1月28日 本日は三浦友和さんの64歳のお誕生日です

三浦友和さんと言っても お若い方にはご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが 「山口百恵さんのご主人」とでも表現すれば 耳にしたことはあるかもしれません。私よりも五歳年上ですから 中学、高校時代の日本人の俳優さんの中でも 一番の男前の俳優さんかもしれません。

百恵さんとは映画やテレビドラマで何度も何度も共演していましたから 二人の結婚は当たり前の事として二人のファンも大部分の方が素直に受け止めていたのではないでしょうか。恐らく友和ロス等と言う現象は起こっていなかったと思います。私自身は当時 浅田美代子さんのファンで百恵さんには全く興味がありませんでしたが 妹が大ファンで 二人の映画が公開されるたびに わざわざ梅田まで出かけて 決して安くない料金を払って 鑑賞していたように思います。百恵さんには男性ファンも多かったのでしょうが 女性のファンも少なくなかったように思います。

友和さんの事を書こうとして思い出しているのですが どうしても話の中心が百恵さんになってしまうのは致し方の無い事なのでしょうか。友和さんは俳優として そこそこの演技力もあったみたいですが 何しろ顔立ちがあまりに端正に出来上がっていましたから 返って印象に残りにくいのかもしれません。ただ当時 石坂洋二郎の小説を かつて石原裕次郎主演で映画化されていましたが その主役を友和さんが演じてリメイクされたものが何本もありましたから 将来は裕次郎さん張りの国民的なスターになることを期待されていたのかもしれません。

当時私は映画館に出かけて映画を観ることは殆どありませんでしたが 友和さん主演の「陽のあたる坂道」は梅田まで出かけて観ました。高校時代は石坂洋二郎と五木寛之にはまっていましたから お二人の小説には殆ど目を通すぐらいでした。高校時代にクラブ活動をしていませんでしたから 土曜日の昼に本屋さんで二人の小説の文庫本を一冊購入しては日曜日のうちに読み切っていました。高校時代のこずかいは 二人の小説の文庫本とビートルズのレコードですべて消えてなくなっていました。

兎に角友和さんは 正統派の男前でしたから いわゆる悪い役柄が全く似合いませんでしたので どうしても演じられる分野が限られていた分損をしていたように思います。最近と言っても数年前ですけれどもに出演されていたドラマ「極悪ガンボ」では 極悪人の役柄でしたが 最後は主人公を助ける役割を果たしていたように思いますから 真の悪役はやっぱり似合わないみたいです。

何時まで経っても百恵さんのご主人 と言う表現はついて回るのかもしれませんが あれだけのチャーミングな女性にひたすら尽くされているのですから 男冥利に尽きる人生かもしれません。これからもっともっと渋くてカッコいい俳優さんになっていかれることを期待しております。

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