4月18日 新型コロナウィルスの 変異のスピードがすごいみたいです

ウィルスも生き物ですから 自分たちが生き残るために最大限のたゆまぬ努力をするのは間違いないでしょう。その為にまずは感染しても殆ど症状が現れないような変異を遂げました。症状が表面化しなければ たまたま感染を確認された患者さんと濃厚接触者になってしまった場合に 検査を受けて 感染が確認されるのかもしれません。とはいえ症状が表に現れないのですから 感染症が治癒したのか否かの判断が難しいと思います。クシャミ 咳が殆どなければ 自分の飛沫を他人に浴びせる可能性が殆どありませんから キスでもしない限りは 他人に感染を広げる可能性は 低いのでしょうが 積極的な感染していてもその判定が難しいので ウィルスを保持している期間は 凄く長引くのかもしれません。
更には感染力が強くて 重症化しやすいようにも変異したみたいです。その類の変異にも 幾つかのタイプに分類されるものがあるのだそうですから 診断や治療が猶更難しくなってしまうでしょう。そしてこうやって どんどん変異が進行していくと ようやく世界で そして遅ればせながら日本でも接種しているワクチンの有効性が 疑問視され始めています。そうでなくても ワクチン接種後の副反応の心配が広まりつつあるのに その効果にさえ不安があるとなると 慎重な日本人はそれこそ積極的にワクチン接種に取り組みにくくなるので 接種率の速やかな上昇は難しいのかもしれません。ワクチンは あくまでも予防的な効果しかありませんから 人間社会のかなりの割合が接種を済ませたなら ようやくその感染抑止効果が期待できますけれど ウィルスの変異が相当に進行してしまえば 猶更その効果はかなり小さなものになってしまうでしょう。
所謂普通の風邪には ワクチンが存在していないみたいです。今年は殆ど影を潜めているインフルエンザについてはワクチンが存在していますから 毎年接種していらっしゃる方もおられるのかもしれません。どうして普通の風邪にワクチンが存在しないのかと言えば 大昔から人間社会にはびこり それこそ変異しまくったので 余りに沢山の種類の変異株が同時進行で 混在しているので ターゲットを絞ってワクチンを作ってもあまり意味がないからだと思います。
誰かが したり顔で ワクチンと特効薬が十分に普及した時に この新型コロナ感染症という病気は終局を迎えるであろう 等と発言しておられましたが 私は全く納得がいきません。この病気は いずれいわゆる普通の風邪と同様に 人間社会に 極当たり前に存在する 日常的な病気になってしまうと思っております。所謂普通の風邪の撲滅が不可能なように この新型コロナ感染症の封じ込めなど 絶対に出来ないはずですから 要するに社会がこの病気の認識を改めて 普通の風邪と同様に扱えるようになるのが何時頃なのか が最大の問題点だと考えます。そもそも普通の風邪にかかった人の数の統計なんて誰も取らないし 誰も気にしないわけですから 感染確認人数が増えたの減ったのと 大騒ぎすることが 全く無意味であることに 皆が早く気付いてくれることを望んでおります。
このままでは 三回目の更に締め付けの厳しくなることが予想される緊急事態宣言が 発令されてしまうでしょうから 私の仕事は有難いことにそれほど影響を受けておりませんが 深刻な影響を受けて辛い思いをなさっている方々のためにも この病気に対する認識を改めさえすれば 簡単に解決できる問題だと思いますので そちらの方向に皆が向かってほしいです。それからこのことは何度もこのブログで申し上げましたが 医療崩壊が起きかけている 大阪ではすでに起こっているとも言われていますが これは大阪の9割以上もの病院が 新型コロナ感染症の患者の受け入れをかたくなに拒否しているからです。「赤信号みんなで渡れば怖くない」と全く同様で 皆で受け入れを拒否すれば 特定の病院だけが攻撃されることなどないので 医療崩壊が心配されるのです。
この事も 結局は 新型コロナ感染症がいわゆる普通の風邪と似たり寄ったりの病気であるとの認識を皆が持てば 解決されるはずですから 本当にこの病気に対する認識 と言うか捉え方が正しくなってくれる事を望みます。別に全然難しいことではないように思いますけれど。

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