6月21日 本日は 夏至 即ち昼間が一番長い日という事です

正反対の日 つまり冬至には ゆず湯に入ったり かぼちゃを食べたり といった全国的に共通する習慣があるようなのですが 夏至の日に全国的に定着しているような風習というのは あまりないのだそうです。大阪では 夏至から半夏生まで タコを食べる習慣があるのだそうですが 別にスーパーでも土用の鰻の日みたいに 大々的にタコを売り出してはいなかったように思います。私自身 普段からタコは酢の物に入っているのを頂くぐらいで お寿司屋さんでもあまり注文しませんから タコを食べるとしたら それこそタコ焼きに入っている小さなかけらを食するぐらいのものかもしれませんから 夏至にタコを食べた記憶は殆どございません。
京都では 夏至の日 というよりも6月30日 夏越祓(なごしのはらえ)をするみそぎの日に 半年間の身の汚れを祓い、来たる半年の清浄を祈念し、京都ではこの日のための和菓子の「水無月」を食べる習慣があります。伝統が未だに重んじられる京都ですから 現在でも その日には 白いウイロウに小豆をのせて 三角形に切ったお菓子を食べておられる京都人は きっと多いのでしょう。私は生まれたのは 福岡県ですが 幼稚園から高校まで大阪で過ごしましたから 本質的には大阪人なのだと思います。普通にしゃべっていても それ程関西弁が出ない とよく言われますし 阪神ファンになろうと努力しましたが どうしてもタイガースを応援する気にはなれませんでしたので 模範的な大阪人とは言えないのかもしれませんが 本人としては 大阪人のつもりです。
なので 基本的に京都は すぐ隣に位置していますし 一つ目の大学が立命館ですから 四年間京都に通いましたので 幾らかは京都に馴染みもありますが 根本的には 京都という土地柄も 京都人のやることなすこと嫌いです。大阪人と京都人は 本当に水と油のように 絶対に分かり合えない 近づけない 互いに近づきたくもない位の犬猿の仲だと思います。ですから 文化や習慣も 相当にかけ離れています。恐らく大阪人に 京都人にとっては恐らく常識であろう「水無月」というお菓子について尋ねても 殆どの人が「知らんわ」と答えると思います。
大阪人なら誰でも 当たり前のように お好み焼きをおかずにご飯を食べますが 京都人は というよりも全国的に お好み焼きと同時にご飯は食べないようです。甘く炊いた御揚げさんをのせたウドンを大阪ではキツネウドンと言います。同じ御揚げさんをソバにのせたらタヌキ(ソバ)と言います。関東では「タヌキソバ」という呼称が一般的なのかもしれませんが 大阪人は あえてソバとは付けずに 「タヌキ頂戴」と 食堂で注文する場合が多いように思います。所が京都のきつねうどんは 御揚げさんが刻んであるので やはり大阪とは別物です。京都には「タヌキウドン」なる食べ物が存在します。餡かけ仕立てになっているので 何時までも熱々で冷めにくいので 人を化かすからなのだそうですが 大阪には そもそも「タヌキウドン」なる食べ物が存在しません。
元旦に食べるお雑煮は 甘い白みそ仕立てを 大阪も京都も食しているのが 不思議に思えるぐらいです。ちなみに 私は両親が福岡出身なので 澄まし汁のお雑煮しか食べたことがございません。かくなるごとく 大阪と京都は 距離的には 非常に近いお隣さん同士なのですが 文化や習慣は かけ離れているみたいであり 互いを親の仇のごとく忌み嫌いあっている関係と言えるのかもしれません。吉本の芸人でも 大阪人と京都人の組み合わせのコンピは これまでも存在しなかったし 恐らくこれからも存在しないであろうと言われています。ちなみに 京都人は「関西の出身ですか」と質問されると 必ず「京都出身です」と答えるのだそうで そんな京都人が 私はどうしても好きになれません。
「水無月」というお菓子から 大阪人と京都人の確執問題 という風に話がいつものように 横道にそれてしまいましたが 昨日までは 昼間が少しずつ長くなっていたのだそうですが 明日からは少しずつ短くなっていくのだそうですが まだ梅雨の最中だし 季節としては蒸し暑いですが 夏という季節を殆ど実感しておりませんがこれから徐々に冬に向かって変化していく というのは不思議に思えます。結局 夏至らしい風習が何だったのか よくわからなかったので ごく当たり前に普通の一日を過ごしてしまいました。

ブログ一覧