入り口に 逆流を防ぐための弁があります。その一つの弁が心臓が拡張してしまったりして きちんと閉じる事が出来ず 隙間が空いて血液が逆流している状態だと思われます。我々が聴診器で確認している正常な心音と言うのは 弁がピタッと閉じる音なのです。所が 心臓が異常な形に変形してしまい きちんと閉じれない場合に血液が隙間から逆流してしまうために 弁が振動してしまい発生する音を心雑音と言いますが この子を聴診するとかなり強い目の心雑音が聞き取れましたので 弁膜症と言う病気であることは 間違いなさそうです。
    飼い主さんにすれば 近所の病院で わざわざハーハーゼーゼーと言う症状を心配して 診察してもらったけれど 心配ないと言われていたのに うちの病院で全然違う診断をされたので 最初はかなり途惑っておられたみたいですが 足が震えていた原因は 心臓が血液を循環させるポンプとして十分に働いていないので 血液が足先まで十分に送り込めなくて 例えば正座すると圧迫により足先に血液が十分に送れないために 足先の感覚が無くなり ピリピリと震えるような状態になっていると説明すると 何とかご理解いただけました。
    血圧を測定してみました。正常値は 人間とほぼ同じで 収縮期血圧 所謂「うえ」と呼ばれているものが180 拡張期血圧 「した」と呼ばれているものが130でしたから 明らかな高血圧の状態です。聴診器により心雑音が聞き取れる と言う説明よりも 馴染のある血圧が 非常に高い事で いかにこの子の心臓の状態が悪いのか よりリアルに理解してもらえたのかもしれません。体温が39.3度と平熱を上回っていましたので 取り敢えずは涼しい環境においてあげて 落ち着かせてあげることが重要だと判断しました。但し まだ若い年齢なのに心臓がこれだけ悪いので 腎臓や肝臓などほかの臓器にも何か異常があるかもしれませんので 血液検査を一通り実施してみました。肝機能 腎機能などには問題ありませんでしたので 安心して心臓の治療を始められます。お薬と言うのは 一般的に肝臓で分解されて 腎臓からおしっことして排泄されます。ですから腎臓 肝臓に問題がある子の場合 迂闊に薬を投与しにくい場合があるのです。
    朝から何も食べていないという事でしたので背中の皮下にブドウ糖入りの点滴を流し込みました。更には 強心剤や利尿剤などを投与して 心臓の状態を改善するための治療を施しました。あとは同様の飲み薬を 一週間分処方しましたので 自宅でのんびりと頑張らない楽ちんな つまり心臓にできるだけ負担のかかりにくい生活を過ごしてもらうように 飼い主さんに説明しました。散歩が大好きだという事でしたが 散歩は勿論運動ですから心臓に負担をかけますし すれ違う犬に対して興奮したり 車が通り過ぎるときに驚いたりして 心臓にストレスになることが多いので 直ぐにとは言いませんが いずれは散歩をやめてしまう方向に考えるようにアドバイスしました。
    その日は そのままお帰りいただきまして 翌週の火曜日にまた来院されて 調子がいいので 少し遠いけれどうちの病院で心臓の治療を続けようと考えて下さっているのだそうで わざわざ休診日に 外出先から予定を変更して病院に戻って 診察させて頂きましたので 嬉しく思いました。血圧は150の105にまで下がっていましたので 数値的にも心臓の状態が改善していることが 理解して頂けたようです。そして同じ内用薬を今度は二週間分処方しました。つい先日 三回目の来院をされて 心臓の症状は殆ど見られなくて ハーハーぜーぜーも治まっているとのことでした。血圧も130の90と順調に下がってきていましたので 薬の量を調整して 今度は一月分を処方しました。このままいけば 食事や生活習慣を改めていくことにより いずれはお薬と縁が切れるかもしれないと 話しました。
    所が 本日その犬の飼い主さんと同居しているものだと名乗る方から 電話を頂き その飼い主さんが旅行先で 急に亡くなられたことを知らされました。その方の仰ることには その飼い主さんはまだ二十代後半なのに心臓が凄く悪かったようですが 病院できちんとした検査も受けず 勿論治療もしないままに 急死なさったのだそうです。電話をかけてきた同居人の方が言われることには 本人も自覚症状があったことは認めておられたのだそうですが 不養生がたたって 急死されたのだそうです。その死因として分っているのは心臓弁膜症だったというのですから 皮肉なものです。飼っている犬と同じ病気に 飼い主さんも蝕まれていたのです。
    その犬も これまで予防らしいことは 何一つせずに飼っておられたのですが 私が心臓に爆弾を抱えているのですから 取り敢えずはフィラリアの予防をしましょうと 薦めると素直に受け入れて下さり 予防薬を一年分渡したばかりでした。飼い主さんは まだ二十代の可愛らしい女性でしたが 結構ポッチャリ気味だったので 診察室でもデブの私が暑いと感じない気温でしたが 汗をかいておられましたので エアコンのスイッチを入れたのが印象的でしたが その辺りにも心臓病の片鱗が窺えていたのかもしれません。
    人ごとのように書いていますが 私もずっと心臓病の治療をしておりますし 糖尿病まで併発しております。私も還暦を超えてしまいましたが 何とか80歳までは生きたいと考えておりますので 人のふり見てではありませんが これまで以上に摂生に務めて生活していこうと思います。まだわずか二十代で 亡くなられた飼い主さんのご冥福を 心よりお祈りいたします。

  • 6月6日 恥を知ることが日本の美徳であった時代は 終わってしまったのでしょうか?

    自民党の国会議員が アベチャンの力を恐れて 無責任極まりない事を しでかしたり喋ったりするのは 非常に醜い事ですが まあわからないでもありませんが 公務員までもが よってたかってアベチャンのやらかした 暴挙を ない事にするために 嘘をつく 都合の悪い書類は処分する 処分してしまえない類の書類は改ざんするなどと言う事があってもよいのでしょうか。人間なんて所詮弱くて 狡くて 自分勝手な生き物ですから 嘘もつけば 取り返しのつかないような失敗をしでかしてしまう事も 長い人生には必ず遭遇することだと思います。
    昔から日本人は恥を知る国民である 何よりも自分の名を惜しむ民族である と言われてきました。所詮は弱い人間ですから どんなに崇高な目標を掲げていようと 愚かな失敗を繰り返すのは必定です。その失敗や過ちを しっかりと受け止めて 認めたうえで キチンとした姿勢でその問題に対処してきたように思います。まずは自分のしでかした過ちを認めて 迷惑をかけた相手にきちんと謝罪して 周囲のだれもが認めるような 自分なりの責任の取り方を 実行する国民性があったように思います。
    所が 現在の日本の首相が 国民みんな知っているような理不尽な悪行を重ねておきながら 知らん顔して威張り散らしていて その周囲の人間が 誰もアベチャンに注意したり 諭したりしないで ひたすらアベチャンの悪行を誤魔化そうと躍起になっています。政治家なんて 所詮はきれいごとを言ったって 自分の得する事しか考えていない生き物だとは思っていますから 最初から全く期待などしてはいませんが なんで財務省なんて言う 日本でも一番頭の良い人たちが集まっている役所全体が アベチャンの為に 下手糞ですぐばれるような嘘をついたり 書類の改ざんなんかをしてしまうのでしょうか。
    日大アメフト部の問題にしても 誰が見ても一番悪いラスボスが 全く影を潜めてしまって 姿を見せません。
    テレビのワイドショーで誰かが言っていましたが 日大のラスボスは これまでにも何度も似たような問題を起こしてきましたが いつの間にか時間が解決してくれることを繰り返していたのだそうです。現在はまだこの問題について 時々マスコミが取り上げていますが 三か月もたてば 人のうわさもいずれは消えてなくなってしまう様に 当事者以外の人たちは忘れ去ってしまうのです。2014年に香港で起こった 雨傘革命の名前ぐらいは覚えている方も多いと思います。香港の学生たちが 中国の横暴に対して 民主化のために立ち上がったデモ行動です。当時は 香港の若者も頑張ってデモや占拠を続けていました。世界各地から 支援する声が上がり マスコミも応援する姿勢で一斉に取り上げていました。近所の住民たちも デモや占拠行動によって 仕事にダメージを受けてはいましたが 香港の民主化のためにと 目をつぶって協力していたみたいです。
    しかし中国は狡猾にある程度は刺激をして 学生たちを休ませないまま 長期間放置しました。力ずくで解決した天安門事件の大失敗から ちゃんと学習したようです。徐々にマスコミや世界各地の興味や注目も薄れていきます。当事者ではないのですから 致し方のない事かもしれません。長期化すればするほど 学生たちの負担だけが大きくなり やがてはデモも占拠も自然消滅のような形で 香港の民主化など一切実行できないままにこの革命は終わりを迎えてしまったように思います。日大のラスボスも アメフト部の学生の事を真剣に考えるのなら 速やかに解決策を提示して 粛々と実行していくはずですが 自分たちの保身しか考えていないから 時間がたてば 世間は忘れ去ってくれることを熟知しているので 今はひたすら身を隠して辛抱するのが 一番安全で 楽ちんで 確実な手段であることを熟知しているようで 不愉快極まりありません。
    結局監督の処分も 役職こそなくなりましたが 日大内での身分も給料も殆どそのままの状態で 済ませてしまおうとしているみたいです。レスリングのパワハラ問題の協会の解決策と 殆ど似たような対応で スポーツ界を取り仕切っている年寄り連中が腐ってしまっているのは 何処も一緒だと思いました。前日大アメフト部の監督も レスリングのパワハラ親父も 自分のしでかした大罪を 「コミュニケーションの不足」と言う全く同じフレーズで 誤魔化している所が 面白いと言えば面白いのかもしれませんが 全く笑える出来事ではありません。 
    人間なんていきものは 大部分が狡くて利己的で自分勝手な生き物ですし 完璧な仕事を常に全うできるような出来の良い代物ではないのですから 色んな過ち 失敗をしでかすのは 致し方のない事だと思います。ただ自分のしでかした過ちや失敗は キチンと認めて 誠意をこめて謝罪して 必要に応じて 償うべきことは償うべきだと思います。アベチャンにしても 前日大アメフト部監督にしても れすりんぐのパワハラジジイにしても 自分のしでかした過ちをまずは認めたうえで 迷惑をかけた相手に心からお詫びして お詫びだけで済まされない部分は 正々堂々と誰から見ても納得してもらえる形で 償ってから また再起の道を歩んでほしいと願います。でも現在の日本では 大きな権力や これまでの実績などにものを言わせて 表面的には頭を下げたように見せるだけで 済んでしまうのだと思います。私は 直接被害を受けたわけではありませんが こんな横暴がまかり通ってしまう日本と言う国はとっても残念です。かといって他の国がいいのかと言うと全然見当もつきませんから こんな日本にしがみついているしかない 自分が情けないです。お酒が飲めるのなら ヤケ酒でも飲みたい気分なのでしょうが 下戸なので何かおいしいものをお腹いっぱい食べたいところですが 明後日が自分の病院なので もう少しは辛抱せざるを得ません。むかついて不眠症にでもなりそうですが 出来たらこれまで経験のない 食欲不振になってみたいものです。

  • 6月5日 保護された子猫を預かって 賢明に面倒をみましたが 生き延びてもらえませんでした

    連れてこられた男性は 勤めている会社の駐車場のような場所に段ボール箱に入れられて 捨てられている子猫を二匹 とても見捨ててはおけなくて 自宅に連れて帰って面倒をみておられたのだそうです。所が保護した子ネコにミルクを与えても全然飲んでくれなくて 翌日には一匹が亡くなってしまったのだそうです。その方は 基本的にお仕事が夜中の時間帯なので 毎日朝方に自宅に戻り昼間はしっかりと眠って体を休めて夕方から働き始める と言う生活パターンの方なのだそうです。その為に保護した子ネコの面倒が十分に見てあげられないし 一匹が一晩ももたないで亡くなってしまったので 病院で預かってもらい 面倒をみてもらうしかないと考えられたのだそうです。
    電話で話を聞いた時には まだ目があいていなくて生まれたばかりかもしれない と言う事でした。確かに診察して体重を量ると200グラム位しかなくて 手のひらに載ってしまうサイズだったので生まれて間もないのかなとも思いましたが 目が開かないのは 目ヤニがこびりついてしまっての事でした。丁寧に瞼を拭いてあげて 目ヤニを取り除いてあげると ぱっちりとした可愛らしい目が開いてくれました。これは風邪の症状の一つで 結膜炎がひどい状態でしたので かなり頻繁に目薬をさす必要がありそうでした。何しろ小さな目ですから 目薬を点眼するのも大変でしたが 取り敢えずは常に目が開いている状態になるように頑張って目薬をさしました。
    目薬は 結膜炎の治療に効果があるとともに 目から鼻に抜けおちますので くしゃみの原因である鼻気管炎の治療にも役立ちます。頻繁にくしゃみをしていましたから 鼻が全然効かないので 美味しそうなものが目の前にあっても 感知できないし 食欲も刺激されないので 全然食べてくれないのかもしれません。口の中を見ると 乳歯がきれいに生えそろっていましたから 月齢的には生後二か月前後と思われます。本来なら 少なくとも500グラム以上の体重に成長しているはずなのですが 母猫から十分に授乳されなかったので 成長が相当に遅れてしまっているのかもしれません。既に月齢が二か月ぐらいなら これから順調に体重増加したとしても 一キロ前後にしかならないことが予想されますから 現在の成長状況は かなり心配であることは間違いなさそうです。
    現在の所 オスなのかメスなのか判断できませんが 日本人に換算すると 大人になっても体重が20キロから30キロ止まりと予想されますから 普通に生活していくことは難しいのかもしれません。とは言えこの子は現在懸命に生きていこうと頑張っているのですから お預かりした以上は 何とか風邪の症状を鎮めて 食欲元気を導き出して 小柄な体格であるのは今更致し方がない事ですが 何とか自力で生活できるように成長させてあげたいと考えて 精一杯の治療を施しました。
    取り敢えずは食べ物を受け付けてくれませんので ブドウ糖入りの点滴を十分量皮下に投与しました。同時に 風邪の諸症状を軽減して 食欲元気が出るような薬を同時に混注と言う形で投与しました。体温が36度前後と低下していましたから 取り敢えずは 体温が平熱である38度台に戻るようにしっかりと温めました。人懐こい性格の様で 頭や体をなでてやると ゴロゴロ喉を鳴らしていましたから 頻繁に目薬を差して その時に体中を撫で回して 慣れ親しみながら 励ましました。
    普通は入院と言う形で 預かった場合入院室に入れますが この子はとにかく小さくて目が離せないので 小さなかごに入れて 私が夜になって休むときには二階に連れて行き 頻繁に目薬をさしては体をさすって元気づけました。相変わらず目の前に美味しくて 消化しやすい食べ物をおいても食べてくれないので 注射ポンプの先にゴムチューブを装着した給餌器を用意して 口の中に流し込みました。甘くて口当たりをよくしてありましたので 流し込まれた流動食は 何とか飲み込んでくれて 嘔吐することもありませんでした。
    取り敢えずは 点滴で最低限度の栄養補給をして 風邪を治す薬を合わせて投与しましたから 少しずつでも体力が回復してくれることを期待しました。兎に角少しでも早く 旺盛な食欲を取り戻してもらわないと 只でさえ成長が遅れているのに 追いついていくことが期待できません。最初の晩は 一晩で二十回位目薬をさして その度に栄養たっぷりの離乳食を口に流し込みました。おかげで 翌日になると 両目ともぱっちりと開いた状態になり クシャミも殆どしなくなりました。相変わらず自分から器に入れてある食餌には 興味を示してくれませんが 預かった時よりは大分元気よく動き回るようになり 鳴声にも力強さが出てきたような気がします。自発的に食べてくれないので 相変わらず口の中に流動食を流し込んでいましたが それまで殆ど食べていなかったらしいので 排便していませんでしたが 下痢便を垂れ流すようになってしまいました。
    直ぐに便検査をしてみましたが 寄生虫などは見つかりませんでした。流動食は 消化吸収しやすくて 栄養価の高いキャットフードに粉ミルクを混ぜたものですから 固形物に慣れていない子ネコでもお腹に負担がかかることはないように思いますが 先天的に消化吸収力が弱いために これまでもせっかく摂取した栄養分を 体の成長に十分に活かせてこれていないのかもしれません。二日目も仕方なく点滴に薬を口中して投与してみました。体温は相変わらず しっかりと温めてやらないとすぐに平熱を下回ってしまいますので なかなか目が離せませんでした。何しろ体が小さいので ウッカリと暖め過ぎると 平熱以上に上がってしまいそうだからです。
    同様に多少は元気が出てきたものの 平熱も維持できないし 自発的な食欲も見られないまま 二日目 三日目が過ぎてしまいました。こんな一進一退の状況の場合 自宅に返した方が 気分も変わって食欲元気が回復する切っ掛けになることがありますが この子の場合 連れてこられた方のうちにも一晩過ごしただけですし 仕事の都合上 昼間は猫の面倒が十分には見られないのですから 病院で退院できるめどがなんとか立つまで お預かりするしかないようです。
    四日目になっても 相変わらず下痢便が止まりません。流動食には勿論下痢止めも混ぜていますが 効果がありません。食欲も相変わらず 自発的なものは認められません。口に流し込むものは嫌がらずに飲み込んでくれますが 飲み込む量が増えていることはありませんでした。そして本日の夕方から 温めても体温がなかなか上がってくれなくなり 心拍数も低下してしまいましたので しっかりと温めつつ 酸素室に入れて様子を見ておりましたが 徐々に心拍数が低下していき ついには心停止の状態になってしまいました。人工呼吸しながら 心臓マッサージを繰り返しましたが 残念ながら蘇生してはくれませんでした。
    せっかく運よく 優しい人の目にとまり 生きるチャンスをもらった子猫でしたが 力強く生きていく体力を持ち合わせないで 生まれてしまったのかもしれません。連れてこられた方の優しい気持ちを無駄にしないように 精一杯面倒を見させてもらいましたが 力及びませんでした。人懐こくて 可愛らしい性格の子ネコちゃんでしたから 何とか普通に生きていくことが出来ます様にと 手を尽くさせてもらったつもりですが いい結果にはなりませんでした。連れてこられた男性に 無くなったことを電話で告げるという 一番つらい仕事をついさっきやり遂げました。
    病院に預ければ 元気になってくれると信頼して預けて頂いただけに 残念な報告をするのは辛かったですが 事の経過などを細かく順序立てて説明して この子猫に生きていく体力がかけていたことを 何とかご理解いただきました。動物病院の仕事は 病気やけがで苦しむ動物たちの回復をお手伝いする事です。上手くいって 元気に回復してくれた時の喜びは 非常に大きいのですが 今回の様に 力尽くしても 及ばないで 残念な結末を迎えた時の 悲しさ 虚しさが辛いので 私はさっさとこの仕事から引退したがっているのかもしれません。お酒を飲める方の場合は お酒の助けを借りて気持ちの切り替えが出来るのかもしれませんが 下戸の私はお酒に頼ることが出来ません。大好きな乃木坂のコンサートの映像でも眺めて 気持ちを少しでも癒したいと思います。