1月24日 新型コロナ感染症って 私はただの風邪の変異種にすぎないと思うのですが

世の中には この感染症の流行を大騒ぎすることによって よほど美味しい思いをされる方々が 沢山いらっしゃるのでしょうか。そもそもコロナウィルスという病原体は 普通の風邪を引き起こす百種類以上もあると言われている原因ウィルスの一つであり それなりに厄介な存在ではありました。そのコロナウィルスが たまたま大きく変異したものが 新型コロナウィルスという特別な名称で呼ばれ始めたのです。つまり自動車がフルモデルチェンジをしたような代物なのです。たとえどんなにはっきりとそしてくっきりと フルモデルチェンジしたって クラウンはクラウンだし カローラはカローラなのです。つまり風邪を引き起こしていたウィルスが どれだけ大きく変異しようと 所詮それらによって引き起こされる病気は 風邪の範疇に含めて考えるべきだと 私は思います。
普通の風邪は 何時頃から人間社会に定着してしまったのか知りませんが 少なくとも数百年以上前からだと思います。数百年前の人々の生活を描写した文章に「風邪」という表現が極当たり前に使われています。私は 動物の病気を診断して治療をする仕事に関わらせていただいておりますが 来院された患者さんの診断に「人間でいう所の風邪にあたる病気だと診断します」と申し上げる事が しばしばあります。人間界に限らず 色んな種類の動物に 極当たり前に 風の類の病気は存在しているように考えます。勿論 原因ウィルスを特定して 風邪と診断するわけではありませんが 人間の風邪と類似した症状があり 例えば 発熱やクシャミ 咳 鼻水 目ヤニなどが認められた場合 人間でいう所の風邪と言われている病気と診断しております。血液検査を実施しても ウィルス感染症を示唆する白血球の著明な現象など確認できない場合が多いのは 二次的な細菌感染が始まっているからかもしれません。細菌感染が始まっている場合 白血球は増加してしまうのです。
人間のいわゆる普通の風邪に ワクチンや特効薬というのは 残念ながら存在しません。そもそも想定される原因ウィルスが 百種類以上あるわけだし それらが どんどん変異に変異を重ねているわけですから それらのある程度幅広い守備範囲を持つワクチンなど 作り出せるわけがないのです。特効薬にしても同様で 劇的に症状を軽減できるかもしれない薬は ある程度の数存在するのかもしれませんが それらは所詮症状を緩和するだけで 原因となっているウィルスを駆逐してくれるわけでは 恐らくないはずです。よく言われる原因療法ではなくて 対症療法を受け持つ薬なのだと思いますから根治的な治療効果は期待できないはずです。
新型コロナ感染症が流行し始めたころには それなりの効果が期待できるワクチンと 特効薬的な治療薬が 作り出されたら この病気による感染の流行を終息させられる 等と夢物語に期待した方々が多かったのかもしれません。ですが現在の実情 二回 三回もワクチンを接種したとしても 感染するリスクは 完全には無くならないし 何時まで経っても 本当の意味で有効な特効薬が開発されるのは 難しいのかもしれません。日本でも一時期 塩野義製薬辺りが 開発間近と言われていましたが 臨床テストが始まったというニュースさえさっぱり聞こえてきません。
現在盛んに接種されているワクチンは 新型コロナウィルスの オリジナル株を想定して 作られているはずです。現在流行していると言われているオミクロン株は オリジナルから十数回も変異を遂げた形態のはずですから ワクチンとしての効果が十分に発揮されるわけがないように思います。ですから ウィルスという生き物は 非常にシンプルな構造をしています。無論人間社会で何とか生き残りたい 等と思う感情も思考も存在しないはずです。ただ生き物ですから 何とか生き残ろうとする本能によってのみ 活動しているのだと思います。ウィルスというものは 感情などないのでしょうが 生き残るためには 非常に狡猾だと思います。この病気を人間社会から 完全に駆逐してしまう事など 現実的に不可能だと思います。例えば感染症の分類で 一類に分類されている感染症「エボラ出血熱」や「ペスト」などは 致死率が高いので 非常に恐ろしい病気ではありますが 感染してから死に至るまでの時間が比較的短いので ある程度一般的な感染予防が有効であるでしょうし 適切な処置が キチンと取られたなら 長期にわたって 広く蔓延する可能性は高くないように思います。感染した人間が 短期間で重症化してしまい死亡するので 隔離したりすることが比較的簡単だし 死亡してしまえば それ以上感染が広まる可能性は少ないので 割と短期間でその流行が終息する可能性が高いはずです。
所が 新型コロナ感染症という病気は 症状が全くでない もしくは非常に軽い場合の割合がどんどん高くなっているわけですから 人間社会の隙間に潜り込んでしまって 完全にその存在を 消失させてしまう事が 不可能なのだと思います。つまり この病気は いわゆる普通の風邪から始まったわけですが 変異を重ねて 結局普通の風邪と同じ終着点に向かっているのです。私は この病気が流行を始めた時から 何度も何度も申し上げていますが この病気は いわゆる普通の風邪と同じように 人間社会に受け入れて 上手く共存する道を探すしか 対処法はないように思います。
昨日もそして多分今日も 感染確認人数は 爆発的に増大しているのでしょうが 重症化している患者の割合もまた 凄い速さで 低下していっているはずです。見た目の感染確認人数の増大などに踊らされないで 重症化リスクの低下 無症状の患者の比率の増大に目を向ければ こんな病気 全く恐れるに足らないつまらない病気であることが分かるはずですから 冷静になって対処法を考えるべきだと思います。無論この病気でお亡くなりになられた一万人以上の方々には 心からご冥福をお祈りいたしますが 同時期に普通の風邪をこじらせて肺炎でお亡くなりになられた ずっと沢山の人々がいる事実に 気付くべきです。
私は いずれにしてもあと少しで 仕事をリタイヤしますから この感染症騒ぎが何時まで続こうと あまり実害は受けないのかもしれませんが 無能な政治家が 何もしていないのでは 国民から文句を言われるから 飲食業などの業種に 全く無意味な制限をかけるような愚かな政策は 一刻も早く 引っ込めていただきたいと心底思います。

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