5月18日 本日は 語呂合わせだと思いますが 毎月頭髪の日と言われているのだそうです

今朝 お風呂に入った時に 排水溝が詰まったかのように ふろの湯がスムーズに排水されないので 排水溝の受け皿を久しぶりに覗いてみたら 私から抜け落ちた かなり白っぽい髪の毛が たくさん詰まっておりました。私は 昔から 自分の容貌が 凄く悪いことを自覚しておりますので 身なりには あまり気を使わないようにしております。私のように 不細工な人間が いっちょ前に お洒落に気を使うなんて 百年早いわ と考えてしまうからです。まあ一応動物病院を経営しておりますので 飼い主さんに対しての接客が 仕事の基本なので 不潔にはならないように 着ている服もこまめに洗濯しておりますし 無精ひげなどには気を付けております。何しろジジイですから どうしても加齢臭がしているかとは思いますが 朝一でお風呂に入って なるべく妙なにおいが漂わないように 心がけてはおります。
整髪料の類も これまで殆ど使ったことがありません。思春期の高校生のころには クラスの友人たちが ヘアートニックやリキッドなどの整髪料を 当たり前に使っておりましたが 私は自分なんか 髪を櫛やブラシでとかして調える事さえ 烏滸がましいと考えておりましたので 寝ぐせがあまりにはねまくっているときは さすがに水を付けて 何とか落ち着かせようと試みましたが 当時は髪の毛にボリュームと勢いがありましたので 手櫛で何とかなるような状態ではありませんでした。高校に入って クラスに好きな女の子ができた時には さすがに整髪料を使いたくなりましたが 母親に自分のための整髪料を買ってほしいなどとは 恥ずかしくて頼めなかったので 父親が使っている整髪料をこっそりと拝借しておりました。ただ整髪料を 頭に振りかけると 当然かなり香りが漂いますから 当然家族には 自分としてはこっそりと 整髪料を拝借しているつもりでしたが バレていたのは間違いないでしょう。
大学時代に 混声合唱団に入って 合宿に出かけた時には 皆が当たり前のように 自前の整髪料を持参していましたし ドライヤーなども殆どの人が自分で使うために持ってきていたのには 驚きました。うちでは 妹が髪が長かったので ドライヤーを使用しておりましたが 父も母も短髪だったので ドライヤーなんかほとんど使用していませんでしたし 私はドライヤーに触ったこともないので 何処にスイッチがあるのかさえ知りませんでした。まあ二十歳前後の 一番自意識が過剰な時期ですし メンバーの半分は 女の子でしたから 自前の整髪料持参は 当然だったのかもしれません。
私は うっかり自分の整髪料を忘れてきた という体で話をして 風呂上がりにそばにいた 先輩や後輩から借りて 頭に振りかけておりました。一つ目の大学時代は 私の人生で一番髪が長かった時代です。当時のはやりでしたし 男でも美容院でカットしてもらうやつが少なからずいましたから そのことを知った時には驚きました。まあカットしてもらうだけなら 理髪店に行くよりも安上がりだから という理由で通っているやつも結構いました。何しろ立命館に通う連中でしたから 皆経済的には余裕がありませんでした。
ですから その頃の私は 結構長髪で 耳が毛で隠れて見えないぐらい 襟足も結構長くて 首がほとんど見えない程度の長髪でした。とはいえ 私は昔も今も 髪の毛が 太くてジャリジャリしていて 風呂上がりにバスタオルでごしごし拭けば 直ぐに殆ど乾いたような状態になりました。ですからドライヤーを使用する必要も全然ありませんでした。ただ 合宿に参加したほかのメンバーが 皆風呂上がりにドライヤーを当然のように使用していたので 私はまた さも忘れてきて困っているので 使い終わったら貸してもらって 使用しておりました。但し 直ぐに乾いてしまう髪質だったので 早く貸してくれないと 髪が乾いてしまう と思いながら 友人が使い終わるのを 順番待ちしたものです。
現在も ごくたまに 久しぶりに友人と会うようなときには 最低限の礼儀として 整髪料を頭に振りかけます。ただその時にいつも悲しい現実と遭遇してしまいます。若いころには 私は髪の毛が多すぎてうっとおしいと考えておりましたので 頭に整髪料を振りかけて その瓶のふたを閉めてから 頭に手をやり 整髪料を馴染ませておりました。所が 現在は 頭に整髪料を振りかけるとすぐに その液体がおでこの生え際まで垂れてきて 早くしないとおでこを伝って眉毛に到達して住まうのです。現在は 髪の毛のボリュームが 相当にダウンしていることを 思い知らされるようで とても悲しい気持ちになります。
私は 若いころから 結構白髪がありました。白髪が多い人間は あまり禿げない と言われておりました。現在は かなり白っぽいグレーになってしまっておりますが 年相応にボリュームダウンもしてしまっているので うっかりすると鏡を見ていて 頭の地肌がかなりはっきりと見えてしまい 思わず目をそらすことが時々あります。同年齢の友人たちでも かなり蔓っと言ってしまっているものが少なからずおりますから 致し方のないことだとは思いますが やはりこんな現実と 正面から向き合う勇気がございません。太っているのは 努力したら ダイエットできるのかもしれませんが 頭髪の減少はどうしょうもありませんし 取り返しがつかない現象だと自覚しております。残り少ない白髪を大切にしていこうと本日改めて思いました。

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