1月18日 今年の冬は 特別に寒く感じてしまいます

私は自分自身が非常に肥満体であるからなのかもしれませんが 寒さに鈍感なようです。このブログでは何度も書いておりますが 年がら年中裸足にサンダルの生活を 十年以上も続けております。別に何かの罰ゲームではありませんし 自分を鍛えるための苦行でもありません。単純に靴下をはくことが嫌いなのです。靴下をはいた時の 何とも言えぬ違和感が耐えられないので 一年365日 24時間裸足で過ごしたいのです。昨年靴下をはいたのは 狂犬病の集合注射の時に運動靴をはきますから その日は仕方なく靴下をはきます。それから旅行に出かけるときの数日間は かなり長時間高速道路を走りますし かなりの時間歩き回りますので しっかりとした靴を履くために これも致し方なく靴下をはきます。
それ以外では 私も人間ですから そんな涼しげな恰好を普段はしていますので 一年に一度ぐらいは人並みに風邪をひいてしまいます。その時は大抵発熱しますから 寒気がして耐えられず仕方なしに靴下をはいて過ごすことがあります。一刻も早く風邪を治したいので 不本意ながら靴下をはいて 多少なりとも暖かくして体の回復を促します。今年は昨年の暮れに既に風邪をひいてしまい 数日間靴下をはいて過ごしましたから この冬はもう靴下をはくことはないだろうと考えておりました。
所が本日起きて二階を歩き回っているうちに 足の裏が冷たくなってしまって 感覚が無くなりました。うちの二階には勿論 床暖房なんて言う洒落た暖房器具はありません。二階のリビングダイニングにベッドを持ち込んで寝室代わりにもしていますが このスペースが何しろ広いのです。30畳以上もありますので 広すぎて一応市販されている分の最大クラスのエアコンは設置してありますが スイッチを入れても部屋全体が温まるまでには かなりの時間と相当な電気代がかかってしまいます。ですからエアコンで部屋全体を暖めることは 殆どありません。私が二階で過ごすときには 炬燵のスイッチは必ず入れておきますので 炬燵に潜り込んで温まるか それともベッドに潜り込んで毛布にくるまって暖を取るしかありません。
従って 二階の床が温まる事なんて 殆どない状況が長く続いているわけです。本日は休診日ですので ホテルで預かっている犬を散歩に出すのに一階におりましたが そのお仕事が済むと二階でのんびりと朝ごはんを作ろうと思いました。台所で裸足でうろうろしておりますと 足の裏が冷え切ってしまって 殆ど感覚が無くなってしまいました。慌てて炬燵に潜り込みましたが なかなか足の裏の感覚が戻りませんから ショックでした。やはりこれも老化現象の一つかもしれません。足の先まで十分に暖かな血が廻れなくなってしまったのかもしれません。
うちの奥様は 女性としては珍しくもないのかもしれませんが かなりの冷え症です。冬場は一緒のお布団に入ってきたときに 冷え切ってしまった足先を 私の太ももの間に入れてきて暖を取られます。夏は逆に暑苦しいので 傍にもよってもらえませんが 冬の寒い時期だけは 私の近くにやって来てくださいます。布団も安物で勿論羽根布団なんて上等の代物ではありません。そんななかなか温まらない布団に薄っぺらな毛布なので 自力で熱を放出してようやくお布団の中が温まったころを見計らって 奥様がお布団に入って来られます。そしてすぐに 氷のように冷え切って硬くなってしまった足先を 私の太ももの間に差し込んでこられるのです。私は勿論震え上がりそうな冷たさに 驚きますが 普段は全く役に立たないのだから こんな時ぐらいは辛抱しなさいと言われますので 仕方なしに耐え忍びます。
とはいえ私の体は勿論無限の熱源であるはずもないので 五分位したらそれまで暖かかった私の太ももが 冷たくなってしまいます。その後お腹やお尻など暖かい部分を探されますが いずれは私の体が冷え切ってしまいますので そうなると殆どくっついてくれなくなりますが さすがにその頃には足先がある程度温まったみたいで すやすやとおやすみになられます。人の体をアンカ代わりにするのなら電気アンカ位安いものですから 自分で買いなさいと申し上げたいのですが どうせ口で争っても言い負かされるのがオチですから我慢します。
まあ例年だと たとえ一時的に体が冷え切っても 暖かな所にいれば すぐに血の巡りが回復して 寒さも解消して 感覚も戻ってきていましたが 本日は炬燵に足を入れて 何時まで経っても 足先の感覚が戻りません。しょうがないので 靴下をタンスから引っ張り出してはいてみました。するとしばらくしたら 徐々に足先が温まり 普段通りの感覚が戻ってきました。ホッとはしましたが 靴下の助けを借りての事なので 素直には喜べませんでした。兎に角寒い一日を殆ど病院の二階で過ごしましたので ずっと靴下をはきっぱなしでした。さすがに寝るときにはベッドに入る前に靴下を脱ぎましたが一日中靴下をはいて過ごしたことで 別に恥ずかしい事ではないのですが 残念な一日だったと思います。
靴下をはいて一日過ごしたことは 一般の方から見れば当然すぎる事かもしれませんが 普段靴下が嫌いで履かない生活をしている私としては 寒さに負けた屈辱的な一日でした。しかしポジティブシンキングで 老化現象によって血の循環が低下したからではなくて 本日が特別に寒かったからだ と前向きに考えるようにして 明るく明日からも生きていこうと思います。今年とうとう還暦を迎えてしまいますが ジジイになるっていう事は こういう屈辱に耐えながら生きていくことなのかもしれません。気持ちだけでも 明るく前向きに この言葉が今年の目標になりそうな予感がします。

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