4月22日 被災地でのペットが心配です

今回の地震は余震が度重なって 自宅が危険な状態になってしまい 避難所のお世話にならざるを得ない方が少なくないように思います。そこで私が個人的に心配になってしまうのが ペットを飼っておられるお宅の方々です。可愛がっているペットは 家族の一員と同様ですから 避難所で一緒に暮らせれば幸せです。避難所での生活は 当然ストレスが大きいでしょうから ペットがそばにいてくれたら 少しでも心が安らぐことでしょう。

但し人間には動物が大好きな人が沢山いるけれども 動物が大嫌いな方も少なからずいるはずです。避難所では勿論プライベートなんて殆どない空間なのでしょうから ペットが避難所にいるだけで 不愉快極まりないと感じる人がいても全然不思議ではありません。私は 申し訳ありませんが 災害が起こった時に ボランティア活動などで現地の避難所を尋ねたこともありません。ですから避難所がどんな雰囲気なのかも全然知りません。勿論ケースバイケースで 避難所によって 状況は千差万別なのかもしれませんが きっとそんなに余裕のない 結構重苦しい雰囲気の所も少なくないのではないでしょうか。

人間は余裕があれば おおらかにのんびりと過ごせるのかもしれませんが 避難所に避難しているからには ギリギリに追い込まれた気持ちで過ごしておられる方が 大部分だと思います。地震の被害に遭った自宅は今後どうなるのかとか 何時までこの避難所にいなければならないのかとか 自分の生活や仕事はどうなってしまうのかとか 家族や友人、知人の安否はどうなっているのか 等など不安だらけで過ごしておられるのだと思います。

そんな切羽詰まった状況におかれたら 普段なら笑って受け入れられるような出来事が 耐えられないこともあると思います。ペットの鳴き声や気配、糞尿の臭いなど 平常であれば目くじらを立てずにいられることが 些細な事でも我慢できなくなっても致し方の無い事なのかもしれません。避難所によっては 食料や飲料水も十分いきわたっていないところがあるのかもしれません。そんな折に 人間の分でさえ不足しているのに ペットに貴重な食料や飲料水を与えることが 勿論飼い主さんの家族の分を分け与えているのであっても 許せない気持ちになることがあるのかもしれません。

一般の避難所のそんな雰囲気が耐え切れなくなって 仕方なしに自分の車の中で避難生活をすることを選ばれることがあるのかもしれません。しかし今回の地震の後にも 狭い車の中での避難生活により エコノミー症候群 と言う血行障害が命に関わってしまった方の事がニュースになっていました。自分の車の中であれば ある意味自由の利くスペースであるのかもしれません。まあ現在は暑くもなく 寒くもなくて過ごし易い気候ですが いずれ直ぐに車の中は 暑くて危険な状況になってしまうのかもしれません。

私の様に無力な人間は 些少な額の義援金を贈るぐらいしかできなくて 本当に申し訳ない気持ちですが 少しでも早く避難所におられる方々が 安心して落ち着いて過ごせるように なってほしいと願うばかりですが 現実にはいまだ地震自体が完全に収まっているのかどうかという状況ですから 復興に向かうのはまだまだ当分先の話だと思います。避難されている方と一緒に暮らしているペットたちが落ち着いて暮らせるようになってほしいと心からお祈りいたします。

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