4月25日 1719年の本日 「ロビンソンクルーソー」が出版されました

イギリスの小説家ダニエルデフォーが 実在の人物アレキサンダーセルカークの実体験をもとにして小説化したものなのだそうです。私が小学生の頃に「十五少年漂流記(二年間の休暇)」、[シートン動物記」とともに最も繰り返し愛読した小説です。無人島に流れ着いたロビンソンが実に28年もの間 一人で生き抜いた物語です。無人島でたった一人で生き抜いていくための苦労や恐怖、絶望的な孤独感との葛藤などが描かれていましたから ワクワクする部分もありましたが 読んでいて落ち込んでしまう場面もたくさんありました。

私は小学生の頃には 一人で昼間に家で留守番することでさえ 恐怖を感じていた位の根性なし野郎でしたから、たった一人で無人島の夜を過ごすこと自体が無理なはずです。中学一年の夏休みに 現在の交野の実家に引っ越しました。それまでが香里団地の2DKに家族四人で住んでいましたから プライバシーのプの字もありませんでしたが 交野の実家は当時二階建ての5LDKで 二階に待望の自分の部屋をもらえましたが 最初は二階に寝るのが私だけでしたので 恥かしいけれど怖くてたまりませんでした。本当に情けのない話だと思います。

現在も奥様とは残念ながら別居状態なので 病院の二階に一人で暮らしています。さすがにこの年になると夜が怖いことはありませんが 休みの日に一人で過ごしていると寂しくてたまらなくなり どうしても奥様に電話をかけて 声だけでも聞かせてもらいます。ロビンソンは28年間も一人で暮らしていましたから その精神力の強さだけでも称賛に値するように思います。

恐らく一週間と続かないとは思いますが 一度ぐらいは無人島での一人暮らしにチャレンジしてみたいような気持もあります。勿論病院の仕事からは解放されますが 食べることと寝ることなど生きていく最低の条件を満たすためには 朝から晩まで働きづめになると思いますので 現在よりもよっぽどしんどい生活になると思います。大変なことは想像がつきますが 一度は挑戦してみたいような暮らしです。まああと数年したら 奥様とのんびりした島暮らしを実践するつもりなので 楽しみはその時までとっておきましょう。

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