10月15日 子供の自殺が 増えているのだそうです

大人であれば ましてやコロナ禍を経験して 仕事や人間関係が上手くいかずに 死にたくなるのは 不思議ではないご時世かもしれません。私の子供時代 勿論子供なりに悩み事もあれば 辛いこと悲しいこともありましたが 真剣に死にたいと考えたことは ありませんでした。夏休みという 長期休暇が始まると 当たり前なのでしょうが 当然私も 嬉しかったし ワクワクしておりました。夏休み終盤になって もうすぐまた学校が始まる時期になると 非常に憂鬱になったのも 間違いございません。でも 学校が始まれば 友人と会えるし 話せるし 遊べるしなので それ程学校に通う事に対しての 拒否感はあまりありませんでした。
私は 子供の頃から ほとんど毎日目覚まし時計が鳴るよりも早い時間に目覚めておりましたので 長期休暇中も ほぼ普段通りの時間に起きて 一日の活動をスタートしておりました。夜更かしをする習慣もありませんでしたので 休みだからと言って 遅くまで起きていて 翌朝寝坊するということも 殆どありませんでした。午前中の涼しい時間に 宿題などの勉強をやってしまって 昼からは外に出かけて 思い切り遊びたかったのですが 日差しの強い時間帯の外出はあまり認められませんでしたので 本を読んだりして過ごしておりました。
経済的に恵まれた家庭ではありませんでしたから 食べたいものを食べられたわけではなかったでしょうし 贅沢な旅行に連れて行ってもらった記憶もございません。両親に対して 勿論不満もありましたし 妹とそれほど仲が良かったわけでもありません。ですが 客観的に振り返ってみれば そこそこ幸せな子供時代を送らせてもらっていたように思います。両親が仲が良かったのかどうかわかりませんが それぞれに精一杯子供を育ててくれたのだと思います。
ですから 子供の頃 嫌な事や失敗が重なり 死にたい気分になったことがないでもありませんが 真剣に死のうと考えたことなど一度もありませんでした。私は 子供の頃 虐められた経験がありません。何しろ鈍感な人間ですから ひょっとしたら虐められたり 無視されたりしていたのかもしれなくて 私がその事実を自覚できていなかっただけのことかもしれません。でも私は普段 学校へ行きたくなり 授業を受ける事が辛いと感じた事は 殆どありませんでしたから 学校に行くことを拒絶しよう 生きていくことを諦めてしまおう 等とは考えませんでした。
自分がある程度大人になってから 子供の登校拒否や 特にいじめを原因としない自殺が増えていることを 不思議に思っておりました。子供の頃の失敗なんか 謝ればそれで済ませてもらえるレベルの事が殆どだとおもいますし 人間関係がこじれてしまっても 修復に向けて地道な努力を重ねれば 子供ですから 直接の利害関係なんかあるはずがありませんから 頑張ればまた仲良くなれたのではないでしょうか。子供の頃には 自分の能力や環境を度外視して 将来の夢 職業などを自由に思い描けたはずで 大人になって振り返れば 凄く幸せな時期だとおもいます。但しその幸せは 大人になってから振り返ってみた時に実感できるのであって その時期真っ最中の子供たちには その有難味が実感できなくて 追い詰められてしまって 自殺という道を選ぶ子供が増えているのだとしたら とても残念であり 悲しく思います。
私も大人になってから 進むべき道が間違っていたのではないかと考え始めた時期や 病院経営が思うようにできなくて 辛くて悔しくて 死にたい気持ちになったことは 否定致しません。でも私は 筋金入りの臆病者ですから とても自分の命を自分で断つことなんて 出来るはずがありませんから 具体的に自殺の方向へは向かいませんでした。但しコロナ禍の時代が始まって結構経ちますから 仕事が行き詰まってしまって 必然的に生活も苦しくなるので 自殺を考える大人が 増えているのは とても残念なことですが 理解できない事ではありません。
只 未来に夢と希望しか持てないはずの 事も質の自殺が増えているという事実は 他人事ながら 凄く虚しい気持ちになってしまいます。コロナ禍が子供の自殺を助長しているのだそうですが だとしたらこんなつまらない病気による混乱が一刻も早く終息して欲しいと願います。人間社会なんて 大人になってしまえば 全ての人が全ての立場で 辛い事悔しいことを抱えて 懸命に生きていくのは 当たり前だと思いますが 夢と希望に溢れているはずの子供時代に 自殺と直面している子供が 増えているなんて 悲しすぎます。子供なりの悩み事があるのは 当然ですが 一晩ぐっすりと寝たら 忘れてしまえるぐらいのレベルの事だと思いますから 少なくとも子供たちだけは 心の底から笑って過ごせるような社会になって欲しいと 心から願います。

ブログ一覧