1月21日 父親の誕生日のプレゼントを買いに出かけました

先日実家の父から遺言書を書き直すので 住民票を持ってくるように言われていましたので 住民票を届けるために 元旦に帰って以来でちょっと久しぶりに実家に戻りました。昼前に実家につくと父親が自分も住民票が必要であるし 年金について確認したいことがあるので市役所に行きたい、とのことでしたので交野市の役所まで父親を連れて行きました。私が住民票をもらうときに 本人確認のできるものを求められたので 健康保険証を持っていくように父に指示しましたが 保険証を入れた財布を入れたカバンを家に忘れてしまい困ってしまいました。

やはり88歳にもなると本格的なボケジジイになっているようです。窓口のお姉さんが気を利かして 「本籍地を書いてもらえればそれで大丈夫です」と助け舟を出してくれました。所が父の書いた本籍地が間違っていたので 慌てて修正させました。ここまでぼけ倒しているので 私は一人暮らしは無理だと判断して施設に入れようとしたのですが 父が強硬に反対したので 結局実家に一人で暮らして毎日ヘルパーさんが来てもらっている生活をおくっていますが 心配なことこの上ありません。

何とか住民票がもらえたので 次に年金課に行きました。年金についての書類もカバンに入れてありそのかばんを持って出るのを忘れたので 名前と住所から調べてもらうことになりました。父の言う事には昨年の末から年金の振込額が二万円ほど少なくなっているのでその理由を説明してもらいたいのだそうです。

恐らくその理由を説明する書類は自宅に届いているけれど その時には父もその文書を読んで理解したのだと思いますが その事実をすっかり忘れてしまっているのだと思います。結局は後期高齢者の年金受給額が年額で二十万円以上も削られることになったのだそうです。これがアベノミクスの正体だと思います。一般庶民の給料が上がるあがると掛け声ばかりで現実にはスズメの涙ほどにも上がっていないのに 文句を言えない年金受給者の受取額を削っているのです。

いい加減アベノミクスなんてものが 庶民には全く恩恵をもたらさない政策であることを 庶民は理解するべき時期が来ていると思います。なのに騙されて安倍ちゃんを二回も総選挙で大勝させてしまいましたから 今度こそ総選挙は当分ないでしょう。現阿部政権がやりたい放題の時代が確実に数年間続くのです。

かといって自民党以外で政権を安心して任せられる政党が全く見当たりませんから 致し方がないのかもしれません。何にしても現行の小選挙区制度では基本的に二大政党が存在しなければ政権交代は起こりえませんから よほど求心力のある野党が出現してくれないと このまま自民党の一人勝ち状態は半永久的に続いてしまいます、以前のように中選挙区制度に戻さないと弱小野党では殆ど当選者を出せません。でも自分たちにとって不利になる選挙制度の変更なんて自民党が認める訳がないので 結局は日本ではここ当分自民党の一人勝ち状態が続くしかないと思います。

政治についてぼやくのではなくて 本日のテーマは父親の誕生日のプレゼントを買いに出かけたことなので そちらに話をもどします。まあ、おやじにしてみれば年間二十万円以上も年金の受取金額が減らされることは大きいのかもしれませんが 私のような国民年金しか殆ど受け取れないものから見たら 年金をもらいすぎているようなものなので 辛抱してもらうしかしょうがないでしょう。

市役所を出て いつも出かけている酒屋さんに行きました。350mlの缶ビールを三ケースと 父が若い頃から大好きな銘柄であるサントリーの角瓶の一番大きな容器のものを一本買いました。併設されているスーパーで生鮮食品も買い足して お会計をしました。予定の二万円を結構オーバーしましたが まあ父親が美味しくお酒を飲める間は それほど状態が悪くはないのだろうといいように解釈しています。ぼけている状態はかなり進行しているみたいで心配ですが まあ普通に話している分には それほど分けの分らないことはしゃべっていないので まあ良しとしましょう。

米寿のお祝いは 妹の家族の都合と仕事の兼ね合いを考慮して 9月に有馬温泉に出かけることになりました。それまで父親が無事にいてくれればよいのですが 相変わらずお酒が美味しいらしいので 何とか九月までは無事に生きていてくれることを期待しています。

 

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