Dr.喜作のブログ

2020年3月 の記事一覧

  • 3月17日 日本各地のオーケストラが ピンチのようです

    勿論 コロナウィルス感染症のおかげで あらゆる方面のお店や企業が大ピンチだし 観光地なんかも 一番の稼ぎ時かもしれないこの時期に閑古鳥が鳴いているそうなので 経営の危機を迎えている旅館やホテルが 幾らでもあるみたいです。スポーツもプロ野球がいつ開幕するのかさえ 分かっていないようですが 無観客での試合が プロ野球と言えるのかどうかさえ疑問だと思います。オリンピックも 延期されるのか中止になってしまうのか 見当もつきませんが どちらにしても 清浄な状態で開催されることはあり得ませんから スケジュール的にも厳しいみたいだし 選手のコンディション作りも 通常の環境や時間的な制約からして ベストの状態で参加できるかどうか 難しいようです。
    詳しくは 公益法人の制度についてよく知りませんが 多くのオーケストラが 公益法人化されているみたいなのです。公益法人化されると 税制の面で優遇されるなどのメリットはあるはずですが 営利目的の活動は禁止されていますから 金銭的な体力に極めて乏しい運営形態になってしまうのだそうです。オーケストラの場合 必要経費としては 会場の借り賃や 楽器の運搬費 そして楽団員の生活を保障するための給料位は何とか認められているのでしょうが それ以上に稼いで資金をプールしておくことが難しいみたいなのです。
    ですから聞こえはw類ですが 自転車操業に近い運営形態をとらざるを得ないようなのです。従って 定期的に演奏会を開いて 観客に支払ってもらう代金が そのままそのオーケストラの運営に用いられるみたいなので この時期の演奏会自粛が続くと 楽団員の生活費すら賄えなくなってしまい オーケストラの存続自体が難しくなってくるのです。ヨーロッパのようにクラシック音楽が生活に根付いている文化の国であれば 自ずとオーケストラを救おう といった声が上がり 民間からもお役人からも 救いの手が伸びるはずですし アメリカみたいに寄付行為の大好きな国なら どこかのお金持ちが ドカッと寄付して この騒ぎがおさまるまで大丈夫な位の金額がオーケストラに振り込まれて 何とか存続できるのかもしれませんが 日本のように普段から辛うじて存続できている場合が多いであろう オーケストラにしたら 現在地獄の苦しみを味わっているように思います。
    宿泊施設やお店なら一時的に閉めてしまって 別の仕事で何とかつないでおいても 施設さえ無事に残っていれば 何とか時期を見て再開できる見通しが立ちやすいのかもしれませんが 楽団員の方の場合 何しろつぶしが利かない職業ですしですし 毎日一定時間の練習を欠かせないのかもしれませんが練習するにもそれなりの防音設備がある場所が必要かもしれませんから 他の仕事をして無給の期間を食つなぐこともかなり難しいのかもしれません。一旦 オーケストラを 解散してしまうと 上手いコネでもあれば 他のオーケストラに潜り込めたりもするのかもしれませんが 一旦楽器との生活にピリオドを打ってしまうと 復帰したくても難しいのかもしれません。スポーツ選手が 一時的にでも練習を中断してしまうと 元のコンディションに戻すのが 非常に難しいのと似ているように思います。
    各地で頑張っておられるオーケストラの楽団員の皆さんは 私も音楽にはいろいろと関わってきた身としては 憧れと尊敬を持ってしまう 職業ですが こんなつまらない感染症のために 仕事の根幹から揺るがされてしまって 本当に悔しい思いをされておられるのだと思います。少なくともこの感染症騒ぎは 春になって暖かくなりさえすれば 治まってくるように思いますので 現在の所は 歯を食いしばって 耐え忍びながら 練習を継続されて 楽団員としての実力を落とさないように努力されることを期待します。そして日本でのクラシック音楽の普及というか文化として根付くために 頑張っていただきたいです。

  • 3月16日 ノラ猫に噛まれて 右手が腫れ上がってしまいました

    ノラ猫をたまたま捕獲したので オスかメスかさえ分からないのだけれども 避妊もしくは去勢の手術をしてあげてほしいと いった依頼を受けて 相当に気の荒いノラ猫ちゃんを預かりました。普段なら 暴れる猫用の一番小さなケージに入れて預かるのですが 連れてこられた そこそこ大きなケージから移し替えようとすると 暴れたくって 難しいと判断しました。そこでそのそこそこ大きめのケージの中で その猫と捕まえて導入麻酔の注射をしようと試みました。勿論両手に皮手袋をはめて バスタオルで顔の部分を包んで 何とか注射のできる体勢に保定して 籠から引っ張り出しました。何とかその体制をキープしようとしましたが 一瞬頭がすっぽ抜けてしまいました。慌てて皮手袋の右手で首根っこを掴もうとしましたが 一瞬早く反応されて 手袋の上から右手の人差し指の付け根をガブリと噛まれてしまいました。
    まあ噛まれた状態で 何とかバスタオルに包みこみましたので おしりの辺りに導入麻酔を注射してもらいました。
    一分もすると 導入麻酔がようやく効いてきてくれて その猫がふらつき始めましたので まずはオス猫なのかメス猫なのかを 確認したところメスである事がわかりました。そのまま手術室に運んでマスクをかけて 吸入麻酔を投与してさらに深い麻酔状態にしてから 皮手袋を外してみると 予想通り右手の人差し指の付け根に二か所穴が開いて 出血していました。その時は かなりの痛みを伴いましたが 取り敢えずは麻酔をかけて手術をスタートしてしまいましたから やり遂げるしかありません。しっかりと麻酔状態になりましたので 開口器で口を大きく開けて 気管チューブを気管に挿管して 顔に固定しました。その後は両手両足をひもで手術台にあおむけの状態で括り付けました。
    術野の毛を刈って 消毒してもらっている間に 帽子をかぶり マスクをかけてから 私は手指の消毒をして 滅菌された手袋をはめて 手術のできる体勢になりました。右手に負傷している以上 出来るだけスピーディーに手術を終えないと 右手が不自由になってしまってからでは 手術をきちんと終えられません。幸いまだ若い猫らしいので 麻酔は安定してかかってくれていましたので 出来る限り急いで 但し連れてこられた方の事情により 明日には猫を野に放つので 抜糸の必要のない吸収糸による埋没縫合の手術なので 普段の手術よりも手間暇がかかりますから なるべく急いで やるべき手順をこなしていきました。
    腹部を開いて 子宮と卵巣を摘出して おなかを閉じ合わせる作業まで 割とスムーズに進んでくれました。出血も少なくて済みましたから そこそこうまい具合に手術が進行してくれました。最後に埋没縫合が 結構面倒な縫い方でしたが 何しろ明日には野に放つのですから 今後傷口の消毒も一切できないし 内服による抗生剤の追加投与も出来ませんあら 出来る限り丁寧に縫合しました。無事手術が終了してから 麻酔が冷めきるまでの間に 点滴をたっぷりと皮下に流し込み これまたたっぷりと抗生剤や非ステロイド系の消炎剤を混注しました。麻酔を切って 三十分もすれば また凶暴な猫ちゃんに復活してくれましたので 傷口の確認もできませんでしたが 出来る限り丁寧に縫合しましたから 何とか問題なくきれいにくっ付いてくれるだろうと思います。
    無事に手術を終えてから 自分の傷口を消毒して 抗生剤の軟膏をすりこんで 内服の強めの抗生剤を飲みましたが 夜になると右手の人差し指が曲がらないほどに 腫れ上がってしまいました。私は仕事柄 しょっちゅう猫に噛まれたり引っ搔かれたりしておりますので 猫の口内細菌に対する抗体を持ち合わせているはずですが 本日のかみついてくれた猫は 新種の細菌を有していたのかもしれませんが 久しぶりに腫れ上がって指の機能障害まで起こしてくれました。ノラ猫を預かった以上 こんなことは想定内の出来事ですから 文句を言うつもりはありませんが 右手の人差し指が不自由になると 想像以上に生活に 不便なことが起こるのには 驚いてしまいました。やはり利き手が 不自由になるという事は困ったことです。まあこの仕事を続けているうちは 致し方のないことですから 諦めて受け入れていきましょう。
    だから 何時もぼやいているように 一日も早くこの仕事を引退して のんびりしたいと改めて 思いました。

  • 3月15日 今年の東京オリンピックは 開催できるのでしょうか

    私はこのブログで何度も何度も書いておりますが コロナウィルス感染症なんて 大した病気じゃないのに どうして世界がこれだけ大騒ぎするのか さっぱり理解できません。アベチャンが 世界の空気を読まないで「完全な形 つまり観客がいる状態でのオリンピックを開催する」とバカみたいな空元気を出して宣言しておりますが 如何なものかとは思います。正直な気持ち この病気は 風邪の類の病気ですから 暖かくなれば 殆ど間違いなく新たな感染者数は減少してくるでしょうし 現在の感染者も症状は治まってくるように思っております。ですから 日本国内的には 七月までには この病気の大騒ぎは とい会えずの落ち着きは取り戻せているように思います。但し オリンピックの開催される時期に なんとかかんとか日本国内が収束しているからと言っても 世界中がある程度の余裕をもっておさまった状態になっていなければ 世界最大のスポーツイベントである オリンピックが開催できるとは言えないように思います。今の所 あまり感染者が出ていない インドやアフリカ諸国にもいずれ広がっていくはずですから それらの地域が終息するのには 早くとも今年いっぱいはかかるだろうと思いますから 現実的に今年中のオリンピック開催は 間違いなく難しいはずです。 
    オリンピックは 世界各国の代表選手が集まっての一番の注目を集める大会ですから 日本だけの事情で 開催されるのかどうかを判断してはいけないように思います。現実に 日本の代表選手を選考するための競技会も軒並み中止されていますから きちんとしたみんなの納得のいく形での 選手選考ができるのかどうかさえ 疑問であるのかもしれません。殆どの選手にとっては 生涯に一度のオリンピックなのでしょうから ベストコンディションで 参加していただきたいのですが 現在いろんな競技の選手たちから まともに練習できる環境がない という声が上がっているみたいです。選手のコンディションが 十分に整わないまま オリンピックを開催しても意義があるのでしょうか。
    最大のスポンサー国である アメリカの新聞社が えらそうに「五輪中止」を声高に宣言していましたが 大きなお世話だと思いますけれども 現実的には中止もしくは延期を考えざるを得ないのだと思います。一年後か二年後には 世界が落ち着きを取り戻しているのでしょうから その時期まで延期することに向けて 準備していくのが 現実的であり建設的な考え方だと思います。アベチャンがつまらない意地を張って 強硬に開催を目指していると それこそ世界から反発を喰らって いっそ中止にしてしまえ といった考え方が蔓延してしまいそうで心配です。
    東京は というよりも日本は このオリンピックに向けて 多大なるお金をかけて そして膨大な労力をつぎ込んできました。それらの努力が 中止になってしまえば 完全に無駄になってしまいます。この時期にこんな訳の分からない感染症が 世界中で大流行するなんて 誰にも予想できなかったことですから 誰に責任を求めても無意味でしょう。元はと言えば 中国の訳の分からない食習慣や 災いを根本的に断つことに向けての対策を一切図らないで ひたすら隠蔽に向けてしか動かなかった事が 最大の原因ですが 中国という国の 無責任さなんて数千年の歴史があることですから 今更文句を言っても始まらないでしょう。
    最近よく使われている「選手ファースト」という言葉の意味をもう一度噛みしめ直して どのような形で東京オリンピックを開催するのが 参加する選手にとって 一番納得のいく大会になるのか という点を 今更慌ててもしょうがないので じっくりと腰を据えて考えて 実行していただきたいと 心底思います。出場されるアスリートの方々は それこそ人生をかけて オリンピック出場に向けて 精進されているのだと思いますから その方たちがいいオリンピックだったと思っていただけるような東京オリンピックになってほしいと 私は思います。現実的には 延期してでも開催するのが 日本にとっても選手の方々にとっても 最善の方法だと思います。アベチャンのように能力の低い政治家では 難しい時期の日本のかじ取りは出来るわけないとは思いますが ではほかに適任者がいるかと言えば 見つかりそうもございません。春のセンバツ高校野球ですら 実行できなかった現状を考えると 至難の業だとは思いますが ある意味人生をかけて 練習を積み重ねてこられた選手たちが 納得できる落としどころが上手く見つかることを 心よりお祈りしております。 
     

  • 3月14日 1970年の本日 EXPO70が 開幕しました

    このブログでは 何度か話題にしたように思いますが 私が中学一年生の時で 初めて一人で 電車に乗って知らないところへ出かけられるようになるきっかけを作ってくれた博覧会です。中学生にもなって 男なら 一人で知らないところに出かけられるのは 当たり前かもしれませんが 腰抜け野郎の極みである私は それまで親と一緒か 友人たちに金魚の糞みたいにくっ付いてでしか 知らないところへ出かけられませんでした。所が 春休みに 開幕した手で 非常に込み合っている時期に 友人たちと初めてこの博覧会に出かけてみて そのあまりの面白さに 魅了されてしまって たとえ一人でも 頑張って出かけてみたいと 思ってしまったので 何度も何度も 一人で電車を何度も乗り換えながらの 私にとっては大冒険に出かけたのです。
    不安なら 友人を誘うなり 家族で出かけるなりすればいいのでしょうが 会場内で どのパビリオンに入るのか その為のどの行列に並ぶのか 自分の意志で決定したかったので あえて一人で弁当は作ってもらいましたが 交通費は自分の小遣いから捻出して 十回以上一人で 出かけました。何時から 会場に入場できたのかも サッパリ覚えていませんが 開場される前から 会場のゲートの前にすごい行列ができていましたので 人気のパビリオンに入るのには 出来るだけ早く入場して 目当てのパビリオンに入るための行列に並ばねばなりませんから かなり早起きして 出かけていたように思います。
    当時交野市の松塚に住んでいましたので まずは京阪交野線の郡津駅から電車に乗り 枚方市駅で本線に乗り換えます。さすがに枚方市駅は 勝手知ったる駅でしたが その先には 未知の世界が広がっていました。大阪方面の急行に乗り 終点の淀屋橋まで行きます。淀屋橋なんて それまでにも何度も乗り降りした駅のはずですが 一人でおりて 御堂筋線に乗り換えるのは 相当に不安が伴いました。まあ終点の千里中央駅を目指していましたから 乗る電車も間違えようがないのですが 不安で不安でしょうがありませんでした。千里中央駅に着くと 大部分のお客さんが万博会場を目指しているようなものでしたから あとは流れに任せていれば ものれーつ乗り場につきますので 混みあう方向の車両に乗り込んで 何とか会場にたどり着きました。
    開場に辿り着いたら その日どのパビリオンに入るのか 前日に十分にシュミレーションした通りの順番で パビリオンに入りました。記念に 公式ガイドブックみたいなののページに入場記念のハンコを押しました。当時人気のあったパビリオンは 月の石が展示してあったアメリカ館や とにかく規模の大きかったソ連館 それから三菱未来館や 日立グループ館などで 入場ゲートになるべく早く並んで 会場とともにそのパビリオンを目指して走って行って 行列に並んでも三十分から一時間ぐらいは 待たされました。私は せっかちな性格なので あまり行列に並ぶのは好きじゃありませんが 人生で初めて長時間行列に並ぶことを経験しました。
    人気のあるパビリオンに普通に行列に並んだら 二~三時間待たされるのは 当たり前でしたから この博覧会のおかげで かなり忍耐力が養われたように思います。私がこんなに行列に並ぶのは 近年ではディズニーランドに出かけた時ぐらいのものです。まあ会場内にいる時間の 大半は 行列に並んでいる時間でしたから 文庫本を持参して読んだり 携帯ラジオを持参して イヤホンで聞いた入りして 退屈しのぎをしておりました。友人たちと出かければ 喋っていれば 自然と時間は過ぎたのでしょうが とにかくこの博覧会場では わがままを通したかったので 一人で出かける事にこだわっていたのかもしれません。別に誘っても一緒に行ってくれる友達がいなかったわけではありません。
    殆ど会場が閉まってしまうぎりぎりの時間まで 歩き回って くたくたになってからの帰り道で また私の大冒険が始まります。 取り敢えずモノレールに乗って 千里中央駅におります。ここまでは 大部分の人が同じ流れなので 間違い用がありませんが 御堂筋線に乗って淀屋橋で降りればいいだけの事なのですが ちゃんとその駅で降りれるかどうかが 相当に不安でした。淀屋橋駅についてしまえば あとは乗りなれた京阪電車の急行に乗って 枚方市駅で降りればいいのですが ここでも不安は募っていました。千里中央にしても淀屋橋にしても 終点であり始発駅ですから 逆方向に乗ってしまうような間違いは 起こりえないのですが ひょっとして何かの間違いでも起こっていないのかと 実際に枚方市駅に着くまで心配でした。何とか勝手知ったる枚方市駅に着いたら 相当にほっとしていたのを未だに覚えています。
    今からちょうど五十年前に始まった 万博は私にとっては とっても面白くて 楽しくてしょうがない そして一人で遠出ができるきっかけを作ってくれた有難いイベントでした。数年後に万博がまた開催される頃には 大阪にはいないと思いますが 移住先から訪れて 多分キャンピングカーで来るでしょうから 何日も続けて入場してしまうと思います。今からとっても楽しみにしております。

  • 3月13日 お昼に3月13日 お昼に枚方カントリーの桜並木の下で お弁当を食べました

    本日は お昼から 何の予定もなかったので 午前中のトリミングの子を送ったついでに 枚方カントリーの桜並木の下のベンチのある場所に 今年初めて出かけました。先日近所の展望台に お弁当を持って出かけましたが こちらも見晴らしがよくて 気持ちがいい風が吹きますから 時々お弁当を持って出かけますが まだお花見には勿論時期が早すぎますので 他には誰もいませんでした。桜が見ごろの時期には お花見の場所の取り合いで ブルーシートが敷き詰められたりして 凄くにぎやかになる場所です。
    桜の枝先を見ると つぼみが丸く膨らんできていましたが まだ開花まではしばらくかかりそうな雰囲気でした。本日は 殆ど風もないし ぽかぽかと暖かかくて 一気に開花に向かって前進しそうに思いました。正面に京都市街が見えますが やはり時期的にかすんでいて ぼんやりとしか街並みが見えませんでした。すぐ下に本日は お昼から 何の予定もなかったので 午前中のトリミングの子を送ったついでに 枚方カントリーの桜並木の下のベンチのある場所に 今年初めて出かけました。先日近所の展望台に お弁当を持って出かけましたが こちらも見晴らしがよくて 気持ちがいい風が吹きますから 時々お弁当を持って出かけますが まだお花見には勿論時期が早すぎますので 他には誰もいませんでした。桜が見ごろの時期には お花見の場所の取り合いで ブルーシートが敷き詰められたりして 凄くにぎやかになる場所です。
    桜の枝先を見ると つぼみが丸く膨らんできていましたが まだ開花まではしばらくかかりそうな雰囲気でした。本日は 殆ど風もないし ぽかぽかと暖かかくて 一気に開花に向かって前進しそうに思いました。正面に京都市街が見えますが やはり時期的にかすんでいて ぼんやりとしか街並みが見えませんでした。すぐ下に ショートコースが広がっていますが 暖かいからか 平日の昼間ですが かなりのお客さんがコースを回っていました。9番アイアンとサンドウェッジそしてパターの三本位で回れそうなコースですが それなりに楽しめそうです。
    座るベンチの真下が 最終ホールのTグラウンドになっていますので 何方かは知りませんが Tショットを打つときは 思わず二人とも黙ってしまって 見守ります。上手な方もいらっしゃいますし そうでない方も沢山いらっしゃいます。まあゴルフは 下手糞は下手糞なりに 楽しいので仕事をやめたら ゴルフを再び始めてみようかと思っております。昔サラリーマン時代に 営業職でしたので 接待のためにゴルフを練習しましたが 自己流ですから サッパリ上手くなりませんでした。病院を開業してしばらくしてから 近所の討ちっぱなしの練習場に 教えるのが上手い先生がいるという話を聞いて 奥様と二人で しばらく通って指導を受けました。
    奥様は その時生まれて初めてクラブを握られたので 最初は当然幾らか経験者である私の方が上手かったのですが ゴルフはメンタルの強いものがいい結果が出るものだし 天性の勘の良さを持ち合わせておられるので あっという間に私よりも上手になってしまわれました。当然腕力は私の方がありますから 飛距離は私の方が出るのですが 超どスライスばかり つまり右曲がりのショットばかりなので スコア的には 奥様の方が上回る結果ばかり続いて 嫌気がさしてやめてしまいました。仕事を引退してからは 私はすべての面で奥様にかなわないことを 散々思い知らされてまいりましたので 奥様に勝とうなどという 無茶な希望は捨てて 一緒にコースを回っていただけるだけでもありがたいことだと よく自覚して スコアなど気にしないでプレイをしてみようと考えております。
    そんな風に ショートコースを楽しんでおられる人たちを見物しながら 手作りのお弁当 私の分はいつものキャベツを主体としたサラダ それから奥様の分は オムライスをチャチャっと作って持参しました。それにおやつのお菓子を少しだけ買って のんびりと青空の下で 昼食を楽しみました。本日は 殆ど風もなくて ポカポカと暖かかったのですが 明日以降は また寒さが舞い戻るのだそうで なかなかすんなりと春はやってきてくれないのが残念です。
    私は 奥様とおしゃべりしていると 本当に話が尽きないし 笑いも絶えないので 楽しくてあっという間に時間が過ぎていきますが あまり日当りがいいので 奥様が日焼け止めのクリームを塗るのを忘れたので そろそろ切り上げましょうと言われて まだまだしゃべり足りない気分でしたが 車に乗って病院に戻りました。なかなか本当の温かさには なっていませんが 今年もまた ちょうど過ごしやすい時期は あっという間に過ぎてしまって 今度は暑くて我慢できなくなる日が来るのだと思います。暑さに我慢できなくなるまでに せいぜい春の陽気を楽しみたいと思っております。

  • 3月12日 今年は 狂犬病の集合注射が コロナ感染症のために 中止になりました

    本日 枚方保健所から 連絡が届きました。登録料などの名目で 高い料金を飼い主さんに負担させている役所が 一方的に重要な市民サービスであるはずの 狂犬病の集合注射を 感染症を理由に勝手に中止してもいいものでしょうか。混みあう会場になると 手続きが完了するまで 飼い主さんが並んで 行列ができる場合はあります。とはいえ 屋外でのことですし ほんの数分間と短時間の事ですし 犬同士が接触しないように 飼い主さんたちは そこそこの間隔をあけてならんでいます。勿論 誘導したりする保健所の職員や 注射を実施する獣医師 書類を受け取り支払いをする担当者と 接触はしますが 注射実施側の人間が マスクを全員着用していれば 飼い主さんに実施者側が そしてそこに集まった飼い主さん同士で感染させる可能性は 現実的にはありません。
    昨今の風潮として とにかく国民に対して 積極的に接触しないような対策をたてれば それが最大の市民サービスである というコンセプトばかりが強調されすぎていると思います。伝染病が流行していようと 人間は働かなければ 生活費を稼げないのだし 食べ物を入手しなければ 生きていけないのです。食料品の購入から支払いまでも 現在なら ネットで済ませることはできますが お店の人なり宅配業者なりが 自宅に届けに来た時には 対面して受け取らなければなりません。自宅の玄関先に置いて帰ってもらうことはできるのかもしれませんが それでも店側としては 商品の受け渡しの確認が必要なのではないでしょうか。うっかり しばらく玄関先に置きっぱなしになっていたとしたら その食料品に誰が咳やくしゃみを吹きかけたか分かりません。そこまで疑うのなら 自宅に運んでくる前の段階の商品が どこまで清潔であるのか 分からなくなってしまいますから まともに生きていけなくなってしまいそうです。
    私は このブログで何度も何度も書いておりますが コロナウィルス感染症を全く恐れておりません。ですから 現在も平気でブッフェ形式のレストランへ食事にも出かけております。最後に訪れた時には 入店した時に 入り口に置いてある消毒液で 簡単な手の洗浄を求められましたし 料理を皿に盛るトングは 一時間ごとに必ず交換しております 等と普段は聞いたことがない説明をされました。いつもは そのお店は 制限時間まで平気で居座る 下品で五月蠅いオバはんであふれかえっておりますが 最近は影を潜めてくれているので 静かに落ち着いて食事ができて有難いです。あんな殺しても簡単に死なんような生き物が こんなそれ程致命的ではない伝染病を 人並みに恐れているのが ちゃんちゃら可笑しくてしょうがありません。
    どこかのバカが 日本におけるインフルエンザの患者数と死亡者数 それとこの感染症の世界での感染者と死亡者数を比較して いかに死亡率が高いか 等と愚かな意見を偉そうに発表して踏ん反り返っていましたが 愚かな意見です。日本は 設備のそろった病院と 優秀な医者が十分にそろった 医療の分野では 世界のトップレベルにある国です。所が アフリカや東南アジアの発展途上国は勿論 発生源の中国も 日本に比べれば まともな治療が全然できない国で 死亡率が高いのは 当たり前です。イタリアは 一応先進国と考えられていますが なぜあの国だけがヨーロッパで特筆的に患者数そして死亡者の数が多いのかと言えば あの国は 不景気対策として ここ十年以上 徹底的に医療分野への予算を削り 病院をつぶし 医者の数を減らす政策をとってきたのです。だから病気の勢いに対して 医療分野のハード面もソフト面も全く対応できていないから抜群に感染者数 そして死亡者数が多いのです。
    一つ目の大学時代の 先輩思いの優しい後輩から このブログで私がかなり過激な意見を発表するので いつか痛い目に合うかもしれないので 気を付けてください と忠告してくれました。世の中の風潮に 反する意見ばかりを述べていると 当然起きなくてもいい摩擦が生じて 私にとっていろんな面で 不利益が発生するのかもしれませんが どうせあと一年かそこらで この仕事をやめて 新天地で暮らし始めるつもりですから まあいいでしょう。どっちみち 患者さんも殆ど来ない暇な病院ですから これ以上状況が悪くなることはないでしょう。 
    何にしても 集合注射が実施されないのは かなり久しぶりの出来事だと思いますので 飼い主さんがどのように 対応されるのかが心配です。狂犬病という病気の予防注射ですが 一応狂犬病予防法という法律で 生後三か月以上の犬を飼っている場合 実施することが飼い主さんに義務付けられています。但し実施しなくても 特に罰則は定められておりません。狂犬病は 日本がたまたま島国であり 昔の日本人たちは 律儀に規則をきちんと守ったので 予防注射を徹底されましたので ここ数十年発生しておらず 世界的に見てもほんの数か国しかない 清浄国の一つです。
    但し注射しなくても 特に罰則がないことや 現実にここ数十年発生していないことから 飼い犬でもこの予防注射を実施していないケースが相当数増えております。開業獣医師としては とっても残念なことですし 機会があれば摂取することをおすすめしますが 強制できることではございません。その接種率の低下を食い止めるのに 非常に有効な手段であるはずの 集合注射を枚方市は中止するのです。ほかの市町村の事情は知りませんが 恐らく横並びにしておけば無難だという日本独特の考え方で 右に倣え といったことになるのだと思います。こんな時期に 毅然として 集合注射を実施する市町村があれば 私は拍手を惜しみません。
    集合注射に参加される飼い主さんのかなりの割合の方は 普段動物病院に かかっておられない場合が多いのかもしれません。私の病院の場合 フィラリアの予防を五月ぐらいから始められる方が多いので その時検査を受ける為に 病院に出かけなければなりませんから その時についでに狂犬病の予防注射を実施される方が凄く多いのです。
    狂犬病の予防注射のためだけに わざわざ病院に出かける方は少ないので 普段 集合注射に参加されている方が 特には強制されてもいないのに 来院されるのかどうかは 疑問だと思います。無論 病院で接種を受ける方が まずはきちんとした診察を受けてからの注射になりますし 万が一副作用が発生しても 病院ですからすぐにきちんとした対応ができますから断然安心できると思います。それに 病院の場合 自分の都合の良い曜日 時間帯を選択できますし 犬の健康状態に問題がないタイミングで接種できますから 飼い主さんにしてみれば ずっとメリットがあるように思います。
    そのうえ 当院で注射すれば 集合注射で 強制的に購入を求められる550円の済票をお渡ししませんから その分注射にかかる料金が安くなります。さらには 当院の場合団体割引が適用されますから 二匹なら二割引き 三匹以上なら三割引きと 凄くお安くなってしまいます。勿論 きちんとしたワクチンの証明書と 犬マークのシールをお渡ししますから 安心です。尚 団体割引は ご近所のお散歩友達が 誘い合わせて同時に来院されれば 適用されますので 是非ご利用いただきたいです。ちなみに二匹同時に来院されると 一匹当たりの注射料金は2160円 三匹以上同時に注射しますと1890円になります。
    公務員にすれば 学校を休みにしても 集合注射を取りやめにしても 給料は保証されているのでしょうから 楽ができるだけで 痛くもかゆくもないのでしょうが 狂犬病の接種率がこれを機会に さらに低下してしまうことが 心配です。普段集合注射に参加されている飼い主さんも 思い切って この機会に動物病院でのワクチン接種を決意されることを期待いたします。但し 集合注射に参加している病院の場合 普段の注射料金料金2700円に割増料金が加算されますので ご注意ください。
    とにかく 人が集まることであれば たとえ重要なことであれ 何でもかんでも中止にしておけば 文句を言われずに済むので安心 といった安易な姿勢で 重要な行事が取りやめにされてしまって とても残念に思います。例え集合注射が亡くなっても 狂犬病の予防注射の必要性は 何ら変わりがありませんので 今年は集合注射がないから お休みしよう 等と考えないようにだけ よろしくお願いいたします。

  • 3月11日 春の選抜高校野球大会が中止になってしまいました

    日本中が というよりも世界中が コロナウィルス感染症の話題で持ちきりです。私はこのブログで何度も訴えていますが この病気は 初めて人間界で流行しましたので 耳慣れない病気だし 有効なワクチンも開発されていませんし 特効薬的な薬も存在しません。ですから 必要以上におびえてしまうのも 致し方のないことのようには思いますが あまりに大騒ぎしすぎているのは 間違いないと思っております。これまたこのブログでは 何度も何度も書いておりますが 日本では 毎年のようにごく普通の風邪をこじらせて肺炎でなくなるお年寄りは 日常茶飯事なのです。当たり前すぎて 誰も気にも留めていませんが 毎年数万人が お亡くなりになられています。インフルエンザで亡くなられる方は 数千人で 交通事故で亡くなられる方の数とほぼ同じなのだそうです。
    ですから この病気がこじれて肺炎になって なくなられる方が 何人もいらっしゃいます。特に高齢者が重症化して 命を落とされる可能性が高いようですが こんなことは 普通に流行っている風邪の経過と凄くよく似ている現象なのです。風邪という病気は あまりに身近になりすぎているので それが原因で毎年 数万人が亡くなっておられるのに 大した恐怖感を持たないのに コロナウィルス感染症で数十人が 亡くなられているからと言って 大騒ぎするのは 可笑しいと私は思います。先日のテレビで 「今でしょう」の林先生が 感染学の権威の先生に 「来年以降は この病気は 風邪やインフルエンザと並んで存在する ごく当たり前の病気になっているのではないですか」と質問していて その大先生は 肯定する意見を述べておられました。
    一年ぐらい経過すれば どうにかこの病気について 客観的に判断ができるようになって その段階になれば それ程大騒ぎをして 警戒しまくるほど恐ろしい病気ではないと 判断できる人が増えてくるでしょう というご意見でしたが まさにその通りだと思います。現在 右往左往してその場しのぎの 無駄な解決策を撒き散らしている アベチャンが 無能な総理大臣であることは このブログで何度も何度も訴えてきましたが そのブレーンには もう少しまともで賢い人間どもが少なからずいるのでしょうから 無意味な学校の休みを強要したり イベントの自粛を命令してしまうと その被害の補償を求められるのが怖いからか 自粛の強い要請を 繰り返していますが 客観的に見て この感染症が それ程恐れるには足らない病気であることを 国民に訴えて騒ぎを鎮静化に向かわせることがなぜできないのでしょうか。
    現在凄く不足しているらしいマスクにしても 市販されているマスクが この感染症の予防には ほとんど効果がないことを 国民に理解させて 本来不必要なはずの予防のために使用されているマスクを失くせば 本来必要としている人たち 例えば 風邪やインフルエンザ そしてこのコロナ感染症 更には時期的に花粉症で咳やクシャミが止まらなくて困っている人たちに きちんといき渡るはずです。馬鹿者が流した 紙不足のフェイクニュースなんかも 徹底的に否定してしまえば 愚かな買い占め行為や転売で利益を得ようとしている輩を懲らしめる事にもなるでしょう。政府が現在直ちにやらなければならないことは マスクを必死になってかき集めて 国民に配布するような愚かな行為ではなくて マスクが感染症の予防に無効である事実を 徹底的に知らしめることのはずです。
    この政府の無能な対応に 狂牛病騒ぎが起こった時のことを思い出しました。「牛海綿状脳症」という言葉を久しぶりに思い出された方も多いのかもしれませんが かつて牛の餌として 牛の脳やせき髄を飼料に混ぜていたために 広まった病気です。牛の脳がスポンジ状に変化してしまい 刺激に過敏に反応して けいれんを起こして 死に至る恐ろしい病気でした。この病気にかかった牛の脳やせき髄を食すると人間にも ヤコブ病が発生するために 非常に恐れられました。うっかり 狂牛病にかかった 脳やせき髄を食べれば なのですが 日本人はそもそも牛の脳やせき髄を食べる習慣がありませんから たとえ日本の牛に狂牛病が発生したとしても 全く恐れる必要はありませんでした。
    普通にお肉屋さんやスーパーで売られているのは 所謂牛の骨格筋 筋肉の部分ですから たとえ狂牛病で死んだ牛のものであろうと その牛のお肉を沢山食べても全く心配はいらないのです。但し尻尾の部分を使った テールスープなどには 骨髄の成分がしみだしていますから 危険です。ミンチ肉の場合 日本の肉屋さんではそんな習慣はありませんが ヨーロッパの肉屋さんではミンチ肉の旨味を増すために骨髄を混ぜ合わせる場合があるので その場合も危険です。但し日本のお肉屋さんで売られている 普通のお肉 骨格筋を食べても 百パーセント心配ないのです。こんなことは 誰でも入手できるニュースとして流れていましたが 愚かな日本人たちは 日本の牛で狂牛病が発生してしまったから危険だ 等と大間違いのデマに飛びついてしまい 普段はあまり見向きもされない輸入牛肉に 群がってしまいました。オーストラリアでもアメリカで結果的には狂牛病は発生していましたから 日本の牛肉が心配なら 同様に輸入牛肉も危険なはずなのに 当時の無能な政府は こんな簡単な情報操作も全くできませんでした。こうやって考えてみると 日本の政治家は 本当に無能だと思います。私のような 人望も金も力もない者には 勿論何にもできませんが この大騒ぎになっている感染症に対する国民の認識を改めたり マスクのきちんとした使い方を認知させる位の 簡単なことがどうしてできないのか 不思議です。
    話を本日の表題に戻しますと なぜ国民的行事であり 出場を目指して必死に頑張っていた選手の気持ちを踏みにじるような決断が どうして下されてしまったのか 理解できません。とっても残念です。まあ高校生の他の種目のスポーツが 軒並み中止させられていますから 高校野球だけ特別扱いできなかったのかもしれませんが 屋外でそんなに対戦相手と濃密な接触をしないスポーツだけに 試合をしたからと言って 感染する可能性は限りなくゼロに近いはずですから 何とか開催してあげてほしかったです。コンサートなどの会場で 閉じられた空間で 数時間濃厚に接触すれば 感染のリスクがそれなりに高いのは 間違いないのでしょうが だとしたらなぜ満員電車で通うサラリーマンの仕事にストップをかけないのでしょうか。
    そんなことしたら 日本の機能が停止してしまうので 非難が噴出するから 政府はそういう思い切った でも効果的な対策を取らずにいます。満員電車で病気を貰ったお父さんが 家庭内で子供に感染させていたら 子供の学校を休ませている意味合いは 全くありません。本当に現在の政府の その場限り 自分たちは自分たちなりに頑張っているというアピールのための無駄な対策の羅列を 早くやめて もっと有効な対策を講じてほしいと 切に望みます。

  • 3月10日 夜になって 子宮蓄膿症の手術をしました

    子宮蓄膿症という病気は 読んで字のごとく 本来胎児を着床して育てる場であるはずの子宮内に細菌が侵入して 大々的に増殖して 膿みとなり 大量に貯留してしまう病気です。原因は 子宮内に細菌が侵入して増殖してしまうわけですから 細菌を殺してくれる薬 作用の強力な抗生物質を 大量に投与して 細菌数が減らせれば 治る可能性がありますが 何しろ子宮内というのは 大切な胎児を育てる場所ですから 細菌にとっても 天国のような環境であり あっという間に増殖が進んでしまい その肉体に多大な悪影響を及ぼします。従って 抗生物質の投与という内科的な治療法は 殆どの場合焼け石に水で 効果が期待できず 膿みのたまりにたまった子宮を卵巣とともに摘出する 外科的な治療 つまり手術という治療法しかありません。
    当院では 年間十例ほど つまり月に一回ぐらい この手術を実施しておりますが 殆どの場合 飼い主さんがペットの異常を感知して 来院されて 診察をして それまでの経過を確認して その子の現状を把握して 必要な検査 主に血液検査になりますが を実施して この病気と診断した場合 そのまま入院してもらって その日のうちに手術を実施します。この病気の場合殆ど手術しか 根本的な治療法 将来的な解決策が ありません。何故か この病気の患者さんは 夕方に来院されることが多いので よる病院を閉めてからの手術になる場合が多いようで 不思議ですが 文句を言っている場合ではありません。
    十一歳とそこそこ高齢のトイプードルでしたが 心臓は丈夫でよい心音を響かせていましたので 食欲が落ちて体力を消耗していましたから 勿論不安材料もありましたが 躊躇なく手術を薦めて 直ちに決意していただけました。手術を怖がって 内科的な治療を希望される場合も ありますが 大抵はほとんど効果が見られず 結局は手術を選択することになりますが タイミングが遅れた分 体力が確実に落ちていますから 手術時のリスクが上がってしまいます。手術が 恐ろしい気持ちはわからないでもありませんが 先生に薦められたら 素直に従われた方が 賢明な場合が多いように思います。
    本日の手術は そこそこスムーズに終えられました。麻酔もすぐに安定状態になってくれましたし 膿が溜まった 子宮は 予想していたよりも大きかったですが 血管がそんなにややこしい所にはびこっていなかったので 短時間で摘出することができました。皮膚が薄かったので 縫合に少し手間取りましたが まあ順調に終えられましたので きれいにくっ付いてくれるでしょう。あとは速やかに麻酔状態から覚めて ここ数日なくなっていた食欲が 戻ってくれれば一安心です。
    今後の経過を見ないと 何とも言えませんが 面倒な手術を無事終えられましたので ホッとしております。幾つになっても 何回経験していても 大変な手術に挑む場合 緊張しますけれど 何とか無事にやり遂げられたときには 何とも言えない達成感が味わえますので 私は手術が嫌いではありません。手先が不器用であることは 間違いないので 手術が得意である 上手である なんてことは思ったことがありませんが 術後良い経過をたどってくれることを祈りながら 精一杯頑張りますので 術後の傷跡も半年後には見分けがつかないぐらいに奇麗に治ってくれている場合が多いので そんなに下手糞ではないように思います。
    何とか無事に手術を終えられましたので 普通の方なら ビールでも飲んで気持ちをいやすのかもしれませんが 下戸の私は 冷えた麦茶をチーズをおつまみに頂いて 元気を回復させようと思っております。そんなわけで 疲れ果てましたので 本日のブログはここら辺りで終わりに致します。

  • 3月9日 昼間暇だったし とても暖かかったので お弁当をもって 近所の展望台に出かけました

    午前中にトリミングで預かった子を 送りに出かけたついでに お弁当とおやつをもって 近所にある見晴らしの良い展望台へ出かけてみました。今年初めてでしたが あんまり風もないので 寒くはありませんでした。展望台には イスとテーブルがありますので 奥様と二人で 陣取りました。すぐそばにあるもう一つの展望台にも ご両親と小学生の女の子の ご家族がやってこられて やはり同じようにお弁当を広げて 楽しい時間を過ごしておられました。下の方に見える芝生の公園では 中学生ぐらいの男の子が数人で サッカーをして遊んでいました。久しぶりに顔を合わせたのかもしれませんが かなり盛り上がって大きな歓声が飛び交っておりました。
    私は自分の病院での検査の一月前の時期ですので キャベツを主役としたサラダを作りました。卵とソーセージをフライパンで焼いて キャベツの千切りに加えました。出来合いのポテトサラダの大袋から ポテトをそこそこの量加えました。ポテトサラダに味がついているので ドレッシング代わりとして 味付けは塩を少々かけただけです。作ってから それほど時間がたっていませんでしたので シャキシャキ感があって 割と美味しかったです。奥様のお昼ごはんとして 昨夜病院の終い掛けに 近所のアカカベで割引価格になっていた 菓子パンを持っていきました。昨日が賞味期限でしたので 半額になっていましたが まあ本日のお昼に食べれば 問題ないでしょう。
    この展望台からは 京都方面が正面に見えますが 京都タワーが確認できましたので 視界は悪くなかったのかもしれません。ただ恐らく京都市街の辺りは うっすらと黄色い霞がかかっていましたから 今の時期だと花粉が飛散しているのか 中国から黄砂が飛来しているのか知りませんが 思わず咳き込みたくなるような気配が感じられました。京都はやはり盆地になっているので 大気に 塵や埃 諸々の浮遊物が溜まりやすいのかもしれません。比叡山の辺りは すっきりと見えていましたから さすがに山上は空気が澄んでいるみたいでした。
    私は サラダをたっぷりと頂きましたので そこそこお腹がいっぱいになりました。持参したおやつはポテチなどのスナック菓子でしたが 袋を広げて 奥様とおしゃべりしながら チビチビとつまみました。ダイエットしている身としては ポテチなどは 厳禁かもしれませんが まあチビチビつまむ位なら 問題ないでしょう。この時期は 何しろ炭水化物 お米や麺類を 一切断っているますので たまには美味しいものを頂かないと辛抱できません。そんなことをしているから ここの所減量が順調に進まないのはわかっていますが まあ体重が増えていないだけでもよしとしている自分の甘さを情けなく思いますけれども まあ糖尿病の進行もかなり遅くできているみたいなので 良しとしておきましょう。
    奥様は 本当に話題が豊富な方で 幾ら一緒にいても ずっと喋り続けていられます。私は このダラダラと長いブログからもお分かりいただけると思いますが かなり口数が多い男です。ですから 男のくせにおしゃべりや とはよく言われますが ただし嫌いな人間となら一日行動を共にしても 一言も言葉を交わしません。それが奥様と二人でいると ほんのひと時も黙っていることがありません。ですから私は奥様が この世の中で一番大切な存在ですし 死ぬまで一緒にいて頂いて 出来うる限り大切にしていこうと思っております。
    そんなわけで 本日は やっと温かさを感じられたので 屋外で食事をしましたが 今後はこのような機会が増えると思います。但し 夏になって暑すぎるようになると また屋外での食事が難しくなりますので 暑くなくて 寒くもない 過ごしやすい時期が本当に短いので この外で過ごすのにちょうどよい気候の時期を大切にしようと考えております。

  • 3月8日 1935年の本日 忠犬ハチ公が20歳で亡くなりました

    忠犬ハチ公の話を今のお若い方たちは 既にご存じないのでしょうか。何度もドラマ化や映画化されましたから 日本人なら出来たら知っておいて欲しい物語だと思いますが 65年も昔に亡くなった犬の話なんか 興味もわかなくても 致し方がないのかもしれません。要するに 飼い主が仕事から帰ってくるのを ハチという秋田犬が自宅から渋谷駅まで飼い主を出迎えるのが習慣になっていて その飼い主が急死したのちも 十年にわたって 渋谷駅に飼い主が到着する時間に迎えに通っていたのだそうです。混みあう渋谷駅に 大型犬が単独でうろついているので 虐められたりした時期もあったのだそうですが 動物愛護団体の人が ハチの事を新聞に投稿して 今は亡きご主人を迎えに通ってきている忠犬であることを 知らしめてからは 忠犬として 認知されて 可愛がられる存在になったのだそうです。
    二十歳で亡くなったのだそうですが とんでもないご長寿犬だと思います。
    ハチの人生の後半は 野良犬状態でしたし 当時は予防注射や フィラリアの予防も 一般的ではない時代だったでしょうし ましてや屋外で生活している大型犬ですから 犬の二十歳というのは 人間でいうと百歳まで生きていたようなものですから これだけ長生きできたのは 本当に奇跡的なことだと思います。死後 その遺体を解剖されたのだそうですが 心臓にはフィラリアが濃厚に帰省していたのだそうですから そんなに長生きしたのが 不思議です。胃袋には 焼き鳥などを句仕事与えられたのでしょうが 丸のみしてしまうので 竹製の串が沢山存在したのだそうです。
    ハチが 人生の後半 ずっと帰ってこないご主人を迎えに通い続けたのは ご主人に会いたいという強い気持ちからなのでしょうが いつも帰ってこないご主人を諦めてその日の塒に帰るきっかけは何だったのでしょうか。今日も会えずじまいだったことを 嘆き悲しんでいたのかもしれませんが 次の日になると いつもの時間にやっぱり迎えに出てしまうのですから それだけ思い続けられるご主人との 濃密な思い出があることは 犬としてとても幸せなことのように思います。私も これまであまり自分の人生が幸せだった という実感は殆どございませんが 一生側にいて にこやかに笑っていてもらいたい女性と巡り合えたことが 凄く幸せなことだと思っております。その女性を大切にすることを目指して 生きていこうと考えております。