11月16日 全国の中高の合唱コンクールが無事に行われ その結果が報道されています

合唱というのは 割と狭い空間に そこそこの人数が集まって それなりに大きな声を出す作業を 結構長時間にわたって継続します。無論歌う人は一人の指揮者に向かって立ちますから 歌うときに口から飛沫が飛んだとしても それを近所で歌っている人が 吸い込む可能性は低いように思います。でも新型コロナ感染症が流行をする前は 隣同士肩がくっつくぐらいに近所に並んで歌うのが 当たり前の練習風景だったはずですから なかなか当たり前の練習をする事も難しかったと思います。私が所属していた大学の合唱団も どんな形で練習しているのか 心配しておりました。
中学生 高校生なら もっと狭い音楽室などで 集まっての練習になるはずですから 幾らマスクを装着していても 感染拡大が心配されて 学校が練習を許さないようなこともあったのではないかと思ってしまいます。昨年 一昨年 合唱コンクールが開催されていたのか 中止になっていなのかさえ よく知りませんが 今年は通常の形で行われたのかもよく知りませんが 取り敢えずは何とか結果発表が行われるような形で 開催されたみたいなので 良かったと思います。
私は 合唱をコンクールにかける事に対しては 非常に懐疑的です。合唱という音楽を それもアマチュアの団体の頑張った結果を 単純に技術的な面だけで比較されて 評価を下されることが 正しいことだとは思えません。音楽の出来栄えを 主観的な表現力の面を含めて 総合的に比較して 評価を下すことが 一応その筋の専門家かも知れない審査員に 出来うることだとは思いません。プロの演奏家の場合 その表現力を含めた技術的な面を 評価するコンクールは あってしかるべきだと考えております。アマチュアの音楽家は 自分が好きで頑張っている演奏を 赤の他人に 比較評価される必要はないように思います。無論技術的にも表現力の面でも 上手な人や団体もいれば 下手糞な人や団体もいることは事実ですが 本人が 一生懸命頑張っていれば それだけで十分だと思うのです。
素人が 好きでやっている趣味のようなものを 他人に好き勝手に評価されて ましてや順位などをつけられるのコンクールという形を 極当たり前に受け止める方が 沢山いらっしゃるので 私の考え方が 偏屈であるのは認めますが 私としては アマチュアの人間が 精一杯の気持ちを込めて演奏した者に 優劣をつける行為には 賛成できません。
何も 私の持論を偉そうにぶちたかったのではなくて 中高生の合唱部の子供たちが 日頃の練習の成果を発表する機会が 確保されたことを喜びたかっただけの気持ちで この題材を取り上げてみました。中高生の合唱部の子供たちにしてみれば 活動の大きな目標であるのでしょうから より日ごろの練習を頑張れたのではないでしょうか。良かった良かったと思います。

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