5月1日 本日はメーデーのはずですが 現在ではほとんど話題にも上らなくなっているようです

メーデー(May day)とは、5月1日に世界各地で開催される労働者の祭典の事なのだそうです。本来はヨーロッパで 夏の訪れを祝うお祭りとして結構伝統のある行事みたいでしたが、その後19世紀のアメリカで「労働状況改善を目指して、労働者が皆で一斉に声を挙げる日」となったのだそうです。私が子供の頃はメーデーの社会的影響は大きかったみたいです。夕方の殆どのニュース番組で 結構大々的に取り扱われていたように記憶しています。アメリカから始まり ヨーロッパそして日本にまで その活動は広まって 結構全国的に大きな会社では 労働組合にとって 一年で一番の晴れ舞台だったのでしょうが いろいろと趣向を凝らして 話題になるような行事や集会 パレードなどが行われていたように思います。
しかし現在では 日本の伝統的な祝日でさえ あんまりその祝日に特化したような 行事もおこなわれていないように思います。子供の頃には 各家の門扉に国旗が飾ってあるのが 極当たり前の風景だったと思いますが
今では 小さな国旗を掲揚してある家はおろか この時期になると庭のあるお宅では 鯉のぼりが元気に翻っていましたが 鯉のぼりですら殆ど見かけなくなったように思います。私の関心が薄れたので 目につかなくなっただけかもしれませんんが。私は小学生の頃 団地住まいでしたので 庭のある一戸建ての家に住んでいて 鯉のぼりが翻っているええとこの子には ちょっぴりひがんでいる気持ちがありました。中学生になってから 狭いながらも庭付きの一戸建てに住めるようになりましたが 流石に中学生になってからは ポールを建てて鯉のぼりを泳がせるのは 恥ずかしかったので 結局自宅で鯉のぼりが翻るのを見た経験はございません。
私は塩野義製薬という会社で ほんの三年ほどサラリーマンを経験しましたが 塩野義は 結構組合が元気があったみたいで メーデーには 結構趣向を凝らした催し物を開催していたみたいです。私は北陸に勤務しておりましたので 参加できませんでしたが 一般社員はお休みになったので ゴールデンウィークがより豪華になっていたように覚えています。入社一年目から 十日を超える有給休暇が設定されていて 折角勝ち取った社員のけんりなのだから 新入社員でも遠慮なく有給休暇を取るようにと 頻繁に組合からの通達があったのを覚えています。
サラリーマン時代 塩野義で担当したのは 病院を回って医者相手に自社の薬を使ってもらうための営業活動でした。精神的にも肉体的にも 凄くしんどい仕事でしたが 入社一年目から頂くお給料は凄く多かったですし 福利厚生も驚くほど充実していました。私のように無能な人間には 身に余る厚遇でしたが やはり求められるものが大きすぎたので 三年ほどで息切れしてしまったのと 獣医さんになりたい夢が諦められなかったことが重なって 退職して 受験勉強をやり直して 大学に通い直して 現在の職業に就きました。良かったのか悪かったのかは分かりませんけれど 今更やり直しできませんから この人生を全うするために頑張る所存でおります。本日は 夕方のニュース番組を幾らか注目しておりましたが やはりメーデー関連のニュースを取り上げているチャンネルはなかったように思います。現在は会社の組合活動が 廃れてしまったのでしょうか。そういえば春闘という賃上げ闘争もほとんど話題にはなりませんし 恒例行事だった電車会社のストも全然行われていないみたいです。組合が頑張らなくても 順調にお給料が上がっているのでしょうか。
メーデーの事が全く話題にも上らない昨今に 幾らかの寂しさを感じるのは 私だけなのでしょうか。

ブログ一覧