4月20日 1730年の本日 江戸幕府が富くじを公認したのだそうです

富くじというのは 勿論現在の宝くじの事です。昔も今も 一攫千金を夢見る庶民が沢山いたわけですし 幕府としては 当選賞金を振り分ける前にしっかりと税金分を確保していたのでしょうから 為政者にとっては貴重な そして確実な財源だったのでしょう。税金分は先に差っ引かれているので 数億円の当選賞金を獲得しても 一銭の税金もかからないシステムなのが受け取る側にとっては安心できる制度です。もし先に税金をひかれていなければ せっかくの獲得した当選賞金を自ら申告して 納税しなければなりませんから 相当額を税金と言う形で持って行かれてしまい 庶民の夢も半減してしまいます。ですから 当選した喜びも半減してしまいますので 先に差っ引かれているのは大事な決まり事です。
冷静に考えれば 先に税金を引かれている分 当選する確率が半減しているのかもしれませんが そんな事は 当選者にとっては どうでもいい事でしょう。それから一等の当選金額がどんどん上昇しています。調べてみると 昭和二十年に宝くじが始まった時の一等賞金は 10万円だったのだそうです。それがいつの間にか前後賞も合わせると10億円にまで高騰しています。勿論宝くじなんて夢を買うためのお楽しみのようなものですから 夢を見るなら大きい方が楽しいのかもしれません。しかし宝くじ一枚の価格は 300円でここ三十年ほどは変わっていませんから 高く設定されれば当然 当たる本数は減少しているはずです。
宝くじで一等の当たる確率は 限りなくゼロに近いものですから 多少その確率が減少しても五十歩百歩なのかもしれません。でも私が一番ドキドキして楽しい時間は 当たりくじがないかと自分の購入した券を当選番号表と照らし合わせて確認している時です。だとしたら 例えば一等の賞金を一千万円にすれば 当選する本数は百倍になりますから 番号を確認する ドキドキした楽しい時間が勿論 百倍にはならないでしょうが ずっと長続きするわけでしょうから どっち道当たらなくても 多少は得した気分になれそうな気がします。
まあ物価が高騰して 円の価値が下がっている現在では 一千万円位の金額では とても夢は手に入りません。そこそこの一軒家の頭金にでもなればいいほうかもしれません。お年寄りの夫婦がのんびりと老後を過ごす生活費としては ほんの五年分ぐらいにしか過ぎないのかもしれません。とはいえ 自分の趣味を充実させる事だけに 使えばそこそこ楽しめるのかもしれません。釣りが趣味なら 小さなボート位は購入できるでしょう。ゴルフが趣味なら 憧れのゴルフ場の会員権が購入できるかもしれません。ブランド物が好きな方なら そのブランド品をかなり買い揃えられるのかもしれません。
私は 別に当たることを大して期待してはいませんが 年末の宝くじは 買える機会があれば 自分の分と奥様の分 十枚ずつバラで 購入するでしょう。もし一等に当選した時に 連番でないと前後賞を貰い損ねるから連番を購入する方が多いのかもしれませんが 当たりか外れかの確認にバラの方が時間が余分にかかるので 楽しみが長引きそうな気がして 何時もバラを購入します。
当たったらどうしようかと言う話をするだけでも 十分に楽しいし 宝くじは 買わなければ当選する可能性は 全くのゼロです。例え十枚ぐらい購入しても 当選する可能性は 限りなくゼロに近いのですが 決してゼロではないのです。正直な気持ち現実に一等が当選する事等考えてはいませんが 年末年始のお楽しみとして 今年も恐らく年末の宝くじは購入すると思います。
もし万が一にも 一等に当選したら 恐らくその日のうちに病院を閉めてしまって 奥様と二人で南の島へ旅立つはずです。来年年明けに急に私が行方不明になったら 一等に当選して幸せに向かって旅立ったのだと判断して 思いいきり羨んでください。このブログで当選したことをうっかり報告でもしようものなら 寄付金を求めて分けの解からん団体が寄って来ても不愉快なので 黙っているつもりですが お喋り野郎の私ですから きっと普段からこのブログをお読みの方にだけ分かるような表現で報告するかもしれません。まあその辺りは 現実に当選した時に考えた方がいいでしょう。

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