12月2日 旅行二日目です

旅行二日目ですが 例によって私の一日は 早朝から始まります。フェリーでは 朝六時から お風呂に入れますので まずは入浴の準備をして 風呂場に向かいました。せっかくのお休みなので のんびりと起きればいいのは重々分かっておりますが 早起きしてしまうのです。奥様の話だと 女性のお風呂はたいてい混み合っているのだそうですが 男性風呂は 私一人の時も多いですが 今回は先客が二人ほどいらっしゃました。のんびりと湯船につかりました。一応展望風呂にはなっていますが まだ真っ暗なので 何にも見えませんでした。あまりお湯につかりすぎると 汗かきな私は 風呂上がりに汗びっしょりになりますので 湯冷めしない程度に温まってから 自分の寝床に戻りました。
今回はプライベートベッドに泊まりましたので 自分の寝床に荷物を広げても文句を言われないので 汚れた下着などをレジ袋に入れておやつなどの荷物も散らかったまま 食堂に向かいました。六時半から 朝食バイキングの券がプランとしてセットされていましたので 有難く利用させていただきました。勿論 フェリーの朝食バイキングですから 大したごちそうはありませんが 焼き魚や 卵焼き サラダにお味噌汁といった 一般的な朝食メニューがずらっと並んでいます。味もそこそこ美味しかったので 奥様と二人で たっぷりと頂戴してしまいました。デザートやコーヒーなどの飲み物もいろいろとありましたので 凄くくつろいで 旅のプランなどをいろいろと話し込んでいると レストランの営業時間も終わりに近づいたみたいで 見回すと お客さんは私たちだけになりそうな状況でしたので 慌てて席を立ちました。
互いに自分のベッドに戻って 荷物をまとめて 車を止めた位置へ向かう階段に向かいました。船の港への到着時間には まだ二十分以上もありましたが その階段の前にはズラッと行列ができていました。私は 昨夜乗り込むときに先頭から三台目でしたので 幾らか焦りましたが 今更慌ててもしょうがないので奥様は行列の後ろに並ぼうとされましたが あえて行列から少し離れたところにある椅子に腰かけて窓からの大分港の眺めを楽しんでおりました。港への到着十分ぐらい前になると 車を乗せた場所に通ずる階段が開きましたので 行列は一瞬でなくなりましたので 私も奥様と階段に向かいました。五階から車を止めた三階まで ものの一分ぐらいで降りられましたし たまたま車を止めた位置が 階段の出入り口の真ん前だったので すぐに車に荷物を戻して乗り込みました。車に乗り込んでから 車の列が動き出すまでに五分以上時間がありましたから 全然あわてる必要はないのに 日本人はみんなせっかちだと思います。
車で走り出すと 本日は取り敢えず 杵築リゾートで一日を過ごす予定でしたので 一路杵築市へ向かいました。大分は奥様の出身地だから猶更ですが 殆ど迷わないで 空いている道をチョイスしながら走りました。私は本当に情けなくなる位の 方向音痴で 地図も全く読めませんし 道順なども記憶できません。所が 奥様の頭の構造がどのように出来上がっているのか 想像もつきませんが 一度通った道は完璧に記憶されていますし 地図もちらっと見ただけで 現在の位置や目的地がわかるし そのルートもほんの一瞬で割り出してしまうのです。私は このことだけでも 奥様を一生手放せません。死ぬまで大切にすることを誓います。迷い道だらけの私の人生ですが 奥様と一緒にいれば 間違いなく賢明な選択をして 無難に生きていけるであろうと 信じております。
大和ハウスの事務所を訪問する約束の時間に 大分余裕をもって到着しましたので 私のお気に入りの物件の場所へまずは向かってみました。四百近くも区画があるのに 奥様は 私が気に入っている物件の雰囲気などは説明しましたし 勿論二月に訪問した時に一度は訪れている区画ですが 一切迷わずにたどり着けましたから 驚くというよりも呆れ返る気持ちでいっぱいでした。この区画は 販売が始まって十年以上たつ杵築リゾートで いまだに売れ残っているのですから 客観的には あまり魅力的ではないのだと思います。ただ私は 出来たら自然がいっぱい感じられるところに家を建てたいので 最高に魅力的に二月に訪れた時には 見えました。
広さは 五百坪以上ありますから 申し分がありません。全体の四割ぐらいは 平坦ですが 奥の方の六割がたは 結構な傾斜があり 自然の木々がうっそうと茂っているのです。森林住宅にある区画でも 平坦で自然林が一本も生えていない物件がたくさんあります。そのような物件の方が まあ価格もお手頃だったのかもしれませんが 人気があるみたいでそのような区画はすべて売れてしまって家が建っているみたいです。面積が広くて 林のような自然林がたくさんある区画の方が どうしても人気がなくて 売れ残っているみたいです。私はタップリと自然林のある区画でなければ 森林住宅と銘打たれた住宅地で暮らす意味がないように思うのですがやっぱり私は変わっているのでしょうか。
只 本日冷静になって この区画を見てみると 奥地の傾斜がかなりきついし 悪いことに南に向かっているのです。そのうえ茂ってい木が相当に背が高いので 住宅は手前の平坦な部分に建てるつもりですが 傾斜している部分に生えている木を ある程度伐採してしまわないと 日当たりに問題が出てきそうに思えてきました。勿論その伐採など重機が必要そうで 素人が頑張ってどうこうできるレベルの作業ではないので その分余分に費用が掛かることになりそうです。そんなことに気づいてしまうと 初めて見たときは 手放しに喜んでしまって どうしても欲しい物件と思ってしまっていましたが 若干戸惑いを感じてしまいました。
約束の時間になりましたので 大和ハウスさんの事務所を訪問しました。二月にもお世話になった 所長さんがにこやかに迎えてくれました。挨拶を終えたら 所長さんの口から 私の気に入った物件は 積極的にお客さんにお勧めしていないこともあって 無事に残っているとの話でしたが 私の好みをかなり理解されておられますので さらに魅力的な物件があるとの話でした。聞いてみると 今年の初めに ある方が自分が生活するための家を建てるつもりで 購入されたのだそうですが 事情があって手放されることになったのだそうです。この物件は 馬の背のような形で 中央にそこそこ広くて平らな土地がありますが その両サイドにかなりの傾斜の広大な土地がおまけにくっついた区画で その面積はなんと八百坪もあるのだそうです。自然林も斜面にはかなり茂っていますが 中央の平らな部分は まばらですから日当たりもかなりよさそうに思います。そしてこの物件のもう一つの魅力は 海がよく見えるのです。
もう一つの物件は 浜辺まで歩いて五分で行ける距離ですが 海は全く見えません。別に海なんて見えなくても 全然かまわないと思っていましたが 海が全く邪魔されないで見えて 耳をすませば 潮騒まで聞こえてくるのはやはりかなり魅力的に感じました。ナーちゃんのかわいらしさに圧倒されている所に 優しくて性格がよすぎるマイマイが 登場してきてどちらにしようかと 凄く迷ってしまっている状況です。価格は 五百坪の物件のちょうど二倍ほどです。確かに八百坪という広さも魅力的ではありますが その三分の二ぐらいがかなりの傾斜地ですから 草刈りの大変さなどを考えると かえって負の遺産になりそうで 心配ではあります。ただこちらの物件は 大和ハウスさんが窓口にはなっていますが 家を建てる場合に建築業者をこちらの意思で選べる点が 非常にメリットとして考えられます。
つまり 大和ハウスさんに建築を依頼すると 建坪単価百万円というとんでもない料金を要求されてしまうのだそうですが ほかの業者さんを上手に選べば きちんとした家を建ててもらっても建坪五十万円位が相場だと聞いているからです。だとしたら たとえ土地の価格が二倍かかっても 二十から三十坪の家を建てた場合 土地の金額の差額を建築費の差額が上回ってしまう場合もありますから そんなに高い買い物ではないようにも思えてしまうのです。
もし目の前に ナーちゃんとマイマイの両方がいて どちらかを選べるとしたら 何日も迷い続けて 結局は性格のいいマイマイを選ぶように思いますが この二つの物件は 一長一短あるように思えて 相当に悩ましいのが正直な気持ちです。但し大きい方の物件は オープンに売りに出されているようなものなので 所長さんが抑えておけるような性質の物件ではないので そんなにいつまでも残っている物件ではないでしょうと言う話でした。私は二年ほど前までは かなりの現金が自由になりましたが 農協の商品で 今どき利息が年に一パーセントの利息が保証されている物件にまとめて預けてしまいました。但し今どき破格の利息が付く分 簡単に解約はできない仕組みなので そちらに預けてしまったお金は自分のものですが 自由にはなりません。
大きな方の土地の購入は現金での買取が条件なのだそうですので その金額まで私の貯蓄が溜まるのには あと一年半ほどかかってしまいそうなので その時まで売れずに残っている可能性は 非常に薄いように思いますから まあ最初に気に入った物件に落ち着くのだろうと思います。まあそれでも十分に満足できるとは思いますが 逃した魚は大きいと言いますから 心残りにはなるのかもしれません。両方の物件を購入する場合の諸々の手数料などを含めた金額を 帰りがけに提示していただきましたが どちらの物件も仕事を辞めてしまえば 小規模企業共済のいわゆる退職金代わりの金額だけでも簡単に購入できますから 買おうと思えば買えないことはないだけに 一層悩んでしまいますが 夢の膨らむ楽しい悩みなので じっくり味わってみようと思います。
さて今夜は 別府杉乃井ホテルに宿泊しますので 夕方になるとそちらに向かいました。パックになっているわけですから 最初から上等の部屋を期待してはおりませんでしたので ハードルが下がっていた分広くてきれいでベッドも立派な さすが杉乃井ホテルだと思わされる部屋でした。食事は 夕食も朝食もバイキングでしたが まあ一流のホテルとしては 勿論すごくおいしかったし 豪華でしたが 想定内の感じで 驚くほどのものではありませんでした。
夕食後に 最上階にある棚湯という露天風呂が売り物だと聞きましたので 入浴してみましたが 屋上なので吹きさらされて かなり寒い思いをしました。勿論お湯につかれば暖かいのですが 段々になっているお風呂を移動するときが寒くて 風邪をひきそうで心配でした。最前列のふろに寝湯といって 寝っ転がって夜景を楽しめる場所がありましたので 寝っ転がってみましたが 私はデブだからか 体がお湯からはみ出してしまい しっかりと温まれません。でも周囲を見渡すと 普通の体格の男性もはみ出していましたから もう少し寝る部分を深くなるように設計したほ方がいいように思いました。
入浴の直後に 温水プールで噴水ショーが始まったので 見物しましたが 寒い屋外でのショーでしたので 入り口で 毛布を渡されました。毛布にくるまっていれば  この季節の夜に十五分ほどのショーでしたが かなり寒かったので 毛布を貸していただけて助かりました。さすがに杉乃井ホテルはお客様への心遣いも一流だと思いました。噴水ショーを見物して 自分の部屋へ向かって歩いていると たまたまなのでしょうが ホテルの白壁を使った 3Dマッピングショーが 始まりましたので これももちろん無料で楽しめる催しなので 見物しました。3Dなので そこそこ立体感もあって かなり楽しめました。これも屋外での見物になりますので また毛布を借りて包まって見られましたから それ程寒くありませんでした。このホテルのお客さんへの心遣いは さすがだと思いました。大分での一泊目が ホテル泊で一番上等の食事とベッドでしたが 明日から無料の体験ハウスでの宿泊なので ちょっと心配もありますが 昨夜がフェリー伯でしたので 思いっきりぐっすりと眠れました。 

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