11月28日 秋の旅行 初日です

一応 ホームページの看板や 病院のシャッターの張り紙には 「研修の為 休診致します」と謳ってはおりますが 実は100%遊ぶために旅行に出かけました。毎年二月ごろ 確定申告の準備を年が明けてから直ぐに取りかかります。私は几帳面ではないので 普段から帳簿をつけたり 伝票を記入したり 一切しません。年が明けてから一週間ぐらいが過ぎたころに一年分まとめて 申告に必要な作業を始めます。取り敢えずは 銀行通帳をノートに書き写して銀行勘定帳を作ります。続いて 薬屋さんの納品書の束をノートに 書き写して仕入帳を作ります。続いて毎日の売上伝票を日にちごとにまとめて振替伝票に記入します。一年分の振替伝票に 経費の領収書やレシートを貼り付けて その科目を記入します。更に銀行勘定帳と仕入れ帳から病院で起こったお金の出入りを 記入します。全て記入したらパソコンの申告用のソフトに振替伝票に書き込んだ情報を入力します。
簡単にサラサラとかきましたが 簡単でスムーズに作業が進むのは 毎日の伝票や経費の領収書を月毎にまとめて 日付順に整理して分類してくれている 奥様のおかげです。薬屋さんの納品書を会社ごとに分類して日付順にファイルしてくれているのも 奥様です。実際の作業をするのは私ですが 毎年狂犬病の書類の数が合わなくなったりとトラブルが発生してしまいますので 事情を説明して 問題を解決してくれるのも 奥様です。私は普段から 仕事の上でもプライベートの面でも 奥様におんぶにだっこ状態ですが 確定申告などと言うややこしい問題を片付けるときにも やはり肝心な所 と言うか難しくて厄介な所は 全て奥様頼みで 何とか切り抜けて来ましたし 今後も同様の状態が続くでしょう。
確定申告の準備か終わると 少しだけれども余裕が出来ますから 年末年始も稼ぎ時と考えて 目いっぱい仕事をしていますし 正月明けから正味一月間ぐらいは申告の準備に明け暮れますので 二月の上旬に 自分へのご褒美 と言うよりも奥様に感謝の気持ちを表現するために毎年旅行に出かけます。奥様の大好きなディズニーランドが多いのは 奥様が一番喜ばれる場所だからです。
毎年ではないですが秋になってホッと一息つきたい年には 病院がある程度暇になる秋ごろに旅行に出かけます。魚介類が美味しくなる時期ですから 福井や伊勢志摩など 海の近所に出かけることが多いみたいです。最近は伊勢志摩が 距離的にも程よい位置にありますし 観光スポットとしても楽しい施設がいろいろとありますから ここ最近のお気に入りです。今年は春にも出かけましたが 秋にももう一度伊勢志摩へ出かけることにしました。
朝の五時半ごろ まだ真っ暗な状態ですが 病院を車で出発しました。私は旅行に出かけるときには 必ずその日の朝食と昼ご飯を弁当にして持参します。朝食としてサンドイッチとコーヒーを準備しました。サンドイッチ位は 道端のコンビニでも売っていますが 自分で作った方が豪華なサンドイッチが出来上がります。手間暇も結構な材料費もかかりますが せっかく旅行に出かけたからには 少しでもリッチな気分に浸りたいので 早めに起きだして準備してしまいます。基本的には行けるところまで一般道を通って 高速に乗るのは伊勢自動車道だけにしました。何しろ朝の五時過ぎですから した道でもすいすいと進みます。高速に乗る頃には やっと明るくなってきましたので サービルエリアに車を停めて のんびりと結構豪華なサンドイッチを頂きました。
ゆっくりと休憩してから 出発しましたが すいすいと進みすぎてしまったようで最初の目的地である鳥羽水族館の駐車場入り口に八時半ごろには到着してしまいました。水族館が九時からですから その少し前には駐車場が開くと予想していましたが きっちりと九時に駐車場がオープンするみたいです。仕方がないので海っぺりに移動すると 丁度オジサンが釣りを始めるところでしたので 見物していました。しばらくするともう一人オジサンがやって来て 車に乗っている私にメンチを切って通り過ぎて やはり釣りの準備を始めました。周囲の状況を確認すると どうも私が車を停めている場所が 二人目のオジサンのレギュラーポジションだったみたいで うちの車のすぐ隣に軽トラを停めて釣りの準備を始めたみたいです。一人目のオジサンが盛んにこませを巻いて魚を集めているようです。いったいどのような種類の魚が釣れるのか 確認したくて一匹目が釣れるのを待っていましたが そうこうしているうちに九時になりそうでしたので 仕方なく水族館の駐車場入り口に戻りました。
なんとか一番乗りで一番出入り口に近い所に駐車して水族館へ入りました。春の旅行でもこの水族館へ来ましたが 下調べを全然してこなかったので あまり効率よく見学できませんでした。今回は水族館がかなり広いので効率よく且つショウタイムや食事時間を見逃さないように 綿密にスケジュールを組んでみて回りました。最初のイベントは 九時四十分からのラッコのお食事タイムです。十分位前にその場所に到着しましたが 同様に食事時間を見学する人が集まり始めていました。平日の朝一のイベント事ですが 結構人が集まりましたから驚きました。
時間になるとラッコが二匹とオジサンが二人登場してお食事タイムが始まりました。まじかに見るとラッコは結構大きくて 暖かそうな毛皮に包まれていて体重は二十キロ近くありそうです。食事は主にイカの切り身みたいでしたが叔父さんから受け取ると水面いあおむけに浮かんで 器用に両手を使ってかじりついていました。食事の時間は結構長いみたいでバケツにかなり大量のイカの切り身が入っていました。途中で見ている方が退屈しかけてきた頃を見計らって 叔父さんが手前のガラスにイカの耳の部分 丁度三角形にカットしてあるものを 手前のガラスにうまく張り付くように投げました。ラッコの方も手慣れた様子で 勢いをつけてガラスをよじ登りイカの耳をゲットして 美味しそうに食べていました。以下のげその部分もガラスに投げつけられて張り付いているのを 同様にラッコが器用によじ登り 食べていました。
その後は 色んな展示物を見て回りながら ショウタイムや食事タイムを見逃さないように うまく回れました。春に来たときは 初めてでもありましたし 沢山の見どころや催しがあるとは知らずに来てしまったので残念な思いをしながら 帰りましたので 今回の旅行では水族館の見学に十分な時間を組み込みましたから 鳥羽水族館を堪能できたと思います。アシカショウをみながら 持参したお弁当を食べました。奥様の大好きなホタテの炊き込みごはんでおにぎりを作りました。おかずは今回はあえて手抜きで冷凍食品を温めたものを用意してみました。簡単すぎて面白くなかったし 味も平凡でそれほど美味しくは感じませんでした。但し 晩御飯が海岸近くの料理民宿で 一番高いコースを予約していましたから とにかくお昼ご飯はあまりお腹が膨れないように とにかく少なめに作ることを 奥様からきつく言われていましたので手抜きのオカズで量的はちょうどよかったみたいでした。でもやっぱり玉子焼きだけは自分で作らないと お弁当を作った気がしませんでした。
明るいうちに民宿について 浜辺の散歩をしたかったので早目に水族館を後にして 民宿に向いました。
予定通りに四時ごろに民宿に到着しましたので 歩いて浜辺に出て 砂浜を散歩しましたが 夕暮れ時の浜辺は結構情緒があって 浜風はかなり吹いていましたが 楽しい散歩が出来ました。散歩から戻ると貸切露天風呂を予約した時間になりましたので 奥様と久し振りに一緒にお風呂に入りました。陶器でできたつぼ型のお風呂ですが 二人で浸かってもゆったりと出来ましたから 予想以上に立派な露天風呂でした。可愛い箱庭もついていましたから 温泉もしっかりと楽しめました。
さて待望の晩御飯ですが 何しろ伊勢エビの本場ですから 伊勢海老が一人に一匹ずつ 先ずはお刺身、次に塩焼き、具足煮、塩茹でと次々に登場しましたので エビ味噌好きの私は味噌の詰まった頭の部分までしっかりと頂きました。その他にアワビのステーキも一人に一つずつついていましたし 松坂牛のステーキも可愛らしいサイズでしたがついていました。他にも鯛と平目の刺身のかなり大きな舟盛りや サザエのつぼ焼き カレイの唐揚げ サラダに酢の物など食べ切れないほどの料理がテーブルに並びました。最後に海鮮のたっぷりと入った釜飯まで炊き上がりましたが ほとんど食べられませんでした。伊勢海老の刺身の頭でだしを取ったお吸い物だけは何とか飲み干しました。
奥様は食後 大浴場に入りに行きましたが 私は満腹だし 朝早くから動き回ったので 疲れ果てて眠くなってしまいましたので そのままふかふかの布団で大いびきをかいて眠りました。旅行一日目は終了です。

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