12月3日 旅行三日目です

年寄りの朝は 相変わらず早いのです。このホテルには 二十四時間いつでも入浴できるお風呂がありますので 六時少し前にそちらに朝風呂に入りに出かけました。同じようなことを考える人は結構いるみたいで かなり広いお風呂ですが 十人以上先に入っている方がいらっしゃいました。ここにも露天風呂がありましたが 寒そうでしたので 屋内のお風呂で十分に温まってから 部屋に戻りました。昨夜の夕食もバイキングでしたが 相当に込み合っていて 私たちはぎりぎり待ち時間が殆どありませんでしたが 私たちの後ろに長蛇の列ができていて 後ろの方の人は 一時間待ちと言われていましたので 早めに朝食バイキングのレストランへ向かいました。それなりに豪華なメニューが並んでいたのかもしれませんが 今思い出してみると 特に印象に残っている料理はありませんから 当たり前においしかったのだと思います。
本日から二日間は 杵築市役所に依頼して 杵築市の生活エリアの案内や 空き家バンクで気にかかった物件の紹介 移住の先輩との対談などを準備してもらってあります。朝一で市役所を訪問しました。私はこれまでにかなりの数の役所にメールを送り 移住地として考えているので 実際に訪問した時に 案内などの対応をお願いしたいと メールを送りました。地方の都市はどこも人口の減少に歯止めがかからないようで 移住してきてくれることを 凄く歓迎してくれるような姿勢がうかがえる対応をしてくれました。所がこの杵築市の移住担当者の対応は 私には凄く冷ややかなものを感じました。移住してきたかったら 勝手に来れば 的な気持ちがなんとなくではありますが感じ取れたのです。
私は馬鹿正直に そんなことを感じた事まで包み隠さずにメールで送ったので 猶更冷たい対応をされてしまったのかもしれませんが 正直この二日間は あまり期待できないと予想しておりました。所が 実際に相手をしてくれたのは まだ二十代の正式な市役所の職員ではない 協力隊のメンバーでしたが かなりこちらの訪問の意図をくみ取ってくれているような 対応をしてもらえたので 有難かったです。見た目は そこそこ男前なのですが その分チャラ男に見えてしまうので 就職先に恵まれず 現在協力隊という 三年で契約が切れてしまう 不安定な立場にいるのだそうです。いかにも女の子にもてそうな風貌ですから 若いお姉ちゃんに手を出し放題の ある意味羨ましい生活をしているのかと思えば かなり年上の 勿論それなりに美しい奥様がいらっしゃいました。
その男の子の車で 杵築市内の買い物スペースや病院 遊ぶ場所などを 簡単に案内してもらいました。簡単にというのは 非常に勘のいい奥様が 既にある程度杵築市内をうろつきましたので 大凡ではあるのでしょうが 杵築市内の位置関係を把握されているみたいだったからです。奥様と付き合い始めたころ 何度か岐阜に連れて行って 大学や学生時代にはお金がなくて行けなかった ちょっと上等のレストランなどを案内したのですが 勿論私が通っていたころとは かなり岐阜市内の状況も様変わりしていましたので 六年間も生活していた私が 戸惑ったりしていると 奥様の方が 既に岐阜市内の地理に詳しくなっているので 驚いたことがありましたが 杵築市も小さな田舎町ですから その地理的なことは 簡単に奥様に把握されてしまったみたいです。
昼ご飯は 小洒落た洋食の店で AランチとBランチをいただきました。どちらもそこそこの値段でしたが 美味しかったです。昼からは 不動産屋さんに案内されて 私のニーズに沿った物件を案内してもらいました。私が欲しいのはそこそこゆったりとした土地で そこにこじんまりとした家を建てるつもりなので その辺りのポイントを踏まえた 物件に案内されました。一つ目は 海が見える小高い丘の上にある土地で 両隣も移住してこられた方みたいなので ご近所づきあいも難しくはなさそうです。日当たりのいい平坦な土地ですが 110坪ぐらいと 私の希望よりは かなり狭いのが難点でした。価格的には 納得のいく範囲でしたし 建築業者は自由に選べるし その不動産屋さん自身が かなり丁寧な仕事をしていて リーズナブルなりょうきんなのだそうです。実際に話をしてみて 誠実そうな人柄がうかがえましたから この土地にこじんまりとした家を建てるのも ありかもと思えました。もう一つ そこそこの広さの土地を紹介してもらいましたが こちらは傾斜地なので 広さは申し分ないし 価格も想定内ですが あまり興味をそそられませんでした。
そんなこんなしているうちに 夕方になりましたので 本日の宿泊は 体験住宅 というものに申し込んでいましたので そちらに向かいました。横岳自然公園なるものの バンガローみたいな宿泊施設なのですが 杵築市のかなり辺鄙な場所にありました。殆ど信号のない田舎道を 相当な時間走って ようやく到着した時には 真っ暗になっていました。管理人さんを訪ねて 宿泊するバンガローのカギを借りて バンガローに向かいましたが こんな時期に宿泊している人などいるはずもないので 六棟バンガローが並んでいましたが 街灯もないので 真っ暗闇で車のライトを入り口にあてないと 鍵穴がどこにあるのかさえ分からない始末でした。部屋に入ってみると もう何日も暖房されていないのでしょうから 冷え切っていて 直ぐに石油ファンヒーターと炬燵のスイッチを入れましたが 温まるのにはそこそこ時間がかかりました。全部で七組布団がありましたから 最大七人まで宿泊できるみたいで かなり広いのですが 広すぎて温まるのに時間がかかったみたいです。まあ無料で泊めてもらえるのですから 文句は言えないのかもしれません。
但し 部屋が予想以上に奇麗だし 自炊するつもりで コメや調味料 などを用意してきましたので 直ぐに炊飯器でご飯を炊いて おかずも材料を途中のスーパーで買い込みましたので 簡単に調理して晩御飯をいただきました。まだ三日目ですが 結構疲れがたまってきているみたいで 布団を敷いて寝転がると 直ぐにぐっすり眠りこんでしまいました。明日からも予定が詰まっていますので 頑張りまーす。

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