5月13日 最近では 「13日の金曜日」というのを全然注目しなくなったように思います

そもそも、「イエス・キリストが磔刑にされたのが 13日の金曜日であり、クリスチャンは忌むべき日である」という謂れがあったようですが 大体日本でのキリスト教信者の数の割合が かなり低いのですから こんな故事が ある程度有名になっていたこと自体が 不思議な現象と言えるのかもしれません。私が小学生の頃には ほとんど意味も分からずに たまたま十三日が金曜日であった時 縁起が悪い 災いがもたらされるなどと わけも分からないまま 勝手に噂していたのを覚えているぐらいです。この言葉をタイトルにした ホラー映画が何作も作られていましたから それなりに人気を博していたみたいですが その真意を理解している日本人がどれだけいらっしゃったのか 疑問だと思います。
昔だと 例えば祝日の場合 ニュース番組やワイドショーで その謂れとなった故事を取り上げて 割と丁寧に説明したりしていたように思いますが 現在では 祝日の名前ぐらいは 言葉として発されるけれど その意味合いを説明することがないので 本日もニュース番組の冒頭などを注目していましたが 「13日の金曜日」というフレーズが登場したことは 殆どなかったように思います。まあ日本人のように信仰心が薄い国民には 元々興味を引く話題ではないのでしょうが 昔はけっこうとりあげられて 話題になっていた言葉だけに 時代の変遷を感じて 残念に思います。こんなことをボヤいているから 老人扱いされるのでしょう。還暦を過ぎたばかりの頃は 高齢者割引を享受することが 屈辱的に思っていましたが 現在では飲食店などで 高齢者割引が実施されていないと けち臭いお店だなどと 感じるようになりましたから 本人としても年寄りの自覚が 完成されつつあるのだと思います。恥ずかしいし 残念だけど 致し方のないことかもしれません。

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