1月23日  久しぶりに高野豆腐を煮ました

子供の頃には 高野豆腐を噛みしめると なんだかスポンジでも食べさせられているような感触で あまり好きではありませんでした。でも簡単に調理できるし カロリーは低めで 血糖値もあまりあげませんから 現在の私にとっては非常にありがたい食品の一つです。お鍋に適当に水を入れて 先ずはだしの素を放り込みます。その後で麺つゆの素と味醂を適量流し込みます。そこへ水でもどして半分に切った高野豆腐を放り込みました。

炊き合わせとして ニンジンの皮を剥いて薄く輪切りにしたものと 糸蒟蒻をざく切りにしたものをお鍋に放り込み一煮立ちさせました。火が通りやすいようにニンジンを薄く切っていますので 簡単にやわらかくなっていました。

どんぶり鉢に二杯も食べたら大食いの私でもげっぷが出るくらいに満腹になります。費用的にも総額で五百円かかっていないし まだ結構残っていますから 経済的にも有難い食事でした。おかげで摂取カロリーと血糖値のあまり上がらない食事が ごく簡単な調理手順で済ませられました。子供の頃には嫌いだった高野豆腐の食感も今では非常に美味しく感じられます。明日はお鍋に溶き卵でも流し込んで卵とじにでもすれば 更に美味しく食べられるでしょう。

考えてみると子供の頃には 好きではなかった、というよりも嫌いだった食べ物が現在では大好物になっているものがかなりあります。ひじきの炊いたものや 切り干し大根の煮物などです。ひじきなどはスーパーでたまにドッザリと購入すると 付け合せに厚揚げをたっぷりと入れて なるべく薄味に炊きあげます。ひじきも今では凄く大好きな食材ですから やっぱりどんぶり鉢に二杯ぐらい食べてお腹御一杯にします。これまたカロリーや血糖値が抑えられて その上髪の毛にも良さそうな食事となりました。

これまた安上がりでお財布に優しい晩御飯となります。どっさりと作りましたから まだお鍋にかなり残っていますので 付け合せにニンジンやグリンピースを加えれば 更に色合いも綺麗になり 食欲を刺激してくれる事と思います。

それから切り干し大根の煮物も時々作ります。スーパーで乾燥した切り干し大根を沢山買いこんだら 先ずはゆっくりと水に浸して戻します。次に付け合せの人参と薄揚げ。を細切りにします。だしの素をたっぷりと入れて うす口醤油と味醂で 出来るだけ薄味になるように クツクツと煮込みます。

これまた子供の頃には辟易としていましたオカズですが 今では非常に美味しく感じられるのでやはりどんぶり鉢で御代りする位にたっぷりと頂きます。薄味にしてあるので沢山食べても塩分はそれほど気になりません。何しろ私は糖尿病と心臓病を患っていますから 極力血糖値と血圧が上がらない様には注意しているつもりです。

これらはいわゆるおふくろの味ですが 煮物系統は肉じゃがが一番自信がありますが かなりおふくろの味に近い所まで到達していると思います。所が 豆腐を使った白和えやアサリなどを具にした酢味噌和え,いわゆるヌタといった和え物はなかなか難しいみたいです。

白和えやヌタも子供の頃は 正直言って大嫌いなおかずでしたが 今では本当に不思議なのですが大好物になっています。ですからなんとか自分なりに納得のいく和え物を作ってみたいのですが まだまだおふくろの味には全然及びません。奥様にリクエストして作ってもらうと それなりに美味しくはありますがやっぱり子供の頃に食べたおふくろの味とは少し異なります。

子供の頃にはどうしておいしく感じなかったのか分かりませんが やはりハンバーグやスパゲティーの方が好きでしたし 嬉しかったです。子供だったのだから仕方がないのかもしれませんし、煮物やあえ物のおかずの日でも 残さずに食べるように躾けられたおかげで 今ではこれらのおかずが 大好きになったのかもしれません。まあ、年相応の好みになっただけかもしれませんが 改めて母親の躾けに感謝したいと思います。

ブログ一覧