6月24日 英国のEU脱退について思う事

私は ひょっとしたら生涯一度も海外に出かけないのかもしれません。もうすぐ60歳になるのに未だパスポートを持ったことがありません。ですから外国の細かい事情には殆ど興味がありませんし 必然的に知識も全然ありません。そんな無知な私でも見当がつくのは 英国の通貨であるポンドが 脱退により信用を失うために恐らくはその価値が低下するであろうと言う事です。

すると相対的には日本の円の価値が高まりますから 諸悪の根源であるアベノミクスを 辛うじて成果が上がっているように見せかけていた 円安の意味合いが減少することになりますから 円安の恩恵で多少は潤っていた輸出系の産業がダメージを受けるだろうと思います。海外ニュースによると EUからの脱退は オランダや北欧の国々に飛び火しとうな勢いなのだそうです。ヨーロッパへの輸出でのダメージが広がれば 尚更 アベノミクスの化けの皮がはがれてしまうので 私は内心英国の離脱を歓迎したい気持ちもあります。

七月の参院選挙で 自民党が少しでも議席を減らしてくれれば アベチャンのやりたい放題が多少とも少なくなるのではないかと期待しています。とはいうものの せっかく景気が多少なりとも上向こうかとしているような雰囲気もありましたから またここから下降線をたどってしまうのは日本人としては残念な事に思います。アベチャンがテレビの討論会で発言していましたが「アベノミクスの成果はいまだ道半ばである」などとふざけていました。

私はこのブログで何度も何度も書いていますが アベノミクス と言う経済政策で 実質的に起こった変化は 円の価値が下がって 円安になってしまった と言う事だけなのだと思います。ですから その恩恵を受けたのは一部の輸出産業だけであり その好景気の部分が課題に報道されて あたかも日本の産業全体が勢いを取り戻したかのような雰囲気を醸し出しているだけなのではないでしょうか。

アベノミクスと言う経済政策が始まってから 私の身の回りで起こった変化と言えば 例えばこれまで払わなくてもよかった税金がもっともらしい理由をつけて 取り立てられることになってしまいました。年金や健康保険の支払額が少しずつですが確実に上昇しています。父親が受け取る年金額は目に見えて減少しています。ペットホテルをやっていますから 飼い主さんの微妙な懐具合がなんとなく見当がつくのですが 景気が良かった頃は旅行に出かけられる期間 即ちペットホテルでお預かりする機関が そこそこ長かった方々が やはり景気の悪さを反映して ここ数年は少し旅行の日程が短めになっているみたいです。アベノミクスを信じてついていけば必ず庶民の生活まで潤います 等と言うアベチャンの大嘘が個々でも明らかになっているように思います。

アベチャンが大嘘つきであることは 消費税の増税を誰も納得できないような理由で また先延ばしした事でも明らかです。野党はもっと大嘘つきであるアベチャンを攻撃すべきだと思います。まあ増税を延期しなければしなかったで 今度は増税することを攻撃のターゲットにするのが 野党らしいやり方かもしれませんが。

事前の予想では英国はEUに残留するであろうと予想されていたように思いますが 浮動票であった若者層がはっきりと「ノー」と意思表示したみたいで このことが英国にとって良かったのか悪かったのかは全然見当がつきませんが 取り敢えずは大きな一歩を踏み出した点では評価できるように思います。欅坂のデビュー曲である「サイレントマジョリティー」と言う曲がヒットしたのも そのメッセージである若者が傍観して黙っているのではなくてはっきりと「ノー」と意思表示をしようと言うメッセージがあったからだと思います。

今度の選挙からは 十八歳から選挙権が与えられますから 若者がこぞって選挙に参加して 現政権にはっきりと「ノー」と言う意思表示をしてくれれば それなりに面白い選挙結果が出てくれるのかもしれません。私も初めての選挙の時は 興味津々でいそいそと出かけて行ったことを覚えています。まあこんなブログを読んで頂いている方には お若い方は程んどいらっしゃらないとは思いますが 選挙は自分の気持ちを政治に対して表現する大切な機会ですから 決して棄権などしないで 自分の信頼できそうな人物を見付けて投票してください。心からお願いします。

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