4月25日 人の禊について考える

またえらく重たくて難しいことについて考えることにしてしまいました。人は残念ながら必ず過ちを犯してしまいます。私は非常に迂闊な人間なので頻繁に失敗を繰り返しています。素直に過ちを認めて 誤ればそれで済む失敗も結構ありますが たまには取り返しのつかない失敗をしでかすこともあります。勿論犯罪に手を染めているつもりはありませんが ルール違反をしていることがあります。例えば普段車を運転している時に 法定速度よりも常に速く走っています。車の流れに乗って走っていれば 自然と法定速度をオーバーしてしまうのは 致し方の無い事かもしれません。

そんな些細な過ちは置いときまして 例えば政治家が 何らかの過ちを犯した時の対処の仕方が 納得がいきかねます。勿論刑事罰に値する過ちの場合は それなりにきちんと罰せられるのでしょうが 何かと秘書さんたち弱い立場の人間に責任を転嫁して 自分は預かり知らぬことだった等と居直ってしまって 責任逃れに走る政治家が多いのは それだけでも残念です。

それでもしおらしい顔をして 例えば党を離党するとか ついていた役職を辞任するとかして さも責任を取ったような顔をしているのが不愉快です。一番頑張った禊が議員を辞職することですが 次の選挙で再び当選したら 己が犯した過ちの禊は完了したとばかりに堂々と胸を張って歩いているのには 呆れてしまいます。まあそんな政治家に投票して当選させてしまう選挙民にも驚きますが まあその議員が選挙民にとってよほどうまみのある存在であるのでしょうから 致し方がないのかもしれません。

過ちをきちんと認めて 礼を尽くした謝罪をしてからなら 選挙で当選してしまったのだから 議員を任せざるを得ないのかもしれませんが 己のしでかした過ちを責任転嫁してしらばっくれていながら 当選した輩は それでも当選するだけの得票を集めたのですから ある意味立派なものなのかもしれませんが 凄く不愉快に感じるのは 私の心が狭苦しいからなのでしょうか。キチンとした謝罪すらしていないのですから 全く反省できていないのでしょうし また同じ仕事をする以上は 似たような過ちを繰り返すのではないでしょうか。勿論二度目ですから ばれないように慎重に事を運んでいるので 表ざたになっていないだけのような気がします。

次に芸能人で 過ちを起こしてスキャンダルになってしまった場合について書きます。刑事罰に問われるような犯罪は ある意味きちんと犯した過ちが明らかになり それ相応の償いをしてから 一般社会に復帰しているわけですから あまり過去にとらわれるのはどうかとも思います。一般人に比べて ずっと大きなバッシングを受けて 相当なるダメージも受けているはずですから。拍手をして迎える訳にはいかないのでしょうが ある程度の冷却期間をおいてからなら 復帰してもいいのかもしれません。

日本の法律では さほど厳しく責任が問われないような 不倫問題などを起こした場合は かなりデリケートな意味合いを含んでいるように感じます。男性であれば 昔は「浮気は男の甲斐性」と言われた時代もありましたから ある程度大目にみてもらえるのかもしれません。しかしそれが女性特に清純なイメージで売っていた方の場合は どうしても特に男性はそのような女性としてみてしまうでしょうから、芸能界が復帰を認めても 元のような活躍は難しいのかもしれません。

「不倫は蜜の味」といいますから 政治家であれ 芸能人であれ スポーツ選手であれ この類の問題は古今東西絶え間なく起こっています。人間の本能に関わる問題でしょうから 解決策はないのかもしれませんし、不倫をする者は それなりの覚悟をしてする必要があると思います。国によっては姦通罪は死刑 なんて所もあるみたいですから 日本でもそれなりに厳しい刑事罰を課すようになれば 多少は減少するのかもしれません。

人間は生きていれば 必ず過ち、失敗をしでかす生き物だと思います。自分のしでかしてしまったことについては キチンと事実を認めて するべき謝罪を十分にして 大いに反省して今後繰り返さないように 自分を戒める、しかないのかもしれません。特に私は しくじりの多い人間ですから これまでの失敗を大いに反省して 残り少なさそうな人生で なるべく人様に迷惑をかけないような生き方を心掛けようと思います。

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