10月2日 そういえば 十月から消費税が10パーセントに上がりました

当院としては 治療費などの合計額に対して8パーセントの金額をお預かりしていたのが 10パーセント分お預かりして 年明けにまとめて納税するだけなので 年度の途中からなので その分処理が面倒にはなりますが それ程厄介な手間暇はかかりません。かえって 10パーセントの方が 金額のきりがよくなりますので 計算間違いなどが少なくなるのでしょうし 往診などの時のつり銭も細かくなくなりますから 正直な気持ち助かるように思っております。
世の中では 先月中に支払えば 2パーセント分安く済むので 駆け込み需要が結構あったような話を聞いております。動物病院でも 避妊の手術など 何時でもできる手術を 駆け込みで9月中に終わらせた方が そこそこいらっしゃいましたが ほんの数百円の事で 大騒ぎする必要があるのかどうかと不思議に思ってしまいます。消費税が上がるたびに 日本の経済が大きなダメージを受けて 消費は大きく冷え込む と大きな声で 真剣な顔をして訴えている人がいますが 病院の売り上げには 殆ど影響が無いように思います。まあもともと大した売り上げが上がっていないからかもしれませんけれど。
単に自分の経営努力が足りなくて 営業実績が下降しているかもしれないものを 消費税が上がったことに責任転嫁している方が 世の中多すぎるのではないかと考えてしまいます。病院の場合 ワクチンや定型的な手術の場合 料金が固定されていますから 消費増税分は そのまま支払いの上昇につながりますが 処置量や検査料などある程度流動的な料金で 加減したりしますので 患者さんが支払われるときの実感としては 高くなったとは 殆ど感じないように心掛けているつもりです。
私に直接かかわるとしたら 奥様と時々する外食の料金や 映画代が幾らかでも高くついたりするのでしょうか。まあいくらかでも高くつくからと言って 楽しい食事をしなくなるわけではないので 殆ど実質的な影響は無いように思います。
うちには 無関係ですが 複雑怪奇な位ややこしい条件設定がされている 軽減税率の関わる商品を扱っておられるお仕事の方たちの御苦労が 本当に可哀想に思います。政治家と役人の 国民に対する中途半端なおべんちゃらの為に 様々な対応が必要みたいです。本当に政治家と役人は 国民の為に軽減税率を導入する 等として 通り一遍
の極めて表面的な事しか考えていないので 軽減税率に現実に取り組まなければならない人々の苦労や出費など全くお構いなしなのが腹立たしく感じます。自分たちは先頭を切って国民の為の仕事をしたので 後はよろしく的なスタンスなのでしょう。
それに軽減税率の制度は いずれは終了するはずです。現在の所 何時までと言う設定はなされていないらしいのですが あくまでこれは 消費増税のイメージを緩和するための措置ですから 国民がある程度消費税10パーセントに馴染んで来たら 徐々になくなっていくはずですが その時にまた混乱が起こるであろうと予想されますから どうしてこんな中途半端でややこしくて分かりにくい誤魔化し対応を採用したのか 本当に不思議に思います。
消費税が10パーセントに上がりましたが この比率はあくまで通過点であって ゴールに到達したわけではありません。消費税が上がるたびにこんな混乱と国民が迷惑を被るような政策は 繰り返してほしくありませんが まだ当分無能の極みであるアベチャンの天下が続くのでしょうから 明るい未来はまっていないであろうことが とても残念です。

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