10月7日 長芋の煮物を作りました

よく行く スーパーに閉店間際に行ったら 普段は結構高いなと思って 手を出さないでいる長芋が 結構お安くまとめ売りをしていました。品物としては さして古びているわけでも干からびているわけでも無さそうでしたので 購入してみました。 私は長芋の食べ方としては 摩り下ろして お出汁や卵、醬油を加えて とろろとしてご飯にかけていただくか 煮物にして ご飯のおかずとしていただくかしか知りません。とろろは子供の頃から好物でしたが 何故か口の周りにとろろが付着すると 痒くなるので 食べ方が難しかった記憶があります。大人になるにつれて いつの間にか 口の周りに付着することもなくなり 食後の痒さに悩まされることもなくなりました。但し 長芋の皮を剥いたら ヌルヌルするし 下ろしている間に 手がかゆく成りなので 摩り下ろす作業は あんまりしたくありません。それに大量にとろろを作ってしまうと 大量にご飯を食べてしまいそうなので とろろとしていただくのは止めにしました。
そこで 煮物を作る事にしました。長芋の煮物の作り方を 検索すると どれも皮を剥いてから 上品に作ってありました。ピーラーで剥けば 形状的にも剥き易そうなので そんなに手間暇かかる作業ではなさそうです。でも我が家では 母が何時も長芋の煮物を作ってくれる時に 皮のついたまま 輪切りにしてつくってくれていました。確かに皮が付いたままだと 結構ザラっとした食感があるので 皮を剥いた方が 見た目もきれいだし 食べやすいだろうと思います。でも 私としては 皮のついたままの長芋を輪切りにしたものを煮込んであるのが いわゆるおふくろの味だと思いますので。あえて皮を剥かずに調理しました。
但し 皮には結構根が生えていますし 土がこびりついていそうに思います。なので 食器を洗うスポンジの 固い方の面で 皮の表面を ゴシゴシと少し強めに そして丁寧に時間をかけて 洗いました。そこそこの数生えている根っこや こびり付いていそうな土は 徹底的に皮の表面がうっすらと白くなる位に こそげ落とします。よく言われることとして 野菜や果物の旨味は 皮と実の境目の所にあるそうなので 私は皮ごと食べられそうなものは 出来るだけ皮も一緒に頂きます。
ゴボウなんかは その独特の風味が失われないように 表面を山芋と同様に 丁寧に洗って 汚れや土をこそげ落とすだけで 絶対に皮を剥かずに頂きます。長芋も 皮は 確かにザラっとした食感が 苦手な方も多いのかもしれませんが 私としては そのザラっとした触感も含めて 長芋の美味しさだと思っておりますので ピーラーで皮を剥くことは それほど大変な作業だとは思いませんが 今後も皮付きのままで煮物を作るだろうと思います。ちなみに 私は焼き芋が甘くてほくほく トロっとしていて大好きなのですが これも皮ごと頂きます。サツマイモの皮には 食物繊維やアントシアニンなどの 有難い成分が 少なからず含まれているので 捨ててしまうのがもったいないというのもありますが 皮も頂いた方が 胸焼けしにくいメリットもあるのだそうです。
そんな訳で 長芋は表面を丁寧に洗ってから 二センチ具体の厚みで 輪切りにしてお鍋に放り込みました。調味は簡単手抜きのものです。お水にだしの素を放り込んで 麺つゆの素をダバダバと入れて 更にウドンの粉末だしの素も加えます。更にはみりんと料理酒をこれも目分量で 適量だと思うぐらいに流し込んでお終いです。肉じゃがは 割としょっちゅう作るメニューですが 同様のものをその時の気分で 加えて作りますが 幾らか当たりはずれはありますが 大体美味しいと思える範囲で 出来上がりますので あんまり細かい料理は気にしない 男の料理ですが 私が美味しいと感じられるのですから 上出来だと思っております。
長芋だけでは 寂しいので ニンジンを一本 これはピーラーで皮を剥いてしまいましたが 二三ミリの厚さに切って 彩をよくするために入れました。あと私はおでんでも好物の厚揚げを 大抵の煮物には加えますので 二パック程一口サイズに切って加えました。更に 何か動物性のたんぱく質系のものが欲しかったので 五本入りの竹輪を 二袋 斜めにそぎ切りにして 放り込みました。更に 煮物の嵩増しのために 糸ごんにゃくを 二袋ほど加えました。後は中火にかけて グツグツ煮込むだけです。割と短時間で簡単に出来ましたし 薄味に仕上げたので ご飯のおかずとしては 若干物足りなかったですが 昨日の晩御飯のメインディッシュとして がんばってくれました。長芋の煮物を食べるのは かなり久しぶりでしたが 期待通りの煮物に出来上がってくれたので 美味しかったです。
たまたま出かけたスーパーで 安売りをしていたので 購入して作ってみましたが 懐かしい美味しさに出会えてよかったです。

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