11月24日 本日は 「オペラ記念日」なのだそうです

1894年の本日 日本で初めてオペラが上演されましたので その事にちなんでいるのだそうです。私は 大学時代 混声合唱団に在籍していましたしオーケストラに少しだけ混ぜてもらったこともあります。ピアノは十数年先生について学びましたし それなりに真剣に取り組みましたから 一時はピアノで生計をたてようかと考えたこともありました。ですから一般の方よりも 多少はクラシック音楽に馴染がある方だと思いますが オペラに関しては 全く興味がありませんし 当然オペラについての知識も全くありません。
オーケストラによる音楽と 歌手の歌声 それに素晴らしいセットで演じられるお芝居やバレエを総合した ひょっとしたらクラシック音楽の極みみたいなジャンルかもしれません。私は合唱団とオーケストラの両方に在籍した経験がありますから ある意味オペラは凄く身近な存在になっていても不思議ではありません。でも私は もともとお芝居やバレエを鑑賞するのがあまり好きではありませんでしたし かなりの長時間にわたる演奏時間にも抵抗を感じてしまって 自分からオペラについての門戸を閉じてしまったのかもしれません。
交響曲であれば マーラーやブルックナー辺りのかなり長時間にわたる楽曲でもほとんど抵抗がありませんが 本来好きではないお芝居やバレエを長時間鑑賞するのには とても耐えられなさそうです。ましてや歌詞が日本語ではありませんから 基本的にその話の展開をすべて理解しておく必要がありそうですし重要な場面では セリフの内容さえ覚えておかなければならないのだろうと思います。そんな風に 事前にお芝居を細かく理解しておく必要があることに 私は嫌悪感さえ感じるので オペラのステージを鑑賞したことは勿論CDの一枚も買ったことがありません。
日本で初演されたオペラは グノーの「ファウスト」と言う詩人ゲーテを描いた 三時間以上にもわたる大作です。聴衆の殆どが そのオペラと初めて接したのでしょうから 事前にどのような説明や解説があって 上演されたのか知りませんが さぞかし退屈な三時間だったのではないでしょうか。私は音楽と言うものは クラシック音楽であろうと 乃木坂や欅の歌うアイドルの楽曲であろうと 何にも考えないで聴いてみて 楽しさを感じられるべき文化であるはずだと考えています。
乃木坂の曲を オペラの作品と並び称すると 非難の声が聞こえてくるのかもしれませんが たかがアイドルグループの作品であろうと ナーちゃんがセンターで歌って踊る「気づいたら片思い」に接すると私は何時でも感動しますし 大好きですから カラオケに出かけた時には必ず自分でも歌います。私はナーちゃんが六十年近く生きてきて 出会った女の子の中で 断トツに魅力的な女の子だと思っていますからその特別な思い入れがあるから「気づいたら片思い」を特にお気に入りにしてるのかもしれませんが この曲に特に思い入れのある方は 少なからずいらっしゃると思います。たかがアイドルの歌う作品だからと言って 頭からバカにしてしまうのは間違っているように感じますが如何でしょうか。
最近はいよいよ師走になり バタバタしてしまっていますが たまには落ち着いて 腰を据えて交響曲の中で二番目に好きなブルックナーの七番でも聴いてみましょうか。ちなみに一番好きなのはベートーベンの五番「運命」です。この曲は一楽章のモチーフ「ジャジャジャジャーン」があまりにも 有名になりすぎていますが 第四楽章の素晴らしさは特に秀逸だと思います。ウィーンフィルのゆったりとしてるのに凄く堂々とした演奏を耳にするたびに泣いてしまいます。念のために申し上げておきますと 私の中での位置づけは「運命」と「気づいたら片思い」と同等であることを御理解いただけるとすごく嬉しいです

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