5月15日 英国の裁判所で 「ハゲ」呼ばわりは セクハラと判決されたのだそうです

セクハラと言えば 主に男性が女性に対して行う嫌がらせだと思っていましたが 頭髪の薄くなった男性に対しての「ハゲ」呼ばわりも セクハラと言う判決が英国で下されたのだそうです。ヨーロッパの男性は 日本人に比べて 頭髪が極端に薄くなる傾向が 強いようには思いますが 同僚に「ハゲ」呼ばわりされたことを 訴える方もどうかと思いますが 真剣に裁判官がこれまでの似たような判例などを十分に鑑みて 判決を下されたのだそうですから イギリスでは今後 上司をうっかり「ハゲ」呼ばわり出来にくくなってしまったのだそうです。
誰だってピチピチした若い時代を経験しているし 時が経過すれば 平等に年をとります。美しく年齢を重ねられる方も 稀にはいらっしゃるように思います。郷ひろみさんなどは デビューした当時は 女の子みたいな可愛らしい顔をした歌手だけれども すぐに消えてなくなるだろうと思っていましたが 未だにスリムでカッコいいし 顔立ちも老け込んではいないように思います。吉永小百合さんは 未だに非常にお上品でお美しくて もし抱ける機会があれば 一晩中でも 寝かさないように思います。キムタクも四十代だから それなりの枠柄を演じていますが 彼に面と向かってオッサンと呼べる人は恐らくいないでしょう。まあそんな選ばれし人たちの年齢による変化は 特殊なケースで 一般人の場合 どうしたって年齢相応に 老化という現実を受け入れざるを得ません。私の頭髪も 若いころのボリュームに比べたら 数分の一に減少しているし 髪色も灰色というよりも 白色に近いように思います。私の奥様は 私に向かって ハゲ爺と呼びます。薄くなったことは 認めざるを得ませんし 頭髪の生えている面積が縮小していることも 実感しておりますが まだハゲと呼ばれるのには 憤りを感じます。まあ家族に「ハゲ」呼ばわりをされるのは 身内ですから 辛抱できないではありませんが 赤の他人に ただでさえ気になっている身体的な短所を 蔑称で唱えられたら その腹立ちが 訴訟問題に向かうのは 致し方のないことかもしれないように思えます。
ハゲに対する 対策として 毛生え薬が 大昔から存在するようですが その確かな効果は 大いに疑問であるように思います。中年になったころ 大学の先輩が若ハゲに悩まされて 頭髪マッサージを施していましたが その効果は全くなかったように思います。次いでの対策として カツラというものが世の中には 多数存在するみたいですが これが安物だと すぐにばれてしまうようです。若ハゲに悩まされていた先輩が辿り着いたのは 高級なカツラ 装着しているのが 周囲に気づかれにくいカツラでした。その先輩が言うには 「頭の上に 自動車一台乗っけて歩いているようなものだ」という事でした。私は 先輩がハゲていることを知っていましたから カツラの存在をもちろん認識していました。周囲の人間も カツラを装着していることを認識していたはずです。気づいていないふりをするのは 結構大変でしたが 周囲の人たちはみな 知らないふりを上手にしていたのだと思います。カツラというのは かぶっている方も大変かもしれないけれど 周囲の人間にも 結構負担をかけていたように思います。
そんな訳で 年齢の進んだ男性の頭髪が薄くなる悩みは 世界中に共通するのかもしれませんが 頭髪の薄い人を「ハゲ」太っている人を「デブ」というのは ある程度しょうがないことのように思います。但し太っている人は 努力してダイエットすれば デブではなくなれますが 一旦ハゲてしまった人が どんなに努力したって 毛が生えてくることはなさそうですから 本質的には 異なる問題なのかもしれません。イギリスでの訴訟問題は 恐らく本人に面と向かって「ハゲ」呼ばわりされたことから始まったのだと思いますが その人物に人徳があり それなりに人気があれば 面と向かっての蔑称はなかったように思います。だから「ハゲ」呼ばわりされた方にも それなり人間的に問題があったのではないかと思います。同様の事は 日本でも少なからず起こっているように思いますが 日本でもこんなつまらない裁判沙汰が起こらないでいてくれることを願います。私が面と向かって「ハゲ」と呼ばれても 訴える気力はなくて 落ち込むだけだと思います。周囲から それなりにその存在を好意的に認知されていたなら そんな事態にはならないと思いますから 普段からの言動に注意しようと思いました。 

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