10月31日 今年も残り二か月となってしまいました

本年は 残念ながら コロナ禍に振り回されてしまった一年でした。日本だけではなくて 世界中が大きなダメージを受けてしまったようです。動物病院と言う業種は 有難いことに 仕事の量や売り上げ的には 殆ど影響を受けなかったようで 潰れた会社やお店が無数にある事を考えますと 本当に感謝しなければならないと思っております。日本人の国民性として ある意味真面目で律儀だからか 政府からの殆ど補償を伴わない 自粛要請を かなりきちんと実行されたみたいですが 恥ずかしながら 私は全く自粛した生活を送っておりませんでした。
当初言われていた うがいや手洗いの励行も全くしておりませんでしたし 医療関係者として マスクの効能に関して一般の方よりも幾らか正しい知識を持ち合わせておりましたので 日常生活でマスクの装着も一切致しませんでした。現在日本人の9割以上の方が 外出するとき もしくは自宅内でもマスクの装着を励行されていると思いますが その目的は 要するに感染症の予防のためだと思います。先日ニュースでマスクの感染予防の効果が ある程度ちゃんとした研究所で実験されてその結果が発表されていましたが 市販されているマスクを装着した場合 コロナウィルスは八割以上が人間の粘膜に到達したのだそうです。つまり例え市販されているマスクを四六時中装着していたとしても 八割以上の確率で感染する状況に存在すれば 感染してしまうのです。
私はこのブログで 何度も何度も書いておりますが マスクの効能は 感染予防などではなくて 万が一自分が感染している場合に 己の飛沫を拡散して 他人を感染させない事なのです。ですから 自分が咳やクシャミを頻発すると自覚しているのなら 是非ともマスクを装着して外出することをお勧めしますが 殆ど効果のない感染予防のために四六時中マスクを装着していると 装着していない場合に比べて 相当に体力をロスしてしまいますから その分免疫力が低下して かえって感染リスクを高める可能性もあるのです。
私がこのブログで何度も何度も そのように主張していますが このブログのほんの数人しかいらっしゃらないであろう読者の方々に訴えたって 世の中の風潮には全く変化がありません。どうしてテレビにしょっちゅう顔を出している 肩書だけは立派な先生方が こんなまともであり 国民の生活に非常に密着したマスクの効能について 全く発言されないのか不思議です。ごく一部の先生方は マスクに感染症の予防効果など殆どないことを ちらっとさも申し訳なさそうに 発言されたりしていますが 本当にチラッとだけなので 国民にその真意が全く伝わっていないのです。
ゴートゥーイートキャンペーンが実施されて 外食される方の数が確実に増加しています。皆さん お店に来るまでは マスクを装着されていますが いざ食事を始めるときには 当然ですが マスクを外されます。オバちゃんたちの集まりの場合 大きな声でおしゃべりになって 店中に響き渡るような大笑いを頻繁にされています。お店までの行き帰りなんて どっちみちそんなにおしゃべりしないのですから マスクが全く必要がない時にだけマスクを装着して 大声で喋り大笑いをする という一番飛沫が飛び交うときには マスクを一切装着していないのですから はたから見ている私としては 情けなくて大笑いする気にもなれません。
車の運転をしながら マスクを装着している人も凄く沢山見かけますが 運転時には 周囲に注意を張り巡らせる必要があるし 他人に飛沫を浴びせる可能性が殆どないのに どうしてマスクを外さないのでしょうか。学校に集団登校をしている子供たちも 皆マスクをずっと装着していますが 同じ方向を向いて歩いているのですから それも当たり前ですけれど屋外で マスクの必要などないように思いますが もしマスクを外したりしたら 虐めのターゲットにでもなってしまうのでしょうか。学校内で 授業中も休憩時間も マスクの装着が恐らく義務付けられているのでしょうが 給食の時間はほぼ間違いなくマスクを外しているでしょう。飲食しているわけだし ようやくマスクを外せたわけですから 猶更子供たちは 大声で会話をしたりするのでしょうから 一番感染の危険性の高い状況の時に マスクを外しているのが とても不可解に思えます。
フランスが 二回目のロックダウンが実施されるのだそうですが 一回目のロックダウンによる経済的なダメージが予想以上に大きかったので 今回は地域や業種を絞りながら ぐずぐずとスタートしたけれど 第一波の数倍の感染確認人数に 我慢できずに全面ロックダウンへ進まざるを得なかったようです。日本と違い 外出禁止に強制力がありますから ある程度効果が上がるのかもしれませんが 日本でも増えているように家庭内感染の可能性が高まっていますから ロックダウンによって ひょっとしたら家庭内感染を増加させてしまう危険性も孕んでいるように思います。強引なやり方が 簡単に通じるような 単純な状況ではないことを もっと理解すべきではないでしょうか。
日本でも ゴートゥートラベルやゴートゥーイートなどのキャンペーンが 政府の音頭取りで始まりましたから 一斉に旅行や外食の頻度が上がっています。徐々に感染確認人数の増加が全国的にみられますから これから寒く待っていく時期と重なって ほぼ間違いなく第二波よりもさらに大きな第三波がやってくるように思われます。本当に無能なアベチャンとその後を継いだジッチャンに日本のかじ取りを任せていたのでは コロナ禍の終息は 夢のまた夢かもしれません。かといってでは誰に任せればいいのかと 問われても残念ながら明確な人物が浮かびませんが 取り敢えずジッチャンには一日も早く退陣していただきたいです。
今年は コロナ禍のおかげで 日本の大切な経済も文化も 大きなダメージを受けてしまいました。残りあと二か月 何とか明るい兆しが見えてくれると嬉しいのですが 少なくともコロナ感染症確認人数が 少しずつですが確実に増加しています。日本では 法律的にロックダウンのような強制力を伴う規制ができません。アベチャンが言ったように八割の外出自粛なんて さすがに今後要求されても 実行できないのでしょうから 五月ような速やかな 感染確認人数の減少も期待できないように思います。
私はこのブログで何度も何度も書いておりますが この新型コロナ感染症なんて 全く遅るるに足りない病気だと確信しております。確かに感染確認人数が 十万人を超えてしまいましたし 死亡者数も毎日確実に増えていっています。ですが 例え感染しても 無事に回復されている方の人数があまり注目されないのが不思議でしょうがないのですが 実は9割以上の方々が 無事に回復なさっているのです。回復できずにお亡くなりになられた方々には 心からご冥福をお祈りいたしますが 大部分の人が例え感染したとしても 無事に回復しているのですから さして恐れる必要はない病気だと私は確信します。
但し 現在の世の中の風潮からして 万が一私が感染したら 例え全く症状が出ていなくても 少なくとも数週間は仕事を休まねばならなくなってしまうのでしょうから そのことが私にとっては最大のダメージです。悪い噂話が大好きな 日本国民ですから 風評被害も甚大なものになるのでしょうから 現在の所 売り上げは殆ど例年通りですが 大きく減少してしまうでしょうから その事のほうが というよりもその事だけが大変恐ろしいです。
いいことなんて 殆どなかった今年ですが 年が明けたからと言って 明るい見通しが立つ可能性は殆どなさそうです。とはいえ 人間前を向いて 元気に歩いていくしかないのですから とにかく目の前のできる事に全力を尽くして 懸命に生きてまいりましょう。今年の残り二か月を少しでも実りのあるものにするべく 努力しましょう。

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