6月21日 内閣府の調査によると 若者のデートの経験率が非常に低いのだそうです

あんまり政府のこの類の調査は母体である対象がある程度日本の現状を正直に反映しているとは思い難いので あるがままの日本国民の姿を反映しているかというと 甚だ疑問な場合が多いように思えてしまい 信用しておりません。でも 十代 二十代の若者が 男性の方が特に悲惨みたいですが 男女いずれもデートの経験率が半分以下のようなのです。そもそもデートなる代物が どのように定義されるかよく分かりませんが 自分の場合に当てはめて考えると 取り敢えずは 高校生の頃に 同じ高校の女の子と 映画を見に行きましたので 一応はデート経験者になるのではないかと思います。ちなみに見た映画は 「青春の門」(筑豊編)だったと思います。
映画の内容は 小説を読んでいたので 分かっていましたが 映像で見ると 頭の中で思い描いていた人物像と異なっていたので 幾らか違和感はありましたが それなりに面白かったです。まあ映画の内容よりも 隣に座っている女の子の動向が気になっていたので それ程映画に集中できてはいなかったように思います。一応 デートマニュアルで勉強していましたので 映画の後 喫茶店に入りました。コーヒーを注文したほうが カッコよかったのでしょうが ずっと緊張していたみたいで 喉が渇いていたので レモンスカッシュを注文しました。当時は結構流行っていた飲み物だと思います。彼女は確か ミルクティーを飲んでいたように思います。
人間セックスの初体験の事は 何時までも事細かに 覚えているみたいですが 初デートの事も かなり細かく覚えているみたいです。誘った相手は 近所に住んでいる 同じ中学から同じ高校に進んだ 女の子なので 割と何年も前から顔見知りの相手でした。何となく 学校の行きかえりに同じ電車になった時に 話位はしていました。その子が 五木寛之の小説を読んでいたので 割と話があったように覚えています。その小説が映画化されたので 誘いやすかったからだったのでしょうが 思い切って声をかけてみました。特にその子が好きだったわけではありませんが 勿論好意は持っていました。上手いことはなしが進んだら 付き合えたらいいのに 位の期待はもって誘ってみました。どんなつもりで 承諾してくれたのか 恋愛経験が殆どなかったので 見当がつきませんでしたが 一緒に出掛けてくれたので とても嬉しかったのを覚えています。結局は その子とは その時かぎりでした。あんまり楽しい思いをさせてあげられなかったのだろうと 反省しました。
私の事は どうでもいいけれど 五十年近く前の出来事ですが かなり鮮明に覚えていますから やっぱり当時としては 凄く大きな出来事だったみたいです。勿論その子とは 手もつないでいませんから いわゆる指一本触れていない関係でしたが 高校生の男子としては 勿論その子を抱きしめたかったし キスもしたかったし それ以上の関係になんてなれるはずがないことは分かっていませんでしたが 妄想を描いてオナニーを繰り返したのは 間違いありません。
兎に角男なんて生き物は 特に十代 二十代の頃には 頭の中の大部分が 女性とのセックスの事だったと思います。私が十代だったのは 五十年位前の事ですが 人間の性欲という もっとも生きていくうえで根本的であるはずの欲望が 現在の若い男性は 減退してしまっているのだとしたら 凄く不思議に思います。今更 現在の若者の気持ちを分かろうとして 分かれるわけがないように思いますし 分かりたいとも思いませんが 若いうちに女性に対する気持ちが 芽生えないというのは 何となく 自分からアクションを起こすことが面倒だし 動いて惨めな思いをするぐらいなら じっとしている方がましだから 消極的な方向に考えてしまうのではないかと 想像します。
可愛らしいアイドルが 芸能界で活躍している状態は 五十年前と同じように思いますから アイドルの需要があるのは やっぱり一般男性の 可愛らしい女の子への興味が 変わらずに存在しているのだと思います。私も 高校の修学旅行の時に 初めて女の子に自分の気持ちを告白して こっぴどく振られてしまいました。数か月は 生きていく目的が見つからず 腑抜け状態になってしまいました。次に女性に告白するまでに 相当の時間がかかりましたから 人生でも辛かったことワーストテンに入る出来事でしたが 今思えば 青春の良い思い出になっています。現在の若者だって 若い同年代の女性を抱きたい という欲望は絶対にあるはずだと思いますから 自分の欲望に もう少し正直に向かい合って 素直にそして愚直に行動したほうが結局は 得したと思える人生が歩めると思います。
現実に 婚姻数も減少しているみたいだし 未婚率も確実に上昇しているようです。でも自分が年老いた時に 苦労を共にしてきた相方が傍にいてくれることの有難味は 凄く大きいと現在実感しております。現在は 自分が若いので そんな寂しさと直面しなくても 生きていけるのかもしれませんが 体も気持ちも ゆう事がきかなくなってきたときに 言葉に出さずとも顔を見合わせただけで分かり合える 人生の相方の存在の有難味を痛感できるのだと思います。寂しい老後を迎えない為にも 女性を求める行動をめんどくさがらず 例え失敗しても 前向きに受け止めて いずれは笑って思い出せるときが来ると信じて 異性へのアプローチを頑張っていただきたい様に思います。

ブログ一覧