3月30日 父が家の中で 倒れこんだまま起き上がれない状態で 長時間放置されたみたいで 緊急入院してしまいました

本日の昼過ぎに 外出中に 近所に住む叔母さんから電話が入りました。その叔母の知り合いが 実家に一人で暮らしている父の所へ 月に一度くらい 訪れて 主に外回りの掃除や片づけをしてくださっているのだそうです。その方が約束の時間 午前十時に実家を訪れて 取り敢えずは家に入ろうとしたが 鍵がかかっていては入れないので 声をかけたところ 微かに返事は聞こえたが ドアを開けてはもらえないので 取り敢えずは庭や家周りの掃除と片づけを始めようとされたみたいです。一時間ほどで 外回りの仕事が片付いたので 次は家の中の作業に取り掛かろうとして 中に入れてほしいと声をかけたが さっきと同じ状態が続いているらしいことに気づいて 緊急事態の可能性があると予感されて 叔母の所に電話を入れたのだそうですが たまたま叔母が 外出中で 昼過ぎになって ようやく電話が入っていることに気づいて 連絡が取れたのだそうです。
それから 私の所に電話がかかってきて 私が慌てて実家に駆け付けました。午前中にお見えになったヘルパーさんは 月に一回ぐらいお越しいただいている方なので 合鍵のありかをご存じなかったのだそうです。毎週決まった時間に訪問していただいているヘルパーさんには 一応合鍵の隠し場所の情報を共有していただいているので その方たちの場合なら 本日とは違った展開になっていたのだと思います。とりあえず私が勝手口のカギを開けて 家の中に入ると 廊下に立てかけてある絵画や額縁がいくつか倒れていて 普通ではない状態でした。さらに気配のする玄関の方に向かうと 父親が あおむけに倒れて 上がりかまちの所に両肩があって 首から先つまり頭部が宙ぶらりん状態で動けなくなっていました。意識は何とか保っているようですが こちらが話しかけると反応はしますが 会話が成立しない状態でした。
あおむけに倒れて 頭が下がった状態になっていましたので 顔がむくんで腫れ上がっていました。 体に触れると相当に冷たくなっていましたから かなり危ない状況だと判断できました。頭を打っていて 脳出血などの可能性もありましたので 下手に体を起こしたりすると危険であるのかもしれないので 直ぐに救急車を呼ぼうかと考えましたが 発見してくれたヘルパーさんが いつもお世話になっているケアマネージャーさんがもうすぐ駆けつけてくださる という話でしたので 父の頭の下にクッションを差し込んで 取り敢えず頭の位置を水平になるように修正して 様子を見ました。二分後ぐらいに ケアマネさんが駆けつけて下さったので 分かる範囲の報告をしますと 取り敢えずは救急車を呼ぶことになりました。
救急車はほんの数分で駆けつけてくれましたので 分かる範囲が少ししかありませんでしたが 事情を説明して救急車に乗せていただきました。救急状態になった時に退院の方に見ていただく情報をまとめたものを差し出して かかりつけの病院が 枚方高裁病院であることを告げると 検温したり 血圧を測定しながら 病院に向かって救急車が出発しました。私も 家の中を簡単に片づけてから 駆けつけて下さったケアマネさんと 発見してくださったヘルパーさんに十分にお礼を申し上げてから 家の戸締りをして 病院に向かいました。
救急治療室の前の待合室で緊急の処置や検査が終わって目途がつくのを 待っていると 枚方市内に嫁いでいる妹とその息子のお嫁さん そして連絡を頂いた叔母さんが駆けつけてくださいました。しばらく待っていると 取り敢えずの処置や採決などの検査のための作業が終わったので 一人だけ面会ができるそうでしたので 私が代表して 父が横たえられたベッドのそばに案内されました。話しかけてみましたが 息子である私を殆ど認知できていないみたいで 会話がかみ合いません。話し始めて何度も説明しているうちに 十分ぐらいしてからようやく 今自分の息子と話していることを理解してくれたみたいです。ヘルパーさんの話では 郵便受けに前日の新聞と本日の新聞が入っていたのだそうで 取り敢えずは 何時からこんな状態になっていたのか知りたくて 丁寧に繰り返し 現在覚えていることや 最後にご飯を食べたのがいつなのかなど質問してみましたが 一時的な混乱状態にあるようで 殆どこちらが知りたい情報は得られませんでした。
しばらく父に付き添っていると 先生の方から 現在分かっていることや検査結果などについて 説明を受けました。相変わらず体温が体温計で測れないぐらいに低くなっている という事でしたが 父の寝かされているベッドは 特に温かい状況ではなかったので なぜ湯たんぽや電気毛布を使用して体を温めないのか と質問すると 温めた点滴を静脈から入れているので 十分に温めている との答えでした。私は 付き添っているときに点滴の流入スピードを確認しましたし 点滴のボトルを触ってみましたが さほど暖かくもなかったので 温め方が不十分ではないのか と質問しましたが 病院に到着した時よりも 皮膚の温度がかなり温かくなっているので 温めの効果は出ている との事でしたが そんなぬるい点滴をたらたら入れていて 体温が上がるわけがないので 腹が立ちました。
父は心臓が悪くて治療中ですから 勿論そんなに急速に点滴を静脈から流し込むことは出来ませんが 体温計で計測できないぐらいに体温が低下しているのに 病院に到着して一時間以上が経過しているのに 殆ど体温が上がっていないようなので 凄くのんびりした救急外来の人たちだと呆れてしまいましたが あんまり文句を言ってもしょうがないので 少しだけ文句を言いました。それで 急いで 救急外来治療室では 十分に体を温める事ができないので取り敢えず ICU(集中治療室)に移しましょうという事になりました。
私としては一刻も早く父に手厚い看護を受けさせたかったので 直ぐに移動してもらいました。その後入院するにあたっての 諸々の書類や質問書に 署名したり書き込みをしたりして提出しました。その後 もう一度ぐらい面会できるのかと思っていましたが 昨今のコロナウィルス感染症の流行のため 家族であっても 全く面会ができないのだそうで 病院に戻り夜の診察時間の仕事をしました。父の現在の状況は かなり心配ですが 93歳で 頑張って独り暮らしをしておりますから こんな状況になることは覚悟しておりましたので 何とかこれまでも もはや最後かなと思わせられる場面が何度かありましたが 無事に回復してくれましたので 今回のピンチも無事に乗り切ってくれることを期待するしかありません。
母は十数年前に亡くなりまして その時も当たり前ですが 精神的に大きなダメージを受けましたが 父とは顔を合わせれば 喧嘩をするぐらいにぶつかり合っておりましたが やはり精神的に支えになってくれている部分が 少なからずありましたので 急にいなくなると 当然でしょうが 少なからぬダメージを受けると思います。いつもは 父が亡くなってしまえば 仕事を辞められるなどと気楽なことを書いておりますが 本音はやっぱり これまでほとんど自力で生活できておりましたので 苦しみや痛みを伴わずに生活できるうちは 一日も長生きしてほしい というのが本音ですので 父の無事の回復を祈るばかりです。 

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