4月21日 けいはんな公園へ再び出かけました

お天気もいいし かなり暖かかったので 京都精華町にあるけいはんな公園に また出かけてみました。前回は 時期が少し早かったみたいで 桜がまだほんの一分咲き位でしたから 殆どお花見は出来ませんでした。それに春休み中でしたので 芝生の広場の辺りは それこそ小学校の休憩時間の様に子供であふれかえっていましたし その周囲には レジャーシートを敷いてお母さん方が お弁当を広げて 陣取っておられましたから 凄く賑やかでしたが 本日は 人出も少なかったし 凄く静かで落ち着けました。今回は分っていましたが 桜は殆ど葉桜の状態でした。
前回は公園の駐車場に車を停めましたが 思っていた以上にその料金が高かった上に 私の目指す地点から一番遠くにありますから 凄く沢山歩かなければなりません。 本日は公園に隣接するホームセンターの駐車場の かなり奥の部分に駐車しました。こちらに停めた方が私が目指す水景園には大分近いうえに 勿論無料です。この水景園は大人が入場料200円かかりますが 六十歳以上は無料なので 恐らく次回ここを訪れるときには 免許証でも提示すれば ただで入園できます。嬉しいような 何となく寂しいような気持で 無条件に喜ぶ気にはなりません。
何時ものように私が手作りのお弁当を持参しました。自分の病院に出かけた直後ですから スパゲティーを作りました。玉ねぎにウインナーソーセージ、ミックスベジタブルを炒めて そこにゆでたスパゲティーを加えて ケチャップと顆粒のコンソメを投入して味付けしました。簡単にできましたが 結構美味しかったように思います。まあ暖かいこの気候の青空の下 自然に囲まれた公園でのお昼ご飯ですから 何でもおいしく感じたのかもしれません。
前回と同じ池の傍の階段状になっているテラスで お弁当を広げました。手作りのお弁当意外に スーパーで購入したお菓子も食べましたが それほど暑さを感じませんでしたけれども チョコレートの類が 溶けていましたから 今後おやつにチョコレート類は選ばないようにします。池の鯉たちが 人の気配を感じとって 何か餌をくれるのではないかと 集合してバチャバチャと水音をたてています。前回はお弁当の残りのご飯粒とおやつのお煎餅を池に放りこんだのですが 凄く食いつきが良かったので 楽しかったです。
今回は 池の鯉の餌として 安売りしていた一斤68円の食パンとドッグフードの試供品を沢山持ってきていました。自分たちがお弁当を食べている間にも どんどん食パンやドッグフードを池に放り込みました。本日も凄く食いつきが良くて 鯉たちが折り重なるようにして放り込んだ餌に喰らいついていました。前回は気づかなかったのですが 鯉たちが両目の上の部分 いわゆる首に当たる部分の うろこが痛々しくかなり禿てしまっているのに気づきました。餌を奪い合うときに 体をぶつけ合っているから 自然とこすれあってうろこが剥げてしまっているのかもしれません。お恥ずかしい話ですが正直申し上げて 魚病学は一応単位を取りましたが 三日間の集中授業を受けて 直ぐにテストを受けて 辛うじてパスしただけですから もともと魚に殆ど興味がありませんので 私の一番苦手な分野です。
獣医師が診察する動物の範囲は 犬猫等の哺乳類が殆どですが 蛇やトカゲ カメなどの爬虫類、インコやオウムなどの鳥類、場合によってはカエルなどの両生類 そして金魚やコイなどの魚類を連れてこられる場合もあります。動物の種類の範囲が凄く広いのです。そして 担当する診療科目が 内科や外科は勿論  繁殖科 人間でいう所の産婦人科から 小児科、耳鼻科 整形外科 歯科口腔外科 皮膚科 眼科等これまたすごく幅広いのです。診察する動物の年齢も 生まれたての新生児から ボケの始まった高齢動物まで幅広く対応しなければなりません。
一人の獣医師が担当する範囲としては あまりに広すぎますから 勿論誰でも特異な分野をいくつか持っています。しかし残念ながら 苦手な分野もいくつかあるのはどんな獣医師でも否定できない事だと思います。私は犬猫以外では 割と爬虫類が好きで 興味がありますから その病気や基本的な治療法については そこそこ詳しいのかもしれません。しかし魚類は これまで殆ど釣りの経験もありませんし あまり魚に興味を持ったことがありません。食いしん坊なので 食べるのは好きですが 治療の対象としては あまり興味が持てないので 教科書に載っている程度の 通り一遍の知識しかありません。
その為 けいはんな公園の池の鯉たちのうろこが剥げているのが 体の接触による外傷なのか 何らかの原因に基づいた皮膚病なのか 短時間眺めただけでは お恥ずかしい話ですが 区別がつきません。勿論病院の患者さんとして連れてこられたのなら その鯉の生活環境や 現状に至る経過などを飼い主さんから確認できますし 実際にその患部を触り その状態を細かに観察出来ますから それなりの診断と治療法をひねり出すことは出来ると思いますが 池の鯉の皮膚の状態を眺めているだけでは どうすればその状態が改善するのか 判断できかねます。
別にこの公園にそんなに頻繁に訪れることもないでしょうから これ以上心配してもしょうがない事ですので 忘れることにします。公園には勿論飼育係の方がいらっしゃるはずですから その方たちが必要に応じて 対応してくださることでしょう。でも次回 この公園に来る時も恐らく鯉の餌をたくさん用意してくると思いますから それまでには鯉たちの皮膚の状態が 改善していてくれることを期待します。

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