2月17日 1904年の本日 東京の市電で禁煙が始まったのだそうです

当時の東京の市電が 禁煙に踏み切ったのは 混み具合も見当もつかないし 乗客がどの様に危険だったのか若しくは迷惑をこうむったのか 想像もつきませんが 必要に迫られて 決定されたのでしょうけれども 少し意外な気がします。と言うのは私が子供の頃の鉄道の客車には 殆ど灰皿が設置されていたように記憶するからです。何時の頃からか 社内では禁煙が常識になっていて オジサンたちが電車を降りてから 駅のホームで慌てて煙草を吸い始める姿を あさましくて情けない姿だと感じていました。現在は駅の構内も禁煙になっているみたいですけれども。

私がお酒を全くたしなまないのは このブログで散々書いておりますが 実は喫煙も全く致しません。私が若い頃には 喫煙を始める年齢としては 高校生から大学生 十五歳ぐらいから二十歳ぐらいまでが多いのではなかったかと覚えています。通っていた高校は 公立の至って平凡であり 真面目な校風の進学校でした。何しろトイレでたばこを吸った形跡が見つかったことで大騒ぎになるぐらいでしたから 殆どの同級生がたばこを吸った経験はなかったろうと思います。

大学に入学したのをきっかけにたばこを吸い始めたものが私の周りでは多かったように思います。たばこなんてもちろん初めて吸ったら 誰でもむせてしまって 美味しいと感じるものはいないはずです。ただ何となくタバコを吸う姿がカッコよくて 我慢して何度か試しているうちに 徐々に煙草の煙に慣れてきて 喫煙習慣が始まるのだと思います。

私も勿論その年齢の頃には カッコをつけたい気持ちはありましたが 自分の容姿の悪さを自覚していましたから 自分のようなものがカッコをつける資格が無いようにも思っていました。髪形などが一番気になる年齢のはずでしたが クシやブラシで 髪を整える事すら恥ずかしくて せいぜいてぐしで整えるのが精いっぱいでした。ですから たばこを吸う自分の姿も とてもカッコいいものとは思えなくて たばこを吸う事を拒否してしまっていたみたいです。

私は酒もたばこも一切やらないし ギャンブルも全く興味がありません。別に品行方正を人生の目標としているわけではありませんが お酒はどうしても体質と合わなかったみたいで 多少はお酒を楽しめたら もっと人生楽しくなったのではないかと思わないでもありませんが 世の中が これほど喫煙者にとって 肩身の狭い仕組みになるとは 予想していませんでしたけれども 喫煙せずに済んで 今ではラッキーだと思っています。

ギャンブルで唯一少しだけ経験があるのは パチンコ位のものですが 立命館に通っていたころには そこそこ楽しんでいました。楽しむ程度で景品にチョコレートでも取って 同じサークルの女の子に配っては 役員としての仕事を手伝ってもらった時のご褒美代わりにしたぐらいのものでした。立命を卒業した頃に 丁度フィーバー台が流行りだしました。フィーバー台はゾロ目が出れば 殆ど確実に打ち止めまで行けますが ゾロ目がでなければ殆ど負けてしまうように感じました。パチンコ自体がギャンブルの端くれかもしれませんが フィーバー台はそれまでにあった台よりも よりギャンブル性が強いように感じて 自然と足が遠のいでやめてしまいました。

よく男の道楽で 飲む、打つ、買うといいますが 私は飲むと打つの方は全く縁がありませんでしたが 最後の買う いわゆる女遊びには 多少はまり込んだ時期がありました。病院を開業してすぐに結婚しましたが 上手くゆかなくて直ぐに離婚してしまいました。現在の奥様と巡り合うまでの時期には 一人でさびしいし自由になるお金はそこそこあるので いわゆる女遊びにはまってしまいました。勿論もてない私ですから 素人の女の子とは縁がありませんでしたが 多少お金を出せば 十代のぴちぴちした女の子が相手をしてくれました。勿論奥様と巡り合ってからは 女遊びも封印しています。

話が大分横道にそれてしまいましたが とにかく私は喫煙の経験がないので 喫煙者の現在の肩身の狭い生活や 禁煙の辛さも全然想像がつきません。まあ健康面からみれば 百害あって一利なしであるのは間違いなさそうですから 喫煙とは一生縁がないままだと思います。そういえばインターネットで禁煙について眺めていたら 現在飛行機の中は勿論全面禁煙なのだそうです。所がトイレなどには灰皿が設置してあるのだそうです。これは喫煙者が トイレなどの密室に入ると喫煙する可能性が高いので 機内の安全を保つために灰皿が設置されているのだそうです。飛行機と言う特殊な環境では 万が一喫煙するものが存在しても灰皿が設置してあれば 火事などの危険性が低くなるのだそうです。喫煙者は人に見られていなければ平気でルールを破ることを前提にされているのですから 恥を知るべきでしょう。

何にしても少し前までは 飲食店などでは食後に喫煙する人があふれていましたが 鉄道の車内だけではなくて駅の構内までもが禁煙になっているみたいですから 多少は喫煙者が可愛そうに感じないでもありません。獣医師会の会議の時も 当初はたばこの煙で向かいに座っている先生の顔が見えないほどでしたが いつのまにやら全面禁煙になっているみたいです。まあ喫煙者がすぐそばにいる人間に確実に迷惑をかけているわけですから 迫害されるのは致し方の無い事なのかもしれません。つくづく喫煙の習慣がなくてよかったと思う今日この頃です。

 

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