6月24日 父の認知症の進行度合いが かなり心配です

昨夜 仕事が終わってホッとしていたら 骨折して入院している父から電話がかかってきました。25日の木曜日退院するので その準備をしてほしい との事でした。普通は 退院のめどが立ったら 退院の準備や迎えの段取りがありますし 治療費と入院費の準備もしなければなりませんから 家族に病院から連絡が入るはずなのに 何の連絡もないので どうしたものかと思って 取り敢えずは父を預けている施設に 本日朝一番で 電話をしてその辺りの状況を 確認しましたら 何と木曜日の退院というのは 父の勝手な妄想によるものだと分かり 愕然としました。
認知症が ある程度進行してくると 喋る口調などにも それらしい普通ではない 気配が漂うのが一般的だと思いますが 私の父の場合 自分の意見を発言するときには 常に自信たっぷりで はっきりと断言するので うっかり家族である私が 信用してしまうのです。数日前にも 実家にあるはずの重要なもの 例えば実印と印鑑証明のカードや 銀行の通帳 保険の証券などを 私が預かって 管理するために 父を実家に連れて行きました。それまでは その類の重要なもののありかは 実家に帰れば 直ぐに思い出す と自信たっぷりに断言しておりましたが 実際に実家に連れ帰って それらの書類を探しましたが 殆ど見つかりませんでした。父は自分ではしっかりしているつもりなのかもしれませんが 現実には 殆どなんの管理能力もなくなっているのです。
困ったことには 父自身が 自分が相当にボケてしまっている という事を全く自覚していないので 何でも自分でやりたがるのですが そんなボケてしまった父では やることなすこと 的外れのポイント外れ 時期遅れで 結局は私が尻拭いをしなければなりません。実の父親のすることですから まあ致し方のないことだと思って 黙って後始末をしておりますが そんなことが続くと 父は自分が物事をきちんと処理する能力がすでに失われていることを なかなか自覚してくれないのが 正直腹立たしいし 困っている所です。
私は このブログで何度も書いておりますが 糖尿病と不整脈という心臓病 という二つの厄介な不治の病を抱えておりますので 平均寿命の80歳まで とても生きられないと思っております。父は93歳まで 何とか頑張って生きておりますので それはそれで立派なことだとは思いますが あまり周囲に迷惑をかけるだけの存在として 長生きするのは 如何なものかと思ってしまいます。実の父の事ですから 早く寿命を迎えてほしいなどとは さすがに思いませんが若いころから 言いたい放題 やりたい放題の人生を送ってきましたから ストレスなど一切感じないで 生活していたから ここまで長生きできたのかもしれませんが せめて人生の散り際位は 人から惜しまれるような形で最期を迎えてほしいと考えます。
私は 最近物忘れや うっかりした行動が 増えてきていることを自覚しておりますし 奥様からの呼称も「ボケ爺さん」が定着しておりますから 父親がこの年齢で ボケていること自体は 仕方がないことだし 恥ずかしいことだとも思いませんが 相も変わらず言いたい放題 やりたい放題の人生を貫こうとしているようで 困ってしまいます。父の知り合いや友人たちは他人様ですから 相応に距離を取って 付き合ってくれているのかもしれませんが はっきり言って 親戚関係の評判は 最悪であることが 息子の私にさえ伝わってきております。勿論 私だって人に褒められるような生き方は 全くできておりませんが 一応最低限度の礼儀と節度はわきまえて行動しているつもりです。父も亡くなった時に 幾らかでもいい所があったと 思い出せるように 今後の行動を幾らかなりとも改めてくれることを期待しますが まあ難しいのだと思います。

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