12月23日 1823年の本日 ファーブルが生まれました

私は子供の頃から 昆虫やペットが大好きでした。更にこのブログでは何度も書いておりますが 小学生の頃から 文字ばかりの本が大好きでした。なので当然 シートン動物記とファーブル昆虫記は 何度も何度も読み返す 愛読書の一つでした。シートン動物記は 実話を題材として書かれたフィクションだと 中学生ぐらいになって知りましたが 子供の頃は野生動物の行動や生態を かなり細かく 具体的に表現されていましたので シートンと言う作家は 普段一体どんな生活をしているのか 野生動物と一体化した暮らしをしているのではないかと不思議でしょうがありませんでした。
ファーブルの昆虫記は 実際に昆虫の生態を観察してその結果をまとめた報告書のようなものでしたから 面白みに欠ける傾向にはありました。それにオサムシやフンコロガシなど 自分の身の回りでは殆ど見かけない昆虫についての報告は 実物がどんな色形そして大きさの虫なのか 図鑑で確認してはみましたが 殆ど興味が湧いてきませんでした。只子供ですから サソリがほかの昆虫たちと対決する場面などは 勿論サソリなど身の回りには全く存在しませんでしたが 相当にワクワクしながら読んだ記憶があります。
私が子供の頃ですら ファーブル昆虫記に興味を死滅子供はそれほど多くありませんでした。勿論女の子は一般的に虫が苦手ですから 話題として取り上げただけても 嫌な顔をされるのが関の山でした。子供が自然とふれあい 虫取りや魚取りに夢中になる機会も減っているのでしょうから 男の子でもあまり興味を持ってもらえない題材なのかもしれません。私は小学生の頃の夏休み どんなにじりじりと太陽が照りつけていても 捕虫網を持って 蝶やセミを追い掛け回したかったのですが 今の子はクーラーのきいた涼しい部屋で 冷たい飲み物を飲んでいる方が 楽しいのでしょうか。女の子には無理でしょうが やはり夏休みは 蚊に刺されながらも山に入り カブトムシやクワガタムシに熱狂する心をなくしてもらいたくないのは 私が還暦を迎えた爺だからなのでしょうか。
仕事を引退してからの生活の場として 否かを求められる方が沢山いらっしゃるみたいです。やはり人間が本当にのんびりできるのは 自然が豊かで 人情の厚い田舎町だと考える方が多いからのように思います。できたら現在小学校に通っている 特に男の子たちには 是非ファーブル昆虫記を 読んで虫たちへの興味を持ってもらいたいです。子供が興味を持っても 親たちが衛生面などのリスクを心配し過ぎてしまって 現実に子供が虫たちと接触することにストップをかけてしまうのかもしれません。
私が子供たちと直接話をする機会など 全くなさそうですから せめてこのブログを読んで頂いている方で 小学校にお勤めの先生がいらっしゃれば 是非ファーブル昆虫記を子供たちに勧めて頂きたいです。ネットで調べたら 現在でも六巻セットで販売されていました。現在でも販売されているのは それ程大量にではなくても コンスタントに売れ続けているからだと思います。この細々とした流れが もっと大きな流れになっていってほしいと私は思います。
私が小学校の時に先生に勧められて読んだ本に ドリトル先生のシリーズがあります。このドリトル先生も 是非小学生の頃に 出来たら全巻読破して 動物を可愛がる優しい気持ちの人間が一人でも多くなってほしいものです。ファーブル昆虫記も ドリトル先生も 恐らく学校の図書館に置いてあるはずですから 無料で読めるので ぜひ手に取ってもらいたいものです。現在なら パソコンやスマホで読書気分は 味わえるのかもしれませんが 出来たら現実に本を手に取って きちんと机に向かって正しい読書を経験してもらいたいです。本日は 何だか押しつけがましい内容になってしまいましたが 良い本をきちんと読書することは 間違いなく人間を成長させてくれることだと思いますので このブログを読んで一人でも読書して頂けると 嬉しいです。

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