12月22日 糸魚川の大火事 被害を受けた方たちにお見舞い申し上げます

火元は一件のラーメン屋だそうです。詳しいことはよく分りませんが そこの住人の不注意で火事が起こったのだそうです。ラーメン屋ですから 当然仕事柄火を扱う機会が多いのでしょうが ある意味火を扱うプロなのに 不注意で火事を起こしたこと自体 非常に恥ずかしい事だと思います。火事を起こしたラーメン屋さんが全焼するのは ある意味自業自得ですから 全然気の毒にも思いませんが それ以外の約140軒の方が 延焼により被害を受けられたのですから お気の毒で仕方がありません。
私は本当に無力な人間ですから 言葉でお見舞い申し上げる事しか出来ませんが  こんな寒い時期に それもクリスマスや年末年始の楽しい行事の直前に 大切な財産やかけがえのない思い出を一度に失われてしまったのですから 簡単に元気を出してくださいなどと申し上げられないくらいの事は 鈍感な私でも解かります。幸い人的な被害が ほとんどなさそうな事は 不幸中の幸いな事かもしれません。それにしても延焼の被害を受けた方には 全く何の落ち度もないのに 突然焼け出されてしまうのですから 悔しいお気持ちだと思います。
地震や台風などの自然災害の被害を受けるのも 辛くて悲しい出来事ですが 天変地異には人間は逆らえない運命だと思います。しかし今回の大火事は 完全に一人の人間の不注意から引き起こされた 非常に大規模な災害なのです。被害を受けた方が悔しいのは 火元のラーメン屋に対して 責任の追及が出来るのかどうか 法律的な事はよく分りませんが 恐らく何もできないであろうことです。きちんと火災保険に加入してあれば 家屋の損害は 金銭的に保証されるのでしょうが 失われてしまった思い出の品などは 取り返しがつかないものも多いと思います。
人のふりを見てわがふり直せ ではありませんが 火災保険の状況を改めて確認して もし自分が被害者になった場合の補償を 改めてよく検討しておこうと考えました。現在の病院は お隣さんの建物と一メートルも離れていないので もし自分が火事を出せば お隣さんも当然延焼するでしょうし もし逆にお隣さんが火事を出した場合 当然うちも被害を受けることが予想されます。但し火災保険が保証してくれるのは 建物と財産両方に保険をかけていますから 火災が起こる前と同等の建物と病院の設備を回復できるだけの金額は 受け取れるはずです。でも人間の生活には お金では取り戻せないものが少なからずありますから くれぐれも家事だけは起こさないように気を付けようと 気持ちを引き締めました。ついでに体も引き締めようと思いましたが なかなか難しいかもしれません。
それにしても 火元のラーメン屋の人間は 恐らく無事なのだと思いますが 現在針のむしろに座らされている事と思います。せめて本人が焼け死んでいたら その家族も迷惑をかけた方々に まだ顔向けできていたかもしれません。もし私が被害者の一員であったなら 死ぬまでそいつの事を恨んで恨み倒しながら生きていくことと思います。もし私が加害者のラーメン屋であったなら 何百人もの方から 恨み倒されるのですから 恐らく速やかに自殺していると思います。別にそのラーメン屋に自殺をすすめはしませんが まともな感覚の人間なら 今後生きていくのはしんどすぎるのが普通の感覚ではないのかなと思ってしまいます。
被害を受けられた方々 「禍福はあざなえる縄のごとし」と申します。人の人生にはいい事もあれば 悪い事もありますが 結局は長い目で見れば 皆平等になるものだと信じております。こんなに悪いことが起こってしまいましたが 今後の人生には 逆にかなり良いことが目白押しであるのかもしれません。悲観的になりがちなのは当然だと思いますが 今後の人生をポジティブシンキングで 明るく乗り切っていかれることを 祈念して お見舞いの言葉とさせていただきます。

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