10月28日 本日は速記の日なのだそうです

本日は1882年の今日 初めて速記の講習会を田鎖綱紀と言う方が開いたので 速記の日と言われているのだそうです。速記と言うのは 明治維新の直後頃と ずいぶん昔に始まった技術なので驚いてしまいました。人間の話し言葉を正確に書き取りたい と言う欲望が 思っていた以上に根強くて大きかったのかもしれません。
私が中学生の頃に読む雑誌には 結構速記の技術が身につくようになるための講座の宣伝記事が掲載されていました。中学一年の時の同級生に 小学生の頃から習い始めていて 中一の時点で結構速記を使いこなしている子がいました。普通の会話位ならほとんど筆記できるのだそうで 授業の大事なポイントなどを聞き漏らさずに済みそうなので 凄く羨ましかったです。それに 悪用しようと思えば 例えばテストの時に 覚えきれていない事項を机にさり気無く書き留めておいても 恐らくは発覚しないように思いましたから 一時期は速記をマスターしようかとも真剣に考えましたが 正式に習い始めるとしたら結構お金とそれ相応の時間がかかるので 決心がつきませんでした。
今考えれば その時に思い切って頑張っておけば 一生役立つ特技だし ひょっとしたら私の人生は変わっていたかもしれません。現在の自分の人生 人よりもかなり回り道してしまいましたし 他人から尊敬されてもいませんし お金をたくさん稼いだわけでもありません。でもよき伴侶と巡り合えましたし あと数年で楽しい老後の生活をスタートさせることが出来そうなので そんなに悪くもない人生だと思いますから まあ良しと考えておきましょう。
速記の次に 似たようなジャンルの特技で興味を持ったのは 速読です。これも特殊な訓練を積めば まあ向き不向きはあるのかもしれませんが かなりのスピードで本が読めるようになるのだそうです。パラパラと本のページをめくっていくと その内容が読みとれるのだそうです。この特技もある程度のレベルまで身に着けておけば 私の学力もかなり向上していたのかもしれませんから やはり人生が違う展開になっていたのかもしれません。何よりも読書量が数倍に増えていたのでしょうから 凄く豊かな人生になっていたのは間違いないと思います。この特技も思い切って チャレンジしてみればよかったのに と思ってしまいます。
私は 子供の頃に始めた習い事は ピアノが十数年 マリンバと言う打楽器が八年と結構長続きしているつもりですから 速記にしても速読にしても 恐らく始めていれば 不器用な人間ですから 凄く上手にはなっていなかったかもしれませんが そこそこのレベルまでは 頑張って続けていたように思います。思い切って始めておけば 現在よりも充実した人生になっていたろうと思いますから 自分の勇気と積極性のなさが 今更ながら残念に思います。でも私は 二度目の大学進学と言う 相当に思い切った人生を歩んできたからこそ 現在があるのだと思いますから あまり悔やまないようにして 元気に生きていこうと思います。

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