Dr.喜作のブログ

2019年5月 の記事一覧

  • 5月4日 私は温泉が どちらかと言うと苦手です

    日本人がちょっと贅沢して のんびりとすると言えば お若い方はそうでもないかもしれませんが 温泉地に出かけて ゆったりと温泉に浸かり その地のその時期の美味しいものを たっぷりと頂くというのが 一般的な行動のように思えます。所が 私は温泉地特有の イオウの臭いが大の苦手なのです。一つ目の大学が 理工学部の化学科でしたので イオウを含んだ物質の分析実験などを 嫌と言うほど経験したのです。子供の頃から イオウの臭いが好きではありませんでしたが 大学時代の実験の繰り返しが トラウマになってしまったみたいで イオウの独特の臭いを嗅いだだけで テンションが凄く下がってしまうのです。

    それから 私は自慢ではありませんが 若い頃にお尻の肛門の痔と言う病気を 患いました。現在は 日常生活においては 全くその症状を自覚しませんので 完治したつもりでいるのですが 温泉に長時間浸かっていると 翌朝辺りから 肛門にヒリヒリと違和感が 発生するのです。温泉の効能書きをよむと どちらかと言うと 痔と言う病気も皮膚病の部類だと思いますが 温泉は 痔を含めた皮膚病には 望ましい影響がある場合が多いみたいですが 私は逆に普段は症状が全くないのに 温泉によって違和感を覚醒されてしまうのです。

    ですから 単純にイオウの臭いが苦手 と言うだけではなくて 温泉の効果によって 実害を被ってしまいますから 温泉地へ出かける事が あまりうれしくありません。殆どの皆さんが 無条件に温泉地に到着すると テンションが上がられるのを見ただけで 私のテンションは急降下してしまいます。日本は全国各地に 温泉地だらけですから 楽しく旅行に出かけたのに 気付かぬうちに温泉地を訪れてしまって 残念な気持ちになってしまう事が しばしばあり困ってしまいます。

    私が大学時代の授業の影響で トラウマになっていることがもう一つあります。二つ目の大学時代に 解剖実習で ヤギの生体解剖を行ったのですが その時のヤギの体臭があまりに強烈だったので ヤギに近い親戚のヒツジの肉が 臭いに嫌悪感が強くなってしまい 食べられなくなってしまったことです。それまでは ジンギスカン等のヒツジ料理も 極たまにしか食べませんが 大好物というわけではありませんでしたけれども それなりに美味しく頂いておりました。

    ところが その実習で強烈なヤギの体臭に対して 体が拒絶反応を起こすようになってしまい それ以来ヒツジの肉 所謂ラム肉やマトン肉を使った料理は 見ただけで吐き気がしてしまうほどに 苦手になってしまいました。まあ普段から 日本人の食卓に羊肉が登場する機会は 殆どありませんから 現実に困ってしまう場面はありませんが それまで食べられていた料理が 受けつけなくなってしまったことは 損したような気分です。

    私はイオウの臭いや ヤギ、ヒツジの臭い と言う風に 苦手なものがどちらも臭い絡みなのが 不思議に思います。仕事柄 動物を扱っていますから 不潔であったり皮膚病であったりして かなり体臭のきつい犬猫を扱わねばならない事は ちょくちょくありますが 犬猫の体臭は かなりえぐい場合も少なくありませんが それ程抵抗はありません。下痢を繰り返す患者を預かったり 便の検査をするために 糞便を直接扱う事も 珍しくありませんが 勿論嬉しくはありませんが 仕事と割り切っているので 大抵の場合淡々とこなせてしまいます。私が温泉地やヒツジの肉が苦手なのは 単なる我儘なのでしょうか。

    移住先の候補地が 温泉の近所にあるので 希望すれば自宅に温泉を無料で引いてこれるのだそうです。温泉好きな人にとっては 凄く有難い事かもしれませんが 温泉が苦手な私は どうしようか迷っております。温泉を引いてこない と言う選択肢もありますが もし後々 温泉を引いておけばよかったという事になったらどうしようかと 心配してしまいます。奥様は 温泉を好ましく思っておられるみたいなので 多分自宅のお風呂に温泉を引いておく事にすると思います。

    臭いと言うのは 香水などでも 人によって好みが分かれるみたいですが たまに飼い主さんが強烈な香水の香りを発散させながら来院されることがあります。私は 女性の化粧品の臭いや 香水 コロンの類の臭いが 全般的に苦手なので その香水の香りがきつい飼い主さんが帰られた直後に 慌てて消臭剤をまきます。自分が気に入って その類を使用されるのは 構わないと思いますが 他人もその匂いを共有させられて 迷惑に感じている人がいるかもしれないことを 理解して頂きたいと思います。

    本日は どちらかと言うの苦手な臭いについてばかり書いてしまいましたが 私が無条件に好ましいと感じるのは やっぱり若い女の子の 何ともあまくて魅惑的な香りです。シャンプーや化粧品の香りなのだとおもいます。少し前に 化粧品の臭いは嫌いだと書きましたが 若い女の子が使っている化粧品は それ程刺激が強くないのかもしれませんし 若い女の子の体臭と混じりあうと えもいわれぬ魅力的な香りに変化するのかもしれません。これ以上かいてしまうと 変態親父扱いをされてしまって 若い女性が全く傍に寄って来てくれなくなるかもしれませんので 本日はここら辺で お開きに致します。

  • 5月3日 老人による 悲惨な交通事故が続いています

    私も還暦を過ぎておりますが 仕事の為だけでなく 日常生活にも必要で 毎日車を運転しております。私は 恥ずかしながら 凄く不器用な人間ですので 車の運転も上手ではありません。一般的に女性よりも男性の方が運転が上手な傾向があると思います。所が私たち夫婦では 奥様の方が断然運転が上手です。情けない話ですが 私は記憶力や頭の回転の速さ 細かい観察力や洞察力 更には手先の器用さやいざと言う時の度胸など 生きていくうえで必要な資質の殆ど全てにおいて 奥様よりも数段劣っております。スズキアルト という小さな車が往診車ですが かなりの傷だらけです。その殆どが 私の運転ミスによるものです。正直な気持ち 何時も私が行っている病院の手術も 奥様は散々見てきていますから 恐らく奥様が実施した方が上手くいくのではないかとさえ 思っております。

    そんな訳で 私の様な不器用な人間が 何時まで運転することが許されるのか と言う事を 真剣に考えねばなりません。現在の私の人生の見通しとしては 後二三年は現在の仕事 開業獣医師を続ける予定です。その後田舎に移住して のんびりしながら キャンピングカーで日本中を旅してまわってみたいと考えております。獣医師としての仕事でも 引退後の生活でも 運転免許は 必要不可欠なアイテムです。だとしたら 現在の仕事に何時見切りをつけるのか 自分で決断を下さざるを得ませんが 運転免許を何時ごろ返納するのかも 自分の意思で決めなければなりません。

    少なくとも70歳までは 運転したいと現在の所考えております。でも正直な所現在の時点でも 若いころに比べて 目や耳が悪くなっていることは明らかだし 判断力や瞬間的な決断力なども 低下してきている事は 自覚しております。運転免許を取得して もうすぐ四十年になりますが 幸い大きな事故は起こさずに済んでおりますが その事が今後も事故を起こさない保障には 全くなりません。

    幸いなことに 私の奥様は 何をやらせても ソツなくこなされる女性ですから 勿論車の運転も凄く上手だと思います。ですから70歳になっても 体の自由がきけば キャンピングカーでの旅は続けたいと考えるでしょうが 奥様に運転をおまかせできるように思います。私が70歳の時 奥様は 64歳ですから 決して若くはありませんが まあキャンピングカーでの旅は 時間の制約があるわけではありませんから 分り易くて 安全な道を選んで走れば 問題ないと思います。

    ですから 私は70歳になったら 運転免許を返納しようと考えております。最近起こっている交通事故では 幼い子供さんの被害者が 沢山いるみたいです。人生の終末段階になって そんな取り返しのつかない とんでもない大失態をしでかして 他人にご迷惑をかけたくないので 現在の所は 70歳で免許返納を決意しております。

    ただあまりに悲惨な高齢者による交通事故が続いておりますから 例えば 65歳を過ぎてからの 免許の更新には かなり厳しい実技検査を課するような7 法改正がなされればいいのかもしれません。勿論その検査をパスできなければ 強制的に免許を返納させるように制度化してしまえば こんな悲惨な事故が続くような 残念な状況にはならないのではないでしょうか。勿論 生活環境や 仕事の関係で どうしても免許が必要な方もいらっしゃるのでしょうが そんな方は 日ごろから運転技術を磨いておいて 検査をパスすればいいわけだし パスできなければ運転できないなりの生活の準備をしておけばよいのだと思います。

    例えば 不便な場所で生活しているので 車が無ければ生活できないというのなら 不便ではない所に引っ越せばいいのです。車を運転しなければ成り立たない仕事なら 運転してもらう人間を雇うなり 運転を必要としない仕事を選び直せばよいのです。きつい事を申し上げているようですが 悲惨な事故を起こして取り返しのつかない問題を引き起こす事よりは ずっと懸命な生き方だと思います。平和な日本ですから 運転免許なんかなくても 生きていく術は 必ずあるはずです。自分の意思で返納できない人が多いのなら 半強制的に 免許の返納がなされる手段が 私は必要だと思います。

     

  • 5月1日 「令和」と言う時代の始まりの日です

    本日は水曜日ですが ゴールデンウィーク中でありますので 病院を開けましたら 長い連休の最中の事で 曜日の感覚を無くしている方も多いみたいで 結構来院してくださいました。わざわざ休日を返上して仕事をしてよかったと思います。「令和」と言う新元号が 私にとっては 最後の元号になるのでしょうが 「平成」ほど違和感を感じません。昭和と言う元号は 生まれた時からずっと続いておりましたので 取り立てて元号と言う事を意識しない位の存在でしたが これまで昭和と書いていたところに平成と記すのには どことなく 何となく違和感がありました。

    勿論 今の段階では「令和」と言う文字に馴染はありませんが その響きや字面は結構カッコいい様に思いますので 案外すんなりと国民の生活に馴染んでいくのであろうと思います。会社の名前に元号を取り入れるケースが結構ありますが すぐに令和に飛びつくのは 何となく尻軽なイメージを伴いますので 注意が必要だと思います。そういえば父の務めていた会社も「昭和電工」と言う和暦を冠に頂いておりましたが 今も頑張って続いているみたいです。「令和動物病院」なんて言うのも そのうち登場するのかもしれませんが あんまり歴史に深みがないうちは 伝統の浅さを強調してしまうようで 感心できません。

    それにしても 即位された新天皇陛下は 私よりも二歳お若い年齢なのだそうですが 私はもうすぐ仕事を引退して のんびりする事しか考えておりません。なのにこれから恐らく死ぬまで もしくわ生前退位されるにしても 死ぬ間際まで 日本国民の象徴としての 重大な責務と 日々の膨大な仕事をこなしていかれるのですから まだ本日スタートしたばかりですが 本当に大変なお勤めをお引き受けくださって 感謝の気持ちしかございません。

    私は思想的には 支持政党を問われたら その主義主張が私が政治を始めて意識した頃から 一番ぶれていない共産党の名前をあげますが 勿論共産党政権の誕生などは これっぽっちも望んではいません。もしそんなことが起こってしまったら 日本と言う国が根底からひっくり返ってしまうと思います。ただ大嫌いなアベチャンの自民党と一番対極にいる姿勢を貫いていることに 魅力を感じているだけです。現在野党を名乗っている政治家のうちのかなりの数は 元は自民党の議員だった経歴がありますから 自民党と似たり寄ったりの存在に思えて 全く魅力を感じません。

    天皇陛下に実際にお会いした機会は それ程何度もありませんが やはりそのご尊顔を拝すると 思わず頭を下げてしまうくらいに 尊敬と感謝の気持ちが溢れてきました。日本国民なら ごく自然な感情だと思います。以前京都の御所の付近をパレードされている時に お目にかかる機会がありました。皇后さまとお二人で車に乗って通過されたのですが 友人数人で一緒にいましたが 不思議だったのは 皆が皇后さまの印象の方が強かったことです。天皇陛下がどんな服装でおられたのか 印象に残っているものは誰もありませんでしたが 皇后さまの服装や髪形 アクセサリーについては 皆覚えておりました。オッサンばかりだったからなのかもしれませんが やはりお美しい皇后さまに 天皇陛下以上に目を奪われていたようです。

    新天皇に望むことは 新しい時代が 私を含めた日本国民にとって 有意義な時代 その時代に生きていられてよかったと思える時代になっていってほしいし 日本と言う国が未来永劫続いていって欲しいということです。皇位継承者の問題など 心配な事も色々とありますが その問題の直面するのは ずっと先の話でしょう。但し天皇制が 継続されていくことを望まない日本人等 殆どいないと思いますので 現実に継承問題が起こった時には 女性天皇や女系天皇等の回避策もありますから 将来的にも心配はない様に思います。

    「令和」初日に仕事をして 無事に一日を終えられたことを感謝して この時代が平穏無事に続くことを心から祈りたいと思います。