11月24日 領空を侵犯したロシア軍機を撃墜したトルコについて思う事

私はあまりこの事件について情報を持ち合わせていないので ロシアとトルコのどちらの言い分が正しいのかよく分りません。でも常識的に考えて ロシア軍機が領空を侵犯していたからこそ トルコが十分に警告を繰り返したうえで 撃墜したと考えるのが 無理のない解釈のように思います。

客観的に見て 国力を比較するとトルコとロシアでは 国の面積や人口 経済力や軍事力などで大きな違いがあるのは誰が見ても明らかに思います。もしロシア軍機が本当に領空を犯していないのにトルコ軍機が撃墜したとしたら 圧倒的に立場の弱いトルコの方からロシアに喧嘩を売ったことになります。正当な理由もないのに負けると分っている喧嘩は吹っかけないでしょうから 恐らくトルコ側の言い分の方に正当性があるのではないでしょうか。

まあこの問題は基本的にロシアとトルコの問題ですから アメリカあたりが上手に橋渡しをして それこそ戦争なんてことにはならないような解決に向かって欲しいものだと思います。ただ私は今回のいざこざで 大国ロシアに対して きちんと自分たちの取るべき行動を取ったトルコと言う国は素晴らしいと思います。降りかかった火の粉を叩き落として その後も悪びれることなく きちんとした解決に向かって正々堂々とした態度で臨んでいる大統領には 拍手をしたい気持ちです。

何が言いたいのかと言えば 日本のあまりに腰抜けな対応が腹立たしくてならない と言う事です。日本は中国や韓国にもう長いこと領空、領海 どころか領土まで散々踏みにじられているのです。日本は確かに第二次世界大戦において アジアの諸国に多大なご迷惑をかけてしまったことは紛れもない事実だと思いますから そのことについては目を背けずに対応して 決して風化させずに心に刻み込むことは大切なことだと思います。

しかし世界の歴史を紐解けば 侵略戦争を起こしたのは日本だけではありません。世界のどの地域でもどの時代でも 国力の充実した国が周囲の国に対して 侵略の手を伸ばした出来事は それこそ日常茶飯事のようなものだと思います。日本はきちんと反省すべきことは反省しなければなりませんが だからと言って独立国である日本に認められた当然の権利であるところの領土であり領空であり領海を守るために行動するのは 必要不可欠な行為だと考えます。中国や韓国は 日本がきちんとした対応をしないので のさばり放題 やりたい放題の態度に出ているのです。

集団的自衛権についての議論など私にとってはどうでもいいことです。独立した国家に当然すぎる事として認められた 個別的自衛権をきちんとした形で 毅然とした態度で行使してほしいと切に望みます。自衛隊は日本の国を守るために存在しているのですから思う存分そのために働かせせるべきではないでしょうか。

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