3月 20日 「トラペジウム」と言う小説を読んでいます

この小説のタイトルを見て すぐにピンと来た人は 本屋さんによく通っている かなりの読書家さんか アイドル好きの方かもしれません。この小説は乃木坂で私が一押しのメンバーである 高山一実さんの処女作なのです。私も昔は かなりの読書家だったように思いますが 仕事を始めてからは 殆ど読書できていないのが正直な所です。本屋さんでこの本が 結構目立つところに 平積みされていましたから そこそこ売れているのでしょう。最近テレビで誰かが 既に二十万冊以上売れていると話していましたから いきなりお金の話をするのもなんですが 一冊千五百円ほどの小説ですが 印税は契約の仕方にもよりますが 一般的には十パーセントらしいので カズミンの取り分は 既に三千万円近いのかもしれません。

カズミンは アイドルにしては しっかり者で 無駄遣いなど一切しないで これまでもしっかりと貯め込んできたらしいのですが アイドルなんて どうせ決まった金額しか受け取れない給料を貰っているのでしょうから トップアイドルを七八年続けているとはいえ たかが知れていたのでしょうが この副業はけた違いの収入をもたらしてくれたのかもしれません。カズミンの写真集は これまでに二冊発売されていますが どちらも数万冊の売り上げでした、アイドルの写真集としては 一万冊以上売れると ヒット作と言われるのですから 立派な売り上げですが 乃木坂の他のメンバーの写真集は 桁違いに売れているものが 何冊もありますから それほど目立つ売り上げではありません。

アイドルのファンの実数は 写真集の売り上げに反映されているのかもしれませんが カズミンの小説は 写真集の三倍以上も売れているのです。勿論カズミンファンは無条件に買うのでしょうが 小説の方が三倍も売れているという事は 作家として それなりに評価されているのかもしれません、勿論カズミンのファンではなくても トップアイドルが書いた小説 と言う事で興味本位で買った人も少なからずいるのかもしれませんが 一般の読書家の方も購入してくれていなければ これだけの売り上げにはつながらないように思います。

本来なら この小説をきちんと読み切ってから 自分なりの感想を書くべきなのだと思いますが 私はまだ全九章のうちの三章までしか読んでいませんので ちゃんとした感想は書けません。只正直な所 二十代半ばの女の子 それも飛び切り忙しいアイドルが 仕事の合間に書いたのですから 単調で薄っぺらい作文を読まされるのかと 覚悟していましたが 私の予想はいい意味で裏切られました。勿論表現法が 一般の小説家とは違って 拙いと感じられるところが ちょくちょくあるのは否定しませんが でもそれがかえって 初々しさに感じられて つまらないテクニックに走っていないようで好感が持てるように思います。

私はカズミンの大ファンです。女の子としての可愛らしさでは このブログにしょっちゅう登場する ナーちゃんに残念ながら 遠く及びません。ナーちゃんは私が六十年以上アイドル好きを続けてきて 一番可愛い女の子だと断言できます。でも私の乃木坂の一押し つまり一番応援したなるメンバーは 私が乃木坂ファンになってから ずっとカズミンなのです。カズミンは本当に優しい女の子だと信じているからです。ですから そんなカズミンが書いた小説に対する評価が どうしても甘くなってしまうのは 否定しませんが でもこの「トラペジウム」と言う小説は カズミンの事を知らない人でも アイドルに興味のある方なら 読んでみて損はない小説だと思います。だって現役のアイドルが 自分自身や 周囲のメンバーの性格や考え方を参考にして書いているからかなり真実に近い部分が表現されているはずです。

読む気になれば あっと言う間に読み終えれるたった二百ページほどの小説ですが 私は楽しみを残しておきたいので 一章ずつ区切って読んでいます。読み終えたら またこのブログで感想を書こうと思いますが きっとさらにこの小説をお勧めすると思います。アイドルとしては 写真集の売り上げが伸びる方が嬉しいのかもしれませんが 私としては カズミンの将来を考えると この処女作で 作家としてのポジションをしっかりとつかんだ方がいいと思いますので このブログを読んでいる奇特な皆さんなら カズミンの小説を買って そして読んでくださると信じていますので どうぞよろしくお願い致します。

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