Dr.喜作のブログ

2021年9月 の記事一覧

  • 9月16日 観光客が ヤクシマザルに餌を与えて 被害が出ているのだそうです

    世界自然遺産である 鹿児島県屋久島で 固有のサルであるヤクシマザルに観光客がお菓子や果物などの餌を与えるので 本来の食物であるはずの木の実や昆虫を食べなくなり 人里におりてきて 農作物に被害を与えたり 住民を襲って怪我人が出るなどの 重大な被害が出てきているのだそうです。条例で 野生の動物 特にヤクシマザルに餌を与える事は 禁止されているのだそうですが 観光客がその条例の存在を知らずに餌を与えているのか 知っていても知らんふりで与えているのか 分かりませんが バナナなどの果物をまとめて与えているので ヤクシマザルも集団になってしまい 猶更被害が拡大してしまっているのだそうです。
    常識的に考えて 野生の動物にエサを与えたりしたらその動物の食習慣に変化を与えてしまう可能性がありますから 餌を与え打と言う行為が凄く悪いことだと 当然分かるはずだし 少なからぬ住民に被害が出ているのですから 当然役所などから野生動物への餌やりを 禁じる条例がある事は 十分にアピールしているはずです。観光客してみれば 動物たちに餌を与えて 自分がえらくなった気分でも味わいたいのでしょうが その行為が地元住民に被害を与えていることなど 知らぬふりをしていれば済んでしまう 位の意識で どんどん軽はずみに 自分たちの自己満足のために 餌を与えているのだと思います。
    屋久島の人たちとしても 観光客が大切なのでしょうから あまり厳しい対応は難しいのかもしれませんが 餌を与えている所が見つかれば 少なからぬ罰金を徴収することなどを 十分に告知しておいて 目に余る観光客からは 罰金を徴収するなどの対応策を実行する必要があるのではないでしょうか。まあお役所仕事ですから 九時五時で終わってしまうのでしょうから それ以外の時間に与えれば 大丈夫だという抜け道位すぐにおもいつくのでしょうから 完全に防ぐことは 現実的には難しいのかもしれませんが 実際に住民が実害を受けているのですから 一時的にでも 徹底した対策を取って 野生動物への餌やり撲滅を図らなければ 逆に餌やりが観光名物になってしまう可能性もありますから 頑張って馬鹿な観光客の悪行を止めさせるように気合を入れて対応していただきたいです。
    サルにしても 人間のお菓子や果物は 木の実や昆虫よりも ずっと口当たりがいいので 一度美味しいものを味わってしまうと それまで機嫌よく食べていた食べ物が食べ辛くなるのでしょうから 結局はそのサル自身が辛い思いをするだけだと思います。一生に恐らく一度だけしかその場を訪れない 観光客にしてみれば 野生の猿に喜ぶ餌を与えて その場でのその時だけの自己満足は満たされるのかもしれませんし 地物住民の被害なんか知ったこっちゃないと考えるのも 今ではごく普通なのかもしれませんが 全うな人間なら 自分の行動にもっと責任をもって頂きたいと思うのですが 今どきのお若い方々に そんなことを望んでも無理な話なのでしょうか。日本と言う国が どんどん残念な国になってしまっているようで とても悲しい気持ちになります。 

  • 9月15日 昔は 「敬老の日」でした

    現在は ハッピーマンデー制度などと言うつまらんシステムが導入されたために 敬老の日はに九月の第三月曜日と決められて 今年は20日なのだそうですが 時代遅れのジジイである私には 今一ピンときません。やはり成人の日は 1月15日 敬老の日は9月15日であってほしいように思ってしまいます。私は サラリーマンの経験が ほんの少ししかありませんので 殆ど実感できませんし二千年以降に始まった制度ですから 本当にサラリーマンの方々が喜んでおられるのかどうか 怪しいなあと思わないでもありません。
    祝日が定められたのには それなりの謂れや理由があるはずですから 単に国民の休みを増やすためと言う 安易な発想で始められたこの制度は さっさと廃止してもらいたいです。まあほんの数年しか経験していないサラリーマン時代 一応一流企業に勤めておりましたので 完全週休二日制の恩恵にあずかっておりました。そこに祝日が絡んでくると 猶更休みが増えますから 嬉しいことは間違いありませんでしたし ウッカリ祝日が土日に絡んでいたりすると かなり損した気分になっておったのは 認めます。世の中 やっぱりサラリーマンさんの比率が一番高いのですから 国民が一番喜ぶ制度として 喜んでおられる方も沢山いらっしゃるのかもしれませんが 自営業者で 祝日も定休日以外は仕事をしている者としては 祝日は謂れのある日に持ってくるべきだと思います。
    以前は 敬老の日なんて言っても 老人が身近にいませんでしたから 殆ど縁のない祝日でしたが 還暦を通り越してだいぶ経つので 自覚はあまりありませんが 自分が敬わられる年齢に差し掛かってきていますから 自分のための祝日としては やはり9月15日にあって欲しいものだと 思います。こんな頭の固い主張をする事こそ 老人の証拠なのかもしれませんが どうしても私はハッピーマンデー制度が嫌いです。
    以前は 食餌に出かけた時に 年齢によって 割引がある場合 そのサービスを受けるべきか 見栄を張って断るべきか 悩んだ時代もありましたが 今ではその制度の恩恵を有難く頂戴しております。いつの間にか頭髪は真っ白になってしまっています。目や耳の機能もどんどん低下していっているみたいです。階段があれば 健康のためにと積極的に上っていましたが いつの間にやらエスカレーターやエレベーターを探すのが 普通になってしまいました。目をそらしたって 各人に年齢は上昇しておりますから 無理をしないで 利用できる楽なものは利用しようと思います。
    最近バスや電車をほとんど利用しませんから 経験ないだけなのかもしれませんが 社内でもし席を譲られそうになった時 素直に礼を言って 楽をさせてもらえるのかどうか 見当がつきません。席を譲るのは 譲る側としても 結構勇気のいる行為ですから もし譲られたら お互いのためににっこり笑って 座らせてもらった方が 可愛げのある年寄りであるように思いますが 反射的には拒否してしまいそうで 心配です。まあ今後混みあう電車やバスに乗る機会は 殆どないように思いますが もし譲られたらどうするべきか 乗るときに心の準備をしておこうと考えております。
    敬老の日について 考えるなんて 自分が本当に年寄りになってしまったのだなあと思うと 悲しくなりますが みんな平等に若くて元気な時代を経験して 年寄りになっていくのですから せめて可愛げのある 若い人からなるべく煙たがられないような年寄りになるよう 心がけて生きていこうとおもいます。

  • 9月13日 先日 拙い俳句を発表したばかりですが またまた駄作が仕上がりましたので お披露目させていただきます

    俳句作りと言うのは ある程度勢いが必要なのかもしれません。浮かばないときは 完全に忘れ去っているのですが 数日前に俳句作りをするために 歳時記を見直して 季語を調べていましたので その時記憶に残った季語に丸和るえぴそーとが浮かんできてしまいましたので またまた 本当に拙い句であることは 自覚しておりますが ここに発表させていただきます。

                        秋遍路 はかどる歩みと 弾む声
    お遍路参りと言うのは 春に行うのが 一般的なのだそうですが 夏が過ぎて 涼しくなってから始めるお遍路参りを「秋遍路」と言うのだそうで 涼しくて動きやすい季節なので 歩みはズンズン進むし 声も弾むであろう という想像で詠んでみました。大学時代の友人と いずれはお遍路参りをしようと約束しておりますので 数年のうちには実行できると思います。楽しいのか 苦しいのか 経験してみないと分かりませんが 親友たちと連れ立って歩くのですから 多分楽しい旅になるだろうと期待しております。

                       晩年に 魅力増しまし 熟柿かな
    熟柿とは 渋柿が枝先で熟して 干し柿のように 甘くて美味しくなったものなのだそうです。私は柿と言う果物の ヌルっとした食感が あまり好きではありませんが 干し柿になるととても美味しく感じます。ですから 枝先で 甘くて美味しくなる熟柿というものを 一度食べてみたいなと思って 詠んでみました。勿論甘くて美味しくなっているのは 鳥たちも知っているらしいので のんびりしているとカラスなどに横取りされてしまいますから 収穫のタイミングが難しいのだそうです。移住したら庭に柿の木を育てて チャレンジしてみようと思っております。柿は 甘い柿の種を植えても 素人が育てると 殆ど渋柿になるのだそうです。

                       雪迎え 未知なる地への ボンボヤージュ
    「雪迎え」と言うのは 秋の季語で晩秋に軒先などに巣を張っている蜘蛛が 自分の糸にぶらブラと垂れ下がって 強風によって 飛ばされて 新たなる土地で生活を始める事によって その種類の蜘蛛の生活圏を広げるための行動といわれているのだそうです。秋の冷たい強風に飛ばされて 見知らぬ土地で新たな生活を始める大冒険に挑む かなり勇気のいる行動みたいです。運命を風に託してのチャレンジに幸多からんことを祈って ボンボヤージュと言う言葉に託しました。

    いつもながら 私の俳句は 文面そのままの意味合いしかなくて 深みが全くないので いかにも才能に恵まれない凡人が作る 駄作だとは自覚しております。何度もお願いしておりますが 何方さまでも結構ですから 私の俳句作りが少しでも進歩するように ご指導いただければ とても嬉しいです。メールで結構ですから 原形をとどめない位に 添削していただければ 凄く有り難いです。どうか俳句に通じておられる方からの ご指導をお願いしたいので よろしくお願い致します。

  • 9月12日 母方の伯母の訃報が届きました

    ここの所 従弟との年賀余剰のやり取り位しか 出来ておりませんでしたので 叔母とも長い事話をしておりませんでした。昨年の暮れに 父が亡くなりましたから 年齢ば進めば ある程度順番に最期の時がやってくるのだと思いますが 割と淡々と受け止めてしまいました。年齢は確か 八十代後半だったと思います。癌が体中に回っていたのに それ程痛みで苦しむことなく最期を迎えられたのし 入院した途端に最期を迎えたてしまったので 最後まで家族思いの叔母であったと 従弟が報告の電話をくれました。コロナ禍であり 緊急事態宣言が発令されていますから お葬式に駆け付けるわけにもいきませんので 取り敢えずは告別式に弔電を打って 父の時に 香典を頂いておりましたので 同じ金額の香典を送ろうと考えております。
    全ての生き物が生まれた瞬間に 何時かは最期を迎える運命を背負うわけですが 最期の日に満足感を持てるのか 否かで 人生の良し悪しが決まりそうに思います。満足感を持って最期の日を迎えられたら 客観的にみて幸せな人生だったと言えるのかどうかは分かりませんが 自分としては 出来たら満足な気持ちで最期の日を迎えたいと考えております。この度亡くなられた叔母さんが 満足感を持っておられたのかどうかは 分かりませんけれど 数年前に先立たれた 伯父さんと夫婦仲がすごくよかったように思っておりますし 仙台から継いだ和菓子屋を立派に発展させられましたから 充実した人生だったと思いますし その伯父の人生を陰になり日向になり 支え続けられましたから 間違いなく充実した 満足感の大きい人生を歩んでこられたように思いますので ご自分なりに納得のいく人生の最後の日をお迎えになられたと思います。
    私だって あと二十年以内に 最後の日を迎えら事は間違いないように 覚悟しておりますので 私としては 自分の最後を迎えるときに 奥様に看取っていただければ 凄く幸せであり 満足感たっぷりの最期の日になると確信しております。その為に その日のために 出来うる限り奥様を大切にして 彼女への愛を貫いていこうと考えております。女性に対する最大の裏切りは やはり浮気だと思います。私は 未だ性欲が健在のスケベ爺であることは認めますが やはり若いころのように ギンギンになりませんし こんなおいぼれ爺に 振り向いていただける女性が 存在するわけがありませんから チャンスがあれば 浮気をしてみたい気持ちはありますが チャンスがないでしょう。
    飲酒やギャンブルも 一切興味がありませんから 女性問題以外に今後問題を起こすわけがないように思いますので 奥様に呆れ果てられて 見捨てられ 出ていかれることが一番心配です。よく言われるのが 女性と会話するときに 女性は同意してくれることを求めているだけなのに 私はついつい論理的に考えてしまって 奥様が仰ることを 否定してしまう場面が何度もありました。そんな展開で話が弾むわけがなくて 奥様がつまらなそうに黙り込まれることが ちょくちょくあります。頭では 女性の主張を受け入れて 肯定的な応対をしておけば ご機嫌麗しくて 平和な雰囲気が 醸し出されることが 分かっているのに ついつい楯突いてしまい そんなことが繰り返されるので 自己嫌悪に陥ることがしばしばあります。今後は イエスマンに徹して 奥様との会話を楽しく終わらせることを目指して頑張ろうと思います。
    数年前に伯父が亡くなった時は とるものも取り敢えず 福岡県へ駆け付けましたが コロナ禍の現在 簡単に出かけていくわけにも参りませんし あちらでも 大阪からわざわざ駆けつける事を期待してもいらっしゃらないのでしょうか 弔電と香典で 片付けようと思っておりますが 伯母はずっと年上ではありますが 非常に可愛らしい女性でしたので 謹んでお悔やみを申し上げ ご冥福を心からお祈りしようと共います。いずれ私の順番が 確実に回ってくるのですが 私の冥福を祈ってくださる人が 奥様以外にも少しでもいてくださることを期待いたします。

  • 9月11日 シャインマスカットの生産量が 巨峰を抜いて一位になったのだそうです

    私は それ程ブドウ好きではありませんがので シャインマスカットと言う高級品を食べたことはございませんが 奥様がかなりのブドウ好きなのでちょくちょく召し上がっていらっしゃるみたいです。マスカットと言う名前がついているので鮮やかな緑色で 粒も大きくて 見た目がとても立派です。更に見た目だけではなくて 糖度 つまり甘みがすごく強いうえに 皮ごと食べられるし 種も気にならないのだそうですから 素晴らしい果物が登場したものです。但し お値段も相当に高価なので そんなにしばしば頂けるわけではないのかもしれませんが やっぱりすごく美味しいものは 食べられるうちに頂いておいた方が良いように思います。
    凄く甘くて美味しいし 皮も種も食べるときに邪魔しないのですから 人気が出て当たり前かもしれません。人気があるから 当然生産者の関心も高まるし そのうえこの品種は とても病気に強いのだそうですから 集中的に生産されるのは当然でしょう。長年巨峰を作り続けてきた農家さんが 今後はずっとこの品種を作り続けると 断言されていましたから 一時的なブームで終わるようなことも無さそうです。
    一昔前までは マスカットといえば マスカット・オブ・アレキサンドリアの事だったように思います。こちらは やはり鮮やかな緑色で 一粒がとても大きくて 独特の強い甘みがありますが シャインマスカットと違って 普通に皮は食べられないし 種も吐き出さなければなりませんから 巨峰と同じような食べ方をしていました。人間便利な物 楽な物にはすぐ慣れてしまいますから シャインマスカットのように 皮ごと食べられて種も吐き出さなくていいのですから 今後マスカット と言えばシャインマスカットを意味するようになってしまうのでしょう。
    我々が若いころには 音楽と言えばレコードであったしカセットテープも大活躍していましたが 現在では殆ど見たことがありませんし その現物があったとしても レコードやカセットのプレーヤーが見当たりませんから 全く再生できませんので 活用のしようがありません。時代とともに 物事が変化してしまうのは 致し方のないことかもしれません。でも私にとってはマスカットと言えば やっぱりアレキサンドリアであって欲しいのですが 今後生産されることは全くなくなってしまうのでしょうから 姿を消してしまうのは 間違いありません。とても残念です。
    久しぶりに ブドウの事を思い出しましたので 近所に果物屋さんがありませんので スーパーに並んでいるシャインマスカットのうちで 一番立派で美味しそうなものを購入して 奥様にプレゼントしようと思います。ここの所 お疲れ気味の奥さまですから 美味しい葡萄でも食べて 少しでも元気を出していただこうと思います。

  • 9月10日 45歳定年制 と言うのが一部の人から提案されたみたいです

    サントリーホールディングスの社長さんが セミナーの中で 発表されたご意見なのだそうです。私は 普通に一つ目の大学を卒業した時に 塩野義製薬 と言う誰でも知っているであろう大企業に就職しました。三年ほど無我夢中で勤めました。さすがに大企業であるからでしょうけれど 給料を含めた待遇は申し分がないし 医者相手の営業と言うのは 精神的にも肉体的にも 凄くストレスの大きな仕事でしたが 頑張った分売り上げの数字が上がると それなりにやりがいを感じられなくもありませんでした。ただ私は子供の頃から 秘かに憧れていた獣医師と言う仕事への未練が強まりましたので 諦めきれず退職して 受験勉強をやり直して 岐阜大学 農学部 獣医学科を受験し直して 何とか卒業して 国家試験にも合格して 三十年ほど前に この地で動物病院を開業して 今日まで何とか頑張ってきました。
    獣医師は私一人で 奥様にある時は看護師として またある時はトリマーさんとして手伝ってもらって 何とか潰れない程度には経営して参りました。個人経営の病院ですから 勿論定年と言うのはありませんから 自分が辞めようと決意した時がこの仕事の辞め時です。昨年末に父が亡くなりましたので 私を仕事に引き留める要素は無くなりましたので 自分で踏ん切りがつけられたら 具体的には来春位に仕事を引退しようと考えております。一つ目の大学の時の友人たちは 同年代ですから サラリーマンや公務員を務めあげた連中は そろそろ定年を迎えたみたいですが 65歳で年金がもらえるまでは 収入がないと不安みたいで 再就職して 働いている人が殆どです。
    現在常識的には サラリーマンの定年は少しずつ延長傾向があるみたいですが やはり会社の規模を問わず60歳と言うのが 一般的みたいです。高校の還暦同窓会の時に 同じクラスに偶然同じ塩野義製薬に就職した人がいたので 少しだけ話を聞けたのですが やはり60歳の誕生日を迎えると 卒業みたいな話をチラッと聞きました。テレビドラマのように 最後に一言挨拶して 花束を受け取って と言った芝居じみたセレモニーはなかったみたいですが すんなりと四十年近く勤めあげた会社から 静かに卒業したのだそうです。私は 正直な所 日々の仕事がしんどくて 薬屋さんの営業と言う仕事から 逃げ出したのかもしれませんから 偶然同じ部署(担当する地域こそ異なりましたが)で勤めあげた彼を凄く尊敬の念で見つめたのを覚えております。彼は 再就職などせず 潔く老後の生活をスタートさせたみたいですが それはタップリと退職金を受け取ったのでしょうし65歳になれば 厚生年金も含めると 相当な金額の年金を受け取れることが間違いないので それなりに余裕があるのかもしれません。
    所謂常識的な定年が60歳であるのに対して サントリーの社長さんが提案された45歳で定年を迎えるというプランは かなり画期的な意見だと思います。ただ日本の企業は 昔から弊害としてあげられている年功序列的な 昇給制度の問題を改善するためにそれなりのメリットがないでもないように思います。私はこのプランを新聞で読んでチラッと聞きかじった程度の知識しかございませんから 偉そうにこの提案の良し悪しについて 語るのはおこがましいと自覚しております。ましてや サラリーマンが務まらなくて 敵前逃亡したような私が 一番発言権がない立場だと承知しておりますが やはり思ったことは 私のブログですから書かせていただこうと思います。
    45歳定年制と言うのは 何も45歳になったら 会社から追い出されるという事ではないようです。但し その後会社に留まる場合 それまでのように定期昇給的なことが期待できない立場になるらしいのです。ですから 各人としては 45歳までに 出来るだけ仕事のスキルを上げて 実績を積み重ねて 自分の地位や基本給を高く釣り上げておくように 一番の働き盛りである三十代に目の前の仕事をこれまで以上に頑張るようになるはずだから その頑張りこそが 会社にとっての一番の利益につながる という発想のようです。
    私は僅か三年ほどしか 会社勤めをしておりませんでしたので まだ実質的に会社の戦力として働けていないうちに 退職してしまいましたが 一年毎に少しずつでしたが 基本給の部分が上昇しておりました。長年勤めていれば 無論能力によって昇給額に差はつけられるのでしょうが さぼらずに懸命に頑張っていれば そして大きな失態をしでかさないでいられれば かなりの金額を受け取っていられたはずです。まだ入ったばかりの頃でしたから 定年についてなど勿論考えたことはございませんでしたが たまたま同じ営業所に定年を迎えられた大先輩がおられて 少しだけ話を聞いたところによると 仕事を覚えるまでの数年はつらかったけれど 慣れてくるとそれこそ定年まであっという間だった と言う話を伺いました。
    営業マンですから 毎月 毎週 前年同期と売り上げを比較されるデーターが毎週月曜日に手元に届くのですが 新人だったので責任ある立場でもなかったし 大きな大学病院を担当していて 先輩方の雑用係として 駆けずり回っていただけのような存在でしたので数字に追われた自覚は全くありませんでした。でもある程度仕事を覚えたら 自分なりのオリジナリティを発揮したいとは考えておりました。二年目に金沢から 富山に赴任地が変更されたので 新しく担当した大学病院では 毎朝各科の外来の先生の机の上に 塩野義の薬のそこそこ分厚いパンフレットを一ページごとに切り離して 置いてみました。毎朝 八時半ごろに十分ぐらいかけて 一月以上配布してみました。自分の担当している科だけではなくて 全外来の先生の机の上にです。
    週に一回ぐらいは ボールペンやメモ帳などのプレゼントも添えてみました。医者は 薬屋からいろんなものを貰いなれているので ペンやメモ用紙位で 喜ぶはずがないことは分かっておりましたが 熱心にアピールしている気持ちが伝わればいい位のつもりでしたが 結構各科の外来担当の先生たちから いい反応があったみたいで 会社の先輩方から 褒められてうれしかったのを覚えています。医者の無茶な要求を聞き入れるので 男芸者みたいな仕事と 揶揄されることもしばしばありましたが 一時期は真剣に頑張ってみようという気持ちになっていた時期もございました。
    ただこの仕事を一生続けるのは如何なものかと 反発する気持ちが自分の中で芽生えてしまったために退職してしまいました。その選択が正しかったのか どうなのかは未だにわかりませんが まあ自分の人生は人よりも回り道をしたけれど まあまあの出来だったと思っておりますから 完全に間違いだとは思いません。でももしサラリーマンを続けていたとしたら しばしばやめたくなる気持ちとの戦いの連続だったのかもしれません。でもそのゴール地点が ほぼ四十年後の六十歳ではなくて 二十年後の四十五歳だとしたら かえって頑張れたのではないかと思います。
    順調に勤め人を続けていれば その年齢では 結婚して子供が中高生位の年齢ですから 一番お金のかかる年代なのかもしれません。だとしたら 猶更仕事でいい結果を出して 実績を積み重ねて 昇給を目指して懸命に頑張りそうに思います。個々人の頑張りが 結局は会社全体の利益につながるのでしょうから 四十五歳を一つのゴール地点と定める事は 頑張らざるを得ないご当人たちにしてみれば 辛いことこの上ないのかもしれませんが 会社のメリットとしては 決して悪くないプランのように 他人事だからでしょうが思えてしまいます。但し そのプランを提案していて 議論して決定する人たちが ほぼ間違いなく45歳以上の年齢の人たちばかりなのでしょうから その辺りに何となく腑に落ちない要素がないでもないのかなと 思ってしまいます。
    でも会社の定年が 六十歳と決まっているよりは 入社するときに定年の年齢がいろいろある方が選びがいがありそうに思ってしまいますが もうすぐリタイヤするお気楽人間だからかもしれません。でも会社によって 定年にばらつきがあれば その事も会社選びの一つの重要な条件になりそうですから サントリーの社長さんの思い切った提案は とても意義のある素晴らしい発案だと私は思いました。

  • 9月8日 酒類提供の緩和を政府が示唆していますが 明るい情報を流したかっただけなのではないでしょうか

    酒類の提供の条件を幾らか緩めるのが まだだいぶ先の十一月からなのだそうです。逆の見方をすれば 九月十月中の緩和は期待できないのかもしれません。普段お酒を一滴も飲まない 下戸野郎の私としては 現在のアルコール類の提供が禁止されている状況の影響を全く受けていませんから 外食するときでも 窮屈さを感じていませんが お酒を好まれる普通の人々にとっては 外食の楽しみが半減されているのだろうと思います。お店側としても 酒類を提供することによる集客力や利益が大きいのかもしれませんから ただでさえ営業自粛でダメージを受けているのに 幾らか条件を緩める位の事では それもずっと先の話なのだとしたら 全然喜べないのかもしれません。
    有難いことに 動物病院の仕事は コロナ禍の影響を あんまり受けていないようですので 対岸の火事的に どうしてもとらえてしまいがちですが 飲食業 特にアルコールの提供を中心に営業されている飲み屋さんの類は 深刻な状況なのだと思います。うちの近所の飲み屋さんも ここの所ずっと お店が真っ暗な状態が続いています。先日久しぶりに明るくなり人の出入りがありましたから 営業を完全にやめてしまったのではないのかもしれませんが だとしたら 営業を自粛していることにして 補助金だけ受け取っているのでしょうか。何も仕事をしないで そこそこの補助金を受け取っているのだとしたら 飲食業以外の業種で ダメージを受けている方々も少なからずいらっしゃるのでしょうから 営業できない事については 同情しますが 補助金の不正受給にあたるのかどうかよく知りませんけれど 褒められた対応ではないように思います。
    先日 久留米の駅前で 結構大きな駐車場を経営している親戚と電話で話しましたが 駐車場業界も コロナの影響を大きく受けているのだそうです。駅前なので 電車を利用する人の数が減少したことにより ダメージを受けたのだそうです。現在は会社員がリモートで仕事をするし 対面による営業活動も難しいので 営業車の駐車場利用数が激減したのだそうです。更には 社員が 出社してこないので 会社を家賃の安い田舎町に移転するケースが続出して 駅前の人口密度がかなり下がっているのだそうです。私は普段 駅前の駐車場などほとんど利用しないので 考えてもみませんでしたが 駐車場業界もコロナ禍の影響を大きく受けているにも拘らず 飲食業のような補助制度が殆どないので かなり行き詰っているのだそうです。
    政府は コロナ禍の問題を 表面的にしか考えていないので 分かり易い飲食業や観光業の方の援助ばかりにしか力を入れませんが もっと本質的にコロナ禍による影響を考えて 国民の苦労と正面から向かい合って 対策を考えて欲しいと思います。飲み屋さんに酒類をおろしている酒屋さんも苦労しているし もっとさかのぼれば 酒類を製造しているメーカーも大打撃を受けているのです。
    酒類の提供の条件をだいぶ先になって 緩和するニュースを聞いても 肝心の飲み屋さんの経営者たちからも あまり喜ぶ声は聞こえてこないのだそうです。そもそも緊急事態宣言を発出したころに比べて それ程感染確認人数が 明確に減少しているわけでもないのに どうして今頃になって 酒類の提供条件を緩和するニュースが流れてくるのか 理解しがたいというもっともな意見が多かったみたいです。そして宣言を解除したり 提供条件を緩めたりしたら どっちみちすぐにまた 感染確認人数が急増するに決まっているから おっつけ締め付けを更に厳しくするのが目に見えているから 手放しでは喜べないのも 当然かもしれません。
    私はこのブログで何度も何度も 申し上げておりますが 新型コロナという病気は 人間社会にどっかりと腰を据えてしまいますから いわゆる普通の風邪やインフルエンザと同様にとらえて 極当たり前に人間社会に常在する病気として位置付けて 対処していくしかないように思います。風邪やインフルエンザを誰も 完全に人間社会から駆除しようなどとは考えないでしょう。勿論完全に駆除できれば 凄く有り難いことですが そのようなことは不可能であることを 体感的に知っているからです。新型コロナウィルスは 人間社会に根付くために どんどん弱毒化していっています。無症状の感染者が山のように存在したら 無症状の人が他人を感染させる可能性は非常に低いのでしょうが 無症状の人に積極的に治療を受けさせることは 凄く難しいはずですから 今後どんなに有効な治療薬が開発 実用化されたとしても 人間社会からこのウィルスの存在を完璧に駆逐することは不可能なので。そのことを一刻も早く理解して この病気とうまく折り合いをつけて 仲良くしてもらう方向に 対策を向けていかなければ 何時まで経ってもこの問題が収束の方向には向かわないと思います。私のようにさして賢くもない人間に 理解できることを 日本の舵取りを担っているもっとずっと賢い人たちが どうして気付かないのか とっても不思議に思う今日この頃でした。

  • 9月7日 俳句を作りましたので 発表します

    私は 俳句作りを始めたばかりの超初心者です。事あるごとに 俳句作りを心がけようと思っておりますが 何方からのご指導も仰いでおりませんので 自己満足を繰り返しているだけ 高校生がシコシコと自らを慰めているようで お恥ずかしい事 この上ございませんが この場を借りて 発表させていただきます。このつまらないブログを 読んでいただいている方の数は 凄く少ないと思っておりますが 何方か俳句に通じておられる方がいらっしゃれば 私の拙い句について 厳しくご指導願えれば とても有り難いです。

                    秋の蚊の ふらつき血を吸う 健気さよ
    暑さの盛りを過ぎて 頼りなげに飛ぶ蚊が ようやく私の腕にとまって 血を吸っているけれど 哀れを感じて そのまま血を吸わせていました と言った情景を詠んでみました。

                    汁添えりゃ 馳走の極み きのこ飯
    きのこは別にマツタケのような高級品でなくても 出汁の効いた汁ものが添えられていれば 立派なご馳走だ お腹一杯食べたい という気持ちを そのまま句にしてみました。いかにもありがちな 凡人が読む俳句だと自分でも思います。

                    カナカナと この世を嘆く 薄暮かな  
    「カナカナと」は蜩(ひぐらし)の鳴き声で 秋の季語なのですが 辛い事ばかりの世の中を 夕暮れ時に 嘆き悲しんでいるように聞こえてしまいます と言った気持を表現してみました。本当は 蜩の金属的な鳴き声を 鳥の鳴き声と勘違いしておりましたので その勘違いについて 詠みたかったのですが 上手い言葉が見つかりませんで。した

    正直申し上げて この三つの俳句を作るのにかけた時間は ほんの一時間ほどです。更に数時間悩めば 言葉の選択や 助詞の使い方に変化があるのかもしれませんが これ以上考えても さして変わり映えしないだろうと諦めて このまま発表することにしました。俳句の道の大先輩からすれば 批評したり 添削を施すに値しない つまらない駄作だと思いますが 何方か哀れな俳句初心者を お導き下されば 非常に嬉しいです。メールにて ご指導くださるよう 重ねてお願い申し上げます。

  • 9月6日 ネットに流れている 飼いやすい犬の種類に関する情報に 異議を唱えます

    インターネットが普及してから そこそこの年月が経ちますが 確かにネットで入手できる情報は 簡単に スピーディーに そしてほとんどが無料ですから 沢山の人に活用されているみたいです。但しその情報の信憑性については 大いに疑ってかかるべきかもしれないように思ってしまいます。最近ではテレビやラジオなどのマスメディアで流れているコマーシャルで その商品の効果についての一般人らしき方々からの感想が述べられたときには ほぼもれなく 「これはあくまでも 個人の感想です」と言うコメントが付けたされています。
    全ての人に同等の効果が現れて 同様の感想を持つとは限らないことを 予め知らせています。ある意味 正直に宣伝しているわけですから とても良いことなのかもしれません。まあマスメディアに情報を流す以上は 当然情報提供者の名称や住所 電話番号なども ネットを利用すれば それこそ簡単に入手できる状態で 宣伝しているはずですから 不確かな若しくは自分たちにとって都合の良い情報を 流すわけはないように思われます。所が ネットに堂々の流されている情報のうちで その情報の正確さを きちんと裏打ちされているものの割合は 相当に低いように感じております。
    全く同じ状況を分析しても 例えば裁判では 検察側が死刑を求めているのに対して 弁護側は無罪を主張することなど ザラにあるみたいです。私が今回 非常に違和感を感じたのは 何処の何方が発表されている情報なのか その辺りの事を明確にされているのかどうかも不鮮明ですが ペットとして飼いやすい 躾がしやすくて 安心して新しい家族として迎え入れやすい犬種をランキング形式で紹介している情報でした。そもそも飼い主さん自身の状況が千差万別なのです。一人暮らしの寂しさを紛らわしたくて ペットを飼う方もいらっしゃれば 小さな子供さんが犬を飼いたがるので 購入される人もいらっしゃるでしょう。子供の頃から犬のいる生活を続けておられるベテラン飼い主さんもいるかもしれませんし 犬と親密な関係を作るのが これまで全然経験のない 初心者飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。
    人間が 友人に求めるものも 明るくて社交的な人を友人にしたい人もいるでしょうし 自分が内向的な性格なので やはり相手にも物静かな落ち着きを求める方もいらっしゃるかもしれません。犬も犬種によって 一般的な性格の特徴がいろいろとあると言われています。同じ犬種でも おとなしい性格の子もいれば 落ち着きがなくて 吠えまくる がさつですこぶる活発な子もいて不思議ではありません。ですから 飼い主さんのペットに期待する性質にかなりの違いがあるはずですから 一つのランキングで 飼いやすさを比較検討すること自体に大いに問題があります。同じ病気に対する治療法でも 病院によって ひょっとしたら同じ病院でも担当する先生によって 治療法が異なることはよくある話だと思います。勿論この病気には この治療法 対処法しかない場合も少なからずあるのは事実ですが 結構見解が分かれていて 現在のところどちらが正しいのか 科学的に立証されていない治療法の病気が 相当数あるのは 事実だと思います。
    私も仕事柄 どんな種類の犬や猫を選べば 仲良く過ごせるのか ペットを飼い始めようとする方から 相談を受ける事はしばしばあります。三十年も開業獣医師をしておりますので 犬や猫の種類による 性質の違いはなんとなく把握できているつもりです。只相談を受ける人が どのような気持ちでペットを飼おうと考えているのか その辺りを慎重にお尋ねしてから その方の生活環境などになるべくマッチしやすいような種類の犬猫をお勧めします。ですから 飼いやすい種類としておこたえするものは ケースバイケースで そのたびごとに異なっている場合が多いように思います。また同じ種類の動物でも その性格などは個体差があるのは当然ですから お勧めした種類の中でも なるべくその方と相性がいい動物が見つかるように その人ごとにアドバイスをしております。
    なので 飼いやすい犬猫の種類のランキングなんて ひょっとしたら 凄く的確に当てはまる方が 極稀にはいるのかもしれませんが そんな不確定要素の強い情報をもとにして種類を選んでしまうと全く見当違いの種類を選択してしまう場合も沢山あるように思います。私はこの情報提供者が 人を惑わすためにそんな不確定要素の多い情報を流しているとは思いたくありませんが 人にアドバイスをしたいのなら もう少し的確な情報が伝わるような形で 情報公開をしていただきたいと思います。
    ちなみに 今回私が引っかかった飼いやすさランキングベストテンには 私が躾などが難しいので なるべく飼い始める事をお勧めしたくない ワーストスリーが ランクインしておりました。私が一般的な人々に飼い始める事をお勧めしたくないのは チワワ ポメラニアン 柴犬の三種類です。この三つの種類は あくまでも傾向としてですが 怖がりな性格の場合が多いので 恐怖心から人間を噛む傾向の子が多いように思います。勿論 この三つの種類でも 持って生まれた性格が凄く人懐こい場合もありますし 上手に 厳しく 辛抱強く躾れば 我慢強い 賢い犬として成長する場合も少なからずある事は否定致しません。ただ一般的な傾向として 躾が難航する場合が多いことの実例を 仕事をしながら 沢山見てきているという事です。
    逆に 私が思う所の あくまでも一般的な傾向として 生まれつき穏やかな性格の子が多いので躾がしやすい犬種としては トイプードル シーズー ミニチュアダックス をあげておきます。但しこの三種類であっても 過去には非常に狂暴で扱いづらかった子も確実にいましたから 個体差があることと いかに上手にしつけるかによって 飼い主とペットの関係性は どのようにでもなるものだと思っております。友人との友情を育んでいく事も それなりに難しいし 努力が必要だと思いますが 飼い主とペットの関係も同じように たゆまぬ努力が必要だと思います。
    なお私がおすすめした三つの犬種については あくまで私のあくまでも 開業獣医師としての経験による 個人的な意見ですから それ程見当違いではないように思いますが 鵜呑みにするのではなくて ペットとの出会いのきっかけになればと お勧めしただけですから 参考程度とお考え下さい。子犬と出会ってしまうと 少なくとも十年以上のお付き合いになるはずですから くれぐれも慎重にパートナーを探すことを目指してください。

  • 9月5日 本日は 国民栄誉賞の日なのだそうです

    1977年の本日 巨人軍の王貞治さんが ホームラン数の新記録を達成されたので 国民栄誉賞の最初の受賞者として選ばれたのだそうです。これまでに三十人近くの方々が 受賞されているのだそうです。殆どの方がスポーツ関係者や芸能関係者で凄く立派な成績を収められた方たちみたいですが 囲碁界と将棋界のスーパースターと言えるのかもしれない 井山裕太さん羽生善治さんがおられたのが目につきました。将棋には殆ど興味がないので 羽生さんの事はよく分かりませんが 井山さんは
    囲碁界にある七大タイトルを二度にわたって 全制覇なさったので 受賞されたのだそうです。まだ若くて 受賞された時が32歳なのだそうですから 今後も更に素晴らしい成績を積み重ねるのでしょうから 少し受章する時期が早すぎたのではないかと思ってしまいます。
    ちなみに囲碁の七大タイトルとは 「棋聖」「名人」「本因坊」「碁聖」「天元」「十段」「王座」のことですが 一つのタイトルを獲得すると数千万円のタイトル料が入ってくるらしいので 井山さんは その他にもたくさん収入があるはずですから 凄いお金持ちなのだと思います。勿論お金のために碁を打っておられるわけではないでしょうけれど あまりに若くして頂点に上り詰めてしまうと 後は下り坂しか待っていなさそうで 凄くこれからご苦労されるのかもしれません。いらない心配だと思いますが 井山さんの今後のご健闘を心よりお祈りいたします。
    話を戻して 王選手は 私が大嫌いな巨人軍の九連覇の中心選手でしたから 凄く憎たらしい存在でしたが 長嶋と違って 人間的にも素晴らしい人物だったように思えますので それなりに尊敬の気持ちもありましたし 一野球人としては 応援しておりました。私がプロ野球に興味を持ち始めたころが 九連覇の真っ最中でしたので ホームラン王を獲得するのは当たり前 一シーズンにホームランを四十本かっ飛ばすのは 当たり前だと誰もが思っていたはずです。そんな王選手が 全盛時にインタビューに答える中で 実はシーズンが始まるときには 今年一本もホームランが打てなかったらどうしようと 心配されていた という謙虚な気持ちを知って
    巨人の選手だけれども 憧れてしまいました。ちなみに長嶋は 大嫌いです。
    国民栄誉賞を辞退した 世界の盗塁王福本豊さんが 辞退した理由として そんな大層な賞を頂いてしまったら 気軽に立ちションが出来なくなるから と本当に言ったのかどうだかわかりませんが 有名な話です。立ちションと言うのは 極端な表現かもしれませんが 確かにそんな栄えある賞をもらってしまうと 迂闊な発言や 羽目を外したり 出来なくなってしまうのでしょうから 福本さんが辞退した気持ちを理解できないでもありません。その後の人生を思いっきり楽しみたいのであれば 私がいただけるはずは百パーセントございませんんが 私も人徳のある人間とは程遠いことを自覚しておりますから 恐らく受賞を辞退するだろうと思います。