2月18日 納豆により脳卒中のリスクが軽減するのだそうです

納豆に含まれるある酵素が 血管が固くなりにくい働きがあるのだそうです。私は 還暦を前にして恥ずかしいのですが 不整脈と言う心臓病を患っています。不整脈があると 心臓において血液の流れに不自然な動きがが発生するために 血栓ができやすくなってしまうのだそうです。血栓が心臓に走る冠動脈などで詰まってしまう事を心筋梗塞と言います。私の場合心配されているのが 脳の血管に詰まってしまう脳梗塞です。
脳卒中と言うのは 脳の血管の病気の総称で 大きく二つに分かれます。血栓が出来て血管が詰まってしまうのが脳梗塞、血管が破れて脳内に出血してしまうのを脳出血と言います。私の場合は脳内血管が血栓によって詰まってしまう脳梗塞で恐らく死亡するだろうと 優秀な循環器内科の先生に言われてしまいましたので ほぼ間違いないと思っております。その為に血栓ができにくくする薬 つまり血液をできるだけサラサラにして 血管に詰まってしまう事を未然に防ぐ薬 薬剤名は ワーファリンと言う薬をもう何年間も飲み続けております。
ワーファリン自体は小さな錠剤ですから のみ続けることは全然苦痛ではありませんが ワーファリンの薬としての作用機序が ビタミンKによる血液凝固を拮抗して 血液を固まりにくい状態に保っているのです。所が一般の食べ物に ビタミンKを凄く沢山含んでいる食品があります。その代表的なものが 納豆と青汁なのです。青汁は 殆ど飲んだことがありませんし 罰ゲームに登場するぐらいですから きっとそれほど美味しくはないのだろうと思っていますから 自分から積極的に飲みたいと思ったことはありませんし 一生飲まなくても全然平気な食品です。
所が 納豆は私の大好物なのです。現在はどうかわかりませんが 少し前までは関西人は殆ど納豆と言う食品を毛嫌いしてしまって 食べなかったと思います。私は福岡県生まれで 両親も福岡で生まれて育っていますから 納豆はそんなにしょっちゅうではありませんでしたが 時々朝ごはんの時に 白ごはんにかけて美味しそうに食べていました。子供なりに好奇心がありましたから 両親が美味しそうに食べているのを見て 時々自分のご飯にも少しだけかけて食べてみました。しかし 納豆独特の苦みと臭いに阻まれて なかなか美味しいとは感じられませんでした。小学生時代には何度もチャレンジしてみましたが どうしても食べられませんでした。
所が中学に上がったころから 味覚が変化したのかどうかは知りませんが やっと納豆を美味しく感じるようになりました。一旦おいしいと感じられるようになると 癖の強い食べ物だけに凄くはまってしまいました。私は朝はどちらかと言うとパンよりもご飯を好みましたので 高校や大学に通っていたころには 殆ど毎朝のように納豆をご飯に山盛りかけて 食べていました。納豆自体はそれほど高価な食材でもないし 器に移して 薬味を振りかけてよくかき混ぜて 玉子と醤油を加えるだけですから 調理と言うほどの手間もかかりませんので 私のリクエストに母が答えてくれて ほぼ毎朝納豆を準備してくれていました。
社会人になってからは 納豆を食べる頻度は下がりましたが 恐らく月に五回以上は食べていました。給料日前の懐がさびしい時には 納豆の三パック一組で売られているものを買ってきて 丼蜂にまとめて入れて 薬味にネギやもみ海苔 辛子、ゴマなどを盛大に入れて 玉子も黄身だけ二つぐらい放り込んで 盛大に混ぜ合わせたものを カレー皿にご飯を山盛りにしたところに 全部かけてしまって晩御飯にしていました。非常に安上がりだけれども 大好物なので凄く美味しくて お腹も満たされるので 〆ににインスタントの味噌汁を飲み干せば 大満足な夕食になりました。
そんな私が ワーファリンを飲みだしてからは 禁止されていますから もう何年も納豆を全然食べていません。
ワーファリンは 納豆に大量に含まれているビタミンKによる血液凝固を妨げる作用があるので ビタミンKの豊富な納豆を食べると 血液がドロドロになってしまい血栓ができやすくなるために 食べることを禁じられているのです。血液をサラサラにして血栓ができにくくする作用のある薬としては ビタミンKの血液凝固作用を抑えるのではなくて 全く別の働きにより血栓ができにくくする薬が 数年前に開発されたのだそうです。ワーファリンから そちらの薬に切り替えれば 同様に血液をサラサラにして血栓ができにくくしてくれるし 納豆を食べても全然かまわないのだけれども どうしますか と主治医の先生に尋ねられたことがあります。
納豆が食べられることは とても嬉しいのですが 開発されたばかり 販売され始めたばかりの薬ですから 当然薬の価格が ワーファリンよりもかなり高くつくという説明を受けましたので いずれは切り替えるかもしれませんが 今のところはワーファリンを続けて 納豆を辛抱しますと 答えました。所が 本日 新聞の記事で納豆を食べている人の方が 血管が柔らかくなるので 脳卒中 即ち脳梗塞と脳出血の リスクが下がると言う事を知りました。
現在の所 わが母校である岐阜大学の研究発表によるもので 一般的には認められた説ではありませんが これからいろんな施設で研究されて 納豆による脳卒中の抑止効果が広く認知される様になれば 現在でもワーファリンにかわる新薬がそこそこ薬価を下げているはずなので 切り替える決心がつくと思います。大好きな納豆を食べて 長生きにつながるのであれば 凄く有難い事なので この発表が真実であることを 大いに期待したいと思います。

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